東日本旅客鉄道東京支社

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東日本旅客鉄道東京支社(ひがしにほんりょかくてつどうとうきょうししゃ)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)の支社の一つ。

支社所在地

東京都北区東田端2-20-68

歴史

  • 1950年昭和25年)8月1日 - 東京鉄道局新橋管理部・上野管理部・八王子管理部、名古屋鉄道局甲府管理部を統合し、東京鉄道管理局発足。
  • 1968年(昭和43年)3月1日 - 中央線関係箇所を統括する八王子管理所を設置。
  • 1969年(昭和44年)3月1日 - 東京鉄道管理局を分割。東北線関係は東京北鉄道管理局、中央線関係は東京西鉄道管理局、東海道線関係は東京南鉄道管理局に移管(俗に言う東京3局)。同時に3局間の調整機関として本社直轄の首都圏本部を設置。高崎鉄道管理局より東北本線東大宮駅 - 白河駅間、日光線烏山線を東京北鉄道管理局へ移管。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道 東京圏営業本部(首都圏本部営業部が主体)、東京圏運行本部(首都圏本部運転部が主体)発足。
  • 1988年(昭和63年)4月1日 - 東京圏運行本部の直下組織であった高崎運行部(旧・高崎鉄道管理局)を高崎支社に、水戸運行部(旧・水戸鉄道管理局)を水戸支社に、千葉運行部(旧・千葉鉄道管理局)を千葉支社に分離。
  • 1990年平成2年)
    • 3月10日 - 京葉線が東京駅へ乗り入れ。
    • 9月1日 - 東京圏営業本部と東京圏運行本部を統合し、東日本旅客鉄道 東京地域本社発足。
  • 1991年(平成3年)6月20日 - 東北・上越新幹線が東京駅へ乗り入れ。
  • 1996年(平成8年)10月1日 - 東海道本線川崎駅以西を横浜支社として分離。
  • 1998年(平成10年)
    • 4月1日 - 中央本線吉祥寺駅以西を八王子支社として分離。
    • 10月1日 - 東日本旅客鉄道 東京支社に改称。
  • 2001年(平成13年)4月1日 - 東北本線川口駅京浜東北線)・戸田公園駅埼京線)以北及び武蔵野線三郷駅以西を大宮支社として分離。同時に白坂駅以北は仙台支社に移管。

管轄路線

東京都区部内の路線のほか、常磐線については千葉県茨城県内も含めた直流電化区間全体を管轄している。

路線

支社境界はいずれも閉塞区間上にあるため、境界線の内側の停車場信号場など)を記載している。なお、●印が付いた路線は他線接続駅しか管理区間内に入っていない路線である。

路線名 区間 備考
東北新幹線 東京駅 - 上野駅 全区間に渡り山形秋田上越長野の各新幹線も走行
東海道本線 東京駅 - 品川駅 - 蒲田駅[1]
品川駅 - 西大井駅[2]品鶴線
浜松町駅 - 東京貨物ターミナル駅東海道貨物線
運転系統上は以下の通り
 「東海道線」 : 東京駅 - 品川駅
 「宇都宮線(東北線)」 : 上野駅 - (日暮里駅) - 尾久駅 - 赤羽駅
 「京浜東北線」 : 赤羽駅 - 田端駅 - 東京駅 - 品川駅 - 蒲田駅
 「山手線」 : 東京駅 - 品川駅 - 大崎駅 - 池袋駅 - 田端駅 - 東京駅
 「横須賀線」 : 東京駅 - 品川駅 - 西大井駅
 「埼京線」 : 大崎駅 - 池袋駅 - 十条駅 - 赤羽駅 - 浮間舟渡駅
東海道貨物線区間は定期旅客列車の運行なし[3]
東北本線 東京駅 - 上野駅 - 日暮里駅 - 田端駅 - 赤羽駅[4]
日暮里駅 - 尾久駅 - 赤羽駅(東北本線列車線)
赤羽駅 - 浮間舟渡駅[5](「埼京線」の一部)
赤羽線 池袋駅 - 十条駅 - 赤羽駅(全線。「埼京線」の一部)
山手線 品川駅 - 大崎駅 - 池袋駅 - 田端駅(全線)
中央本線 神田駅 - 御茶ノ水駅 - 代々木駅
新宿駅 - 西荻窪駅[6]
運転系統上は以下の通り
 「中央線快速」 : (東京駅 - )神田駅 - 御茶ノ水駅 - (代々木駅) - 新宿駅 - 西荻窪駅
 「総武快速線」 : 東京駅 - 馬喰町駅
 「中央・総武線各駅停車」 : 秋葉原駅 - 御茶ノ水駅 - 代々木駅 - 新宿駅 - 西荻窪駅
総武本線[7] 東京駅 - 馬喰町駅[8]
秋葉原駅[9] - 御茶ノ水駅
●(新金線金町駅付近[10]
常磐線 日暮里駅 - 綾瀬駅[11] - 取手駅[12]
三河島駅 - 隅田川駅 - 南千住駅(隅田川貨物線)
三河島駅 - 田端駅(田端貨物線)
運転系統上は以下の通り
 「常磐快速線」 : (上野駅 - )日暮里駅 - 取手駅
 「常磐緩行線」 : 綾瀬駅 - 取手駅
京葉線 東京駅 - 越中島駅[13]  
武蔵野線 南流山駅[14] - 新松戸駅[15]
南流山駅 - 北小金駅(北小金支線)
南流山駅 - 馬橋駅(馬橋支線)
北小金支線と馬橋支線は定期旅客列車の運行なし
成田線 (我孫子支線)我孫子駅付近[16]  

