金日成競技場

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テンプレート:スタジアム情報ボックス テンプレート:Infobox 金日成競技場(キム・イルソン/キミルソンきょうぎじょう)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)・平壌市にある競技場

概説

大同江西岸、凱旋門の東側に立地する。もとは「牡丹峰(モランボン)競技場」という小規模の運動場であったが、1982年金日成が70歳の誕生日を迎えたことを記念して改称されると同時に拡張された[1]

収容可能人数は約5万人[2]陸上トラック人工芝のサッカーコートを有する競技場で、人工芝は国際サッカー連盟(FIFA)が無償で提供している。マスゲームの会場に使われるため、観客席の椅子は背もたれも無いプラスチック製の簡単なもので、取り外せる構造になっている。

アクセス

最寄りの駅は、平壌地下鉄千里馬線凱旋駅である。

出来事

2005年3月30日2006年サッカーW杯アジア予選グループB最終予選の北朝鮮-イラン戦では、審判の判定に憤慨した観衆が椅子をグラウンドに投げつけ、イラン代表を乗せたバスを取り囲むという事件が起きた。そのため、北朝鮮はFIFAから2万スイス・フランの制裁金を課され、同年6月8日に本競技場で開催される予定だった同最終予選北朝鮮-日本戦は、タイでの第三国無観客試合となった[1]

2011年11月15日2014年サッカーW杯アジア予選3次予選グループCでは、本競技場で北朝鮮-日本戦が開催された。日本戦が平壌市内で開催されたのは、22年ぶりとなる。

画像

脚注

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外部リンク

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  1. 1.0 1.1 与田タカオ『北朝鮮の歩き方 未知の国からの招待状』彩図社 2006年 ISBN 978-4-88392-530-8
  2. World Stadiums: Stadiums in North Korea