上本達之

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テンプレート:Infobox baseball player 上本 達之(うえもと たつゆき、1980年11月8日 - )は、埼玉西武ライオンズに所属するプロ野球選手捕手)。

来歴・人物

プロ入り前

宇部商業の主力選手として出場した第80回全国高等学校野球選手権大会では、2回戦の対豊田大谷戦でサヨナラボークでの敗戦を経験している(豊田大谷対宇部商業延長15回を参照)。卒業後、協和発酵に入社。テンプレート:Byドラフト6巡目で西武ライオンズに指名され入団。

プロ入り後

ルーキーだったテンプレート:Byは、フレッシュオールスターゲームに出場した。入団3年目のテンプレート:Byに一軍初昇格を果たし、同年8月18日の対ロッテ戦で代打としてプロ初出場。同年は計7打席に立ったが、無安打に終わった。

テンプレート:By7月15日の対ロッテ戦で7番・一塁手としてプロ入り初スタメン出場し、薮田安彦からプロ初安打を放った。

テンプレート:By、開幕前のキャンプで主力組に招集されたもののシーズン序盤は出番がなかった。しかし6月に一軍昇格。6月30日の対楽天戦で代打で起用されて適時打を放ち、プロ初打点を記録。その後は主に一塁の守備固め、左の代打、緊急時の控え捕手をこなしてチームに貢献した。全て対右投手で起用されたが、打率.188に終わった。

テンプレート:By、プロ入り初の開幕一軍入り。控え捕手兼一塁手として出場を続けたが、6月に前年12月に銀行のATMで他の客が置き忘れの現金3万円を盗んだ容疑で埼玉県警に書類送検されていたことが報道され、6月26日二軍に降格[1]。その後、一軍に昇格することはなかった。日本シリーズでは40人の選手枠に登録され、正捕手の細川が負傷したため6戦目と7戦目ではベンチ入りを果たすも出場機会はなかった。アジアシリーズでは全試合でベンチ入りし、第3戦の対天津ライオンズ中国)戦で途中から指名打者として出場した。

テンプレート:By、5月23日に初めて捕手として一軍でスタメン出場。7月5日の対楽天戦で青山浩二からプロ初本塁打を放った。7月8日、対日本ハム戦の7回裏に代打で出場し、ダルビッシュ有から2試合連続となる逆転2点本塁打を放った。7月27日、モデルの秋山まいと入籍。捕手としての出場が37試合と一気に増え、無失策・1捕逸であった。その他、先発投手が右投手の際に一塁手や指名打者としてスタメン出場し、また左の代打などでも起用され、第3捕手の座を獲得した。同年は打率.257・4本塁打・15打点を記録、更に両リーグ最多となる代打本塁打3本を放つなどブレイクのシーズンとなった。8月22日の対ロッテ戦ではブライアン・シコースキーからプロ入り初のサヨナラ打(適時内野安打)を記録した。

テンプレート:By、シーズン序盤は正捕手の座こそ細川に譲ったものの、打撃を期待され相手の右投手が先発の試合では外野手としてスタメンに名を連ね、また試合終盤に細川の代打で登場しそのまま守備に就くケースも多く見られた。チームが捕手2人体制をとるようになってからは控え捕手として待機することが多くなったが、7月下旬からはスタメン捕手として出場する機会も増え、結局自己最多の91試合に出場した。8月29日の対楽天戦では小山伸一郎からプロ入り初のサヨナラ本塁打(逆転サヨナラ3点本塁打)を放っている。代打としてリーグ最多の41回起用され、打率4割であった。

テンプレート:By、序盤から不振で、6月5日に登録抹消となる。7月8日に再び登録された後も代打起用のみであったが、8月13日の対オリックス戦に先発出場し先発の西口文也を好リードすると、以降西口が先発する試合は全て上本がスタメンマスクをかぶるようになった(この間の西口の成績は7勝1敗・防御率2.07)。9月4日の対ソフトバンク戦ではプロ入り初の満塁本塁打を記録した。

テンプレート:By、74試合出場、27安打は2010年に次ぐ自己2番目の記録となった。

テンプレート:By、42試合出場にとどまり、2009年以降では最少の出場数となった。

詳細情報

年度別打撃成績

テンプレート:By2 西武 4 7 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .000 .000 .000 .000
テンプレート:By2 4 7 7 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .143 .143 .143 .286
テンプレート:By2 30 35 32 5 6 1 0 0 7 3 0 0 0 0 3 0 0 7 0 .188 .257 .219 .476
テンプレート:By2 17 14 14 1 1 1 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 .071 .071 .143 .214
テンプレート:By2 58 105 97 9 25 6 0 4 43 15 0 0 3 1 3 0 1 22 0 .258 .284 .443 .728
テンプレート:By2 91 232 212 24 56 8 0 4 76 25 2 0 3 0 14 0 3 54 7 .264 .319 .358 .677
テンプレート:By2 44 77 69 4 10 1 0 1 14 7 1 0 3 0 4 0 1 24 0 .145 .203 .203 .406
テンプレート:By2 74 130 116 10 27 3 0 2 36 11 0 3 2 1 10 0 1 31 2 .233 .297 .310 .607
テンプレート:By2 42 57 53 3 8 1 0 1 12 2 0 0 0 0 4 0 0 19 1 .151 .211 .226 .437
通算:9年 364 664 607 56 134 21 0 12 191 63 3 3 11 2 38 0 6 167 10 .221 .273 .315 .588
  • 2013年度シーズン終了時

年度別守備成績

テンプレート:節stub


捕手 一塁 外野
試合数 刺殺 補殺 失策 併殺 捕逸 守備率 企図数 許盗塁 盗塁刺 阻止率 試合数 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合数 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2005 3 12 1 0 0 0 1.000 2 2 0 .000 - -
2006 - 2 10 0 0 0 1.000 -
2007 - 21 76 2 0 5 1.000 -
2008 2 2 0 0 0 0 1.000 8 20 1 1 6 .955 -
2009 37 79 11 0 1 1 1.000 10 7 3 .300 10 36 1 1 6 .974 -
2010 73 281 26 0 3 1 1.000 32 22 10 .313 2 2 0 0 0 1.000 11 10 1 0 0 1.000
2011 31 87 7 1 0 1 .989 6 5 1 .167 - 1 4 0 0 0 1.000
2012 37 92 10 1 1 1 .990 10 6 4 .400 12 58 4 1 3 .984 -
2013 12 23 3 0 0 0 1.000 4 3 1 .250 10 41 4 0 5 1.000 -
通算 195 576 58 2 5 4 .997 64 45 19 .297 65 243 12 3 25 .988 11 14 1 0 0 1.000
  • 2013年度シーズン終了時

記録

背番号

  • 49 (2003年 - )

登場曲

脚注

  1. 上本 ATMで置引、書類送検されていたスポーツニッポン2008年6月28日配信

関連項目

外部リンク

テンプレート:埼玉西武ライオンズ テンプレート:西武ライオンズ2002年ドラフト指名選手