山谷えり子

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テンプレート:政治家 山谷 えり子(やまたに えりこ、本名:小川 恵里子(おがわ えりこ)、1950年昭和25年〉9月19日 - )は、日本政治家自由民主党所属の参議院議員(2期)、自民党参議院政策審議会長。元衆議院議員(1期)。

来歴

東京都武蔵野市生まれ(出身は福井県)。新聞記者ラジオパーソナリティ山谷親平[1]

福井県で幼少期を過ごす。東京都立駒場高等学校聖心女子大学文学部卒業。出版社勤務を経て、日本テレビ系『ウィークエンダー』のリポーター、『サンケイリビング新聞編集長政府広報番組ニュースキャスターとして活動した。

政歴

  • 1989年(平成元年)
  • 2000年(平成12年)
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)
    • 8月 - 第1次安倍改造内閣の内閣総理大臣補佐官(教育再生担当)兼内閣官房教育再生会議担当室事務局長に留任。
    • 9月 - 福田康夫内閣で内閣総理大臣補佐官(教育再生担当)に再任。(~2008年8月)
  • 2008年(平成20年)
    • 10月 - 自民党女性局長(~2009年9月)
    • 11月 - 自民党拉致問題対策特命委員会事務局長
  • 2009年(平成21年)9月
    • 参議院環境委員長(~2010年10月)
  • 2010年(平成22年)
    • 7月 - 第22回参議院議員通常選挙で自民党から比例区に出馬し、得票数3位で再選。
    • 9月 - 自民党SC拉致問題担当副大臣(~2011年9月)
  • 2011年(平成23年)10月
    • 参議院 内閣委員会理事
    • 参議院 予算委員会委員
    • 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会理事
    • 参議院 憲法審査会委員
    • 自民党SC内閣府少子化対策・男女共同参画・消費者・食品安全担当大臣(~2012年9月)
    • 自民党中央大学政治学院副学院長(~2012年9月)
    • 自民党内閣部会専任部会長(~2012年9月)
  • 2012年(平成24年)
    • 10月 - 自民党SC国家公安委員長、自民党SC拉致問題担当大臣、自民党SC内閣府担当大臣、自民党内閣部会部会長(~2013年10月)、自民党中央政治大学院講師
    • 12月 - 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 委員長(~2013年6月)
  • 2013年(平成25年)
    • 1月 - 自由民主党治安・テロ対策調査会 副委員長、自由民主党北朝鮮による拉致問題対策本部 本部長
    • 10月 - 自民党参議院政策審議会長

主張・活動

宗教団体関連

「過激な」性教育等への批判

  • 「過激な」性教育に反対し、家庭科教科書や教育機関での性教育を問題視し、国会で取り上げている。2005年(平成17年)には「過激な性教育・ジェンダー教育実態調査プロジェクト・チーム」事務局長として、全国調査を行い約3500の事例を集め、「過激な」性教育が行われるなど教育現場が「異常な状態」になっていると訴えるキャンペーンを展開した。この調査結果を元に、同年暮れの「第2次男女共同参画基本計画」改定の際過激な性教育は含めないことが記された。なお、これらの調査には、男女共同参画に反対するための(宗教右派団体等による)故意の誇張や故意の誤解・捏造が多く含まれており、実際にはそのような「過激な」性教育はなく、自作自演であるとフェミニストや女性権利擁護団体からの指摘がある[6]
  • 2007年(平成19年)4月、教育再生会議は「親学に関する緊急提言」の概要をまとめた。この概要は、山谷らが主導となって計画したものである。内容は「子守歌を聞かせ、母乳で育児」「授乳中はテレビをつけない」などであり、同年5月にも正式発表される予定であったが、政府や与党内にも慎重論が出て、同年5月での正式発表は見送られた[7]。なお、親学に関しては、非科学的で障害者への差別・誤解を生むものだ、という指摘があり[8]、批判を受けている[9][10]
  • 人工妊娠中絶に反対しており、2010年(平成22年)5月30日には中絶反対派のNPO法人「天使のほほえみ」主催の講演会において講演している[11]

選択的夫婦別姓関連

  • 山谷自身は結婚後及び夫との死別後に政治・言論活動で旧姓(名もかな交じりの通名)を使用している。
  • 2000年(平成12年)の選挙では民主党が公約とした夫婦別姓選択制を導入する民法改正を自身の公約にも掲げており、9月にはその民法改正案の推進を求める申し入れに署名した[12]
  • しかし、2001年(平成13年)11月に統一教会系の日刊紙世界日報における選択的夫婦別姓制度反対キャンペーン連載で2回にわたって民主党の選択的夫婦別姓案に慎重な姿勢を表明し、その後も同制度導入に反対している[13]
  • ただし、統一教会系の広報誌世界日報によると、山谷は民主党主導の選択的夫婦別姓案に反対しているが、旧姓続称については慎重な姿勢を表明しているのではなく、旧姓続称を認める同趣旨の制度改正を自作している[14]

ゆとり教育に関する見解の変遷

  • 民社協会では、子供の勉強し過ぎ・詰め込み教育がイジメオウム真理教事件につながったとし、「ゆとりを推進すべし」という趣旨の文章を寄稿していた[15]が、現在は「ゆとり教育は学力低下につながった」と批判している[16]

パソコン・ネット関連

  • 1996年(平成8年)、旧郵政省「高齢者・身体障害者の社会参加支援のための情報通信の在り方に関する調査研究会」メンバーとして、パソコンを通しての雇用創出やそのための通信料金低減の提案を行っているテンプレート:要出典
  • インターネット上の有害サイトに懸念を示し、パソコン業界に対するフィルタリングシステム・検閲の義務付けの必要を国会で主張している[17]
  • 2009年(平成21年)5月、国会内の記者会見で、日本の業者が開発・販売している「性暴力ゲーム」を批判し、実態を調査するとともに与党が検討中の児童ポルノ規制法の改正内容にも反映させ、検閲を強化していく考えを示した[18]

