南千住駅

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南千住駅(みなみせんじゅえき)は、東京都荒川区南千住四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)・首都圏新都市鉄道である。

乗り入れ路線

JR東日本の常磐線、東京メトロの日比谷線、首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレスの3社の路線が乗り入れ、接続駅となっている。東京メトロの駅には「H 20」、つくばエクスプレスの駅には「04」の駅番号が付与されている。

JRの駅には常磐線快速電車および中距離電車のみが停車し、東京メトロ千代田線に直通している常磐線各駅停車は当駅を経由しない。そのため、常磐線各駅停車のみが停車する綾瀬駅亀有駅方面へ向かう利用客は北隣の北千住駅で各駅停車に乗り換える必要がある。かつての中距離電車は日中のみ当駅に停車したが、2004年3月13日のダイヤ改正で終日停車するようになった。かつて設定されていた通勤快速および2005年7月9日より設定された特別快速は当駅を通過する。またJRの駅は、特定都区市内制度における「東京都区内」に属している。

このほか、JRの駅からは、貨物駅である日本貨物鉄道(JR貨物)隅田川駅へと通じる常磐線支線(隅田川貨物線)が分岐している。この支線は貨物列車のみが使用する。一時期につくばエクスプレス工事のため使用を休止していたことがあったが、その後改築されて再開した。

歴史

お召し列車の運行

天皇が茨城県方面での公務があり、つくばエクスプレスに乗車する場合は、起点である秋葉原駅ではなく、当駅を利用する場合がある。過去に2回運行された。

駅構造

3社の駅はそれぞれ別々の建物であるため、各線相互の乗り換えの際には改札を出て道路を渡る必要がある。

JR東日本の駅舎は、つくばエクスプレスの建設工事に伴い2005年に建て替えられ、バリアフリー対応となった。また、東京メトロの駅舎も同年バリアフリー対応と内・外装の改修を目的としてリニューアルされている。なお、つくばエクスプレスの駅舎は当初からバリアフリー対応がなされている。

JR東日本

テンプレート:駅情報 島式ホーム1面2線を有する高架駅で、ホームは2階にある。出口は南側の1か所のみで、日比谷線の駅の北口に近い。

地元住民から北口の設置が懇願されているものの、JR東日本側は「出口を増設するほどに利用者が達していない」として自らが出資するには難色を示し、「地元(荒川区)が開設費用を負担するか、利用者が社内基準に達すれば、設置を検討する」としている。

JR東日本ステーションサービスによる業務委託駅で、指定席券売機自動改札機が設置されている。かつてみどりの窓口が設置されていたが、2011年8月31日をもって閉鎖された。改札外にKIOSKが、ホーム上に待合室がある。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 テンプレート:Colorテンプレート:Color常磐線(快速) 下り 松戸取手成田土浦水戸方面
2 テンプレート:Colorテンプレート:Color常磐線(快速) 上り 日暮里上野方面

テンプレート:駅配線図

ファイル:JREastSeries651SuperHitachi.JPG
上野方面から進入する下り「スーパーひたち」。上野方面へは駅を出てすぐに急なカーブがある(2007年11月3日)。

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東京メトロ

テンプレート:駅情報 相対式ホーム2面2線を有する高架駅。ホームは3階。出口は三ノ輪駅寄り(南口)と北千住駅寄り(北口)の2か所で、北口がJRの駅入口に近い。エレベーターは北口側に設置されている。ただし、北千住方面のホームへエレベーターで行く場合は、2階で降り、もう一度乗る必要がある。
千住検車区が近接しているため、早朝・深夜には当駅始発・終着列車が設定されている。当駅で乗務員の交代が行われることがある。

1962年5月31日に日比谷線が北千住駅まで延伸される前は、同駅へは常磐線に乗り換える必要があった。

のりば

番線 路線 行先
1 H 日比谷線 上野銀座中目黒方面
2 H 日比谷線 北千住南栗橋方面
ファイル:Minamisenju Station-Tokyo Metro.JPG
駅舎(北口)(2008年2月7日)

