クロノ・クロス
『クロノ・クロス』(テンプレート:Lang-en-short)は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)によって1999年11月18日に発売された日本のPlayStation用ロールプレイングゲーム。『クロノ・トリガー』の続編にあたる。監督を加藤正人、プロデューサーは田中弘道、キャラクターデザインは結城信輝がつとめている。
目次
概要
この作品は、1996年にスーパーファミコンのサテラビューで配信されたテキストベースのアドベンチャーゲーム『ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石-』の中のマルチストーリーの1つ、「Kid 盗めない宝石編」(『クロノ・トリガー』の流れを汲むストーリー)を雛形としている。ただし、設定やストーリーの内容は一部共通する所があるものの、大幅な変更が加えられている。
発売から1年後の2000年11月30日には「スクウェアミレニアムコレクション」の第3弾として数量限定の特別版が発売され、2002年2月21日には廉価版『PS one Books クロノ・クロス』として再発売された。2006年7月20日には同じく廉価版「アルティメットヒッツ」シリーズの一つとして再び登場となった。2011年7月6日にはゲームアーカイブスでもPlayStation 3とPlayStation Portable向けに配信が開始された。
本作はドリーム・プロジェクトによる企画ではないものの、前作でメインシナリオを手がけた加藤正人、音楽を担当した光田康典、グラフィックの本根康之など、多くの前作のスタッフが制作に携わっている。また、バトルプランニングは、プロデューサーの田中弘道がおこなっている。
田中弘道は「鳥山明の世界を表現するゲーム」をスクウェア社内で最初に企画した人物であり、元来はその企画に「クロノ・トリガー」のタイトルが与えられていた。しかし、「諸々の事情」でその企画は「クロノ・トリガー」ではなくなり、形を変えて1993年に発売された『聖剣伝説2』となった。その後、1995年に実際に発売された「鳥山明の世界を表現したゲーム」である『クロノ・トリガー』の開発には田中が直接関わることはなかった。後に田中は、加藤正人が『クロノ・トリガー』の続編を作りたいとして立ち上げた企画(後述)にも参加している。
システム
『ファイナルファンタジーVII』や『VIII』と同様、一枚絵のフィールドを3Dポリゴンのキャラクターが動くスタイルを採用している。グラフィックスは原色を多用したカラフルなものが多い。ただし、本作では従来では見られなかったような技術が試みられている。
グラフィック
テンプレート:出典の明記 PlayStationを始めとしたゲームハード及びコンピューターによるCG表現では仕様上、画面上のポリゴン数に反比例してコマ数は減るのだが、本作では「変動性フレームレート」により、カメラアングルを計算した上で現在画面に必要な最小ポリゴンを割り出し、画面には映っていない不要なポリゴンを省いた状態でフレームレートが算出される[1]。よって、ポリゴン表示数の制約が緩和、常に変動値上で最大限のフレームレートを設定され、同ハードでは従来成し得なかったポリゴン表示出力と、滑らかな動きを兼ね備えたグラフィック能力を得ることとなり、凝った演出が可能となった。また、グラフィックの処理の殆どにC言語ではなく、アセンブリ言語を用いたことで処理速度そのものも大幅に向上している。
これは本作のバトルでカメラモードを「ダイナミック」に設定することでカメラがキャラに寄った上で縦横無尽に動き、より一層の効果を引き出す反面、カメラモードが「ノーマル」のままだとカメラが引きがちになり、その効果が充分に発揮されなかったり、最悪ポリゴン数の過多で従来よりも画面が荒くなったりディレイが起こる等の弊害が引き起こされてしまうというデメリットを持っている。また、カメラモードは初期設定ではノーマルであり、バトル中の敵選択時のみ変更可能な上、電源を切るとノーマルへとリセットされる。もちろんセーブデータにも反映されない。
また、残像、環境テクスチャマッピング(ポリゴンに周りの背景が移り込む)、進化したパーティクル[2]技術等による徹底した作り込みが行われており、バトル画面は勿論、一枚絵であるはずの2Dマップの随所がリアルタイムで処理され、質感や臨場感を演出しており、窓から入る日差しや水の流れや波紋、はたまた魚や虫等の小動物まで、本作の自然に溢れた世界観を表現している。
セリフ自動生成プログラム
