青森市立筒井中学校

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青森市立筒井中学校(あおもりしりつ つついちゅうがっこう)は、青森県青森市桜川にある公立中学校

非常に様々な生徒が集まってくる事で知られている。毎年隣の青森高校への進学者を多数輩出しており優秀な生徒も多い。各種検定にも積極的に団体受験している。青森市立佃中学校青森市立造道中学校と共に、中学校校内LAN整備事業モデル校である。2005年現在青森市では唯一のNIE(教育に際し新聞を用いる事)実践中学校である。また、青森市立筒井小学校青森市立筒井南小学校との教育連携の研究もされている。

学区が青森市の南の方まで広がっている事もあり、現在一部(青森市立幸畑小学校出身)の生徒にのみ自転車通学が認められている。

沿革

伝統

校歌は4番まであるが、普段は1番と4番しか歌わない。現在の筒井中学校の校舎ができる際に、当時の体育教師が男子向けに竹刀体操、女子向けににリング体操を考え出した。今では運動会の伝統種目として毎年披露されている。そのほかにも運動会ではリズム体操という準備運動のようなものもする。リズム体操は学年が上がるごとに振り付けが一部変わる。午後は生徒は運動着で授業を受けている。以前は冬に歩くスキーを行っていたが今は行っていない。

校舎・中庭など

校庭に面した、職員室保健室などのある管理棟は2階建てであり、青森高校の校庭に面した教室棟は3階建てである。1年は3階、2年は2階、3年は1階を使用している。1学年10クラスに対応できるように造られているが、最近は教室が余っている状況が続いている。2012年現在は3~4クラス余っている。職員室以外にも、生徒の棟には各階に1部屋ずつ基本的には教師用の小部屋(学年職員室)が存在している。暖房方式は蒸気暖房。毎年冬には廊下は寒く暖房近くは暑いという状態である。近年、校舎の一部(棟と棟のつなぎ目)から雨漏りが起こっていたため、2004年に防水改修を行った。

人数の多い時に設置された木造のプレハブ教室も2部屋存在し物置となっていた。この2部屋は体育館工事に伴い2011年に取り壊された。なお、記録上の特別教室数は市内で最も多い。ただし、生徒数減少のためにあまり使われない教室が少なからず存在する。

校舎に囲まれる形で中庭が存在しており、開放はしていないが花壇などの整備はされ、記念写真などを撮るといったこと以外では基本的に使っていない。 中庭には現校舎の完成の際に植えられた杉の木が複数あったが、2011年に全て切り倒された。 プール1969年建設)は存在するがプール授業は行われていない。かつて使っていたらしい四本柱の屋根つきの相撲土俵が校庭の北の端にある。

2010年体育館の耐震強度を調査したところ、耐震基準を満たしておらず、体育館を新築することになった。

課外活動

部活動は吹奏楽部が有名で、2003年度は団体の大会で全国大会に出場、個人では優勝したりしている。毎年定期演奏会を行っており、2006年で21回目となった。2006年には部員数は60人にもなったが最近は部員が減少傾向にある。 2010年吹奏楽コンクール青森県県大会では、東北大会行きの切符は手に入れられなかったものの金賞を獲得。 2010年で筒井中学校の定期演奏会は25回目を迎えた。

また、設備が整っていることもあり、運動部の活動が盛んである。2009年青森市中学校体育大会夏季大会において、バスケットボール女子、剣道女子、ソフトテニス男子、柔道男子、陸上競技総合男子にて優勝を収め、ほかに多くの競技で準優勝し、個人でも水泳などを中心に活躍している。軟式野球1994年には秋田県代表の由利中学校を破り東北大会で優勝している。

文化祭

毎年10月中旬の土日を使って行われる。愛称は「筒中祭」。

大体の流れは

土曜日・オープニング→新体操・器械体操部による発表→昼食(生徒は食券を買って交換する)→1、2学年の合唱コンクール→全体学活→下校

日曜日・吹奏楽部による演奏→演劇部による劇→昼食→3学年の合唱コンクール→エンディング→全体学活→下校

合唱コンクールの他に壁新聞コンテストと呼ばれる、主に広報委員会・広報係と助っ人(広報委員+参加希望者)が作る新聞のコンテストがある。

文化祭の翌週の月・火曜日は振り替え休日となる。

学区とその変遷

  • 現在の学区
桜川2~9丁目。筒井1~4丁目。筒井(字桜川、字八ツ橋)。田茂木野。奥野4丁目の一部。浦町字奥野の一部。幸畑(松元台、唐崎、阿部野、田茂木野)。浜田(字玉川の一部、字豊田の一部)。第二問屋町2丁目の一部。
筒井小学校及び筒井南小学校学区全域。浜田小学校幸畑小学校学区の一部。

出身著名人

関連項目