準大手私鉄

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準大手私鉄(じゅんおおてしてつ)とは、日本私鉄の分類の一つ。準大手民鉄ともいう。

概要

準大手私鉄の明確な定義はないが、日本民営鉄道協会に属する大手私鉄に対して、中小私鉄でありながら沿線地域の発展に伴って輸送規模が増大し、保有車両数や列車運転頻度などが大手私鉄に匹敵する鉄道会社のことを「準大手私鉄」と呼び慣わしてきた経緯がある。

趣味的な面だけでなく、公的な報道の場でも用いられており、国土交通省においても「準大手民鉄」の呼び名で分類を行っている。

2014年現在、以下の鉄道会社5社が準大手私鉄とされている。

カッコ内は一般的に呼ばれている愛称。このうち東証一部に上場していない3社は、泉北高速鉄道が南海グループの子会社(かつては第三セクター)、北大阪急行電鉄と神戸高速鉄道が第三セクターの鉄道会社である。

備考
相模鉄道は、かつて準大手私鉄とされていたが、1990年5月31日に日本民営鉄道協会で大手私鉄への格上げが承認され、大手私鉄の仲間入りをした。逆に神戸電鉄もかつては準大手私鉄とされていたが、2005年以降は中小私鉄に格下げされている[2]

関連項目

脚注

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  1. 2013年7月12日までは大証一部に上場していたが、東証との合併による大証の現物株式取引終了に伴い、東証一部上場となった。
  2. 国土交通省監修・財団法人運輸政策研究機構発行の『数字でみる鉄道』では2004年版までは準大手に分類されていたが、2005年版以降では中小民鉄に分類されている。

外部リンク

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