ミリオ

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ミリオ (myrio) は、非公式の単位接頭辞で、テンプレート:1e- = 1/10000(1万分の1)を意味する。ただし使用は、ミリア (テンプレート:1e = 10000) と比べても、非常に希である。

ミリア同様、「一万」または「認識できないほど大きい」という意味の μύριοι (mýrioi) に由来する。

1795年にミリアと共にメートル法に導入されたとも言われるが、1795年に導入された接頭辞としてミリアだけが挙げられることも多い。非公式(「今は非公式」という意味ではなく)の接頭辞とされることもある[1]

1873年1874年英国科学振興協会 (BAAS) によるCGS単位系には、ミリアは採用されたがミリオは採用されなかった。1935年国際度量衡委員会 (CIPM) がミリアの廃止を決定したが、ミリオに関する言及はなかったようである。1960年国際単位系 (SI) には、ミリアもミリオも採用されていない。

ノースカロライナ大学チャペルヒル校数学科学教育センター長のラス・ローレットは、「テンプレート:1eテンプレート:1e-テンプレート:1e-を表す接頭辞が広く受け入れられたことはない」としている。[2]

関連項目

SI接頭辞
接頭辞 記号 漢数字表記(命数法) 十進数表記 語源
1024 ヨタ (yotta) Y 一[[じょ|テンプレート:JIS2004フォント]] 1 000 000 000 000 000 000 000 000 イタリア語「8」
1021 ゼタ (zetta) Z テンプレート:01 000 000 000 000 000 000 000 イタリア語「7」
1018 エクサ (exa) E テンプレート:01 000 000 000 000 000 000 ギリシャ語「6」
1015 ペタ (peta) P テンプレート:01 000 000 000 000 000 ギリシャ語「5」
1012 テラ (tera) T テンプレート:01 000 000 000 000 ギリシャ語「怪物」
109 ギガ (giga) G テンプレート:01 000 000 000 ギリシャ語「巨人」
106 メガ (mega) M テンプレート:01 000 000 ギリシャ語「大きい」
103 キロ (kilo) k テンプレート:01 000 ギリシャ語「1000」
102 ヘクト (hecto) h テンプレート:0100 ギリシャ語「100」
101 デカ (deca, deka) da テンプレート:010 ギリシャ語「10」
100 テンプレート:N/A テンプレート:N/A テンプレート:01 テンプレート:N/A
10-1 デシ (deci) d テンプレート:00.1 ラテン語「0.1 (10)」
10-2 センチ (centi) c テンプレート:00.01 ラテン語「100」
10-3 ミリ (milli) m テンプレート:00.001 ラテン語「1000」
10-6 マイクロ (micro) µ テンプレート:00.000 001 ギリシャ語「小さい」
10-9 ナノ (nano) n テンプレート:00.000 000 001 ギリシャ語「小人」
10-12 ピコ (pico) p テンプレート:00.000 000 000 001 イタリア語「小さい」
10-15 フェムト (femto) f 須臾 テンプレート:00.000 000 000 000 001 デンマーク語・ノルウェー語「15」
10-18 アト (atto) a 刹那 テンプレート:00.000 000 000 000 000 001 デンマーク語・ノルウェー語「18」
10-21 ゼプト (zepto) z 清浄 テンプレート:00.000 000 000 000 000 000 001 ギリシャ語「7」
10-24 ヨクト (yocto) y 涅槃寂静 テンプレート:00.000 000 000 000 000 000 000 001 ギリシャ語「8」

出典

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  1. [1][2] ただし信憑性は不明
  2. Russ Rowett A Dictionary of Units of Measurement: Metric Prefixes