テンプレート:-

首都圏新都市鉄道

テンプレート:駅情報 相対式ホーム2面2線を有する地下駅ホームドアシステムなどの安全設備が導入されている。1階地上部(JR常磐線の高架下で、駅舎の反対側)にコンコースがあり、ホームは地下2階にある。出入口と改札は1か所。開業当初は改札横に売店があったが、その後閉店し、自動販売機が設置された。開削工法で設置された駅であり、工事の際は設置位置の上にある常磐線南千住駅全体を仮線に移す工事が行われた。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 テンプレート:Color つくばエクスプレス 下り つくば方面
2 テンプレート:Color つくばエクスプレス 上り 秋葉原方面

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連絡運輸について

JR東日本・東京メトロ・首都圏新都市鉄道のいずれも南千住駅の名称を用いるが、当時の帝都高速度交通営団(営団地下鉄)日比谷線開業に際して日本国有鉄道(国鉄)との連絡業務を行わなかったため、長らく同駅名であっても乗換駅として案内されないという状態になっていた。つくばエクスプレスでは開業前にはJR・東京メトロへの乗り換えが可能な案内を行っていたが、隣の北千住駅での乗り換えの方が至便であることや、同線とJR・東京メトロとの定期券での連絡運輸を設定していなかったことから、開業後も連絡運輸については従前のままである。ただし、3社ともに乗り換えの車内アナウンスは流れている。なお、2010年3月13日よりJR東日本とつくばエクスプレスとの間で定期券に限り当駅での連絡運輸を開始している。

利用状況

2012年度の3社の合計乗降人員は約6.8万人である。東京23区内で3社が連絡する乗換駅としては最も少ない値であるが、駅周辺の開発により、近年は増加傾向が続いている。

  • JR東日本 - 2013年度の一日平均乗車人員15,990人である[* 1]
  • 東京メトロ - 2013年度の一日平均乗降人員27,173人である[* 2]
    • 日比谷線の駅では最も乗降人員が少ない。
  • 首都圏新都市鉄道 - 2013年度の一日平均乗車人員は4,635人である[* 3]
    • つくばエクスプレス線の快速停車駅では最も乗車人員が少ない。

年度別一日平均乗降・乗車人員(1992年 - 2000年)

各社の一日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度別一日平均乗降・乗車人員[* 4]
年度 JR東日本 営団
乗車人員 乗降人員[* 5] 乗車人員
1992年(平成テンプレート:04年) 11,290 9,178
1993年(平成テンプレート:05年) 11,419 9,077
1994年(平成テンプレート:06年) 11,715 8,890
1995年(平成テンプレート:07年) 12,036 8,560
1996年(平成テンプレート:08年) 12,282 8,244
1997年(平成テンプレート:09年) 11,992 8,036
1998年(平成10年) 11,778 7,858
1999年(平成11年) 11,724 7,743
2000年(平成12年) [* 6] 11,852 8,241

年度別一日平均乗降・乗車人員(2001年 -)

年度別一日平均乗降・乗車人員[* 4]
年度 JR東日本 営団 / 東京メトロ 首都圏
新都市鉄道
乗車人員 乗降人員[* 5] 乗車人員 乗車人員
2001年(平成13年) [* 7] 11,985 8,553 未開業
2002年(平成14年) [* 8] 12,253 8,753
2003年(平成15年) [* 9] 12,474 17,794 9,003
2004年(平成16年) [* 10] 13,283 19,251 9,611
2005年(平成17年) [* 11] 13,806 20,357 9,986 2,500
2006年(平成18年) [* 12] 13,953 20,841 10,266 3,082
2007年(平成19年) [* 13] 14,034 22,161 11,074 3,421
2008年(平成20年) [* 14] 14,266 23,306 11,518 3,679
2009年(平成21年) [* 15] 14,597 23,951 11,899 3,828
2010年(平成22年) [* 16] 15,021 24,642 12,216 4,002
2011年(平成23年) [* 17] 15,305 [* 2] 24,941 12,377 4,135
2012年(平成24年) [* 18] 15,731 [* 2] 26,346 13,052 [* 3] 4,409
2013年(平成25年) [* 1] 15,990 [* 2] 27,173 [* 3] 4,635
利用状況の出典

