中井町

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テンプレート:Infobox 中井町(なかいまち)は、神奈川県の南西に位置するである。酪農が盛んであり、町の農業生産の4割以上を占める。その他、露地野菜や温暖な気候を利用したみかんの栽培もある。東名高速道路インターチェンジ付近には工業団地が造成されている。

地理

神奈川県の南西部、足柄上郡の東端にあたる。大磯丘陵の北西部にある町域の3分の1は山林で、そのすべてが民有林であり、丘陵地の間の川沿いに農地と市街が位置する。西部には中村川、東部では葛川が町を縦断している。関東大震災によるがけ崩れで北部の川が堰き止められ震生湖ができた。震生湖という名はこれに由来する。震生湖は、日本一新しい自然湖であるとされ、湖畔には震災の調査に訪れた寺田寅彦の句碑がある。町の南西部には曽我山・不動山など200-300mほどの山があり、斜面にはみかん畑が点在する。

歴史

平安時代末に豪族中村氏が発祥した。

人口

テンプレート:人口統計

行政

行政区域の変遷

経済

総世帯数約3,000のうち、6分の1にあたる約500世帯が農家であり、また120世帯余が林業に携わっている。主たる産品は酪農であるが、近年では東名高速道路のインターチェンジ付近に工業団地を造成したことにより、就業人口にも変化がみられる。

産業

農林業

農畜産業
  • 中井町の町域面積のうち約4分の1が農地であり、世帯数の16%、人口の23%ほどが農家であるが、その数は年々減少している。
  • 2000年(平成12年)の耕地面積は513haで、そのうち作付延べ面積は430ha(耕地利用率83.8%)である。内訳は以下のとおり。
田 - 34ha(水稲23ha・陸稲1haなど)
畑 - 479ha
普通畑 - 319ha(らっかせい33ha・とうもろこし31ha・だいこん25ha・甘藷22haなど)
樹園地 - 160ha(みかん87ha・くり20ha・うめ11haなど)
  • 酪農農家は30戸あり、乳牛800頭余が飼育されている。生乳の出荷額は5億5千万円で、全体の4割以上を占める。
林業
  • 中井町の町域の約3分の1にあたる679haが山林・林野であり、その約3分の2、476haが天然の広葉樹林である。92haある人工林にはスギ72ha)、ヒノキ20ha)が植林されている。
  • 林業に携わる戸数は123戸である。

工業

  • 2000年の工業事業所数は97で、製造品出荷額は約842億円である。
東名高速道路秦野中井IC附近に造成された工業団地、グリーンテク中井には、富士ゼロックステルモ日本通運日立コンビューター機器日立インフォメーションテクノロジー岡村製作所ブルックス(コーヒー豆)、他の工場が立地している。

商業

  • 卸・小売・飲食店数は134で、卸・小売を合わせた年間販売額は約210億円である。

地域

健康と福祉

  • 2000年の老齢人口比は14.3%である。これは全国平均よりも低く、県内平均とほぼ同じ数値である。

教育

  • 中井町立中村小学校
  • 中井町立井ノ口小学校
  • 中井町立中井中学校

交通

かつては湘南軌道という軽便鉄道が町内を通っていたが、廃止され現在は町内に鉄道路線はない。隣接する秦野市・二宮町からのバス路線が主たる公共交通機関である。

バス路線

道路

町の北部を東名高速道路が東西に横断する。

高速道路・有料道路

県道

出身有名人

その他

関連項目

外部リンク

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