広島県総合グランドメインスタジアム

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テンプレート:混同 テンプレート:Pathnav テンプレート:スタジアム情報ボックス テンプレート:Vertical images list テンプレート:Multiple image 広島県総合グランドメインスタジアム(ひろしまけん・そうごうグランド・メインスタジアム)は、広島県広島市西区広島県総合グランド内にある陸上競技場。通称、「広島スタジアム」。略称は、「広島ス」

施設の命名権コカ・コーラウエストホールディングスに売却したため、2008年4月1日よりCoca-Cola West 広島スタジアム(略称は主に「コカスタ」表記)。

概要

広島陸上界における聖地。施設は広島県が所有し、財団法人広島県教育事業団が指定管理者として運営管理を行っている。以前は織田幹雄記念国際陸上競技大会も行われていた。

また球技場としても使用されている。以前はJリーグサンフレッチェ広島のホームスタジアムだった。現在では、天皇杯皇后杯などの全国規模の大会や、全広島サッカー選手権大会高円宮杯U-18プリンスリーグ中国など地方規模の大会など広島県サッカー協会主催のサッカー公式戦会場として、マツダブルーズーマーズ中国電力ラグビー部トップキュウシュウ主催のラグビー公式戦会場としても利用されている。

歴史

1941年12月、広島県の皇紀2600年記念事業の一環として完成した、「総合体錬場(現広島総合グランド)」の一施設。完工式は同年12月7日に行われ、陸上競技織田幹雄吉岡隆徳高田静雄の3選手が模範演技を見せた。この日から3日間記念の体育大会が行われたのだが、翌8日から太平洋戦争に突入、大会は予定どおり行われたものの、会場でも大本営発表が再三放送されたとの回想もある。

1945年8月6日広島市への原子爆弾投下の際には、爆心地から約3.5 km(右地図より)に位置した。右地図資料より火災は来なかったが付近の建物破損が起きた可能性はあるが、広島市が発行した原爆戦災誌などの公式資料にはここの被災状況は記載されていない。

1951年広島国体で初めて全国規模の大会に利用された。南側に広島空港(広島西飛行場)ができ、1961年から供用開始している。

1993年に開幕するJリーグに参加するサンフレッチェ広島がホームスタジアムとして使用することや、1992年アジアカップ1994年広島アジア大会1996年ひろしま国体の試合会場として使用することから、1992年に全面改築を施した。

また、1996年から始まった全国都道府県対抗男子駅伝競走大会のスタート地点にもなっていたが、転倒シーンが多く見られた為コースの変更を余儀なくされ、わずか4年でスタート地点としての役目を終え、2000年からはスタート地点もゴール地点と同じ広島平和記念公園となった。

2003年に発足した「専用スタジアム推進プロジェクト」にて、サッカー専用スタジアムに改修しサンフレッチェ広島の本拠地とする計画が挙がった。しかし、これには陸上競技関係者の反対にあい、都市公園法[注 1]および航空法[注 2]の問題もあり、断念することとなった(詳細は広島のサッカースタジアム構想参照)。

2008年、コカ・コーラウエストホールディングスが命名権を買い取り、「Coca-Cola West 広島スタジアム(コカ・コーラウエスト・ひろしまスタジアム)」に。

なおサンフレッチェは1994年(公式には1996年)以降、同じ広島市内にある広島ビッグアーチにホームスタジアムの登録を変更したため、2006年までは準ホーム扱い[注 3] となっていたが、2007年以降サンフレッチェ主催の試合は行われなくなった。これはここが固定席を約7千席分しか有しておらず[1]、Jリーグの提示した規定の固定座席数(J1・1万5000、J2・1万)の固定席を確保できないためである。[注 4]

しかし2011年8月13日、広島ビッグアーチに試合日程発表前から他のイベント予約が入っていた影響で、同日行われるJ1リーグ公式戦の代替会場としてここでの開催が決定した[2]

J1規定に対応するために次のような仮設施設の設置工事をした。

  1. バックスタンド前に仮設席を設置[3]
  2. ゴール裏席の前に立見席(グラウンド上にフェンスを囲った形)を設置[4]
  3. トラック運搬型の仮設オーロラビジョンをゴール裏とバックスタンドの間のスペースに設置[5]

また、南側に広島西飛行場があった関係から、航空法による高さ規制により当施設の改修には制限があったが、2011年に空港の閉鎖とヘリポート化への変更が決まったため当施設に屋根をかけることに制限がなくなった。

現在のスタジアム概要

  • 交通 JR広島横川の各駅と広島西飛行場からのバスで総合グラウンド入口下車
  • 日本陸上競技連盟第1種公認
  • トラック:400m×8レーン、全天候舗装
  • フィールド:天然芝
  • 収容人員約13000人(ゴール裏が芝生席)
  • ナイター照明設備(メイン・バック両スタンドに設置)
  • スコアボード:電光式

総合グランド内その他の施設

脚注

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注釈
  1. 2万人屋根つき専用スタジアムに改修しようとした場合、隣接する広島県総合グランド野球場を解体しなければならないため、野球関係者からの反発は必至
  2. この計画構想当時、近くに広島西飛行場があったためにスタンドに屋根をつけようとすると航空法による高さ制限にひっかかった。
  3. 1993年までと1994年のNICOSシリーズ(年間後期)はアジア大会に備えたビッグアーチの芝生保護の観点から試合数を制限するため、1998年第1ステージはビッグアーチの芝生張替えや施設改修のため使えず、代替ホームとして使用された
  4. J3は5000人以上収容を原則としているので、J3規格については充足している
出典

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関連項目

外部リンク

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|-style="text-align:center" |style="width:30%"|先代:
瑞穂陸上競技場
名古屋市) |style="width:40%; text-align:center"|国民体育大会
主競技場

広島国体 (1951年) |style="width:30%"|次代:
宮城陸上競技場
仙台市テンプレート:本拠地の変遷

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テンプレート:AFCアジアカップ1992スタジアム
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