本作はプレイヤーキャラクターが総勢45名と非常に多く、重大な目的から興味本位で付いてくる者まで、様々な理由で旅に同行する多くの仲間たちを連れて、ある程度自由にパーティーを組むことができる(前作同様、一度に連れて行けるメンバーは主人公と仲間2名)。このため、どのイベントでどのキャラクターがパーティーにいても違和感なくシナリオが進行するように、キャラクターを自由編成可能なイベントの多くでは、それぞれ特徴を持った一人称や語尾などを組み合わせて、各キャラクター用のセリフが自動生成されるシステムを持っている[3]。
バトルシステム
前作同様、エンカウント方式はシンボルエンカウント(フィールド上の敵シンボルに接触すると戦闘に突入)だが、本作はシームレスバトルではなく、敵に接触すると敵味方が対峙した戦闘画面に切り替わる。バトルシステムは前作とは全く異なる「クロス・シーケンス・バトル」というシステムを採用している。
- クロス・シーケンス・バトル
- 各キャラクターに「スタミナ」が残っている限り、いつでも誰からでもコマンド入力が可能という点が本作のバトルシステム最大の特徴である。母体プロジェクトを同じくする作品『ゼノギアス』を踏襲した弱、中、強の組み合わせによるコンボ攻撃や、それによって得られる一時的なエネルギー「パワーレベル」を消費して6属性の「エレメント」を使用する、戦略的で奥の深いものとなっている。バトルシステムのデザインを担当した田中弘道によると、『ファイナルファンタジーIII』の進化系とのこと[4]。
- 属性
- 前作同様キャラクターにそれぞれ固有の属性が備わっているが、本作では通常攻撃からエレメント、固有技、敵モンスター、さらにバトルフィールドにまで例外無く備わっており、強敵に挑む際は属性の組み合わせを意識する必要がある。
- 属性は白・黒・青・赤・緑・黄の6色で示され、青なら水系、赤なら炎系といったように、それぞれの色に合わせた特徴を持っており、白と黒、青と赤、緑と黄でそれぞれ相反している。敵味方を含むキャラクター全員に「先天属性」という1色の属性が設定されており、自分と同じ属性の攻撃を使用すると効果が上がり、逆に相反する属性の攻撃が弱点となる。
- 戦闘画面左上には、3つの枠で示された「フィールドエフェクト」が表示される。戦闘開始時にはその地形に合わせた属性色が配置されているが、敵味方がエレメントを使用する度に、使用された属性色が最新3個分までそこへ記録されていき、古い属性色は押し出されて消えていく。フィールドを同色に染めていくほどその属性が強化、逆に反属性が弱体化されていく。
- エレメント
- 技や魔法にあたる。個々のキャラクターに備わったエレメントグリッドにあらかじめ配置しておくことで、戦闘中にその効果を使用できる。誰にでも配置・取り外しができる「共有エレメント」と、特定キャラクター専用の「固有エレメント」があり、攻撃系、回復系、補助系の3系統にまとめられる。さらに、共有エレメントは通常、消費、トラップ、召喚の4種類に分けられる。
- 全てのエレメントには固有レベルとレベル幅が設定されており、あらかじめメニュー画面でそのレベルに応じたグリッドへ配置しておく必要がある。戦闘中はそのグリッドがセットされたレベル分の「パワーレベル」を消費して使用し、一度使ったエレメントはその戦闘中は再度使えなくなる(例えば、通常エレメントの「ヒール」を同一の戦闘において2回使用したい場合、「ヒール」を2カ所に配置しておく必要がある)が、戦闘が終了すれば補充不能な消費エレメントを除いて配置されたエレメント全てが再度使用可能になる。なお、戦闘中に使用したエレメントを復活させ、再度使用可能にする効果を持ったエレメントも存在する。
- 戦闘終了後、味方のパワーレベルとそのキャラクターが装備している回復系通常エレメントが余っていれば、そのエレメントを使用して自動回復を行える。
- 通常エレメント
- 基本的な共有エレメント。攻撃系、回復系、補助系と多岐にわたる効果を発揮する。レベル幅が設定されたエレメントは、本来のレベルのグリッドより低い位置や高い位置にも配置でき、その「+」「-」により威力が上下する。一部の強力なエレメントは「先天属性限定」に設定されており、その属性と同じ先天属性のキャラクターでなければグリッドに配置できない。
- 消費エレメント
- 消費型の回復系共有エレメント。メニュー画面でも使用でき、一度使うと無くなる。消費エレメントは装備すると1グリッドに最大5個同時にセットされ、同一の戦闘において1つのグリッドで5回まで使用できる。使用すると消費されてしまうため、戦闘後には数量の回復はしないものの、手持ちのストックから最大5個までグリッドへ自動補充される。
- トラップエレメント
- フィールドにトラップ(罠)を張り、敵の使ったエレメントを奪い取る能力を持った、消費型の補助系共有エレメント。消費エレメントと同じく1グリッドに最大5個までセットされ、発動すると成否に関わらず1つ消費される。トラップエレメントは、「↓ヒート」のように対応した通常エレメントの名前を持っており、トラップを張った状態で敵が同名のエレメントを使用すると、そのエレメントを無効化した上で奪い取ることができる。トラップは敵が使用してくることもあり、この場合はどのエレメントに対応したものかは伏せられ、味方がそのエレメントを使った場合はグリッドから直接奪い取られ無くなってしまう。
