松戸車両センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
我孫子派出所から転送)
移動先: 案内検索

テンプレート:車両基地

ファイル:Matsudo-nyusen-01.jpg
松戸車両センターから松戸駅へ向かう203系

松戸車両センター(まつどしゃりょうセンター)は、千葉県松戸市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)東京支社車両基地である。

常磐線松戸駅付近に位置する。また、我孫子駅 - 天王台駅間に松戸車両センター我孫子派出所を有する。

常磐快速線常磐緩行線ダイヤ編成が完全に分離されており、双方を行き来する営業列車は存在しないが、当車両センターおよび松戸駅付近では線路が接続されており、緩行線用の編成が東京総合車両センター検査入場する際は当車両センターから松戸駅を経由して快速線を走行する。

配置車両の車体に記される略号

東マト」…東京支社を意味する「東」と、松戸を意味する「マト」から構成される。国鉄時代は「北マト」で、東京北鉄道管理局を意味する「北」と、松戸を意味する「マト」から構成されていた。

歴史

松戸車両センター我孫子派出所

ファイル:JREast Matsudo center Abiko2013.jpg
松戸車両センター我孫子派出所(2013年12月)

1971年2月、常磐線複々線化に伴い増備された車両を収容するため、我孫子電留線(のちに松戸電車区我孫子派出所)として開設された。 電留線の工事は1968年9月に工事計画書が認可されると、直ちに用地買収を開始し同年12月に路盤工事から着手したが、当地は妻子原遺跡があったため、1969年2月から6月まで埋蔵文化財の発掘調査が行われた[1]。 用地内には旧水戸街道の第5浜街道踏切と市道の利根山踏切が存在していたが、1970年4月30日に踏切を廃止し、それぞれ船橋我孫子線架道橋、利根山架道橋として立体交差化された[2]。 1970年9月に下り本線を車両センターの北側を通る線路に切替え、1971年2月4日に収容100両分の一部使用を開始した。残工事を行い、同年4月20日に車両収容270両、検修線:4線40両分、洗浄線:1線10両分、機械洗浄台:1基の規模で使用を開始した[3]

1987年、快速電車15両化と緩行電車の車両数増加に対応するため、有効長延伸するとともに不足する電留線を増設などの改良を行った[4]

2013年現在、敷地面積9万6000平方メートル、線路長8,117mの規模で線路の並ぶ西側は留置線で16線ある。作業用デッキを備える東側部分が洗浄線で、天王台駅方の東端部に車両洗浄装置を備えている[5]

配置車両

2014年4月1日時点の配置車両は下記の通りである[6]。なお、すべて電車である。 テンプレート:Notice

電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
465両 0両 0両 0両 0両 465両
  • E231系電車0番台
    • 編成番号101 - 117の0番台10両編成17本(基本編成・170両)、121 - 139の0番台5両編成19本(付属編成・95両)の計265両が配置されており、常磐快速線(上野駅 - 取手駅間)・成田線(我孫子駅 - 成田駅間)で運用される。
  • E233系電車2000番台
  • 209系電車1000番台
    • 編成番号81・82の1000番台10両編成2本(20両)が配置されており、常磐緩行線・東京メトロ千代田線(取手駅 - 綾瀬駅 - 代々木上原駅間)でE233系2000番台と共通運用される。

過去の配置車両

  • 103系
    • 定期営業運転から離脱する直前の段階で、基本編成の10両編成1本(マト7編成)、付属編成の5両編成2本(マト22・31編成)が配置され、常磐快速線(上野駅 - 取手駅間)、成田線(我孫子駅 - 成田駅間)で運用されていた。いずれも2006年3月17日をもって定期営業運転を離脱した。その後しばらく留置され、同年4月8日さよなら運転4月9日の車両展示会を最後に営業運転を終了した。なお、さよなら運転に使用されたのは第7編成だった。2006年5月9日に第22編成のクモハ103-147が大宮総合車両センターへ回送、5月17日に第7編成が、5月25日にはクモハ103-147以外の第22編成と31編成がそれぞれ長野総合車両センターへ廃車回送された。なお、第22編成と31編成が5月24日尾久車両センターに回送された際には、先頭車の前面に特製の編成札が取り付けられた。これを最後に首都圏から103系が消滅した。
    • また、かつては他に緩行線用として1000番台も在籍していた(運用範囲は現行の緩行線車両と同一)。203系への置き換え後は快速線に転用されたものと、西日本地区(広島・奈良・和歌山地区に転出し、105系として改造されたものがある。残留した分は全て廃車となったが、転出した分の多くは現在でも運用されている。
  • 401系
    • 量産先行試作車の4両編成2本が、取手 - 勝田間の電化工事完成まで暫定的に配置されていた。落成当初はまだ勝田電車区は存在せず、取手以北の電化工事も完成していなかったため、最初の試運転は、当区を拠点として東北本線宇都宮駅 - 郡山駅間で実施された。
  • 207系
    • 編成番号71の900番台10両1本が配置され、常磐緩行線・東京メトロ千代田線(取手駅 - 綾瀬駅 - 代々木上原駅間)で運用された。2009年にE233系2000番台に置き換えられ、2009年12月5日にさよなら運転を実施、2010年1月5日に長野総合車両センターへ回送された。
  • 203系
    • 編成番号51 - 58の0番台10両8本(80両)、61 - 69の100番台10両9本(90両)、計10両17本(170両)が配置され、常磐緩行線・東京メトロ千代田線(取手駅 - 綾瀬駅 - 代々木上原駅間)で運用された。2010年から2011年にかけてE233系2000番台に置き換えられ、2011年度までに全車が廃車となった。
  • クモヤ143形電車
    • 構内入換および東京総合車両センター入場時の牽引車として使用されていた。

