川田孝子

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川田 孝子(かわだ たかこ、1936年10月30日 - )は、日本童謡歌手。姉は童謡歌手の川田正子、妹も同じく童謡歌手であった川田美智子

経歴

姉の川田正子が歌手を引退後、童謡歌手として1959年(昭和34年)に結婚し引退するまで長く活躍した。数多くの童謡作品を歌い、姉の正子と共に人気を博した。当時、川田孝子は他の童謡歌手よりも非常に声量が豊かであったと言われている。姉のような変声期もなく、NHK紅白歌合戦にも2回連続出場している(詳細は下記参照)。

1947年、代表曲ともいえる「お花のホテル」や「見てござる」を発表し広く愛唱された。

2001年、東京のNHKホールで開催された川田正子の歌手生活60周年記念コンサートに応援で登場した(歌は歌っていない)。

2006年1月22日、姉の川田正子が死去。 同年3月に放送された昭和歌謡大全集第26弾(テレビ東京)の川田正子追悼コーナーに緊急出演(歌は歌っていない)するなど、歌手として引退はしているものの、70年代から現在まで時折テレビや公演などの依頼があれば出演をしている。

代表曲

  • お花のホテル(1949年1月)
  • 見てござる(1947年11月)
  • さくらんぼ大将(NHKのラジオドラマ「さくらんぼ大将」主題歌)
  • エンゼルはいつでも(森永製菓)
  • 狩勝の美少年(1955年)
  • 山の乙女

NHK紅白歌合戦出場歴

  • 第5回 (1954年12月31日、日比谷公会堂) 『山の乙女』
  • 第6回 (1955年12月31日、産経ホール) 『狩勝の美少年』
    • 第6回は孝子の歌のラジオ中継の音声が現存する。
    • 第5回は冒頭から約1時間ほどのラジオ中継の音声が現存し、孝子の前に歌った江利チエミと孝子の後に歌った松田トシの音声が数年前にもNHKのラジオ番組で紹介されていることから、孝子の歌の音声も(紹介はされていないが)現存するものと思われる。

外部リンク