世界四大文明

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テンプレート:出典の明記 世界四大文明(せかいよんだいぶんめい)とは、人類の文明史の歴史観のひとつ。歴史上、4つの大文明が最初に起こり、以降の文明はこの流れをくむとする仮説。

ここで、四大文明とはメソポタミア文明エジプト文明インダス文明黄河文明をさす[1]メソアメリカ文明アンデス文明などのアメリカ大陸の文明は含まれていない(これらを含めて六大文明ということもある)。

欧米では、「肥沃な三日月地帯」や前述の六大文明などといった人類の古代文明の発祥の地を「文明のゆりかご」(Cradle of civilization)などと呼ぶ。

起源と影響

「四大文明」の考え方の原型は梁啓超の『二十世紀太平洋歌』(zh:二十世纪太平洋歌)という詩[2]の中にあり、「地球上の古文明の祖国に四つがあり、中国・インド・エジプト・小アジアである」と述べている。ジャーナリスト・政治家であった梁啓超は戊戌の変法が失敗した後日本に亡命しており、1889年末にハワイの同志に会うために太平洋を横断した際の詩を詠んだ。この詩で、梁啓超は世界史の三つの大きな区分を呈示している。第一は大河の周辺に四大文明が出現した「河流文明時代」、第二が地中海紅海黄海などの内海周辺に文明が広がった「内海文明時代」、そして今は大航海時代以降の「大洋文明時代」であるという。

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北朝鮮は「大同江文化」を加えて「世界五大文明」だとしている[3]

特徴

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NHKスペシャル

2000年にNHKスペシャルで『四大文明』というタイトルで特集番組が放送され、関連書籍が出版された。

  • 『四大文明 エジプト』 日本放送出版協会 2000年7月 ISBN 978-4140805329
  • 『四大文明 メソポタミア』 日本放送出版協会 2000年7月 ISBN 978-4140805336
  • 『四大文明 インダス』 日本放送出版協会 2000年8月 ISBN 978-4140805343
  • 『四大文明 中国』 日本放送出版協会 2000年8月 ISBN 978-4140805350

脚注

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  1. 四大文明 とは - コトバンク
  2. 壬寅新民叢報彙編・881頁所収(近代デジタルライブラリー)
  3. 평양이 세계 5대 문명 발상지 중 한곳? 「平壌が世界5大文明発祥地の中の1ヶ所?」 東亜ドットコム(東亜日報) 2011年6月24日