可児駅
可児駅(かにえき)は、岐阜県可児市下恵土にある、東海旅客鉄道(JR東海)太多線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で結ばれている。構内トイレ(水洗式)は駅舎に隣接している。
東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、美濃太田駅が当駅を管理している。みどりの窓口・タッチパネル式自動券売機がある。起終点の美濃太田駅・多治見駅を除くと、太多線では唯一の自動券売機設置駅である。自動改札機やエレベーターは設置されていない。2013年(平成25年)3月に改札外にあったキヨスクの売店は営業を終了した。その後、キヨスクが取り壊され、自販機コーナーとなった。窓口の営業時間は、7時から19時までの間のみで、駅員配置時間外は出札口が閉まり、自動券売機も発売停止される。
2009年(平成21年)2月に2番線北側に引込線が新設され、旧引込線は撤去された。旧引込線上には、旧ホームと現1番線を区切る形で2010年(平成22年)3月にフェンスが設置された。TOICAの運用も同年に開始され、当駅は簡易改札機による対応となっている。
2011年(平成23年)6月現在、可児駅東土地区画整理事業に伴い駅前広場整備が行われている。利便性向上のため将来の橋上駅舎化も構想されていたが、事実上断念。東西連絡通路のみ建設されることとなり、2013年4月より西側、東側の順で地質調査が行われ、東西連絡通路の工事着手となった。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | テンプレート:Color太多線 | 上り | 多治見方面[1] |
2 | テンプレート:Color太多線 | 下り | 美濃太田方面[1] |
- Kani Station 200810 View.JPG
構内
- KIOSK Kani.JPG
- Jr Kani Station Sketch.JPG
跨線橋から見た光景
利用状況
「岐阜県統計書」および「可児市の統計」によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通りに推移している。
- 2006年度 - 1,496人
- 2007年度 - 1,505人
- 2008年度 - 1,502人
- 2009年度 - 1,453人
- 2010年度 - 1,462人
- 2011年度 - 1,421人
- 2012年度 - 1,409人
駅周辺
名鉄広見線新可児駅が隣接している。2つの駅舎の間には、JRの線路をくぐるための地下道がある。 駅前には腕木式信号機が保存されている。駅舎の反対側には駐輪場がある。大型商業施設や官公庁などは比較的駅から遠い場所にあり、徒歩で10分程度要す。
- 可児市総合会館分室(可児駅西隣)
- 東鉄バス「可児駅前」バス停
- 可児川
- 可児市立図書館
- 可児市役所
- 可児郵便局
- 金融機関:十六銀行、岐阜信用金庫、東濃信用金庫。
- ヨシヅヤPATIO可児店
- 服部家具センター家具のアウトレットびっくり市場 可児店
- バロー広見店
バス路線
歴史
- 1918年(大正7年)12月28日 - 東濃鉄道(現存する同名会社とは別)新多治見 - 当駅間(後の太多線)の開通と同時に広見駅として開業。当時は旧広見町域にあった。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1920年(大正9年)8月21日 - 当駅 - 御嵩駅間(後の名鉄広見線)が開通。
- 1926年(大正15年)9月25日 - 東濃鉄道 新多治見駅 - 当駅間の国有化および、当駅 - 御嵩駅間の東美鉄道への譲渡により、国鉄・東美鉄道の駅となる。
- 1928年(昭和3年)10月1日 - 太多線 当駅 - 美濃太田駅間が開通、同時に現在地(旧今渡町域)に移転。
- 1929年(昭和4年)1月22日 - 名古屋鉄道広見線が当駅に乗り入れ。
- 1930年(昭和5年)2月16日 - 名古屋鉄道・東美鉄道が国鉄広見駅の共同使用をやめ、新広見駅(現在の新可児駅)として独立。
- 1982年(昭和57年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東海の駅となる。
- 2010年(平成22年)3月13日 - TOICA利用開始。
- 2013年(平成25年)3月30日 - 駅舎内にあったKIOSK閉店。