テクノスジャパン
テクノスジャパンは、
三者の間に関係はない。以下では、2.について記す。
株式会社テクノスジャパン は、かつて日本に存在したゲームソフトウェア開発会社。
データイーストの専務だった瀧邦夫を中心としたデータイーストの元スタッフによって1981年に設立。『くにおくんシリーズ』により、一躍ヒットメーカーとなり横スクロール格闘アクションゲームのブームを作る。
概要
一般的な呼び方は「テクノス」 (TECHNOS) で、社名ロゴやテレビ・コマーシャルでも略称のテクノスという名前が強調された。
「ゲームをシステム(ルール)と捉え、+aとなる要素を付け足して1+1=3にする」という姿勢で、同じシステムを使い回すような単なる続編は作らなかった。
また、キャラクターの名前は社員から採られることがあった。『熱血硬派』というタイトルで開発が進められていた作品には大ヒットするという確信があったようで、社長の名前をもらい『くにおくん』と付けた事は有名。はたして1986年にアーケードゲームとして発売した『熱血硬派くにおくん』は予想通りにヒットし、家庭用ゲーム機に場を移すなどして後々シリーズ化していくことになった(くにおくんシリーズ)。
本社は創業当初、東京都新宿区西新宿にあったが、のちに同区歌舞伎町へ移転。1992年には中野区新井に自社ビルとして「テクノス中野ビル」を建設し、移転した。しかしテクノスが『くにおくんシリーズ』1本に頼りすぎたため、ゲーム機の進化についていけず新たなヒット作に恵まれなかった。このため、バブルの頃をピークに売上が低調に推移し、本社建設費が利益を圧迫しはじめ、経営不振に陥る。さらにネオジオ版ダブルドラゴンの不具合回収などが追い打ちをかけ、1995年12月15日には事務所が閉鎖し事実上の業務停止、翌1996年に倒産した。ビルはオーナーやテナントが変わっても長年そのままの名称で現存していたが、2013年10月1日をもってビル名称が「いちご中野ノースビル」に変更されることとなった。
『くにおくんシリーズ』の版権は現在ミリオンが持っている。以前はアトラスが移植作を発売していたが、現在はアークシステムワークスが発売している。
ゲーム作品
- くにおくんシリーズ
- 熱血硬派くにおくんシリーズ
- ダウンタウンシリーズ
- 熱血!すとりーとバスケット
- 熱血高校ドッジボール部(※「熱血高校ドッジボール部 サッカー編」等 ドッジボール以外の続編も多数有)
- 熱血格闘伝説
- いけいけ熱血ホッケー部
- くにおのおでん
- くにおの熱血闘球伝説
- ダブルドラゴンシリーズ
- すごろクエストシリーズ
- すごろクエスト ダイスの戦士たち: すごろクエスト
- すごろクエスト++ -ダイスニクス-: 「Sugoro Quest++ -DICENICS-」、すごろクエスト++
- コンバットライブス
- マッドチャンプ2088: 後にスーパーマッドチャンプにタイトル変更の上、ツクダオリジナルから発売された
- 太陽の天使マーロー お花畑は大パニック!
- エキサイティングアワー
- WWFスーパースターズ
- WWFレッスルフェスト
- V'BALL U.S.CHAMPIONSHP
- 西遊降魔録 流棒妖技ノ章
- シャドウフォース 変身忍者
- ポパイ いじわる魔女シーハッグの巻
- 船木誠勝 HYBRID WRESTLER 闘技伝承
- ジオキューブ
- ダンクエスト 魔神封印の伝説
- 超人学園ゴウカイザー
- ザインドスリーナ
- ミステリアスストーンズ
- バッテンオハラのスチャラカ空中戦
- ブギーマナー
- ブロックアウト en:Blockout の移植
- 大怪獣の逆襲
外部リンク
- 熱血硬派
- SIT Developer Table(て)(東京・新潟開発室ごとのソフトの分類)