- 召喚エレメント
- 先天属性限定の攻撃系共有エレメント。フィールドエフェクトが全て同じ色の場合のみ発動でき、レベルスター(後述)を1つ消費して強力な召喚獣による攻撃を行える。召喚エレメントは特定イベントで入手できるほか、対応したトラップエレメントを張ることで特定の敵から奪い取ることができるが、敵味方合わせて1種類につき1つだけしか存在できない。たとえば、「ゴーレム」を味方が手に入れると、それ以降は敵にトラップで再び奪われるまでゴーレムを使う敵が一切いなくなる。
- 召喚エレメントで敵を倒すと、強力な装備の材料となる輝く素材が手に入る(ボスモンスターを除く)。
- 固有エレメント
- キャラクター固有のエレメントで、それぞれ個性的な効果を持つ。味方キャラクターの固有エレメントはレベル3、5、7のものがそれぞれ1つずつ存在しており、グリッドからの着脱はできない。最初から配置、またはレベルスター獲得時に自動習得するものがほとんどだが、一部のキャラクターはレベル7の固有エレメントをイベントで入手する者もおり、この場合は自分でグリッドに配置することになる。戦闘中、特定のキャラクターの固有エレメント同士が使用可能な状態では「連携技」が発動可能になる(ただし、組み合わせはごく一部に限られている)。固有エレメントの内容はかなり多種多様で、キャラクターの個性を出しているものが多い[5]。
- 逃走
- 本作は原則的に、強制されるものを含む全ての戦闘から100%の確率で逃走可能である。戦闘中にエレメントを付け替えることはできないものの、戦闘離脱時に使用可能だったエレメントにより自動回復を行えるため、立て直しは容易である。ただし、その戦闘中にアイテムを盗んでいた場合は逃走時に必ず落としてしまう。また、ボス戦では逃げても行動範囲が制限される場合が多く、中には逃げた後メニュー画面が開けないうちに戦闘が再開してしまうものもある。
- レベルスター
- 多くのロールプレイングゲームにみられる経験値によるレベルアップのシステムを廃し、ボス戦に勝利すると入手できる「レベルスター」をキャラクター全員が共有し、能力値が上昇するようになっている。また、通常のバトルに勝利した時にもステータスが少しずつ上昇するが、これはバトルに参加したキャラのみである。どちらの場合も、バトル終了時に戦闘不能だったキャラクターは成長しない。いわゆるレベル上げをしなくてもある程度の強さを持ってゲームを進められるため、エレメントを駆使してバトルを有利に進めることで戦闘を極力回避しながら最後まで進めることも可能である。
- レベルスターは召喚エレメントを使用すると現在値が減少するが、キャラクターの強さ自体には関係せず、宿屋などに泊まれば最大値まで回復する(いわゆる召喚エレメント限定のマジックポイント扱い)。
- 武器・防具の鍛造
- 本作では装備品を店で直接購入することはできず、手持ちの素材をもとに、「鍛冶屋」で料金を払って装備品を鍛造してもらうという、同年に発売された『ファイナルファンタジーVIII』の武器改造に近いシステムとなっている。このため、素材がない場合は装備を作ってもらうことはできない。装備品の材料となる素材は、宝箱やイベント、戦利品などで手に入るほか、店でアイテムを売却する代わりに素材へ分解してもらったり、不要なエレメントをトレードして手に入れることができる。
2周目の特典
本作では、ゲームをクリアしてセーブするとそのデータは「コンプリートデータ」に変化し、そのデータをロードした場合は強制的に「強くてニューゲーム」か「強くてコンティニュー」からの選択となる(そのデータでクリア直前のプレイの続きはできなくなる)。2つのうち、「強くてニューゲーム」は前作にもあった要素だが、以下のような違いがある。
- 強くてニューゲーム
- そのコンプリートデータのレベルスターと一部を除いたアイテムおよびエレメントを引き継いだ状態で、最初からゲームをスタートできる。コンプリートデータから直接引き継ぐ方式のため、前作のように任意のセーブデータの内容を引き継いでの「強くてニューゲーム」はできなくなった。
- 強くてコンティニュー
- コンプリートデータとは別個に、プレイ途中の「1周目のデータ(通常のニューゲームから開始したデータ)」を用意しなければ実行できない。指定した「1周目のデータ」のシナリオ進行状態を保ったまま、最初に選んだコンプリートデータのレベルスターを1周目のデータへ反映させ、アイテムとエレメントを追加できる(2つのデータが合体する)。なお、一度でもどちらかの「強くて〜」を行ってセーブしている2周目以降のデータ、およびコンプリートデータは「強くてコンティニュー」で読み込むことができない。
