サンケイホール

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サンケイホール産業経済新聞社産経新聞)の東京都千代田区大手町の東京サンケイビル(東京本社)内にあるホール、並びに旧大阪本社があった大阪市北区梅田・桜橋及び東京都千代田区有楽町にあったコンサートホールである。運営母体は株式会社サンケイビル

大阪サンケイホール

1952年、大阪市内では戦後初めての本格的なコンサートホールとして開設。当初は戦前にあった朝日新聞ビルディングの講堂を参考に設計される予定だったが、当時の産経のオーナーであった前田久吉と偶然一緒になったクラシック音楽指揮者・朝比奈隆がその規模を聞いて落胆したことから、1500人収容規模のコンサートホールに設計を変更した。杮落とし公演はその朝比奈が指揮する関西交響楽団の演奏会だった。

それ以来、大阪の都心という好立地を活かし、様々なアーチストや上方演芸のコンサート・公演の拠点として稼動し続けてきたが、2005年7月産経新聞大阪本社浪速区湊町への移転と、それに伴う西梅田再開発計画の一環により閉鎖が決定。いったん53年の歴史にピリオドが打たれ、2008年同地に完成したブリーゼタワーに新ホール(サンケイホールブリーゼ)をオープンさせた。

大手町サンケイプラザ

東京サンケイビルの2階~4階が貸会議室フロア「大手町サンケイプラザ」となっている。4階の客用スペースの大部分が「ホール」となっていて、600名を収容する。椅子やテーブルを必要に応じ並べる形式であり、飲食を行うイベントにも貸し出されていることから、どちらかというとコンベンションホール、ホテルの大型バンケットルームに近い。

関連項目

  • 3代目桂米朝(独演会の本拠地が大阪サンケイホールだった。2代目桂ざこば3代目桂南光などの『米朝一門』も大阪サンケイホールで独演会を行うことがあった。サンケイホールブリーゼになってからも引き続き同所で独演会を行っている。)
  • やしきたかじん(かつてのコンサートの本拠地が大阪サンケイホールだった。)

外部リンク

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