HBCファイターズナイター
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(HBCスーパーベースボール ファイターズナイターから転送)
テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 ラジオ番組 『HBCファイターズナイター』とは、北海道放送(HBCラジオ)が放送しているプロ野球ナイトゲーム中継番組の名称である。本項では、土曜日に放送される「HBCサタデーファイターズ」と日曜日に放送される「HBCサンデーファイターズ」についても述べる。
目次
概要
- 2003年までは琉球放送同様にJRN全国中継のフルネットを行っていた(札幌市円山球場などで開かれた読売ジャイアンツの北海道シリーズもHBC技術協力TBSラジオ制作で放送)が、2004年からはフランチャイズを東京都から北海道に移転した北海道日本ハムファイターズ(以下日本ハム)の試合を中心に放送している。
地元球団に特化して独自色を強めたことが支持され、かつ競合相手であるSTVラジオがファイターズ中継への対応が遅れた(STVラジオの本格着手は2006年から、2009年から規模を縮小)事から、2006年以降の札幌地区ラジオ共同聴取率調査で同時間帯トップとなっている。 - 2006年までは平日(祝日含む)のデーゲームや一部のビジターゲームが放送されなかったが、2007年からは平日(月曜日 - 金曜日)のデーゲームも中継。中継日は『カーナビラジオ午後一番!』を短縮するなど通常の番組を時間変更または休止し、「HBCラジオ・ファイターズ中継スペシャル」として放送する。例年、140試合以上の放送を実施しているが、放送権の問題(後述)があるため全試合放送できた例は一度もない。なお、ビジターでの横浜戦・ロッテ戦・オリックス戦は、それぞれ予備カードからの昇格でない限り、地元の在京・在阪ラジオ局では原則として放送しないため、事実上の独占中継となる場合がある。
- 自社制作(他社制作依頼のものも一部含む)分の実況は「ファイターズ熱烈応援実況」を謳い、ファイターズ重視での実況となる。この場合は5回裏終了時に、実況席とHBC本社ラジオ第3スタジオで待機している斉藤こずゑとのクロストークが入り、聴取者からのメールやFAXを紹介する(土曜日と日曜日は『Bravo!ファイターズR』担当アナウンサーとのクロストークになる)[1]。
- 交流戦期間中は大半のビジターゲームを、解説者も含めた現地乗り込みによる完全自社制作で放送することが多い。特に「巨人×日本ハム」はTBSの中継有無に関係なく、完全自社制作する傾向にある。2010年は放送不可能である対ヤクルト戦を除いた10試合のうち、ABC制作となった「阪神×日本ハム」を除いた8試合の自社制作を予定していた(ただし自社制作での放送実績は7試合[2])。
- 2011年は、交流戦期間中は11試合中5試合(対巨人戦・対阪神戦と、STVが放送しない対ヤクルト戦1試合)の自社制作にとどまったが、それまで6月に設定されていた聴取率調査期間が8月にシフトしたことと、同月にTBS側がバレーボール・ワールドグランプリなど多数のスポーツイベントを抱えている事情を鑑み、8月中の関東地区ビジターゲーム9試合を自社制作した(中にはHBC制作分がJRN雨天予備カードとなった試合もあった)。
- 日本ハムが得点を挙げるとBGMが流れる。ホームラン用のBGMと通常得点時用BGMの2種類がある。他社制作による中立実況の場合でも、BGMは強制挿入している。2009年以降は全国ネットのJRN中継時は道内向けのみBGMを挿入し、JRNネット向けには実況音声のみとなる。ただし、JRNニュースやTBS(HBC)テレビ「サンデーモーニング」などへの素材音声として使用される際、BGMがそのまま流れる場合もある。
- 日本シリーズ、クライマックスシリーズは基本的に日本ハムが出場する場合のみ放送[3]しており、移転前もカード次第では放送する場合としない場合があった(STVは日本シリーズについてはデイゲームにならない限り日本ハムの出場可否問わず放送)。全試合自社制作で中継し、日本シリーズにおける札幌ドームでの試合はJRN向けの裏送りとの二重制作を実施する。
- イースタン・リーグのファイターズ戦も、年1回程度実況中継している(主として、一軍がヤクルト主催試合となった日に実施される)。
- オープニングのタイトルコールと中継カードの案内は、前の番組のアナウンサーが読むことが多い。
ネットワーク
