亀嵩駅

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ホーム(2005年8月3日)

亀嵩駅(かめだけえき)は、島根県仁多郡奥出雲町郡村にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線。愛称は「少彦名命」(すくなひこなのみこと)。

松本清張原作の映画『砂の器』で一躍有名になり、この駅付近の温泉には多くの観光客が訪れる。

駅構造

地上駅。かつては相対式2面2線だったが、2番のりばの線路が撤去されて停留所構造となり、現在は駅舎側1番のりばのみの片側1面1線(備後落合方面に向かって左側)で運用されている。

駅舎には扇屋という蕎麦屋が入っており、乗車券の販売が同店の店主に委託された簡易委託駅木次鉄道部管理)である。POS端末等の設置はなく、常備券のみを発券する。名物の奥出雲そばは、前もって電話で予約すれば、列車到着に合わせてホームで受け取ることも可能[1]

駅周辺

亀嵩地区の主要施設・集落は駅から2kmほど安来側(東側)にある。

その他

  • 松本清張の小説『砂の器』にも登場した。ただし、映画『砂の器』(1974年)で撮影されたのは、同じ木次線だが、ホームは出雲八代駅、駅舎は八川駅だった。川又昻カメラマンによれば、亀嵩駅を使わなかった理由は「そばの看板が邪魔になったのと、崖が迫っていてカメラが引けなかったから」[2]。但し、駅以外のシーンは亀嵩地区でもロケが行われた。また、2004年(平成16年)のテレビドラマ版では山口線篠目駅2011年(平成23年)のテレビドラマSP版では信楽高原鐵道雲井駅[3]が亀嵩駅として使われた。
  • 1970年代後半にはひらけ!ポンキッキガチャピンが取材に来たこともある。

利用状況

1日平均の乗車人員は33人である(2011年度)。2004年度は44人、1994年度は84人、1984年度は74人だった。

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 65
2000 62
2001 54
2002 49
2003 50
2004 44
2005 41
2006 39
2007 35
2008 34
2009 35
2010 32
2011 33

歴史

隣の駅

西日本旅客鉄道
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出雲三成駅 - 亀嵩駅 - 出雲横田駅

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. 奥出雲亀嵩駅の手打ちそば販売【扇屋そば】
  2. 朝日新聞1982年12月18日夕刊9面『亀嵩「砂の器」不幸な親子別離の駅-げいのう舞台再訪』
  3. 滋賀のロケーションガイド:2011年9月5日-松本清張ドラマ「砂の器」ロケレポート-(滋賀ロケーションオフィス)