奥村晴彦

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奥村 晴彦(おくむら はるひこ、1951年8月 - )は、三重大学教育学部教授。京都府京都市出身。名古屋大学理学部卒業、同大学院理学研究科修士課程修了。高校教諭を経て1994年より松阪大学政治経済学部(現・三重中京大学現代法経学部)助教授、1999年同教授を経て2004年より現職。博士(学術)(総合研究大学院大学数物科学研究科核融合科学専攻)。

略歴

  • 1951年 8月 - 京都市で生まれる
  • 1975年 3月 - 名古屋大学理学部物理学科卒業
  • 1978年 3月 - 名古屋大学大学院理学研究科博士課程前期(=修士課程)修了
  • 1978年 4月 - 神奈川県立横須賀大津高等学校教諭(数学)
  • 1989年 4月 - 神奈川県立久里浜高等学校教諭(数学)
  • 1992年 4月 - 松阪大学政治経済学部助教授
  • 1999年 3月 - 博士(学術)(総合研究大学院大学数物科学研究科核融合科学専攻,論文博士)論文の題は 「高速・可逆な実時間デ-タ圧縮アルゴリズムの開発研究 」
  • 1999年10月 - 松阪大学政治経済学部教授
  • 2000年 4月 - 松阪大学政策学部教授(学部名改称)[松阪大学は2004年度から三重中京大学と改称]
  • 2004年 4月 - 三重大学教育学部(情報教育課程)教授

人物・来歴

学生時代より、黎明期にあったパーソナルコンピュータ(当時は、マイコンと呼ばれた)誌の論客として知られ、アルゴリズム関連の記事等を投稿していた。パーソナルコンピュータ誌に掲載されたパソコン通信サービスを活用して記事の投稿等ができないか?と考え、黎明期にあった PC-VAN に入会。その後、SIG(各社によって呼び名は異なる。Nifty ではフォーラム、AOL では room などと呼ばれる)と呼ばれる、各テーマ毎の掲示板システムが会員による管理制になったときから、以下のような活動を始める。

彼は NEC のパソコン通信サービス PC-VAN の SIG SCIENCE 主催者であった[1]。SIG SCIENCE は1986年10月7日発足[1]。以来、PC-VAN では2000年11月29日に閉鎖したあとも、彼の運営サイトに場を移し2004年3月まで掲示板として運営されていた。それ以降も別人の手で SIG SCIENCE は運営されている。

彼は LHA の基になるアルゴリズム LZARI 法 (LZSS + ARITHMETIC CODING) を開発し、PC-VAN 上で発表した[1]。LHA 開発の経緯は彼の運営するサイトに「データ圧縮の昔話」として詳しい話が掲載されている(アルゴリズム開発においては、PC-VAN 上で知り合った、益山健、三木和彦との議論による。それを基にして開発したのが、吉崎栄泰の LHarc、その後改良が行われ、LHA となる)。

彼はまた、日本での [[TeX|テンプレート:TeX]] の普及も図っている。彼の運営するサイトには日本の テンプレート:TeX に関する情報がほとんど集結しているといってもよいぐらいである(ポータルなリンク集もある)。同サイトの TeX 掲示板には、さまざまな Q & A が埋もれており、結構な規模のデータベースと化している。

彼が、キャラクタベースのパソコン操作に慣れていないWindows テンプレート:TeX ユーザ(となるはずの人々)のために自身の著書『テンプレート:LaTeX2e 美文書作成入門(改訂第4版まで)』において GUITeX統合環境として WinShell を紹介したことにより WinShell の普及を図っていると半ば誤解されている。同書の改訂第5版では、従前の Winshell ではなく、W32TeX にも同梱されているTeXWorks が紹介されるようになった。

彼の運営サイトは PukiWiki によるウィキ化がすすめられており、コメントや直接の書き換えなどにより、情報の共有が容易なものになっている(前述の TeX 掲示板から FAQ などがフィードバックされることもある)。

また、コンピュータ活用の書類の作成等においても、科学的な視点から提言を行っている。

2013年、参議院議員通常選挙において、日本共産党に投票を行う予定であることを自身のTwitter上で表明した[2]。また、「東京で山本太郎が当選して鈴木寛が落選したら日本の科学の未来は危ういと思う」[3]と発言し、山本太郎を批判する傍ら、「もちろん自民が落ちて山本太郎と鈴木寛がともに当選すればいいのですが」とし[4]、山本太郎を批判しつつも、それ以上に反自民党の立場を取っている。また、護憲派の立場を取っている。

業績

著書

  • 『パソコンによるデータ解析入門: 数理とプログラム実習』 技術評論社 1986年10月
  • 『コンピュータ・アルゴリズム事典』 技術評論社 1987年10月 (Pascal サンプルコード付)
  • 『C言語による最新アルゴリズム事典』 技術評論社 1991年2月 (上記のC版+項目増加版)
  • テンプレート:LaTeX 美文書作成入門』 技術評論社,1991年12月
  • テンプレート:LaTeX 入門――美文書作成のポイント』(監修・共著)技術評論社 1994年12月
  • テンプレート:LaTeX2e 美文書作成入門』 技術評論社 1997年9月
  • 『[改訂版]テンプレート:LaTeX2e 美文書作成入門』 技術評論社 2000年11月
  • 『Java によるアルゴリズム事典』 技術評論社 2003年5月
  • 『LHA と ZIP:圧縮アルゴリズム×プログラミング入門』 ソフトバンク 2003年12月
  • 『[改訂第3版]テンプレート:LaTeX2e 美文書作成入門』 技術評論社 2004年2月
  • 『[改訂第4版]テンプレート:LaTeX2e 美文書作成入門』 技術評論社 2006年12月
  • 『[改訂第5版]テンプレート:LaTeX2e 美文書作成入門』 技術評論社 2010年7月
  • 『[改訂第6版]テンプレート:LaTeX2e 美文書作成入門』 技術評論社 2013年10月

共同訳書

  • 『数値計算のためのレシピ C言語』技術評論社(原文は、Numerical Recipes in C, The Cambridge University Press)

出典

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参考文献

外部リンク

テンプレート:Asboxテンプレート:TeX関連
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  2. https://twitter.com/h_okumura/statuses/357106853127262208
  3. "https://twitter.com/h_okumura/statuses/356635089209274368"
  4. "https://twitter.com/h_okumura/statuses/356643460016640001"