HBCラジオはJRNとNRNのクロスネット局であるが、北海道におけるNRNのナイター中継は原則としてSTVラジオが放送しており、プロ野球中継に限りJRNのシングルネットとして扱われている。
制作担当局
地域(球団)/曜日 | 月 | 火・水・木 | 金 | 土日 | |
---|---|---|---|---|---|
夜 | 昼 | ||||
基本系列 | JRN | ||||
北海道(日) | HBC | ||||
宮城(楽) | TBC | ||||
関東(西・ロ・巨・横・ヤ[* 1]) | TBS[* 2] | ||||
東海(中) | CBC | ||||
近畿(オ・神) | MBS | ABC | MBS | ABC | |
広島(広) | RCC | ||||
福岡(ソ) | RKB |
- 西武・ロッテ・巨人・DeNA・ヤクルト戦
- TBSラジオ、ニッポン放送(LF、ヤクルト主催試合等一部のカードに限る)
- 日本ハム主催の場合、巨人戦はTBSをはじめJRN全国ネットで放送される(2010年以降は平日開催時のみ)が、西武・ロッテ・DeNA・ヤクルト戦はTBSで放送されることは滅多にないため、事実上HBCの単独放送になることが多い。
- 東京ドームでの日本ハム戦はホーム・ビジターを問わず原則としてTBS制作(TBSアナウンサーの実況、ベンチレポートと専属解説者)による実況となる。ただしHBCが聴取率調査期間の時はHBCアナウンサーとHBC解説者による自社制作の時もある(特に巨人戦)。
- ヤクルトの主催試合はLF(平日)・文化放送(QR、土・日曜)制作・NRN系独占ネットとなっている関係でSTVラジオが放送(前述)することとなっており、原則としてHBCラジオでは放送できない。「ファイターズ戦全試合中継」を目指すHBCにとってはこれが唯一の障害となっている。テンプレート:Main
- ただし、STVが自社制作やLF・QRからのネット放送をしない場合に限り、HBCがNRN加盟局として中継することが可能である。これまでの実績は以下の通り(いずれもHBCが実況アナ・解説者を派遣し、LF技術協力により自社制作。速報チャイムはJRNのものを使用)。
- 2006年-ナイター2試合(STVが編成上の理由から放送せず、NRN全国中継の巨人戦をネット受けしたため)
- 2007年-デーゲーム1試合(土曜日のデーゲームでSTVが看板番組の『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』を優先したため)
- 2011年-デーゲーム1試合(2007年と同じ理由)
- 2013年-デーゲーム1試合(2007年と同じ理由)
- 西武・ロッテの主催試合はTBS制作の日本ハム応援実況の裏送りを受ける。DeNA戦を自社制作しない場合も同様の対応となる。
- 一方、DeNA主催試合がHBCの自社制作(TBS技術協力)となった場合は、相模原市立相模原球場での開催時(2009・2010年に実績あり)に限り、地元のコミュニティ放送局・エフエムさがみに同時ネットする。
- 土・日曜のJRN全国中継が廃止された2010年からは、土・日曜に道内で行われる日本ハム主催ナイターにLF及び大阪の毎日放送(MBS)が両局(LF-MBSライン)向けの予備待機スタッフを派遣せず、STVも要員の都合でLF-MBSライン向けの予備待機を行わない場合、HBCがNRN加盟社として自局の中継をLF-MBSライン向け予備カード兼用とする場合がある他、在阪球団のカードがデーゲームまたは非開催で、かつLFがナイター中継を実施しない場合はJRN加盟社としてMBSがネット受けすることがある(後述)。また、同ラインの本番カードが日本ハム主催で、LFが乗り込みの自社制作となった時に、技術協力がHBCになる場合がある。
- 札幌に本拠地を移転した後に日本ハムが出場した日本シリーズのうち、2006年、2009年、2012年はTBSが全試合自社制作したが、2007年は自社制作を見送り、解説者派遣の上でネット受けを行った。この関係でHBC主幹となった第1戦、第2戦はJRN裏送り分がHBC解説者とTBS解説者によるダブル解説となった。
- 楽天戦
- 東北放送(TBC)
- 主催球団に関係なくTBCがJRNラインを取る火・土・日曜は相互ネットを組む。ただし、STVがデーゲームを基本的に中継していないため、該当カードがデーゲームの場合はそれ以外の曜日でも原則相互ネットを組む。
- 楽天主催の場合、TBCがJRNラインを取る火・土・日曜のナイターならびに全曜日のデーゲームはTBCの中立実況をネット受けする(この場合、STVがビジターゲームの裏送り中継を一部カードを除いて原則行わないので、NRN全国中継の本番カードとならない限りHBCの独占中継となる)。一方NRNラインを取る月、水~金曜のナイターについてはTBCの裏送りを受けるか、TBC技術協力でHBCが自社制作の応援放送を行う。
- 中立実況による相互ネットとなる日曜デーゲームであっても、当日に中央競馬のG1レースが開催される場合には、TBCは競馬の中継を優先するため、15時台に限りHBC単独の応援実況に切り替わる(楽天主催の場合はその間のみ裏送り。展開によっては裏送りのまま中継が終わることもある)。
- オリックス・阪神戦
- 毎日放送(MBS、月・金曜日全て、土・日曜日ナイター)
- 朝日放送(ABC、火~木曜日全て、土・日曜日デーゲーム)
- 2009年までは月・金曜がMBS、それ以外がABCの担当であったが、2010年から土・日曜のJRNナイターが原則廃止され、ABCがNRNナイター担当局となったために上記の体制となった。土・日曜のデーゲームについては引き続きABCとネットを結ぶが、オリックス主催の場合はABCが文化放送(QR)及びNRNの報道素材として配信するため、実質ABC-(QR-)HBCの変則ネット状態となる他、ABCの機材の都合でNRNの速報チャイムが使われたことがある。また土・日曜のMBS制作オリックス主催ナイターについてはニッポン放送ショウアップナイターが予備カードとする場合があるため、MBS-LF-HBCの変則ネットとなることも想定されている。2013年は5月19日の日本ハム対巨人(札幌ドーム)は、LFは乗り込みの自社制作。MBSは当初HBCからのネット受けを予定していたが、LFからのネット受けに変更された。また、6月2日の日本ハム対DeNA(旭川)はHBC-MBSの2局ネットでの放送。(LFはナイター番組以外を放送)
- 対オリックス戦については、上記担当局でオリックス戦が中継されることは少ないので、日本ハム主催は単独放送、オリックス主催は上記担当局制作で応援実況の裏送りを受ける。ただし、上記担当局においてオリックス戦が放送される場合は上記曜日に合わせてその放送分をそのままネット受けする。
- 対阪神戦については、日本ハム主催の場合は交流戦開始以来両局とも乗り込みの自社制作を行っており(HBCは曜日に合わせて両局の技術協力を行っている)、HBC単独での放送がほとんどである。ただし、2010年と2012年はいずれもMBSが競馬中継を優先して日曜デーゲームを放送しない関係で乗り込み自社制作を見送り、土曜の試合のみHBCの中継をMBSへネットした(2010年はデーゲーム、2012年はナイター)。なお、ABCは例年通り乗り込み自社制作を行ったため、STVが技術協力を行った[4]。一方阪神主催の場合はMBS、ABCとも地元向けの放送が阪神中心のため、両局が自社向けとHBC向けの二重制作を行うか、両局いずれかの技術協力による自社制作で対応(2011年以降)のいずれかとなる。
- 2006年の阪神主催の月曜ナイターでは本来は月曜にJRNラインをとるMBSがHBCに裏送りを行うべきだが、その日MBSが甲子園球場の放送ブースを確保できなかったためか、「裏送りに対応できない」という理由でABCがHBCに裏送りを行った。HBCが、ABCと同じくNRNにも加盟していることやSTVが月曜日の野球中継のレギュラー放送を行わなくなったことから実施された模様である。
- 2011年4月22日から行われたほっともっとフィールド神戸での「楽天対日本ハム」3連戦は本来楽天主催試合の中継を行うべきTBCに代わってMBSが自社制作し、HBCもネット受けした(22日は裏送りの応援実況。23・24日は相互ネットによる中立実況)。もともとこのカードは楽天の本拠地クリネックススタジアム宮城で開催される予定だったが、同年3月11日に発生した東日本大震災でスタジアム内施設の一部に被害が及んだことから、パシフィック・リーグの特例措置として球場・試合開始時間を変更(3試合ともナイターとなった)したものである。なお、TBCは3試合ともABC制作分の裏送り[5]を受けた(STVも同様。23・24日はNRN全国放送)。
- 日本シリーズを放送する場合、第1・2・6・7戦はABC、第3・4・5戦はMBSとネットを組む。
- オリックス主催の対日本ハム戦デーゲームと、阪神主催のナイターが共に土曜日に開催され、後者がNRN全国ネットとなった場合は、HBCが前者を、STVが後者を放送するため、結果的に両局とも同日にABCから受けるという事態になる。
- ソフトバンク戦
- RKB毎日放送
- 日本ハム主催の場合、2009年度までは春先を中心に、RKBがHBC協力による乗り込みの自社制作を行うことが多かったため、HBC単独での応援実況と、RKBとの相互ネットによる中立実況が半々であったが、2010年からはRKBが自社制作を縮小したため、ほとんどが後者となった。
- ソフトバンク主催の場合は、RKBが2009年度まで土曜デーゲームを自社で中継しなかったことや、中継内容がソフトバンク中心のため、RKBが自社向けとHBC向けの二重制作を行うか、HBCがアナウンサーとリポーターを派遣しての自社制作を行っていた(解説はRKBの解説者が担当)[6]。しかし、RKBが土曜デーゲームを常時中継するようになった2010年からは、徐々にRKBから中立実況によるネット受けを行うケースが増えている[7]。
- 火曜の「日本ハム×ソフトバンク」でRKBが自社制作せずネット受けとなった場合、同カードをHBC制作でRKBのほか、長崎放送(NBCラジオ佐賀を含む)・熊本放送・大分放送にネットする場合もある。
- 2013年7月1日の「ソフトバンク☓日本ハム」(東京ドームでの鷹の祭典)は特別企画として日本ハムの攻撃がHBC、ソフトバンクの攻撃がRKBのアナウンサーがそれぞれの応援実況、その前のホークス花の応援団に斉藤こずゑがゲスト出演するというコラボレーションを行った。
- 中日戦
- CBCラジオ
- 日本ハム主催試合は2006年・2007年・2009年がHBC協力でCBCが自社制作、それ以外はHBC-CBCの相互ネットとなった。なお、2008年・2010年・2011年のHBC制作分のCBCとの相互ネットの試合は全て大宮龍男が解説を担当していた[8]が、2012年以降は2試合とも新谷博が解説を担当している。
- 中日主催の場合は交流戦開始以来、CBC協力でHBCが自社制作を行っていたが、2010年に北陸で予定された1試合が雨天順延で予備日開催となり、ナゴヤドームで開催された当該カードはCBC制作のJRN全国放送をHBCもネット受けし、2011年以降は全てCBC-HBCの相互ネットとなっている。
- 日本ハムと中日が戦った2006年と2007年の日本シリーズではHBCだけでなくCBCもホーム・ビジター関係なく全試合を自主制作した。HBCは札幌ドームでの全ての試合で自社向けとJRN向けの二重制作を行ったが、CBCは日本一決定試合となった2007年の第5戦を除いては二重制作を行わなかった。
- 広島戦
- 中国放送(RCC)
- 基本的に、RCCがJRNラインを取る月・火曜と、土・日曜のデーゲームは相互ネットを組むが、土・日曜ナイターについてはJRNナイターが廃止された2010年以降、NRNナイターとの関係上日程やネット局との関係により対応が異なる。
- 日本ハム主催のうち、2009年と2010年の火曜ナイターはHBCが聴取率調査週間に当たったため、HBCが自社向けの応援実況とRCC向けの中立実況を二重制作した。
- 広島主催試合はRCCがJRNラインを取る月・火曜と土・日曜デーゲームはRCCがHBCに中立実況を配信する(2012年まで楽天主催試合と同様の理由でこの場合もHBCの独占中継となっていたが、2013年はSTVへの裏送りを実施する)が、年度によっては乗り込みの自社制作となる場合があり、2013年はHBC自社乗り込み(RCC技術協力)・RCC自社-JRN予備・RCC裏送り-STVの実質三重制作となる予定が組まれていた(雨天中止のため、代替試合はRCCが二重制作して自社向けとJRN・裏送りとNRN扱いで全国ネットカードとして配信)。RCCがNRNラインを取る水~金曜は裏送りもしくはHBCがRCC技術協力で自社制作を行い応援放送となる。
- 広島主催の土・日曜ナイターは通常HBC向けを自社本番とし、QR-NRN向けを裏送りとする可能性が強いが、2010年の広島主催の土曜ナイターではHBCが乗り込みの自社制作を行った[9]ため、RCCはSTVと相互ネットを組んだ。ただし、RCCの不手際でHBCの自社制作分ではNRNの速報チャイムが、RCC-STVの相互ネット分では逆にJRNの速報チャイムが流れた。
- RCCは2010年以降、土・日曜のナイター時、ビジターゲームでは在京・在阪球団主催時はNRN系列局からのネットで、中日主催時はCBCとの個別ネット扱いで放送しているが、日本ハム主催についてもHBCと個別ネット扱いで放送している。
- その他
- ナイターオフ編成におけるクライマックスシリーズで、日本ハムが絡まない試合かつSTVが中継しない場合、JRNではなくNRNの中継を放送する事がある(2009年は「楽天×ソフトバンク」をTBC-QR-HBCで放送)。
ファイターズ中継におけるHBCとSTVの違い
- HBCは、通常NRN独占中継のため中継できないヤクルト主催試合[10]以外は全試合を放送し、これにより影響が出る番組は休止、もしくは時間移動などで対応の上、完全実況の体制を組んでいる。STVは裏送りを要する中継を行わないため、通常のリーグ戦のビジターゲームのうち対西武・ロッテ・オリックス戦は殆ど放送されず、対楽天戦も一部放送されない。交流戦期間中も対横浜戦や対広島戦が放送されないこともある[11]。さらには土曜デーゲームは当初から一切中継せず、日曜デーゲームも競馬中継による中断があり、完全実況は行わず、2010年からはデーゲームの中継自体を中止している[12]。2013年からはナイトゲームの裏送りが復活したが、デーゲームは日曜のヤクルト主催試合を除き中継していない。
- HBCでの自社アナによる応援実況は、道内ホームゲームと一部ビジターゲーム(福岡ヤフードームでの試合と、聴取率調査期間前後に行われるビジターゲームと、交流戦期間中の試合)のみで、道外での試合はホームゲームであってもJRN系列局の協力で現地局アナによる応援実況(対楽天戦の一部や対ソフトバンク戦は中立実況)。STVは道外開催のホームゲームとビジターゲームについては一時期自社制作を基本としていたが、前者は2011年以降現地局アナによる応援実況(HBC同様一部カードは中立実況)となり、後者も2009年からは交流戦の対巨人戦・対ヤクルト戦にて自社アナによる応援実況が行われる程度で、それ以外は現地局で中継がある場合に限り中立実況によるネット受けとなっている。なお、両局ともホームゲームの楽天戦はTBCへもネットする場合があり、中立実況の場合がある(HBCは火・土・日曜日とすべてのデーゲーム、STVは月・水 - 金曜日のナイター)。
- HBCは中継番組内での投稿呼び込みは無く、レギュラーで実施されるプレゼント企画は交流戦期間のみとなっている[13]。STVは中継番組で投稿を呼びかけており、適宜紹介する他、札幌ドームのファイターズ戦チケットプレゼントを実施している。
- HBCはニュース速報、道路情報など緊急速報以外での中断は無い[14]。STVは前述の競馬中継による中断以外にも、毎正時の道内各地の気温など、同局生ワイド番組で日常フォローしている情報を、実況アナが伝える形式を通常からとっている(特に日曜デーゲーム)。
放送時間(2013年)
- 平日ナイトゲーム/火~金曜日 17:57~21:00(試合終了まで放送)
番組名は「HBCファイターズナイター」
- 月曜日は日本ハム戦開催の場合のみ放送で、予備カード補充は行わない。
- 延長の場合、以降の番組は休止または短縮となる。
- 試合開始予定時間に合わせて、放送開始時間が変更される場合がある。
- CMは全道向けのほかに、各放送局別でのローカルCMも一部放送されている。
- 当初よりファイターズ戦の予定がない場合はJRNナイターをネット受けし、メインカードを試合終了まで放送。ただし、メインカードが早く終了した場合は、リレーされた予備カードの中継を21:00で打ち切る場合がある。
- 土・日曜デーゲーム/土曜・日曜とも試合開始10分前~(他局からの同時ネットとなる場合は試合開始3分前から。最大延長:土曜日19:00、日曜日18:30)
番組名は土曜日が「HBCサタデーファイターズ」、日曜日が「HBCサンデーファイターズ」2012年8月11日&12日はロンドン五輪関連番組を放送してからの中継となり、17:02からの放送だった。
- 土曜日・日曜日は原則として日本ハム戦のみ放送で、予備カード補充は行わない。
- 週末のJRN全国中継が廃止された2010年以降、日本ハム戦の中継ができない場合(STVが「ヤクルト×日本ハム」を中継する場合、もしくは日本ハムの試合自体が無い場合)は以下のいずれかの対応となる。
- 日本ハムファームチームのイースタンリーグの試合を自社制作で中継。
- JRN各局からの配給で、他球団の試合をネット受け形式で中継[15]。
- 本番組のスタジオバージョンの扱いで、自社制作の特別番組を放送(「Bravo!ファイターズR」の拡大版や、「オンリーワン!〜On Sunday〜」の復活スペシャルなど)。
- 平日デーゲーム/月~金曜日(祝日の場合含む) 試合開始5分前~16:00
番組名は「HBCファイターズ中継 デーゲームスペシャル」
- 延長の場合、以降の番組は休止となるため、時間スライドの影響はなし。この場合、通常の「HBCファイターズナイター」枠は、JRNナイターのネット受けとなるが、18:00を超えてもファイターズの試合が終了しない場合は、ファイターズ戦を優先し、試合終了の時点で、JRNナイターに飛び乗る。
- オールスターゲームがデーゲームもしくは月曜日・土曜日・日曜日のナイトゲームとなった場合は、日本ハム戦と同格と扱い、中継を行う。
- 日本ハム戦が放送される場合、月曜日~金曜日のデーゲームと月曜日・土曜日・日曜日のナイトゲームが組まれた場合は、通常番組を他の時間帯に移動・または時間短縮や休止して放送する。
- なお、通常番組に与える影響が大きいため、おおむね前日から臨時編成になる旨の告知放送が行われる。
延長時の対応事例
- 2007年6月23日の阪神戦の試合開始時間が14:00からだったため中継もそれに合わせたが、試合時間が延び最大延長時間まで行ったため、17:43に一旦放送終了。17:44にフェリー情報を放送し、17:45からの『ウィークエンドネットワーク』を休止(ただしCMだけネットした)して、そのまま中継を続けた。(ただし時報を挟むために17:59から1分間打ち切った)
- 2008年8月14日のデーゲーム、オリックス戦は、14:00の試合開始後、延長11回まで試合が進み、17:14までの予定時間内に収まらず、17:15~17:47までのJRN全国ネット枠番組[17]を休止して延長したが、そこにも収まらずに、17:56~18:00までCM+ナイター提供社名読み上げ+ナイター前CM+時報を挟むために中断後、試合中継を再開した。結局、この日は18:19まで中継し、そのままJRNのナイター(横浜vsヤクルト)に直結リレー(飛び乗り)した。さらにこの日は、21:00から北京オリンピックにおける野球競技予選「日本 VS 台湾」戦を中継しており、地方局にとっては異例の三元中継となった[18]。なお、翌15日も14:00試合開始、17:47まで延長して完全中継している。
- 2013年9月4日のソフトバンク戦は、6時間1分というパ・リーグ史上最長を更新する試合となったが、TBSラジオからの「荻上チキ・Session-22」、文化放送からの「レコメン!」を共にネットせず、全ラジオ局で唯一試合終了まで中継を行った(終了後は「ファイターズDEナイト!」を25:00まで放送)[19]。
- オープン戦は札幌ドームで日本ハム主催ゲームは中継されるが、ナイターの場合は公式戦の時とは異なり最大延長21:26までとなる。
スポンサー
- 土曜・日曜日の中継は、デーゲーム・ナイターの種別を問わず、JRNネットスポンサーを含め全協賛社が共通で番組を提供する。
- 平日(平日が祝日と重なる場合も含む)のデーゲームは、通常の同時間帯番組(カーナビラジオ午後一番!など)の提供CMが分散して放送される。ナイター中継の協賛社は、ファイターズ以外の中継カードであっても、そのままナイター枠の提供となる。
- 年に数回、平日ナイターが冠スポンサー付きで放送される場合もあり、このときのタイトルは「(協賛社)スポーツスペシャル HBCファイターズナイター」となる。
出演者
解説者
- 岩本勉(2006年~、HTB、文化放送、GAORA、フジテレビONEプロ野球ニュース解説者も兼務<本数契約>)
- 大宮龍男(2007年~)
- 金石昭人(2005年~、GAORA、J SPORTS解説者も兼務)
- 新谷博(2007年~、GAORA解説者も兼務)
- 二岡智宏(2014年~)
- 吉井理人(2013年~、FOX SPORTS ジャパン解説者兼)
※ファイターズ主催試合の場合でも、レギュラー解説者が都合がつかない場合はJRN系列局の解説者が代わりに出演する場合がある。また、ビジターゲームにもレギュラー解説者が出演することがある。
過去の解説者
- 荒井昭吾(2004年。日本ハム球団職員。在職の立場で出演)
- 大沢啓二(2004年~2005年。その後STVラジオゲスト解説者)
- 川口和久(2003年~2006年。TBSラジオ解説者兼。現読売ジャイアンツ投手コーチ)
- 栗山英樹(2003年~2006年、TBSラジオ解説者兼。現日本ハム監督)
- 嶋田信敏(2004年~2005年。現高千穂大学監督)
- 森範行(2004年。その後2007年6月5日の対広島戦に体調不良の金石の代役として登場)
- 盛田幸妃(2005年~2008年。現在は主にTBSラジオからの裏送り解説を担当しているほか、出身地の函館開催試合でも解説を担当)
- 西崎幸広(2004年~2005年。現STVラジオ、J SPORTS解説者)
- 平野謙(2009年・2010年、当時東海テレビ・東海ラジオ[20]解説者兼。現STVラジオ解説者)
- 広瀬哲朗(2003年。その後STVラジオ・北海道文化放送解説者)
実況・ベンチレポーター
