A女E女

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テンプレート:複数の問題 テンプレート:性的A女E女』(エーおんなイーおんな)は、1997年10月18日から1998年3月28日までフジテレビ系列局で放送されたバラエティ番組お色気番組)である。全21回。

概要

同時間帯にテレビ東京で放送されていた『ギルガメッシュないと』に対抗すべくスタートした深夜番組で、「日本一のお下劣バラエティー」を謳っていた。

松岡圭祐(当時:タレント催眠術師)に催眠術をかけられたAV女優や売れないモデルたち(第1回放送では若かりし頃の釈由美子桜庭あつこも出演)に、「ドンドコドンドコ」、「ポクポク」といった太鼓や木魚などの音を聞かせて悶える様子を巧みなカメラワークで放送していた。煽り役は若手芸人「無名ズ」が務めていた。初期は悶えながらのレース形式であり、1位の女性は賞品という設定になっていた。

回によっては女性の陰毛が見えたり、女性が雰囲気に流されてオナニーをし始めたりと、公共の電波に流すには過激すぎる内容が含まれており、俗悪番組とのレッテルを貼られる結果を招いた。テンプレート:要出典範囲が、テンプレート:要出典範囲、「予定通り」短命に終わった。

開始当初は生放送もしくは放送時刻数時間前から収録の「疑似生放送」形式だったが、上記理由で生放送が不可能となり、2クール目の「番組存続国民投票(テレゴング編)」の次の回から収録・ロケーション番組へ移行した。

1998年3月28日放送の最終回では、「まったく無名ズ」の4組(ビビるアクシャン、ジェット★キッズ、360°モンキーズ)によるコント対決が行われ、優勝したコンビはプロデューサーが今後面倒を見るという予定だったが、優勝した360°モンキーズに剣道の選手が現れて「面!」「胴!」と駄洒落を決めただけだった(その後、360°モンキーズが実際に面倒を見てもらえたかは不明だが、少なくともこの頃から『ボキャブラ天国』のヒットパレードなどに出演するようになる)。

出演者

出演者
  • 松岡圭祐
  • 無名ズ
    • ビビる
    • やるせなす
    • ジェット★キッズ
    • 360°モンキーズ
    • アクシャン
    など
  • 小野今日子
  • 星真奈美
  • 生城山ゆかり
  • ikuko
  • 吉村彩(ほぼ毎回2ポ眼鏡を着用した「メガネっ子」)
  • 浅野恵里世
  • 鈴木和香奈
  • 西田ももこ
  • 佐々木ユメカ
  • 木田有香
  • 白井ゆかり
  • 近藤礼見
  • にっき
  • 桃井マキ
  • 椎名みお
  • 青山いずみ
など
ゲスト出演者
など
VTR出演者
「番組存続国民投票編」では堀井憲一郎松村邦洋中山秀征内山信二上島竜兵らがVTR出演し、A女E女の番組継続についてそれぞれ賛成・反対の立場からコメントを語った。
司会
フジテレビの超堅物アナウンサー牧原俊幸(通称:マッキー)がこの自称「最低お下劣バラエティ」の司会を担当。
時にはランニングにパンツだけという放送禁止スレスレの姿で登場するなどした。

スタッフ

  • 構成:大田一水、福原太、石田孝文
  • 美術制作:須藤康弘(フジテレビ)
  • デザイン:野口陽介
  • 美術進行:内山高太郎
  • 大道具:福本知弘
  • 装飾:田村健治
  • 衣裳:神波憲人
  • メイク:田川達郎
  • 電飾:田中信太郎
  • アクリル装飾:林田康弘
  • 生花装飾:荒川直史
  • タイトル:岩崎光明
  • 電子タイトル:白石浩一
  • 技術プロデューサー:長滝淳子
  • TD・SW:高田治
  • カメラ:遠山康之
  • VE:高橋正直
  • 音声:松本政利
  • 照明:北澤正樹
  • 音響効果:古屋ノブマサ(4-Legs
  • MA:郡司佐茂亜(4-Legs)
  • 編集:宮田憲司(IMAGICA
  • タイムキーパー:石井成子
  • 技術協力:ニユーテレスFLT
  • 広報:中島良明(フジテレビ)
  • ディレクター:落合仁(BEE BRAIN)、城間康男・亀高美智子(2人共フジテレビ)
  • プロデューサー:水口昌彦(フジテレビ)、西敏也・高橋郁男(2人共BEE BRAIN)
  • 制作協力:BEE BRAIN
  • 制作:フジテレビ第二制作部(現:フジテレビバラエティ制作部)
  • 制作著作:フジテレビ

催眠術

ここでいう催眠術とは、ライターの火を見せながら「あなたは音を聞くと感じ出す」などと暗示するものである。

ヤラセとの疑惑もあったが、実は放送(収録)2時間前から予備催眠を行うなど手の込んだ仕掛けが施されていたという。出演女性が悶える音としては、太鼓の音や木魚の音に加え、包丁片手に金太郎飴を切る音や、名人の南京玉簾や軽快なタップダンスの音、道路工事の機械音、空き缶ポックリの音、上島竜兵が鳴らす子供のおもちゃ銃の音、縦笛を吹く音、将棋の駒を指す音、ウガンダ・トラが鳴らすドラムの音、シンバルを持った猿のおもちゃ(シンバル・モンキー)の音、大工さんが犬小屋を立てる音、テンプレート:要追加記述範囲の演奏音、サッカーサポーターの声援などがあった。

毎回の番組内容としては音を立てて女性をただ悶えさせる「美人は○○でイッていた」に始まり、「お葬式」、「Jサッカー応援企画」、「反省会」、「忠臣蔵」、「視聴者参加大木魚パーティー!」「番組存続国民投票」、「木魚杯ケース競馬」、「A朝E朝体操」、「催眠ボウリング」、「冬季おりんぴっく」等があったが、他にも「松岡圭祐再婚企画」、「おりんに聞きました」、「全く無名ズ売り出し企画」など、全く意味不明な内容もあった。

エピソード

  • 松岡は「TVで催眠術なんて馬鹿らしい」、「とことん馬鹿をやって、この手の番組を鼻で笑えるようにしたい」(いずれも『TV LIFEインタビュー)と当時からコメントしており、決して真面目に受け取られるものにしようとしていたわけではなかったことが判っている(実はこの番組に先立って、日本テレビの『EXテレビ』にて同様の企画があり、同氏が参加していた)。
  • 2011年10月29日(28日深夜)にこの番組のタイトルに触発された「AカイシャEカイシャ」という会社紹介番組が同局で放映された。番組内容はこの番組とは全く関係無いものの、MCにはビビる大木と牧原が出演した。この番組の存在についても若干触れられ、インターネットで検索を試すよう若干のコメントとポータルサイトへの検索窓字幕イメージが表示された。
  • 2014年3月31日放映の「森田一義アワー_笑っていいとも!」最終回では、テレフォンショッキングのゲストとして登場したビートたけしが「表彰状」と称してブラックジョークを連発した。それ自体はこの番組とは全く関係が無いが、締めで「「A女E女」復活を望む会会長 イジリー北野」と名乗った。

外部リンク

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