配置車両数

テンプレート:節stub

  • 車両数は各年の4月1日時点による。4月以降の配置変更は翌年の項に反映。
旧形 72系 103系 203系 207系 209系 E231系 E233系 事業用ほか 合計 備考
1967 --- 12月13日 - 103系を配置
1968 2 156 110 --- --- --- --- --- 2 270
1969 2 144 110 --- --- --- --- --- 2 258
1970 --- 161 110 --- --- --- --- --- 2 273
1971 --- 116 284 --- --- --- --- --- 2 402 4月20日 - 複々線化、103系1000番台運転開始
1972 --- 33 288 --- --- --- --- --- 3 324
1973 --- 12 318 --- --- --- --- --- 3 333 10月1日 - 成田線電化による103系直通運転開始
1974 --- 11 328 --- --- --- --- --- 3 342
1975 --- 5 328 --- --- --- --- --- 3 336
1976 --- --- 328 --- --- --- --- --- 3 331
1977 --- --- 328 --- --- --- --- --- 3 331
1978 --- --- 338 --- --- --- --- --- 3 341
1979 --- --- 338 --- --- --- --- --- 3 341
1980 --- --- 338 --- --- --- --- --- 3 341
1981 --- --- 338 --- --- --- --- --- 3 341
1982 --- --- 338 --- --- --- --- --- 3 341 8月27日 - 203系先行車配置
1983 --- --- 338 10 --- --- --- --- 3 351
1984 --- --- 347 80 --- --- --- --- 3 430
1985 --- --- 251 110 --- --- --- --- 3 364
1986 --- --- 220 170 --- --- --- --- 2 392 12月29日 - 207系900番台運転開始
1987 --- --- 190 170 10 --- --- --- 2 372 4月1日 - JR東日本に継承。12月1日 - 快速15両運転実施
1988 --- --- 250 170 10 --- --- --- 2 432
1989 --- --- 276 170 10 --- --- --- 2 458
1990 --- --- 265 170 10 --- --- --- 2 447
1991 --- --- 269 170 10 --- --- --- 2 451
1992 --- --- 249 170 10 --- --- --- 2 431
1993 --- --- 266 170 10 --- --- --- 2 448
1994 --- --- 274 170 10 --- --- --- 2 456
1995 --- --- 288 170 10 --- --- --- 2 470
1996 --- --- 292 170 10 --- --- --- 2 474
1997 --- --- 293 170 10 --- --- --- 2 475
1998 --- --- 293 170 10 --- --- --- 2 475
1999 --- --- 289 170 10 --- --- --- 2 471 緩行線の列車増発を目的として209系1000番台を配置
2000 --- --- 291 170 10 20 --- --- 2 493
2001 --- --- 289 170 10 20 --- --- 2 491
2002 --- --- 289 170 10 20 50 --- 2 541
2003 --- --- 129 170 10 20 185 --- 2 516
2004 --- --- 29 170 10 20 265 --- 2 496
2005 --- --- 24 170 10 20 265 --- 2 491
2006 --- --- 24 170 10 20 265 --- 2 491
2007 --- --- --- 170 10 20 265 --- 2 467
2008 --- --- --- 170 10 20 265 --- 2 467
2009 --- --- --- 170 10 20 265 --- 1 466
2010 --- --- --- 170 --- 20 265 10 1 466
2011 --- --- --- 90 --- 20 265 110 1 486
2012 --- --- --- --- --- 20 265 180 0 465
2013 --- --- --- --- --- 20 265 180 0 465
旧形 72系 103系 203系 207系 209系 E231系 E233系 事業用ほか 合計 備考

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:東日本旅客鉄道東京支社

  1. 下津谷達男・古宮隆信他、『中馬場遺跡・妻子原遺跡』、日本国有鉄道常磐線複々線工事関係遺跡調査団、1972年3月30日
  2. 広報あびこ、昭和45年4月16日
  3. 国鉄東京第三工事局「常磐線我孫子電留線の施工」、『鉄道土木』、日本鉄道施設協会、1971年5月
  4. 嶋田史雄・山本昭他、「常磐線快速電車15両運転設備等計画について」、『東工/日本国有鉄道第一東京工事局編』第36巻第2号、1986年3月発行
  5. 「松戸車両センター我孫子派出所」、『週刊JR全駅全車両基地42』、朝日新聞社、2013年5月30日
  6. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「railfan201407」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません