タンディ・ニュートン

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テンプレート:ActorActress タンディ・ニュートンThandie Newton、本名:Thandiwe Adjewa Newton、1972年11月6日 - )は、イギリス女優

プロフィール

来歴

父親は白人イギリス人、母親はジンバブエショナ族の出[1][2]。出生地はザンビアであると誤って伝えているものもあるが、実際は彼女の両親が旅行で滞在していたロンドン生まれである.[3][4][5]。本名のThandiweは、北ンデベレ語ズールー語コサ語スワジ語で『最愛なるもの』 を意味し、英語ではBelovedと訳されるが奇遇にも彼女が主演したジョナサン・デミ監督作「愛されし者」Belovedの役名でもある。[6]。政情不安のために5歳のときにイギリスに移住し、11歳までコーンウォールで育った。ダンサーを目指していたが怪我で断念。

キャリア

オーディションに合格したことから1991年に『ニコール・キッドマンの恋愛天国(Flirting)』で映画デビュー(ビデオ題は後にスターとなったニコール・キッドマンの名で売られているが、主演はタンディ)。その後ロサンゼルスに移るが、仕事が得られず、イギリスに帰国。帰国後にケンブリッジ大学に進学し、人類学を学んだ。

1995年にジェームズ・アイヴォリー監督の『ジェファソン・イン・パリ』で後の大統領トマス・ジェファソンの子供を身籠った女奴隷サリー・ヘミングスを演じて注目される。以来、ジョナサン・デミベルナルド・ベルトルッチらが主演に起用。以前に共演したニコール・キッドマンの推薦で『ミッション:インポッシブル2』のヒロイン役に抜擢された。

2003年から2005年までテレビシリーズ『ER緊急救命室』にジョン・カーター(ノア・ワイリー)の恋人ケム役で13回ゲスト出演(2009年に一話だけ再登場)。

2005年公開の『クラッシュ』での演技が評価され、英国アカデミー賞 助演女優賞、ロンドン映画批評家賞と雑誌の映画賞エンパイア賞の助演女優賞などを受賞した。

2011年はロンドンのハロルド・ピンター劇場で再演されたアリエル・ドーフマン作《死と乙女》のヒロインでウェストエンド・デビューを飾った。

私生活

1998年に監督・脚本家のオル・パーカーと結婚。2000年に長女リプリーを、2004年に次女ニコを出産。

仏教徒である[7][8]

備考

  • 映画『グリッドロック』ではこの作品が遺作となった2パックと共演し、サウンドトラックに"Eight Mile Road"という名義で"Life Is A Traffic Jam"という曲を歌っている。
  • 日本ではサンディ・ニュートンと標記されることがあるが、それは誤りで、本人もタンディ(本名はThandiwe/タンディウィ)と発音するように度々メディアに要請している[1]

主な出演作品

公開年 邦題
原題
役名 備考
1991 ニコール・キッドマンの恋愛天国
Flirting
Thandiwe Adjewa
1993 プレイデッド
The Young Americans
レイチェル・スティーヴンス
1994 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
Interview with the Vampire: The Vampire Chronicles
イヴェット
1995 ジェファソン・イン・パリ
Jefferson in Paris
サリー・ヘミングス
1996 妻の恋人、夫の愛人
The Leading Man
ヒラリー
グリッドロック
Gridlock'd
クッキー
1998 シャンドライの恋
Besieged
シャンドライ
愛されし者
Beloved
2000 ミッション:インポッシブル2
Mission: Impossible II
ナイア・ホール
2002 シャレード
The Truth About Charlie
レジーナ・ランバート
2003 シェイド
Shade
ティファニー
2003-2009 ER緊急救命室
ER
ケム・リカス テレビシリーズ、14エピソード
2004 リディック
The Chronicles of Riddick
デイム・ヴァーコ
クラッシュ
Crash
クリスティン 英国アカデミー賞助演女優賞 受賞
2006 幸せのちから
The Pursuit of Happyness
リンダ
2007 マッド・ファット・ワイフ
Norbit
ケイト
ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ
Run Fatboy Run
リビー
2008 ロックンローラ
RocknRolla
ステラ
ブッシュ
W.
ライス国務長官
2009 2012
2012
ローラ・ウィルソン
2011 リセット
Vanishing on 7th Street
ローズマリー
リトリート・アイランド
Retreat
ケイト

脚注

  1. biography at nytimes.com
  2. biography at yahoo movies
  3. Williams, Ka; "Sweet as Thandie" KamWilliams.com, 24 March 2008
  4. Williams, Kam; "Sweet as Thandie" NewsBlaze.com, 24 March 2008
  5. A Taste of My Life, Series 4 (BBC Two, 4 June 2008) Thandie Newton – Quote: "Nigel Slater (host): You were born in London but you didn't stay here for long did you? You went down to Cornwall? Thandie Newton (answers): Actually I don't know how my mum and dad managed to do this. But we lived in Zambia, and my mum was pregnant with me. And I was born on a two-week trip back to London, and then we went back to Zambia and my brother was born there. And we ended up coming to England finally when I was three years old. So my dad could help out with the family antique business."
  6.  テンプレート:Cite web
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web

外部リンク

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