日テレG+

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日テレG+(にっテレ・ジータス)は、「日テレ」こと日本テレビによるスポーツ専門チャンネル

概要

スカパー!プレミアムサービス[1]スカパー!(東経110度CS放送)[2]、および各地のケーブルテレビなどに加入すると視聴できる。

日テレではおなじみの読売ジャイアンツ(巨人)のプロ野球中継を初め、格闘技サッカーモータースポーツ等の各種スポーツの中継や、その関連番組で構成されている。このため、スカパー!では「プロ野球セット」や「プロレス・格闘技セット」のラインナップに組み込まれている(前者はスカパー!プレミアムサービスも含む)。

また上記の他に、読売新聞社によるニュースや教養番組も放送されていたが、2012年3月いっぱいで全て終了となった(詳しくは後述)。

原則として毎日5時を基点とする24時間放送である。ただし、巨人戦のナイター中継日は延長による番組の繰り下げが生じる場合に備え、27時(翌日3時)から2時間の放送休止時間が設定されていた[3]が、2014年からは野球中継が実施される日も放送休止を原則として設けず、3時-5時は「ジャイアンツタイムマシーン」を基本としつつ、試合の延長が発生した場合フィラー番組を放送することで24時間放送を維持することになった。

チャンネル名の変遷

2002年3月1日に『G+ SPORTS & NEWS』(ジータス・スポーツアンドニュース)の名称で放送を開始。名称は、巨人戦の完全中継と日本テレビの豊富なスポーツコンテンツ、そして読売新聞社提供のニュースを組み合わせて放送するチャンネルという意味合いを込めている。

放送開始当初は、プラット・ワン(現・スカパー!(東経110度CS放送))のみ放送していたが、同社のスカイパーフェクト・コミュニケーションズとの合併(のちのスカパーJSAT)により、スカパー!での放送も始まった。2004年2月18日よりサービス放送が開始され、同年3月1日より有料放送が開始。スカパー!プレミアムサービスでは、従来日テレNEWS24とのセット加入(2チャンネル合わせて月々1050円)となっていたが、2008年11月に廃止された。

2006年3月1日より、現在の『日テレG+』に名称を変更。ロゴマークは大きな変更はないが、「SPORTS & NEWS」の部分がなくなった。同年5月に、視聴可能世帯数が500万を突破した。さらに2008年3月には600万世帯を超えた。

2010年3月1日午前6時、スカパー!HD(現・スカパー!プレミアムサービス)にてハイビジョン放送『日テレG+ HD』開始。同時にスカパー!e2(現・スカパー!)での放送がハイビジョン化された。

2013年6月30日、スカパー!プレミアムサービス光にて標準画質放送が終了し、HD放送に完全移行した。

主な番組

前述した通り、2012年3月までは読売新聞社が制作する番組も放送されており、その時間帯は「ニュース・カルチャータイム」と名付けられていた(同社が関与しない、同様のジャンルの番組もあった)。時間は毎日、9:00 - 12:30、16:00 - 17:00、22:00 - 23:00。

「ニュース・カルチャータイム」の番組は事実上日テレNEWS24へ一本化されて消滅し、同年4月以降は日テレ制作のスポーツ関連のコンテンツに特化している。

スポーツ

プロ野球

  • Dramatic Game 1844
    読売ジャイアンツ戦の全主催ゲームを、試合開始の30分前から試合終了まで完全生中継する[4]
    ビジターゲームも、日テレの系列局が放映権を持つ阪神タイガース広島東洋カープセ・パ交流戦東北楽天ゴールデンイーグルス戦を地元局から供給を受けて放送する[5]。また、日本選手権シリーズも地上波との同時放送を行う。
    2009年からは、当日深夜(原則23時から翌朝3時)に撮って出し録画放送を行うようになった(巨人主管試合のみ)[6]
  • GIANTS IN 東京ドーム
    過去に東京ドームで行なわれた巨人主催試合の名場面を、1年 - 3年のくくりで紹介して振り返る10分番組。主に巨人戦中継の終了が早まった場合の穴埋め番組として放映される。
    2010年度からは画面比16:9のワイドサイズで制作されるようになったため、それ以前に製作・放映された4:3映像のものに関しては、画面左右にピラーボックスを挿入。
  • 巨人練習中「直生」
    東京ドームでナイターゲームが行われる日のみ、14時30分から巨人の練習の模様を生中継する。当日のゲームを担当するアナウンサーの実況と共に、ゲームの見どころを解説する。
    番組自体は日テレが出資している東京ケーブルネットワーク(TCN)が制作しており、テロップも同社仕様のものが使用されている。また、ゲーム中継のハイビジョン化後もしばらくは画面比4:3の標準画質放送であった。
    日本テレビスポーツのテーマ』がオープニングテーマとして使用されている。
    なお、毎年2月のキャンプ期間中に放送される『ジャイアンツキャンプ中継』もほぼ同様の体裁で制作されている。
  • イースタン・リーグ中継
    ジャイアンツ球場などで行われる、巨人二軍の試合を生中継。
  • ズムサタ プロ野球熱ケツ情報
    日本テレビ系列で放送されている『ズームイン!!サタデー』のワンコーナー『プロ野球熱ケツ情報』の総集編。
    放映は地上波放送の2週分をまとめたもので、『ズムサタ』本放送ではカットされた未公開シーンなどが追加されている。
  • ジャイアンツヴィンテージ
    日本テレビ開局当初の映像資料の残っているものから、V9時代などの名場面を放送。
  • ジャイアンツタイムマシーン
    上記「ヴィンテージ」の姉妹版で、こちらは1980年代から1990年代の巨人をシーズンごとに振り返る番組。2011年は新企画として対戦カード別の名勝負集(セ・リーグ他の5球団と対戦したもの)が放送された。
  • ジャイアンツフラッシュバック
    当該年度の年末・年始に放送。そのシーズンにおいての名勝負・名場面の様々を取り上げる。
  • 徳光和夫の週刊ジャイアンツ
    巨人関連の情報番組。
  • ジャイアンツファンフェスタ中継
    毎年勤労感謝の日に東京ドームで行われるファン感謝デーを中継。

