戸城憲夫

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テンプレート:Infobox Musician 戸城 憲夫(としろ のりお、1960年7月5日 - )は、日本のロックミュージシャンベーシスト香川県生まれ、埼玉県出身。拓殖大学卒。グラスデッドフリッカーズを経て、ZIGGYに加入。作曲、編曲を担当。おいちゃんという愛称で親しまれている。


来歴

  • 1986年、グラスデッドフリッカーズを経て、ZIGGYに加入。
  • 1987年、ZIGGYのベーシストとしてメジャーデビュー。森重樹一とともに、ZIGGYの約半数の楽曲を作曲。
  • 1990年、"山羊智詞&赤羽楽団"に参加。
  • 1992年、横関敦新美俊宏、土橋宗一郎とともにバンド"LANCE OF THRILL"結成。
  • 1996年、土橋がLANCE OF THRILLを脱退、板谷祐が加入し、バンドはそのままTHE SLUT BANKSとして活動。
  • 1999年、ZIGGY脱退。
  • 2000年、板谷祐の脱退に伴い、THE SLUT BANKSが解散するも、即座に高木フトシを迎え、BAD SiX BABiESとして活動。
  • 2002年、BAD SiX BABiES解散。
  • 2003年、森重樹一、元SADS坂下たけとも満園英二とともに、The DUST'N'BONEZ結成。
    2011年の森重脱退まで、ライヴを中心にアルバム4枚、シングル2枚、ミニアルバム2枚リリースと精力的に活動。
  • 2007年、THE SLUT BANKS活動再開。
  • 2010年、森重、宮脇"JOE"知史とともにZIGGYとして期間限定のツアーを行う。
  • 2010年、BAD SiX BABiES活動再開。
  • 2011年、THE SLUT BANKSとBAD SiX BABiESの初のスプリットツアーを行う。


現在の活動

森重樹一(ZIGGY)、元SADSの坂下たけとも、満園英二との4人編成のバンド。2011年1月に森重が脱退し、現在は活動休止中。
高木フトシ、石井ヒトシ、元ZIGGYの大山正篤との4人編成バンド。2002年に解散するも2007年頃から定期的にライブを行っており、2010年以降、THE SLUT BANKSと並行して、コンスタントに活動中。
Gently Weepsと名乗ることもあった。
2000年に解散するも2007年大晦日に突如復活。現在コンスタントに活動中。

人物

  • 敬愛するミュージシャンは、ビートルズキッスニューヨーク・ドールズハノイ・ロックスモトリー・クルーガンズ・アンド・ローゼスなど。また、自らと同時代に活動しているミュージシャンへの敬愛も度々語っている。
  • 常に最先端の音楽に敏感に反応し、それを音楽性に反映させ、ZIGGYのバンドとしての成長に一役買った人物である。森重樹一の発言によると、ZIGGYがユニット編成であった1990年代中期はとりわけ貪欲に音楽の探究を行っており、当時のZIGGYの音楽性も戸城の嗜好が反映されることが多かったという。[1]
  • ベテランミュージシャンとして扱われる事を極端に嫌っており、事あるごとに「若々しくやりたい」といった旨の発言をしている。THE SLUT BANKS結成時にキャリアを持つメンバーを揃えながらも、変名、扮装を行ったのはそのような戸城のこだわりの表れである。[2]
  • ベースプレイはほとんどピック弾きで行う。
  • 長年に渡り株投資をしており、自身のHP「[1]世田谷スポーツ」では株日記を書いている。また「ダイヤモンドZAi」(2007年8月号)「セキララ投資家日記」のコーナーに登場し、「損切りなんてロックじゃねえよ!」という衝撃的なコメントと共に、株式投資を始めた経緯や投資スタンスなどをセキララに語った。
  • イラストやデザインの才能にも長けており、これまで所属してきたバンドの作品やグッズに活かされている。
  • 奔放な発言の多さとは裏腹に、ゲームセンターでのアルバイト時代にいじめられていた中学生を助ける、痴漢を取り押さえて殴りかかるといった正義感の強い一面もある。[3] [4]
  • 機材に関してはZIGGY初期よりフェルナンデスを使用モッキンバードシェイプやサンダーバード、独自のシェイプのモデルなどを同社で製作している。近年はGibsonのNIKKI SIXXモデルであるBLACKBIRDをメインとしている。アンプはアンペグフェンダー、アッシュダウン、エフェクトはクライオ処理されたチューブスクリーマー。
  • SIAM SHADENATCHINは戸城からもらったベースを所有しているとのこと。
  • ヘヴィメタル雑誌『BURRN!』で喜国雅彦の6コマ漫画「ROCKOMANGA!」を連載するきっかけを作ったのは戸城であり、戸城がBURRN!の誌面の固さに疑問を感じ、当時副編集長で親交もある増田勇一に喜国の漫画を掲載出来るよう提案を出したところ、増田が酒井に交渉した結果連載が決まった[5]

楽曲提供

  • 大西結花
    「マスカレード」作詞:小幡洋子 作曲:戸城憲夫
  • 尾身和樹
    「BE ALIVE」作詞:尾身和樹・今泉圭姫子 作曲:戸城憲夫 「BIRD」作詞:今泉圭姫子 作曲:戸城憲夫
    「FUTURE LUCK」作詞:尾身和樹 作曲:戸城憲夫 「MY SONG」作詞:高木誠一郎 作曲:戸城憲夫
  • キッド・ロビン
    「Good Lovin'」作詞:Thoman Benjamin Robinson 作曲:戸城憲夫
  • CRIPTON
    「嵐ヶ丘」作詞:今野久美・森本公紀 作曲:戸城憲夫
  • 高橋不二人
    「DONG JA KA」作詞:高橋不二人 作曲:高橋不二人・戸城憲夫
  • TUSK
    「CAST」作詞:板谷祐 作曲:戸城憲夫
  • ダークキャット・イメージアルバム
    「HUMANISM 19XX」「LONELY GENERATION」「MAD WORLD」 いずれも作詞:紅玉 作曲:戸城憲夫
  • 中山忍
    「千年の難破船」作詞:石川あゆ子 作曲:戸城憲夫
  • 野沢直子
    「彼は新聞少年」作詞:野沢直子 作曲:戸城憲夫
  • hiro-C
    「じゃがたわーのうた ユメニムカッテ」作詞:KEIKO IMAIZUMI 作曲:戸城憲夫
  • 兵藤ゆき
    「地図にない街」作詞:兵藤ゆき 作曲:戸城憲夫
  • BABY'S
    「TEACHER TEACHER」作詞:井上龍仁 作曲:戸城憲夫
  • 松本梨香
    「あたしナイスな純・情・派」作詞:紅玉 作曲:戸城憲夫
  • 森重樹一
    「Rusty Voice」作詞:森重樹一 作曲:戸城憲夫
  • 山瀬まみ
    「花売り娘」「本日はSEITEN成り」いずれも作詞:山瀬まみ 作曲:戸城憲夫

外部リンク

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

テンプレート:ZIGGYテンプレート:Music-bio-stub
  1. HEAVEN AND HELL 天国と地獄のはざまで SIDE HEAVEN
  2. ロッキンf 2000年11月号
  3. 派手目な普段着
  4. アリーナ37℃ 1990年
  5. 「ROCKOMANGA!」(リットーミュージック)256~257p 喜国雅彦インタビューより