江差駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:駅情報

ファイル:江差駅・末端から.JPG
車止めからの駅の風景

江差駅(えさしえき)は、かつて北海道檜山郡江差町字陣屋町231にあった、北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線である。電報略号エシ

江差線の部分廃線に伴い、2014年(平成26年)5月12日廃駅となった。なお、道内最西端の有人駅であった[1]が、廃止に伴いその座を八雲駅に譲った。

歴史

ファイル:Esashi eki.jpg
1976年の江差駅と周囲約500m範囲。下が木古内、函館方面。駅舎前の短い単式ホームのみ。駅舎横の北側に切り欠き状の貨物ホームを有している。複数の留置線と駅裏の北側に転車台の残る小さな機関車庫を持つ。駅裏の南側には小さなストックヤードと引込線を有し、数両の貨車が留置されている。瀬棚線(廃線)の瀬棚駅同様に、当駅も港や中心地から1km程南側に離れた立地条件が良いとは言えない位置にある。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅構造

かつては貨物側線が多く存在し、急行「えさし」も発着していたが、晩年は単式1面1線ホームの地上駅だった。

木古内ブロック所属の社員配置駅(管理駅)であった。江差線神明駅 - 上ノ国駅間を管理していた。窓口営業時間外は駅員不在のため、夜間連絡先は木古内駅となっていた(湯ノ岱駅を除く)。

駅舎にはみどりの窓口があった。自動券売機が設置されていたが撤去された。トイレもあったが、営業時間外は施錠されていた。

改札業務は行っていなかったほか、普通列車はすべてワンマン列車のため、列車の乗降は無人駅と同じ扱いとなる。また、冬期間は除雪の関係で当駅で滞泊せず、湯ノ岱駅まで回送し滞泊していた。

駅周辺

日本海からほど近い丘の上にあり、町の中心地までは徒歩で15 - 20分ほどかかる位置にあった。

路線バス

2014年(平成26年)5月12日から、前日をもって運行を終了したJR江差線の代替バスとして、函館バスが「江差木古内線」を運行しているが、当該路線は「江差ターミナル」に発着し、旧駅前には乗り入れていない[3]

隣の駅

北海道旅客鉄道
江差線
上ノ国駅 - 江差駅

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:江差線 (廃止区間)
  1. 無人駅を含めると隣の上ノ国駅が道内最西端だった。
  2. テンプレート:PDFlink - JR北海道(2013年4月26日付)
  3. テンプレート:PDFlink(函館バス江差木古内線) - JR北海道(2014年5月12日閲覧)