なお、日本国有鉄道(国鉄)時代の管轄は次のとおりであった。

  • 東京南鉄道管理局
    • 東海道本線(現・東京支社管内全線)
    • 東北本線(東京駅 - 神田駅
    • 山手線(品川駅 - 大崎駅
    • 総武本線(東京駅 - 馬喰町駅)
  • 東京北鉄道管理局
    • 東北本線(神田駅 - 白河駅、ただし神田駅構内は除く)
    • 総武本線(御茶ノ水駅 - 秋葉原駅、ただし御茶ノ水駅構内は除く)
    • 山手線(池袋駅 - 田端駅
    • 赤羽線(全線)
    • 埼京線(全線)
    • 川越線(全線、ただし高麗川駅構内は除く)
    • 武蔵野線(北朝霞駅 - 新松戸駅)
    • 日光線(全線)
    • 烏山線(全線)
    • 常磐線(現・東京支社管内全線)
  • 東京西鉄道管理局
    • 中央本線(神田駅以西の東京支社管内全線、ただし神田駅構内は除く)
    • 山手線(大崎駅 - 池袋駅、ただし両駅構内は除く)

車両基地

乗務員区所

運転士

車掌

運転士・車掌

施設関係区所

保線技術センター

  • 東京新幹線保線技術センター
  • 上野保線技術センター
    • 上野派出
  • 新橋保線技術センター
  • 品川保線技術センター
  • 新宿保線技術センター
  • 金町保線技術センター
  • 我孫子保線技術センター

信号技術センター

  • 東京信号技術センター
  • 品川信号技術センター

その他の区所

  • 東京新幹線信号通信技術センター
  • 東京レールセンター
  • 東京土木技術センター
  • 新宿建築技術センター
  • 東京省力化軌道工事区
  • 東京電車線技術センター
  • 品川変電技術センター
  • 東京変電技術センター
  • 東京配電技術センター
  • 東京通信技術センター
  • 山手電力工事区

地区指導センター

  • 東京地区指導センター
  • 新宿地区指導センター
  • 池袋地区指導センター
  • 上野地区指導センター
  • 品川地区指導センター
  • 松戸地区指導センター

東京鉄道少年団事務局

東京鉄道少年団事務局所在地(営業部サービス課内)

その他

  • JR東日本支社のうち、東京支社長は常務取締役である(仙台支社長は取締役、他の支社長は執行役員)。
  • 支社内を「○○地区」とエリアごとに分けている。これは支社内を「地区駅」と呼ばれる駅ごとに分けたもので、常磐線エリア(三河島 - 取手間)は「松戸地区」である(日暮里は「上野地区」)。
  • 上記の松戸地区には、東京支社松戸地区公認ゆるキャラの「まつなしくん」(松戸市の特産であるのキャラクター)がいる[17]

脚注

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関連項目

テンプレート:JR東日本支社 テンプレート:東日本旅客鉄道東京支社

  1. 川崎駅との間で都県境を跨ぐ東海道本線六郷川橋梁の東京側堤防上に、横浜支社との境界がある。
  2. 武蔵小杉駅との間で都県境を跨ぐ品鶴線多摩川橋梁の横浜側堤防上に、横浜支社との境界がある。
  3. 現在は浜松町駅への貨物列車の乗り入れもないため、事実上東京貨物ターミナル駅のみの飛び地区間となっている。
  4. 川口駅との間の荒川の橋梁の埼玉側の堤防上(東京起点15.1km地点)に大宮支社との境界がある。
  5. 戸田公園駅との間の荒川を跨ぐ付近(東京起点17.7km地点)に大宮支社との境界がある。
  6. 吉祥寺駅との間の杉並区武蔵野市の市区境付近に八王子支社との境界がある。
  7. このほか、越中島支線越中島貨物駅は登記上千葉支社管内に含まれるが、施設の一部(東京レールセンターなど)は東京支社所管である。
  8. 錦糸町駅との間の、東京方の地下区間(総武トンネル)の入口の手前に千葉支社との境界がある。
  9. 浅草橋駅との間の、御茶ノ水起点1.5km地点に千葉支社との境界がある。
  10. 新小岩信号場駅起点6kmポストから金町駅寄りの600mのみ東京支社管内で、残りの区間は千葉支社管内。
  11. 綾瀬駅構内は東京地下鉄(東京メトロ)の管轄であるが、共同使用駅の扱いとしてJR東日本東京支社管内の駅としても計上される。
  12. 藤代駅との間の、藤代高等学校南西付近(日暮里起点39.9km地点)に水戸支社との境界がある。
  13. 潮見駅との間の、地下区間(新東京トンネル)から地上に出る手前付近に千葉支社との境界がある。
  14. 三郷駅との間の江戸川の鉄橋の埼玉側堤防上に大宮支社との境界がある。
  15. 新八柱駅との間の金谷寺付近(新鶴見信号場起点83.7km地点)に千葉支社との境界がある。
  16. 常磐線天王台駅南方付近(佐倉起点43.0km地点)まで東京支社管内。残りは千葉支社管内。
  17. テンプレート:Cite web