※山内は2009年10月から平日ワイド番組「山ちゃん美香の朝ドキッ!」を担当しているため、原則として週末に札幌ドームで行われる試合のみ担当するほか、渕上は日曜日に「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」を担当しているため、原則として日曜日は担当しない(いずれも例外あり)。
※TBC・RKBと異なり、HBCではファイターズのビジターゲーム中継は、開催地局に制作を完全依頼する場合、ベンチリポート用のHBCアナ派遣は応援実況の開始当初より原則行っていない。中継制作局のアナがファイターズ側のみのベンチリポートを行うスタイルとなっているが、制作局都合により、解説者と実況アナのみの中継となる場合もある。ただし、HBCテレビでの中継がある場合は、そちらとの兼務という形でHBCのリポーターが配置されることがある。
過去の実況・ベンチレポーター
ゲスト解説
- 伊集院光(土曜、日曜を除く日に出演することがある)
- えのきどいちろう(2007年9月26日、2009年6月5日、9月17日に出演)
- 田中幸雄(2009年4月3日に出演)
- 槇原寛己(TBS解説者、2010年6月12日・13日に出演)
- 江夏豊(2014年3月28日に出演予定)
番組名の変遷
- 1975年まで
- 特別な呼称はなく、「HBCナイター」「○曜ナイター」などと呼んでいた。
- 1976年-1992年7月
- 「HBCエキサイトナイター」
- 完全中継の開始を機会に改題。札幌以外の各放送局は1999年まで継続使用。
- 1992年8月-1999年
- 「HBCステレオエキサイトナイター」(札幌放送局のみ。ただし、札幌以外の各放送局でもこのタイトルで放送していた時期もある)
- 2000年
- 「HBCナイター スーパーベースボール2000」
- TBSラジオのタイトル変更に合わせて改題。テーマ曲も「コバルトの空」からブレッカー・ブラザーズの「Some Skunk Funk」に変更。
- 2001年・2002年
- 「HBCナイタースーパーベースボール」
- 2003年・2004年
- 月曜日(マンデーパリーグ)と土曜日・日曜日のデーゲームで実施される日本ハム戦の中継:「ファイターズライブスタジアム」
- 上記以外の中継:「HBCナイタースーパーベースボール」
- テーマ曲はそれぞれ異なっていた。
- 2008年-
- 平日(祝日含む)デーゲーム実施日:「HBCファイターズ中継 デーゲームスペシャル」[21]
- 平日ナイトゲーム実施日:「HBCファイターズナイター」
- 土曜日(デーゲーム・ナイトゲーム共通):「HBCサタデーファイターズ」
- 日曜日(デーゲーム・ナイトゲーム共通):「HBCサンデーファイターズ」
関連番組
- ファイターズDEナイト!
- ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組
- 侍プロ野球(HBCテレビのプロ野球中継番組、HBCローカルで放送する場合「Bravo!ファイターズ」のタイトルで放送)
- コンサドーレライブスタジアム(コンサドーレ札幌の試合中継)
- プロ野球三都物語(プロ野球開幕直前に放送。東北放送・RKB毎日放送と毎年持ち回りで制作)
脚注
- ↑ 中継内では投稿の呼び込みは行っていないが、中継終了後のクッション番組である「ファイターズDEナイト!」、「Bravo!ファイターズR」宛に届いたメールなどをここで一部紹介している
- ↑ 対中日戦1試合が雨天中止となり、代替試合がCBC発JRN全国中継のネット受けとなったため
- ↑ 2008年はクライマックスシリーズのみ放送。2010年・2013年はどちらも放送なし。2011年はファーストステージのみで打ち切り。
- ↑ このため、2010年は本来HBCとABC、STVとMBSがネットを組む土・日曜デーゲームながら、2試合とも特例でHBC-MBS、STV-ABCの組み合わせでの中継となった。また2012年の日曜デーゲームも、HBCは自社単独放送ながらMBSの金山泉アナウンサーがリポーターとして出演し、ABCはSTVの技術協力で放送した。
- ↑ 3試合ともABCでは放送されず、22日は阪神戦、23・24日は通常番組を放送した。
- ↑ ただし、2008年8月17日のデーゲームは岩本が担当し、直前番組の「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」も現地から放送した。また、2009年7月14 - 16日の3連戦はRKB製作での裏送りによる応援実況で放送された。その見返りとして7月5日(函館オーシャンスタジアムでのデーゲーム)はRKBにも中立実況で放送。
