楠ジャンクション

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ファイル:Location of Kusunoki Jct.gif
図-1 楠ジャンクションの位置
ファイル:Kusunoki Jct Plan.gif
図-2 楠ジャンクションとランプの配置
ファイル:Kusunoki JCT1.jpg
都心環状方面案内板

楠ジャンクション(くすのきジャンクション)は、愛知県名古屋市北区にある、名古屋第二環状自動車道名古屋高速1号楠線及び名古屋高速11号小牧線が接続するジャンクションで、大我麻町交差点の上空にある。

また、大我麻町交差点は、環状2号名古屋環状2号線国道302号)と名濃バイパス国道41号)が接続する。

ジャンクション構造

接続道路

以下の高速道路を接続する四叉分岐のジャンクションである(図-1)。

名古屋第二環状自動車道は環状2号名古屋環状2号線国道302号)と一体で整備された路線で、名古屋南JCT名古屋西JCT間で、名古屋市の東側から北側にかけて環状で結んでいる。当JCT付近は、西方向に走っており、東方が名古屋南JCT、西方が名古屋西JCTである。一方、名古屋高速道路北方向に直通する2路線が走っており、名古屋市街地へ向かう1号楠線が南方向、小牧へ向かう11号小牧線が北方向である。

当JCTはこれらの路線を相互に連絡するものである。名古屋第二環状自動車道の勝川IC-清洲東IC間開通に伴い、1991年に設置された。

線形と特徴

当JCTの平面図を図-2に示す。本線ランプともに箱桁橋をはじめとする高架構造である。比較的市街化が進んだ地域に設けられたジャンクションであり、日本道路公団(現・中日本高速道路株式会社)の施設のある北西側に構造物を集中させた結果、変則的な対向ループ型のランプ配置となった。合流・分流も複雑で、ランプの縦断勾配も上り・下りの変化が激しい。

また、名古屋第二環状自動車道の南側には、東海交通事業城北線が高架で併走しており、交差するランプは高架でこれを越えている。更に、名古屋第二環状自動車道は環状2号名古屋環状2号線国道302号)、名古屋高速道路は名濃バイパス国道41号)上空に設けられており、国道が交わる大我麻町交差点も立体交差しているなど、一帯は多層の立体交差構造となっている。

料金所・併設インターチェンジ

料金所

名古屋第二環状自動車道と名古屋高速道路は、管理する事業者が異なりそれぞれ単純支払い方式であるため、乗り継ぎの際は料金所を通る。ただし、名古屋高速道路は付近に本線料金所が別途設けられているため、ジャンクション内の料金所は名古屋第二環状自動車道の料金所2ヶ所のみである。

第一料金所(名古屋IC・名古屋南JCT方面入口)
  • レーン数 : 3
    • ETC専用 : 1
    • 一般 : 1
    • 休止 : 1
第二料金所(清洲JCT・名古屋西JCT方面入口)
  • レーン数 : 2
    • ETC専用 : 1
    • 一般 : 1

併設インターチェンジ

ジャンクションであることから一般道路とのアクセスはないが、付近には以下のインターチェンジが併設されている。

  • 楠IC : 名古屋第二環状自動車道名古屋南JCT方面(東方)のみの片方向出入口。国道302号と接続。
  • 楠出入口 : 名古屋高速1号楠線の出入口。南方のみの片方向出入口。国道41号と接続。

いずれも片方向のみの出入口であり、名古屋第二環状自動車道西方とのアクセスは山田東IC(出口のみ。約1.5km西)及び山田西IC(入口のみ。約2.5km西)にて可能である。また、名古屋高速11号小牧線とのアクセスは、約1km北の豊山南出入口で可能。

歴史

  • 1991年3月19日 : 東名阪自動車道(現・名古屋第二環状自動車道) 勝川IC-清洲東IC間開通に伴い供用開始。名古屋高速1号楠線に接続。
  • 1994年11月16日 : 名古屋高速1号楠線延伸工事のため、1号楠線との分岐を中止。
  • 1995年9月19日 : 名古屋高速1号楠線 楠JCT-東片端JCT間開通に伴い1号楠線に再度接続。
  • 2001年3月11日 : 名古屋高速11号小牧線と接続。

名古屋第二環状自動車道
(12)楠IC - (13)楠JCT - (14)山田東IC
名古屋高速1号楠線
(104,114)楠出入口 - (13)楠JCT
名古屋高速11号小牧線
(13)楠JCT - (1101,1111)豊山南出入口

写真集

関連項目

外部リンク

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