田本駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:駅情報

ファイル:Tamoto-1.JPG
駅名標(2007年9月)

田本駅(たもとえき)は、長野県下伊那郡泰阜村田本にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である。

朝夕の一部の普通列車は当駅を通過する一方で、朝に上りのみ設定されている快速列車は停車するため、逆転現象が生じている。

駅構造

単式ホーム1面1線を持つ地上駅飯田駅管理の無人駅で駅舎はなく、ホーム上に待合所が設置されているのみである。

いわゆる秘境駅。ホーム背後にはコンクリート製の巨大な擁壁(上部では擁壁から岩が突き出している)がそびえ、線路下は天竜川の渓谷である。駅へのアクセスは人ひとり通れる程度の山道のみが存在し、商店や民家は一切無い。車道に出るには、その山道を延々と15分ほど登らなければいけない。なお、その道の存在は地元住民でも知らない人がいる。学生1人・社会人1人が定期利用している。なお、山道へ行く道はトンネルを越えた所で分岐しており、もう片方は天竜川をまたぐ吊り橋(端に穴が開いている)へと続く。 開業当時は、天竜川方面に集落があり駅への道路もあったのだが、ダムの完成により集落は水没し道路は分断され、駅だけが孤立している。

駅周辺

  • 天竜川 - 駅前は断崖絶壁で、自動車・バイクでの乗り入れは不可能。

上述の山道を登って車道に出れば民家や焼肉屋(営業時間不明)、飲料自動販売機などもある。

  • 泰阜中学校 - 駅裏の高台上の至近距離にあるが、近道が無いので一旦車道に出て遠回りしなければならない。

歴史

隣の駅

東海旅客鉄道
飯田線
テンプレート:Color快速(上りのみ運転)・テンプレート:Color普通(一部の列車は通過)
温田駅 - 田本駅 - 門島駅

※過去に特急「伊那路」が臨時停車したこともある。

関連項目

テンプレート:Navbox