- ↑ 2010年シーズンは、6月22 - 24日の3連戦と8月13日 - 15日の3連戦にてRKB製作での中継がされた(前者は北九州市民球場開催の1試合のみ放送ブースの関係でネット受けで残り2試合は裏送り。後者は全試合ネット受け)、なお、24日の試合はテレビの中継もあった関係上、実況はRKBアナウンサーだが、川畑がベンチリポートを担当した。よって2010年における該当カードの自社製作は半数の6試合にとどまった。2011年は9月中の6試合が自社制作で、残りの6試合はネット受けとなった。
- ↑ 大宮が日本ハム、中日両チームのOBでかつCBCの放送エリアの愛知県出身であることから起用されていたと思われる。
- ↑ 翌日の日曜デーゲームもHBCが自社制作し、RCCは自社単独で放送した。
- ↑ STVラジオが中継しない場合のみ、HBCが中継可能。
- ↑ 2007・2008年は該当ビジターゲームも乗り込み自社制作で放送していたが、当時も月・火・土・日曜日の広島主催試合のみは、RCCのNRN向け別制作分の放送・広島への乗り込み自社制作を行っていなかった(RCCがNRN担当の水 - 金曜日も乗り込み自社制作・RCCへのSTVラジオ向け別実況の依頼を行わずRCCのネット受けのみ)。STVは親会社・札幌テレビ放送との関係上、対在広局ではテレビ単営の広島テレビ放送(STVと同じ日本テレビ系列)との関係が深く、交流戦開始以前はRCCとの関係が薄かった。
- ↑ デーゲームのうち、対ソフトバンク戦はKBCへ、交流戦の対中日戦はSFの裏送りを実施している。対楽天戦デーゲーム時のTBCは、NRN担当の月曜および水 - 金曜日であっても、JRNラインに切り替えてHBCとの相互ネットとしている。
- ↑ 平常時は原則として6回表前と試合終了後に『ファイターズDEナイト!』あてに届いた投稿メッセージを読むが、中立実況時や日本ハム戦以外を放送時は6回表前に「中立実況なので(日本ハム戦ではないので)引き続きお聴き下さい」のアナウンスのみ行う。
- ↑ デーゲーム中継で試合が長引いた場合、18時前後にCMのまとめ放送の為、4分前後の中断が出る場合がある。
- ↑ 実例として、日本ハムの全日程が終了した後の2010年10月2日と3日に、RCCから「広島×阪神」のデーゲームをネット。また、2013年6月9日はABCより「阪神×ロッテ」のデーゲームをネット。ただし、このように他球団の試合を中継した場合、中継延長オプションは設けない。
- ↑ 趣旨は平日のナイター前番組「ナイター直前!ファイターズDEナイト」、およびナイター後のフィラー「ファイターズDEナイト」にほぼ同じで、試合中継の前後に札幌のスタジオから試合関連情報を伝えるもの。これに伴い、一部番組は休止する場合がある。
- ↑ トヨタうわさの調査隊、ネットワークトゥデイ、ネットワークフラッシュ、“ほっと”インフォメーション、中村雅俊 マイホームページ(通常編成の16時台から時間移動)の各番組を休止
- ↑ 北京オリンピックにおける野球競技予選の試合終了が24:00を超えたため、この日はTBSラジオからの「BATTLE TALK RADIO アクセス」、文化放送からの「レコメン!」を共にネットせず、通常ナイター終了後に放送のファイターズDEナイト!を、25:00まで放送。11時間連続で試合中継、関連番組を放送した
- ↑ 一方、HBCの中継をネット受けしていたRKBは「レコメン!」を優先して23:46を以って飛び降りた。またLF裏送りによるNRNラインの中継においては、STVは当初の告知通り23:46を以って飛び降り。KBCも24:00からの定時ニュースを優先して23:51で一旦終了し、ニュース終了後に自社制作番組を休止の上で中継を再開する予定であったがニュースの間に試合が終了したため、ゲームセット時の録音音源の放送のみとなった。
- ↑ この関係で、東海ラジオ制作で平野が解説を担当した中継がSTV経由で流れる事があった。
- ↑ オープニングのタイトルコール部分(平日デーゲーム中継は、提供社名の読み上げが無い。また、中継終了後は「ファイターズDEナイト!」に直結するため、中継番組自体のエンディングも無い)、実況アナのタイトル読み上げ時などで、言い方はまちまちであるが、CM明けジングルでは統一して当呼称を使用している
主なJRN系列局のプロ野球中継番組
- TBCパワフルベースボール
- TBSラジオ エキサイトベースボール
- CBCドラゴンズナイター
- MBSベースボールパーク
- ABCフレッシュアップベースボール
- RCCカープナイター
- RKBエキサイトホークス