慰安婦問題

その他

  • 2009年(平成21年)2月22日、第4回「竹島の日」記念式典に講師として招かれ、講演を行った(国会議員の式典参加は初)[21]
  • 2009年(平成21年)3月6日、参院予算委員会で長崎県対馬市で過疎化が進み、韓国資本が土地を買収などしている問題を取り上げ、「安全保障と経済振興などの観点から国境離島振興特別措置法の制定を求める」と要請。内閣官房長官河村建夫から「自衛隊施設の拡充、増員も考えていかなければいけない」の回答を引き出した。
  • 2011年(平成23年)4月14日東日本大震災の復興補正予算が議論される中、復興予算捻出のためのODA削減案に反対する超党派連合のメンバーとして名を連ねる[22][23]
  • 2012年(平成24年)8月19日 尖閣諸島で船上慰霊祭を行った[24]
  • 夫の小川聖(おがわ せい)は共同通信海外部長として在職中の2003年(平成15年)8月に交通事故に遭遇し、同月12日に死去。夫との間に3人の子どもがいる[1][25]
  • 2011年(平成23年)5月18日、山谷の親族が外国人を相手に嘘の自動車販売の広告を出し代金を詐取した詐欺の容疑で逮捕される事件があった[26]
  • 『産経新聞』の保守コラム「解答乱麻」に寄稿を行っている。

主な所属団体・議員連盟

TV出演

タイトル 放送日
社会の基本単位『家族』と国民の基礎教育 2009年5月9日
民主党政治のメルトダウン 2011年9月3日
大失態をさらす民主党の危機統治 2011年9月10日
世界の全般危機における日本国家の危機統治 2011年9月17日

著書

  • 女の子のシークレット・ブック(21世紀ブックス)そっと教えちゃう可愛いレディになる方法 / 主婦と生活社 1978年6月
  • 女の子のひみつノ-ト(M.B books)えり子の青春カウンセリング / 実業之日本社 1981年9月
  • 失敗しないオトコ選び / 学習研究社 1980年10月
  • 別居結婚を実行してみたら…(21世紀ノベルス)/ 主婦と生活社 1980年11月
  • 女性のすべての美しさと魅力を発揮する法(エスカルゴ・ブックス)/ 日本実業出版社 1983年7月
  • 嫁姑合戦えり子の場合 主婦の友社 1983年11月
  • 山谷えり子の手作り料理おもしろレシピ(実用まんがシリ-ズ)/ 講談社 1984年8月
  • 走りつづけて父・山谷親平五千六百一回の朝 / ニッポン放送プロジェクト(扶桑社)1985年11月
  • レディになるための魅力講座(エスカルゴ・ブックス)目に見えて!センス・アップ / 日本実業出版社 1986年1月
  • 山谷えり子の元気印子育て日記 / 主婦の友社 1987年10月
  • マスコミ志願この指とまれ!山谷えり子のマスコミ最前線レポ-ト /講談社 1988年6月
  • Marketing女ごころを掴まえて / 日本実業出版社 1990年5月
  • はりきりママのかしこい子育て / PHP研究所 1991年1月
  • 人生について、父から学んだ大切なこと。 / PHP研究所 1991年9月
  • ねえ、おかあさん / 女子パウロ会 1992年4月
  • ティアラの輝くとき / 女子パウロ会 1994年8月
  • 日本よ、永遠なれ / 扶桑社新書 2010年4月1日 ISBN 978-4-594-06163-0

共著

  • こんにちはマイ・ラブ(ピチレディシリ-ズ)/ 学習研究社 1982年7月
  • あなたの笑顔をとりもどすヒント / PHP研究所 1997年9月
  • かあさんがすき / 生命尊重センター 1999年4月
  • サッチャー改革に学ぶ教育正常化への道 / PHP研究所 2005年4月

論文

関連項目

脚注

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外部リンク

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テンプレート:S-par |-style="text-align:center" |style="width:30%"|先代:
有村治子 |style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 参議院環境委員長
2009年 - 2010年 |style="width:30%"|次代:
北川イッセイ テンプレート:S-off |-style="text-align:center" |style="width:30%"|先代:
木村勉西銘順志郎江渡聡徳 |style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 内閣府大臣政務官
平井卓也後藤田正純と共同
平井卓也と共同

2005年 - 2006年 |style="width:30%"|次代:
岡下信子田村耕太郎谷本龍哉

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    1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
    2. 『財界にっぽん』2007年3月号
    3. テンプレート:Cite news
    4. テンプレート:Cite web
    5. 世界日報、2001年10月12日、2002年10月31日、同11月4日等
    6. テンプレート:Cite book
    7. テンプレート:Cite news
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    9. テンプレート:Cite news
    10. テンプレート:Cite news
    11. テンプレート:Cite web
    12. テンプレート:Cite web
    13. 選択的夫婦別姓の法制化反対に関する請願、第173回国会 請願602号
    14. 世界日報 2001年11月4日
    15. 『月刊民社』第10号、1995年10月1日
    16. テンプレート:Cite newsテンプレート:リンク切れ
    17. 2002年11月21日 衆議院 青少年問題に関する特別委員会
    18. テンプレート:Cite news
    19. テンプレート:Cite web
    20. テンプレート:Cite news
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    23. テンプレート:Cite web
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    25. テンプレート:Cite news
    26. 中日新聞2011年5月19日