週刊アスキー

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週刊アスキー


テンプレート:基礎情報 雑誌週刊アスキー』(しゅうかんアスキー、Weekly ASCII)は、KADOKAWA/アスキー・メディアワークス旧・アスキー)が発行するパソコン雑誌

概要

毎週火曜日発売。

日本において、一般の書店で販売されるパソコン雑誌としては最初の、そして2010年現在、唯一の週刊誌である[1]

1989年10月1日から1997年10月15日まで毎月1・15日発行していたアスキーのパソコン雑誌である『EYE-COM』(アイコン)を1997年11月20日に週刊化した際に誌名変更。『EYE-COM』時代から引き継がれている連載も多い。また、日経PC21など同業の他のパソコン雑誌と比較すると、秋葉系向けの記事の比率が高めとなっている。

2004年下半期の平均実売部数は162,348部[2]

『電脳なをさん』でのホームレス差別、『カオスだもんね!』でのRMT助長など、一部の購読者からの苦情が稀にある。

表紙モデルは、芸能人などの著名人のほか、コンピュータやIT好きな一般人女性も掲載される[3]。また、架空のキャラクターが表紙を飾ることがある。

秋葉原限定版

秋葉原のPCショップやホビーショップ等で配布される月刊のフリーペーパー。独自の記事と秋葉原のショップ情報で構成される。
2013年7月下旬配布の8月号からは「電撃ASCII秋葉原限定版」と名称を変更した。

公式サイト

週アスPLUSとして独自の記事や連載も掲載

一般雑誌『週刊アスキー』

1997年5月26日に、アスキー初の一般雑誌として、『週刊アスキー』を創刊。

毎週月曜日発売。30代のビジネスマンをメインターゲットとしていた。創刊号は定価350円で、40万部を発行。編集長に、元『SPA!』編集長の渡邊直樹を迎えた[4]

両面表紙仕様の雑誌で、右の表紙から開くと横書きのページ、左の表紙から開くと縦書きのページを読む事ができるという画期的な作りで大きな話題になったが、売り上げ不振により、同年9月29日発売号で休刊。

尚この一般雑誌版は、同社では現在の週刊アスキーと区別するために『初代・週刊アスキー』と呼んでいる。

主な連載

現在連載中

漫画
随筆
  • 仮想報道(著者:歌田明弘)
  • 今週のデジゴト(著者:山崎浩一)
  • 樋口真嗣 暮しの手帖(著者:樋口真嗣
  • 近未来日記(著者:岡田斗司夫
  • 神は雲の中にあらわれる(著者:遠藤諭
  • (株)バーグハンバーグバーグの社史汁(著者:シモダテツヤ)
レビュー
  • WAMテストレポート(様々な著名人があらゆるグッズを使用し、使い心地などをレポートしていくコーナー)
  • ホリエモンのコレいいかも!(著者:堀江貴文)※タイトル変更前は「堀江貴文のJAILぶれいく」
その他
  • え、それってどういうこと?(進藤晶子などが各界の著名人と対談)
  • 今週のベストバイ(筆者が一押しする商品を筆者自らが紹介するコーナー)
  • ネット早耳かわら版(毎回注目のウェブサイトを紹介するコーナー)
  • 中の人特捜部(ネットで話題になっているサービスや事柄を紹介するコーナー)
  • 東京トホホ会(著者:金井哲夫/挿絵イラスト:宇佐美月子)※読者から寄せられるパソコンでのトラブル体験談を元に展開していくコーナー。
  • AppBankでございます(AppBankのマミルトンがiPhoneアプリを紹介するコーナー)

連載終了

漫画
  • ハニカム(著者:桂明日香)
  • キュン死に寸前!(著者:北別府ニカ、八雲あゆ)
  • みちゅえ日記(最初の題名は「ぱそこんのみつえちゃん」で、後に改名を何度か繰り返した)(著者:青木光恵)
  • 花のアンドロイド学園 (著者:加山紀章)
小説
随筆
レビュー
  • 物欲番長(著者:スタパ齋藤
  • 週アス デジギア図鑑(パソコンなどのデジタル機器に使われている部品の中身がどうなっているのかを、イラストで解説するコーナー)
その他
  • 週刊アスキー アイドル部(毎回様々なアイドルグループの活躍を紹介するコーナー)
  • WEB 0.2(大喜利コーナー)
  • 小林オニキスのボカロPですが何か?(著者:小林オニキス)※ボーカロイドを使って音楽を作る通称・ボカロPである筆者が、様々なボーカロイドクリエイター達と対談をするコーナー。

主な事件

カオスだもんね!「RMTの虎」事件

水口幸広『カオスだもんね!』528回「RMTの虎」にてRMT業者への取材によってのみ構成されており、ゲーム管理者側の立場や主張、RMTが多くのゲームで規約違反行為とされている事に関しての言及がほとんど見られず、解釈によってはRMT行為を推奨しているとも取れる内容になっていた。この記事によって最たる被害を受けたエヌ・シー・ジャパンは、アスキーとカオスに対して遺憾の意を表する文書を、本編中に名指しで挙げられた『リネージュII』の公式サイトで公開した。

アスキーはゲーム管理会社の他、『リネージュII』のプレイヤーはもとより、他のゲームでRMT行為による混乱に遭遇したことからRMTを批判する立場を取っているオンラインゲームプレイヤーたちからも厳しい批判を受け、編集長・宮野友彦の名義で謝罪文を掲載し、RMTに関する諸問題を真剣に考える企画記事を3回に渡り掲載した。

なお、『カオスだもんね!』は、従来よりカオススタッフがレポートをしたやりとりを基に漫画にするという形式をとっており、特に1社インタビューの場合は、相手の話した内容をさらに検証するといったことは基本的に行っていない。

姉妹誌

関連項目

脚注

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外部リンク

テンプレート:メディアワークス

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  1. 週刊のパソコン雑誌としては、ソフトバンククリエイティブから発行されていた『PC WEEK日本版』(1990年から1999年まで刊行)の方が創刊時期が早いが、こちらは定期購読のみで、店頭では買えなかった。
  2. 日本ABC協会の調査による。
  3. 前者は写真を掲載。テンプレート:要出典範囲
  4. テンプレート:Cite web