下呂駅

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改札口(2007年11月24日)
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ホーム(2005年9月10日)

下呂駅(げろえき)は、岐阜県下呂市幸田字下小瀬にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線である。

「天下の三名泉」と呼ばれる日本屈指の温泉地下呂温泉の玄関口の駅として、すべての特急(ワイドビュー)ひだ」が停車し、年間を通して観光客の利用も多い。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。利用客の便を図るため、列車交換がある場合を除き、1番線に入線することになっている。

駅長駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、焼石駅 - 飛騨宮田駅間の各駅を管理している。みどりの窓口自動券売機キヨスクが設置されているが、自動改札機は設置されていない。

下呂駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1・2・3 テンプレート:Color高山本線 下り 高山富山方面[1]
上り 美濃太田岐阜方面[1]

列車交換の場合の交換方法は原則として次のとおりである。

  1. 特急列車が1番線に入線
  2. 特急列車同士の場合、下りが1番線・上りが2番線を使用
  3. 特急列車との交換又は特急列車に追い抜かれる普通列車は、下りが2番線又は3番線・上りが2番線に入線
  4. 普通列車同士のみの交換の場合は、下りが1番線・上りが2番線、又は下りが3番線・上りが1番線となる
  5. 折り返し運転は、美濃太田駅方面は3番線、高山駅方面は2番線を使用

なお、2009年(平成21年)3月改正ダイヤでは当駅での待避列車は設定されていない。

2006年(平成18年)5月21日に下呂市萩原町で開催された第57回全国植樹祭記念式典に今上天皇皇后が臨席した。これに伴い前日の20日に今上天皇、皇后が当駅で降車するため、事前に駅舎内装、ホーム等が改装された。

利用状況

「岐阜県統計書」によると、一日平均の乗車人員は以下の通りである。

  • 2005年度 - 901人
  • 2007年度 - 856人
  • 2008年度 - 814人
  • 2009年度 - 746人
  • 2010年度 - 760人
  • 2011年度 - 751人
  • 2012年度 - 775人

駅周辺

下呂温泉の玄関口のため、駅を出て下呂大橋を渡ると、下呂温泉の温泉街が軒を連ねている。

2004年(平成16年)3月1日に、益田郡萩原町小坂町下呂町金山町馬瀬村の合計4町1村が合併して新たに誕生した下呂市の代表駅であり、市役所も至近である。

駅周辺の路線バスは濃飛乗合自動車などが運行し、主に下呂駅前や下呂バスセンターを発着している。

歴史

  • 1930年昭和5年)11月2日 - 高山線(1934年に高山本線へ改称)が焼石駅から延伸した際に、その終着駅として開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
  • 1931年(昭和6年)5月9日 - 高山線が飛騨萩原駅まで延伸。途中駅となる。
  • 1953年(昭和28年)5月1日 - 貨物の取扱を廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
  • 2001年平成13年)9月 - 駅弁の販売および、立ち食い蕎麦屋の営業を終了。
    • かつては「飛騨の栗こわい」などの駅弁が販売されていた。

隣の駅

※特急「ひだ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道
高山本線
テンプレート:Color普通(速達列車、早朝上りと深夜下りのみ運転)
焼石駅 - 下呂駅 - 飛騨萩原駅
テンプレート:Color普通(各駅停車)
焼石駅 - (少ヶ野信号場) - 下呂駅 - 禅昌寺駅
※なお、当駅から焼石方は、速達列車も含めた全ての普通列車が各駅に停車する。

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. 1.0 1.1 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2011年1月現在)。