七重浜駅

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テンプレート:駅情報 七重浜駅(ななえはまえき)は、北海道北斗市七重浜二丁目にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線である。電報略号ナハ

ファイル:Nanaehama Station Premises.JPG
1番線ホームより函館方面を望む。右側は旧1番線と旧駅舎。(2013年10月)

駅構造

島式ホーム1面2線を持つ地上駅。列車は基本的に1番のりばを発着するが、待避などを行う場合は2番のりばを発着する。元々は2面2線の相対式ホームだったが、津軽海峡線開業に伴い貨物列車が交換することになり、有効長の関係から現在の島式ホームとなった。ホームとは跨線橋による連絡を行なう。

橋上駅舎を有する。旧・駅舎は現在も残っており、一部は駅長事務室となっている。旧駅舎のトイレ部はそのまま使用し、他の部分はテナント物件となっている。2013年現在、旧駅舎の一部はJR北海道労働組合函館地区本部(JR北労組)が使用している。旧駅舎は一時期、アーク(JRの物販部門)や地元スーパーの改築時に仮店舗としても使用された。

五稜郭駅が管理し、ジェイ・アールはこだて開発が駅業務を受託する業務委託駅だが、早朝・夜間と日曜祝日は駅員が不在となる。みどりの窓口(営業時間:8時40分 - 18時10分、日祝休業)が設置されている。

1984年(昭和59年)ごろまでは、駅の北西にあるコスモ石油函館物流基地(当時はアジア石油函館製油所)への専用線があり、当駅から石油の発送が行われていた。

駅周辺

駅西の海岸は洞爺丸事故の現場であり、慰霊碑がある。

歴史

ファイル:Nanaehama eki.jpg
1976年の七重浜駅と周囲約1km範囲。左が江差方面。どちらも島状の相対式ホーム2面2線を有し、下りホームと駅舎間には貨物積卸線、駅裏には左上のアジア石油(当時)函館製油所向け専用線用の留置線が2本ある。駅舎横には駅裏との連絡用に自由通路の跨線人道橋が設置されている。後に駅舎前の貨物積卸線は、函館方が切られて駅舎横までの引込線となった。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

隣の駅

北海道旅客鉄道
江差線
五稜郭駅 - 七重浜駅 - 東久根別駅

脚注

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関連項目

テンプレート:Sister

テンプレート:江差線
  1. 上磯町史 下巻 平成9年3月発行。北日本石油は昭和39年にアジア石油と改称し、平成元年にコスモ石油と合併。函館製油所はオイルショックの影響を受けて1985年から精油をやめ、油槽所へ業務を転換した。