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駅周辺

日光街道国道4号)が当駅の西側を通っている。また、隅田川が近く江戸四宿として栄えた千住宿は当駅の付近と北千住駅の付近を総称して指しており、この辺りは小千住・千住南組といっていた。また、江戸時代刑場である小塚原刑場橋本左内鼠小僧次郎吉などの墓のある回向院は当駅の近くにある。

JR駅に隣接して荒川区立南千住第二中学校がある。その他、東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパスおよび東京都立荒川工業高等学校の最寄り駅でもある。JR貨物の隅田川駅、日比谷線の車両基地である千住検車区も当駅の東側にある。

2008年6月下旬には、JR駅舎前東側にマクドナルド三徳が入居する平屋建ての商業施設がオープンした。このほか、東口側の複合商業施設としてはBiVi南千住、リブレ京成を核テナントとするLaLaテラス 南千住が立地する。

テンプレート:See also

バス路線

南千住駅東口(駅東口交通広場)

都営バス荒川区コミュニティバス「汐入さくら」、京成バス 北千住線が停車する。一部系統は南千住駅入口(南千住車庫バス停から約200m南)も利用可能。

一般路線バス
乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者
3 上46 汐入公園・都立航空高専・南千住駅入口浅草公園六区浅草寿町上野駅 上野松坂屋 テンプレート:Color都営
南千48 ドナウ通り・南千住汐入・百花園明治通り文花二丁目 亀戸駅
コミュニティバス、京成バス北千住線
系統 主要経由地 行先 運行事業者
汐入さくら ドナウ通り・汐入公園前・瑞光橋公園・南千住東部区民事務所 南千住駅西口 テンプレート:Color京成
北千02 フロンティアシティ・京成関屋 北千住駅東口(電大口)
南千03 フロンティアシティ

南千住車庫

都営バスが停車する。

系統 主要経由地 行先 運行事業者
東42乙 清川・桜橋中学校・東武浅草駅 浅草雷門 テンプレート:Color都営
東42甲 清川二丁目・今戸・東武浅草駅・蔵前駅・浅草橋駅室町三丁目・日本橋三越日本橋 東京駅八重洲口
清川二丁目・今戸・東武浅草駅・蔵前駅・浅草橋駅 東神田
上46 清川二丁目・浅草公園六区・浅草寿町・上野駅 上野松坂屋

南千住駅西口

都営バスと、荒川区コミュニティバス「汐入さくら」と「さくら」が停車する。

系統 主要経由地 行先 運行事業者
東42甲 清川二丁目・今戸・東武浅草駅・蔵前駅・浅草橋駅・室町三丁目・日本橋三越・日本橋 東京駅八重洲口 テンプレート:Color都営
清川二丁目・今戸・東武浅草駅・蔵前駅・浅草橋駅 東神田
汐入さくら 南千住東部区民事務所・瑞光橋公園・汐入公園前・ドナウ通り 南千住駅東口 テンプレート:Color京成
さくら 南千住図書館・アクロシティ・町屋駅・荒川図書館・荒川区役所 南千住駅西口

隣の駅

東日本旅客鉄道
テンプレート:Colorテンプレート:Color常磐線(快速)
テンプレート:Color特別快速
通過
テンプレート:Color快速
三河島駅 - 南千住駅 - 北千住駅
常磐線貨物支線(隅田川貨物線)
隅田川駅 - 南千住駅
東京地下鉄
H 日比谷線
三ノ輪駅 (H 19) - 南千住駅 (H 20) - 北千住駅 (H 21)
首都圏新都市鉄道
テンプレート:Color つくばエクスプレス
テンプレート:Color快速・テンプレート:Color通勤快速・テンプレート:Color区間快速・テンプレート:Color普通
浅草駅 (03) - 南千住駅 (04) - 北千住駅 (05)

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

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