落出駅

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落出駅(おちでえき)とは、愛媛県上浮穴郡久万高原町柳井川の国道33号上にある、JR四国バス久万高原線及び黒岩観光バス久万高原町営バスバス停留場

概説

国鉄バス自動車駅として開設され、かつては松山高知急行線の本線(特に松山・佐川発の普通便)と八釜線との乗換駅として機能していた。ただし、駅の設備としては駅舎のみで、折り返しなどは近くの道路を使用して対処していた。

落出とは愛媛県上浮穴郡旧柳谷村の地名で、土佐伊予との中間点に当たる地点でもある。「おちないで」に通じることから、バスの切符が受験のお守りとされる。

近くには「郷角(ごうかく)」「大成」といったバス停もあり、かつて国鉄時代には「落出」から「郷角(合格)」行きの切符が発売されたこともあった。

2002年の路線短縮以降、松山高知急行線の終点となり、佐川方面への黒岩観光バスや久万高原町営バスの乗り換え拠点として機能することになった。駅業務は行なわれておらず、1階の事務室も待合室に改装されている。

停車路線

  • JR四国バス久万高原線(松山方面)
  • 黒岩観光バス(佐川方面)
  • 久万高原町営バス(西谷方面)

備考

愛媛県内には東温市(旧温泉郡川内町)の国道11号上にも「落出」というバス停があり、伊予鉄道瀬戸内運輸JR松山駅新居浜駅間の特急バスなどが停車するが、この項目のバス停とは全く別の場所である。