六甲アイランド

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六甲山より六甲アイランドを望む

六甲アイランド(ろっこうアイランド)は、兵庫県神戸市東灘区にある人工島、海上文化都市で、総面積は約580ha。

概要

島は3つの町(向洋町中向洋町西向洋町東)から成る。住民は主に向洋町中に住んでおり、向洋町東・西には工場などが多くある。また、向洋町中では、島の中心を通る六甲ライナーより西の住宅地がウエストコート、東の住宅地がイーストコートという名前で分けられている。町のことを六甲アイランドシティRIC(リック)」とも呼び、施設名などあらゆる場面で用いられる愛称となっている。

着工前の時点での計画人口は約3万人だったが、2010年(平成22年)4月30日現在の人口は17,823人(神戸市Webサイト 住民基本台帳(含・外国人登録)町丁目別・5歳階級別人口より)(外国人を含む)である。ポートアイランドと比べ住宅地を主とした街づくりがなされている。

なお、六甲アイランドの南沖合に、フェニックス計画(廃棄物埋立処分場)の埋立地を含む別の人工島六甲アイランド南を建設する予定であったが、港湾の需要低下などにより、現在のところ六甲アイランド南計画は凍結され、フェニックス計画の埋立地のみを建設中である。

島は中心部に会社、住宅地、店舗、その他公共施設などがあり、特にファッションに関する施設が多く存在する。中心部をシティヒルという全長約5kmの道が囲んでいる。さまざまな種類の木がたくさん植えられていて四季折々の景色を楽しむことが出来る。公園や運動用の遊具がところどころに設置されている。この道はマラソン、散歩などに利用され、シティヒル外側の工場からの排気ガスを防ぐ役割もある。また島の中心部ではアイランドセンター駅などを含めた施設群がスカイウォークといわれる空中回廊で結ばれている。

島内には市内の町に比べて緑地や公園などが多くある。しかし当初の開発計画は縮小され、島南部には空き地などが目立つ。島の南側中央部にはウォーターフロント緑地としてマリンパークという海洋公園がある。ここで釣りをする人々もいるが、釣りは禁止されている。

阪神・淡路大震災兵庫県南部地震)前までは、大型プールを中心としたアミューズメントパーク「六甲ランドAOIA」があった。2005年(平成17年)7月1日マリンパーク駅前に新しく大型プール「デカパトス」が建設された。

P&G日本法人の本社や、外国人学校などがあることから外国人住人が多い。そのため島では、収穫祭ハロウィンなどのイベントが活発に行われている。また、外国人専用の住居などもある。さらに、多くの店や施設の案内板や注意書きなどには、英語をはじめとした外国語が併記されている。

保育園幼稚園、小学校、中学校、高校、大学専門学校の教育施設が全てそろっている。震災の際は液状化現象が発生したものの、ビルやマンションなどの大型の建物の倒壊は無く、島内の建築物の被害は少なかった。しかし、島と本土を結ぶ六甲大橋が被害を受けたため、ガスや電気の供給がしばらくのあいだ断絶されていた。また、島には自宅を失った被災者のための仮設住宅が作られた。

交通

歴史

島内の施設

島内の企業

関連項目

外部リンク

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