首都高バトルシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Redirect 首都高バトル(しゅとこうバトル)は、公道レースをテーマにしたレースゲームのシリーズ。通称「首都バト」。発売元は複数社あるが、全シリーズとも元気が開発を担当していることで共通している。峠攻めをテーマとする『街道バトルシリーズ』と並んで同社の2枚看板である。

概要

シリーズ初期ではドリフトキングとして有名なカーレーサーの土屋圭市が監修を務めていた。

初期のシリーズではメーカーから許可を得て実名を出すという作風が確立されておらず、PS2用の首都高バトル01からメーカーのライセンスを得て車の実名まで出るようになったが、それが思わぬ仇となり、ホンダからの許可が得られない事態になってしまった[1]

首都高バトル0』までは首都高速道路首都高速八重洲線(ゲーム内では東京高速道路線を含み、両線を一括して「八重洲線」と称していた)のみをコースにしていたが『首都高バトル01』からは阪神高速道路名古屋高速道路東名阪自動車道が追加され首都高速八重洲線が廃止された。それに伴い、総ライバル数が前作の400人から600人まで増えた。

同時期に、Windowsをプラットフォームとしてプレイヤー同士のネットワーク対戦が可能な『首都高バトルOnline』のパッケージ版が発売され、オンラインサービスが開始された。サービスは約2年の運営後、休止されている。休止の理由は公表されていない。

現在は、関連会社の元気モバイルからNTTドコモiアプリ)、ソフトバンクS!アプリ)、au(KDDI沖縄セルラー電話)(EZアプリ (Java)EZアプリ (BREW))、ウィルコム向けのアプリが提供中。モバイル版『首都高バトルOnline』はプレイヤー同士が対戦するゲームである。また、2011年にmobageにも配信されているが2012年6月をもって運営が終了された。

Xbox 360で発売された『首都高バトルX』はXbox Liveに対応しており、ネットワーク対戦が可能であるが、対戦相手を検索してゲームをする一対一の形となっており、PC版『首都高バトルOnline』とは違ったゲームシステムとなっている。

関連作品に『湾岸ミッドナイト』があり、首都高バトルシリーズに登場した車両がゲストで参戦している。

シリーズ一覧

特記がない場合は元気より発売。

スーパーファミコン
  • 土屋圭市 首都高バトル'94
1994年5月27日BPSより発売。
  • 首都高バトル2
1995年2月24日BPSより発売。
PlayStation
  • ドリフトキング 土屋圭市&坂東正明 首都高バトル
1996年5月3日発売[2]
  • 首都高バトル外伝 スーパーテクニックチャレンジ
1996年12月20日メディアクエストより発売。
  • 首都高バトルR
1997年4月25日発売[3]
セガサターン
  • 首都高バトル'97
1997年2月28日イマジニアより発売。
ドリームキャスト
  • 首都高バトル
1999年6月24日発売[4]
  • 首都高バトル2
2000年6月22日発売[5]
PlayStation 2
2001年3月15日発売[6]
2003年7月24日発売[7]
Windows
  • 首都高バトルOnline
2003年3月1日発売。首都高バトル0をベースとしている。オンラインサービスは2005年9月1日をもって休止されている。
PlayStation Portable
2005年4月21日発売[8]
Xbox 360
2006年7月27日発売[9]

携帯アプリシリーズ一覧

特記がない場合は元気モバイル(現・And Joy)より発売。

NTTドコモ向け】

ソフトバンク向け】

au(KDDI沖縄セルラー電話)向け】

ウィルコム向け】

Android向け】

【mobage】

用語

SPバトル
画面上に表示される「SPゲージ」を削りあう、最も基本的なバトル形式。両者の距離に差がつくほどSPは速く減り、相手のSPを無くせばプレーヤーの勝ち。しかし、自分のSPが無くなればプレーヤーの負けとなる。ちなみに壁や障害物に接触してもSPは減り、接触する速度が速いほどSPの減りは大きい。SPとは「スピリットポイント」の略である。
ワンダラー
どのチームにも属さないライバルで、特殊な条件を満たすことによりバトル可能となる。条件はライバルによって違い、曜日や走行距離や車種など、さまざまな条件が要求される。実力は通常のライバルより高いことが多いが、勝った場合に入手できるポイントも通常のライバルより高い。

脚注

  1. ホンダが許可しなかった理由は明確にされていないが、「公道が舞台のレースゲーム」という理由から許可しなかったと思われる。同じ元気から発売のレースゲーム、街道バトルシリーズでは実在のを舞台にしながらも、公道ではなくレースステージという設定だったので登場が許可された。
  2. 首都高バトル DRIFT KING 土屋圭市&坂東正明 商品情報
  3. 首都高バトルR 商品情報
  4. 首都高バトル 商品情報
  5. 首都高バトル2 商品情報
  6. 首都高バトル0 商品情報
  7. 首都高バトル01 商品情報
  8. 首都高バトル 商品情報
  9. 首都高バトルX 商品情報

外部リンク

テンプレート:首都高バトル テンプレート:Asbox