北九州工業高等専門学校

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テンプレート:高等専門学校 北九州工業高等専門学校(きたきゅうしゅうこうぎょうこうとうせんもんがっこう、英称:Kitakyushu National College of Technology, KCT)は、福岡県北九州市小倉南区にある日本の国立高等専門学校である。1965年に設置された。略称は北九州高専

沿革

  • 1965年4月1日 - 北九州工業高等専門学校設置
  • 1965年4月24日 - 開校、機械工学科・電気工学科設置
  • 1970年4月1日 - 化学工学科設置
  • 1987年4月1日 - 電子制御工学科設置
  • 1989年4月1日 - 機械工学科を機械工学科と制御情報工学科に改組(以前は機械科が2クラス)
  • 1996年4月1日 - 専攻科設置
  • 1998年4月1日 - 化学工学科を物質化学工学科に設置
  • 2002年4月1日 - 電気工学科を電気電子工学科に改組
  • 2003年4月1日 - 化学工学専攻を物質化学工学専攻に設置
  • 2004年4月1日 - 独立行政法人に移行
  • 2006年? - 「生産デザイン工学」教育プログラムにおいてJABEE認定

現況

2001年度に混合学級制廃止。

2003年度に世界標準的な大学での成績評価方法であるGPAを導入。

2006年度のJABEE認定に伴い、専攻科ではTOEIC 400点以上取得することが修了要件のひとつとなった。また、授業時間が90分から100分に変更された。

また、国立大学等への編入が盛んであり、進学率が50%を越えている[1]。就職希望者の就職率は毎年ほぼ100%である[2]

本科からの主な進学先としては九州大学工学部、九州工業大学、北九州高専専攻科などがある他、熊本大学や広島大学、長崎大学、鹿児島大学等、各地方の大学に多数の進学者がいる。また、東京大学、京都大学、東京工業大学、慶應義塾大学等に、少数ではあるが進学している。

専攻科からの主な進学先としては九州大学大学院、九州工業大学大学院が挙げられる。

入学志願者状況

北九州地区では県立小倉高等学校県立東筑高等学校に次ぐ入試難関校として知られている。 北九州地区以外にも豊前・京築地方・宗像地方・遠賀地方、筑豊地方、山口県から通学している学生もいる。 倍率は近年では1.5~3倍となっており、例年物質化学工学科の倍率が高い。

2009年度入試情報による。学力には推薦入試で不合格となった者を含まない。

学科名 入学定員 推薦 学力 倍率
機械工学科 40 28 65 93 2.3
電気電子工学科 40 20 42 62 1.6
電子制御工学科 40 21 63 84 2.1
制御情報工学科 40 39 78 117 2.9
物質化学工学科 40 30 76 106 2.7
200 138 324 462 2.3

制服

1年生から3年生までが制服、4年生以上は私服である。(一部自主的な制服を除く) 基本的に衣替えの期間は無く、かつては夏に冬服、冬に夏服、1年中スーツの人(スーツ男と呼称された)がいた。 中には学生服にサスペンダーの学生もいた。 制服には、襟の右側に学年バッジ、左側に学科バッジをつける。

設置学科

学科(準学士課程)

  • 機械工学科
  • 電気電子工学科 : 2002年より電気工学科から改名
  • 電子制御工学科 : 1987年 電気工学科より派生
  • 制御情報工学科 : 1989年 機械工学科より改組
  • 物質化学工学科

専攻科(学士課程)

  • 生産工学専攻
  • 制御工学専攻
  • 物質化学工学専攻 : 2003年 化学工学専攻より改名

交通アクセス

学生寮

敷地内に浩志寮(こうしりょう)という学生寮がある。遠隔の学生や留学生が生活し、長期休業の際は閉寮する。

学生会

学生会とは、意味として生徒会と同義である。学校行事を円滑に運営し、学校全体の取りまとめを行う組織。 学校に所属する全ての学生(専攻科生を除く)は、「学生会員」であると定められている。 実際に学生会として活動するには、学生会への入会を行うことで誰でも活動ができる。

学生会役員構成

学生会役員として毎年選挙へ立候補する役職は以下のとおりである。

  • 学生会長
  • 文化局長
  • 体育局長
  • 報道局長

著名な出身者

脚注

  1. 卒業・修了後の進学先
  2. 卒業・修了後の就職先

関連項目

外部データ

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