天和駅

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天和駅(てんわえき)は兵庫県赤穂市鷆和(てんわ)字苗座にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)赤穂線である。

真木村と鳥撫村が合併して誕生した新しい村の名前を「真」と「鳥」の二文字をあわせさらに両村が和すことを願い鷆和村とした。この駅があるのはこの名残の鷆和であるが漢字が難しいため駅名は天和駅とされた。地名の鷆和も「天和」と表記されることが多い。ただし、当駅前にある押ボタン式信号機には「鷆和駅前」と表記されている。

駅構造

岡山方面に向かって右側に単式1面1線のホームを持つ地上駅停留所)であり、相生駅管理の無人駅。駅舎はなく、直接ホームに入る形になっている。行違いのできない棒線駅のため、岡山方面行きと播州赤穂方面行きが同一のホームに発着する。

自動改札機自動券売機といったものは設置されていない。従って、乗車券は車掌から購入することになる(ワンマン列車利用時は降車時に精算するか、乗換先の列車内で車掌から購入となる)。当然ながら、ICOCA等ICカードは利用できない。当駅に発着する定期列車は岡山支社側の列車で占められているが、当駅の設備は近畿統括本部の管理に置かれている。

駅東側から三菱電機赤穂工場へ続く専用線が分岐しているが、これは隣の西浜駅分岐扱いである。

利用状況

1日平均の乗車人員は203人である(2010年度)。

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

  • 212人(2000年度)
  • 202人(2001年度)
  • 176人(2002年度)
  • 162人(2003年度)
  • 164人(2004年度)
  • 159人(2005年度)
  • 171人(2006年度)
  • 173人(2007年度)
  • 173人(2008年度)
  • 193人(2009年度)
  • 203人(2010年度)

駅周辺

南側は三菱電機の工場である。北側は山のそばに住宅がある。駅前に商店等はない。

歴史

  • 1963年昭和38年)5月1日 - 赤穂線の播州赤穂駅 - 備前福河駅間に新設開業。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。

その他

  • 名古屋市西区に、この駅の駅名標を飾っている家が存在する。上小田井駅から如意車庫行きバスに乗ると、車窓右手に見ることができる。
  • 2012年(平成24)年1月14日NHK総合テレビにて土曜ドラマスペシャルとして放送されたとんびで、主人公の幼なじみたちが、上京する主人公の息子を見送るシーンが当駅で撮影された。

隣の駅

西日本旅客鉄道
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播州赤穂駅 - (西浜駅 - 天和駅 - 備前福河駅

関連項目

外部リンク

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