京阪シティモール

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テンプレート:商業施設 京阪シティモール(けいはんシティモール)は、大阪府大阪市中央区にある商業施設である。愛称は「シティモ」。

概要

天満橋交差点北西角、京阪電気鉄道天満橋駅の駅ビル内に位置する。2005年5月27日オープン。全12フロア(屋上含む)。売場面積は32,000m²。京阪本線および大阪市営地下鉄谷町線天満橋駅、西隣の大阪キャッスルホテルと直結している。京阪電気鉄道の子会社である、京阪流通システムズにより運営されている。

約100店舗が入居し、メインテナントとなる開業当時ミドリ電化(現・エディオン)は2フロアを占め、家電専門店としては京阪沿線最大規模であった(現在は1フロアに縮小)。そのほかの目玉施設としては、屋上ダイニングレストラン「TEN CHOU EN」(営業休止中)などがある。現在はビアガーデンに改装されている。

天満橋筋を挟んだ東隣には大阪マーチャンダイズ・マートビル(OMMビル)があり、地下通路で連絡している。

2008年5月には京阪天満橋駅の北出入口増設に伴い、大阪水上バスアクアライナーの乗船場がOMMビル前(天満橋港)から移転した。かつての八軒家船着場が復活し、駅と直結された。

沿革

もともとこの駅ビルには1966年10月1日より松坂屋大阪店が入居していたが、業績回復のために人気テナントの導入や業態転換などさまざまな手段を講じたものの、恒常的な売上不振を理由に2003年10月21日の取締役会において、くずは店とともに閉店することを決定し[1]、翌2004年5月5日をもって閉店した。折りしも建設中の中之島線の起点駅は京阪天満橋駅になることが決定しており、天満橋に新しい商業施設の必要性を感じていた京阪は、松坂屋跡地を「京阪モール」「くずはモール」に続く“3番目のモール”とすることを決定する。

当初は松坂屋撤退の半年後(2004年秋頃)をオープン目標としていたが、松坂屋とのビル賃貸借契約が10月まで残っていたため全面改装に取り掛かれず、オープン時期を変更した(ただし、地下2階の食料品売り場は2004年11月25日に先行オープン)。7階にある松坂屋時代からの有力テナント「ジュンク堂書店」「HMV」は一時撤退と伝えられたが、京阪側の説得により残留した(HMVは2010年5月26日に閉店)。現在HMV跡地は、ナムコがアミューズメント施設として出店している(2014年5月6日に閉店が決定している)。

建物外観はかなりの老朽化が進んでいたため、白を基調とした外観に一新された。同時に、駅コンコース及びホームの案内看板も他駅に先がけすべて新しくなった。また、エレベーターの部分改修やエスカレーターも新規交換された。

2012年1月23日、京阪が京阪シティモールと大阪キャッスルホテルの入居する天満橋駅ビルの建替を検討していると報道された[2]。これは、天満橋駅周辺地域が同1月20日付で都市再生緊急整備地域の指定を受けたためである[3]。 ただ、2013年5月から7月にかけ耐震補強工事が行われているため、建て替えについてはほぼ暗礁に乗り上げている状態である。

フロアマップ

  • 屋上 - TEN CHOU EN(屋上ダイニング庭園) ※2006年12月より営業停止中(現在はビアガーデンになっている)
  • 8階 - シティダイニング天満橋(レストラン街)・ストーンスパ
  • 7階 - ブックス カルチャー 理容・美容・歯科
  • 6階 - ザ・ダイソーユニクロABC-MART
  • 5階 - エディオン
  • 4階 - 生活雑貨 インテリア雑貨 無印良品 オンデーズ
  • 3階 - ミセスファッション 手芸&クラフト アウトドア専門店 ジーユー
  • 2階 - ニューミセスファッション 服飾雑貨・リラクゼーション
  • 1階 - キャリアファッション 服飾雑貨・化粧品 バスターミナル
  • MBF - エントランスホール フラワーショップ 京阪電鉄改札 駐輪場
  • 地下1階 - メンズ&レディースファッション
  • 地下2階 - デリスタ(食料品) 地下鉄谷町線連絡通路
  • 地下3階 - 駐車場

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:京阪グループ
  1. 松坂屋100年史  松坂屋発行  2010年 254ページ
  2. 日刊建設工業新聞(2012年1月23日)
  3. 大阪市 報道発表(2012年1月23日閲覧)テンプレート:リンク切れ大阪府 報道発表(2012年1月23日閲覧)テンプレート:リンク切れ