プロレス・格闘技

  • NOAH di コロッセオ
    『NOAHスペシャル』で放送した試合を、約2~3週間後に分割して放送。
  • 独占NOAH情報(月一回)
    日テレプロレス班に所属するアナウンサーが3人ランダムに登場し、シリーズを振り返りながらお勧めの試合などをピックアップ。
  • プロレスクラシック
    かつて『全日本プロレス中継』・『日本プロレス中継』で放送された中から名勝負をピックアップして再放送。
    内容は月一回更新で、2009年7月以降は奇数月に新作、偶数月にアンコールを送る。2009年3月までは全て新作だったが、同4月から6月まではアンコールのみだった。
  • ボクシング激闘列伝(2011年まではボクシングお宝名勝負)
    日テレに保管されている過去の名勝負をピックアップして放送。

サッカー

モータースポーツ

アメリカンフットボール

陸上競技

  • 箱根駅伝
    時差放送。開催に先立ち、予選会や事前番組などが、3月にはハイライト番組も放送。
  • 全日本大学女子駅伝
  • 東京マラソン
    西暦偶数年に放送。奇数年はフジテレビが担当する。
    BS日テレでも、当日21時から3時間のハイライト番組を五輪・世界選手権選考会のレースを中心に放送。
  • 関東インカレ(ハイライト・「箱根駅伝」予選会におけるポイントが与えられる。)
  • 防府読売マラソン
    2009年より中継。BS日テレからの移行。地上波は西日本ブロックネット。

スポ根アニメ

その他

過去の番組

スポーツ

『速報!!デジナマ巨人』と『横浜国際女子駅伝』を除き、読売新聞東京本社制作の番組(「ニュース&カルチャー」枠内で放送)。

  • ジャイアンツてれび→ジャイアンツ先生
    親子向けの番組で、野球の面白さや巨人についてレクチャーする。
  • ジャイアンツ広場
    巨人選手によるチビッ子野球教室やファンサービス、ファーム情報などを提供。
  • われらG党(2011年春からの1年間)
    『ジャイアンツ広場』の上記のコーナーや、歴代OBへのインタビュー、過去の名勝負の歴史などを紹介するミニコーナーで構成。

ニュース・情報番組

その他の特記事項

読売新聞(朝刊)の第2テレビ・ラジオ面には、日テレプラス ドラマ・アニメ・スポーツ日テレNEWS24と共に番組表が掲載されている。なお日テレプラス ドラマ・アニメ・スポーツ(旧:日テレプラス)は、2012年から当チャンネルに続いてプロ野球中継に参入している(2012年は福岡ソフトバンク、2013年は楽天の各主催全ゲームを担当)。

2011年3月11日東日本大震災が発生した折には、読売新聞社が震災報道に重きを置くため、3月15日以後「ニュース&カルチャー」枠の全番組(通販番組を除く)を一時休止し、該当する時間は『GIANTS in 東京ドーム』で穴埋めされていた。3月25日ごろから徐々に通常編成に戻っていったが、中には同年3月末での番組終了が決まっていた『青森探偵A』をはじめ、放送が再開されずに打ち切られた番組も数本あった。

日テレが保有する他の衛星放送チャンネルでは、2014年4月までに、チャンネルロゴが地上波仕様のものに変更されたが、当チャンネルのロゴは、「日テレ」が入っていない為、変更されず、引き続き使用される。ただし、地上波仕様に準じた「日テレG+」ロゴも別途製作され、公式ウェブサイトなどで使われている。

三沢光晴(2009年没)の忌月となる6月はNOAH、プロレスクラッシックは毎年三沢光晴特集が組まれ、関連番組を放送している。

関連項目

脚注

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外部リンク

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テンプレート:読売新聞グループ本社
  1. 衛星一般放送事業者は、標準画質放送が日テレの直営、ハイビジョン放送がスカパー・ブロードキャスティング
  2. 衛星基幹放送事業者は、系列会社のシーエス日本
  3. 2009年以前は7時を基点とし、5時から7時にかけて放送休止としていた。
  4. 2002年には、東京ケーブルネットワーク(TCN)制作の北海道日本ハムファイターズ戦も放送されていた(球団の札幌移転をもって、放送終了)。
  5. 2008年まではトップ&リレー中継で、地上波での全国中継が行われない場合に完全中継としていたが、2009年からは地上波全国中継の有無に関係なく完全中継となった。なお、楽天戦に限り、地上波が他系列局で放送となる場合は日本テレビが独自制作する。
  6. 日曜日はMotoGPの開催と重なる場合、月曜日深夜の同時刻に順延される。この場合や、極端に試合が長引いた時は一部抜粋・編集して4時間にまとめたものが放送されることもある(該当例・2009年4月12日開催で13日に再放送された「巨人対阪神戦」)。