播磨新宮駅

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テンプレート:駅情報 播磨新宮駅(はりましんぐうえき)は、兵庫県たつの市新宮町新宮にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)姫新線。手延素麺揖保乃糸の産地、たつの市新宮町の中心駅である。

駅構造

単式・島式2面3線のホームを持つ橋上駅。各ホームと2階の改札口とは階段および3基のエレベーターで連絡する形になっている。2階の改札外には南北方向の自由通路があり、自由通路につながる階段にはスロープが併設されていて、自転車も通行可能である。トイレは南口改札外に1箇所ある。多機能トイレつき。駅舎の外壁にはSPring-8をイメージしたステンレスによる円形の飾り帯が取り付けられている[1]

姫路駅から当駅までは、全駅に交換設備がある。

姫路鉄道部が管理し、ジェイアール西日本交通サービスが業務を行う業務委託駅で、自動改札は設置されていない。ICOCAはサービスエリア外のため使えない。

2010年9月11日以前は地上駅で、駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは構内踏切で連絡していた。姫新線高速化事業の一環として、2009年8月より駅舎の橋上化工事がおこなわれて2010年9月に完成し、9月12日の始発列車より運用が開始された。自由通路の設置により、懸案だった駅の南北間の通行が改善された。そして北ロータリーと駐車場の整備が2011年春に完了し、同年3月より、使用開始された[1]

夜間滞泊設定駅。

播磨新宮駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 テンプレート:Color姫新線 下り 佐用津山方面 主に姫路方面からの直通
上り 姫路方面 当駅始発の一部
2 テンプレート:Color姫新線 上り 姫路方面
3 テンプレート:Color姫新線 下り 佐用・津山方面 主に当駅始発
上り 姫路方面

1番のりば(下り本線)は姫路方からのみ入線可能で、出発は両方向に対応。2番のりば(上り本線)は両方向からの入線が可能だが、出発は姫路方面のみ対応。3番のりば(上下副本線)は両方向からの入線・出発とも対応している。当駅始発・終着の列車が多いため、発着番線は不規則である。

姫路から出発する列車は、当駅止まりのものが半数以上にわたり、ここから佐用方面へは日中1時間に1本程度である。佐用方面に行く場合も、ここで乗り換えになる列車が多い。2009年度までは当駅より佐用方面は月2回、線路保守・高速化工事によるデータイム運休が行われていたが、2010年度は当駅 - 佐用駅間で運休日は設定されなかった。

駅周辺

利用状況

1日平均の乗車人員は1,070人である(2010年度)。

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

  • 1,253人(2000年度)
  • 1,174人(2001年度)
  • 1,145人(2002年度)
  • 1,101人(2003年度)
  • 1,094人(2004年度)
  • 1,080人(2005年度)
  • 1,066人(2006年度)
  • 1,018人(2007年度)
  • 1,019人(2008年度)
  • 1,022人(2009年度)
  • 1,070人(2010年度)

歴史

  • 1932年昭和7年)7月11日 - 国有鉄道姫津線(当時)が東觜崎駅から延伸した際の終着駅として開業。
  • 1934年(昭和9年)
    • 3月24日 - 姫津線が当駅から三日月駅まで延伸。途中駅となる。
    • 11月28日 - 姫津西線開業に伴い、姫津線が姫津東線に改称され、当駅もその所属となる。
  • 1936年(昭和11年)
    • 4月8日 - 当駅を含む姫路駅 - 東津山駅間が全通したため姫津東線が姫津線の一部となり、当駅もその所属となる。
    • 10月10日 - 姫津線が姫新線の一部となり、当駅もその所属となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継。
  • 2009年(平成21年)8月22日 - 橋上駅舎化工事に伴い、仮駅舎に移転。
  • 2010年(平成22年)9月12日 - 橋上駅舎化。

隣の駅

西日本旅客鉄道
テンプレート:Color姫新線
東觜崎駅 - 播磨新宮駅 - 千本駅

脚注

テンプレート:Reflist

関係項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:姫新線

  1. 1.0 1.1 78年ぶり改築、新駅舎が開業 JR播磨新宮駅神戸新聞2010年9月12日