新千歳空港インターチェンジ
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テンプレート:高速道路施設 新千歳空港インターチェンジ(しんちとせくうこうインターチェンジ 英語名:New Chitose Airport[1])は、北海道千歳市泉沢の道央自動車道のインターチェンジ(IC)である。
概要
従来、道央自動車道から新千歳空港に向かうには、千歳ICで高速道路を降りて、北海道道77号千歳インター線、国道36号を経由する必要があった。国道36号は幹線道路であり、また道道77号は泉沢地区の住宅地と千歳臨空工業団地から千歳中心街へのルートであるため、他の通過交通や生活交通も多い。その上、千歳市街地付近であるため、経路上に信号が10か所あり、小中学校も近所に所在し、指定通学路であった。そのため、空港までの時間短縮と市中道路の混雑緩和を目的に、市街地付近を迂回して空港にアクセスすることを可能とする新千歳空港ICが追加設置された。
他のアクセス改善案には、従来ルートの千歳ICから新千歳空港までの現道(道道77号、国道36号)を改良する案、美沢PAに新インターを建設し、インターと北海道道1091号泉沢新千歳空港線を結ぶ道道を新しく建設する案が存在したが、いずれも採用案より高コストである割には効果の差が小さいため、千歳市泉沢の道央自動車道と上記の道道1091号が交差する地点にICを建設することが決定された。札幌方面からのアクセスの場合、このルートの道のりは従来ルートより3.5km長いが、所要時間は千歳ICから起算して10分となり従来より4分短縮となるとされる。総工費は36億円で、北海道が26億円、事業者のNEXCO東日本が10億円を負担した。2013年8月3日午後3時に開業。
道路
周辺
歴史
- 2009年6月30日 - 国土交通省から連結許可が下り[2]、地域活性化インターチェンジ制度での設置が計画される。
- 2010年6月 - 着工。
- 2013年8月3日 - 15:00から供用開始[3][4]。
料金所
- ブース数:4
入口
- ブース数 : 2
- ETC専用 : 1
- 一般 : 1
出口
- ブース数 : 2
- ETC専用 : 1
- 一般 : 1
隣
脚注
- ↑ 新千歳空港の公式な英語表記に合わせている。従って、「Shin-chitose Airport」ではない。
- ↑ 報道発表資料より
- ↑ 苫小牧民報社 新千歳空港と高速路を直結 新しいIC着工
- ↑ 道央自動車道 新千歳空港インターチェンジ(IC)の開通について (NEXCO東日本、2013年4月19日 閲覧)