日本漢字能力検定協会

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財団法人日本漢字能力検定協会本部

公益財団法人日本漢字能力検定協会(にほんかんじのうりょくけんていきょうかい)は、日本漢字能力検定の実施等を行う。元文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課)所管。

概要

  • 主な目的 - 日本漢字能力検定の実施、参考書籍の出版、漢字学習の振興
  • 代表者
    • 理事長 高坂節三(こうさかせつぞう)東京都教育委員会委員
      • 設立以来長らく役員の職にあった大久保昇・浩親子は、問題発覚後の2009年4月に、それぞれ理事長、副理事長兼事務局長を辞職している。
      • 鬼追明夫理事長も、1年の任期満了で、2010年3月をもって退任した。[1]
      • その後任の池坊保子衆議院議員も、任期途中の2011年3月に解任された[2]

実施事業等

株式会社オーク(日本語文章能力検定協会)が実施する日本語文章能力検定(文検)の監修を、2009年(平成21年)度第1回まで行っていたが、同社との業務提携解消に伴い、監修と実施運営の協力を中止[3]。そのため、文検の実施も、2009年度第2回以降休止となっている。

2016年に漢字博物館・図書館を京都市に開館し、合わせて本部事務所の入居を計画している[4][5]

商品

沿革

  • 1971年 - 松下電工の社員であった大久保昇が脱サラし、現在の京都府京都市西京区でビル賃貸業を始め、パン店を経営する。
  • 1975年 - 経営する賃貸ビル内に漢字塾があり、大久保がそれに着目し任意団体として日本漢字能力検定協会(財団法人日本漢字能力検定協会の前身)を設立。理事長に就任。
    • 漢字検定を同年から開始し、1991年まで行う。1989年には大久保の長男・浩がリクルートを退社し家業を手伝う。
    • 当時の旧漢字検定試験は最高位の5段から小学校1年レベルの15級まで20段階の区分があり、現在の各級とはレベルは異なっていた。
  • 1992年
  • その後、各省庁の認定試験制度が廃止され文部科学省後援の検定となる。
    • 2009年4月20日、文部科学省は当年度の試験に対し、後援の取り消しを決定した。
    • 2010年度以降も、文部科学省からの後援は取り消されたままとなっている。
  • 1995年 - 「今年の漢字」の募集・発表を開始。
  • 2000年 - 協会本部2階に漢検漢字資料館開館。
  • 2009年4月- 大久保昇が理事長を辞職し、後任の理事長に弁護士鬼追明夫が就任。
  • 2009年5月 - 前理事長と息子の前副理事長が背任の容疑で逮捕される(漢検協会事件)。
  • 2010年4月 - 衆議院議員池坊保子が理事長に就任
  • 2011年3月 - 理事長池坊を解任[2]

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. 「火消し役、終えた」漢字検定協会の鬼追理事長が退任へ MSN産経ニュース・2010年2月18日
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Cite news
  3. 平成21年度事業計画書 漢検協会
  4. テンプレート:Cite news
  5. テンプレート:Cite web