- 事前に、クリア直前の1周目のデータを上書きせず、コンプリートデータとは別に残しておくことにより、「強くてコンティニュー」とゲームクリアを繰り返すことで手軽にアイテムとエレメントを増殖させることが可能である。
また、上記どちらかを行った2周目以降のデータでは、以下の特典が追加される。
- 試作時間変速器
- 2周目以降は始めから「試作時間変速器」というアイテムを所持しており、R2ボタンを押している間は4倍速(バトル中は2倍速)、L2ボタンを押している間は1/2倍速に、すべてのバトル、移動、イベントの画面スピード、およびゲームの進行速度をリアルタイムでコントロールできるようになる。ただし、ムービー、ロード時間、およびエンディングの演出の一部分の速度は変更できない。
- 身代わりの護符
- 本作ではストーリー全編を通じて、主人公(セルジュ・ヤマネコ)をパーティーからはずすことが一切できないが、2周目以降は始めから「身代わりの護符」というアイテムを所持し、戦闘中のみ主人公の代わりに別のキャラクターを代理としてバトルに参加させることができる。
- いつでも最終ボスへ挑戦可能
- 2周目以降は、最終ボスへの道筋とそれを開くためのキーアイテムが最初から存在しており、ゲーム開始直後から最終ボスを倒してエンディングを見ることが可能である。最終ボスを倒した時点でのストーリー進行の時期や選択したルートによって、後述の「マルチエンディング」へと分岐する。
- 過去に仲間にしたキャラクターの召喚
- ストーリー終盤であるキーアイテムを手に入れると、過去の周回で仲間にしたキャラクター(キッド以外)を呼び寄せるイベントを起こせるようになる。全ての仲間キャラクター44名を同時に揃えるには最低3周以上プレイする必要があり、さらにツクヨミを呼び出せるようにするためには、ツクヨミが仲間にいる状態で一度ゲームをクリアしなければならない。
マルチエンディング
前作と同じくマルチエンディングが採用されており、1周目でも普通に最終ボスを倒すだけではスタッフロールとエンディングテーマしか流れないバッドエンディングになる。真のエンディングを見るためのヒントはゲーム中でさり気なく示される。
また、前作同様2周目以降ではいつでもゲームクリアが可能になり、ストーリー途中のままクリアした場合、その後の展開が描かれるものからオマケ的なコミカルな内容のものまで、多数のエンディングが用意されている。
ストーリー
舞台設定
『クロノ・トリガー』における"現代"から20年後にあたるA.D.1,020年、前作の舞台となったゼナン大陸の辺境にある海域エルニドで物語は幕をあける(なお、この「エルニド」は設定上、前作の舞台には登場しない地域である)。前作はタイムトラベルがテーマだったのに対し、今作はパラレルワールドをメインテーマに置いている。今作の舞台となる世界も前作の歴史変革後に生まれた無数の未来のひとつであるため、「クロノ・トリガー2」ではなく、「クロス」(「トリガー」とクロスする、別の「クロノ」)と銘打たれている。2つの世界ホームワールド(HOME WORLD)とアナザーワールド(ANOTHER WORLD)を行き来しながら物語が進む。以下、それぞれ「ホーム」および「アナザー」と表記する。
話が進むと、2つのパラレルワールドは、主人公セルジュが関係した事件をきっかけに誕生したことが明らかになる。さらに別の現象から分岐した複数の時間軸が存在し、それらを絡めながらのシナリオ展開となっているため、作中に登場するすべての時間軸を正確に把握しないとストーリーの理解が難しい。
シナリオ、世界設定は複雑で、またゲーム内で提示される情報も限られているので、前作をプレイしたかどうかによらず、すぐに理解するのは難しい。前作をプレイしたものにしかわからない単語が後半になるほど増えていき、伏線が明かされるクライマックスで文字通り前作とクロス(交叉)することとなる。
あらすじ
- 1.はじまりは 潮風そよぐアルニ村
- 平和な漁村、アルニ村で生まれ育ったセルジュは、幼馴染のレナにトカゲの鱗を取ってほしいと頼まれる。
- 2. オパーサの浜 遥か時の呼び声
- トカゲの鱗を約束の数集めたセルジュは、待ち合わせ場所の浜に行く。そこで不思議な声を聞き…。
- 3.アルニ村 懐かしき見知らぬ友よ
- 忽然と浜から消えたレナ。セルジュが村に戻ると、レナはセルジュのことを昔死んだ友達に似ているという。
- 4. 風の岬 いとしき思い出の形見に
- レナに教えられ、レナの友達の墓にやって来たセルジュ。だが、突然背後から現れた男に亡霊呼ばわりされてしまう。
- 5.港町テルミナ 栄光の竜騎士団
- テルミナに着いたセルジュは、事実を知るために、アカシア竜騎士団の本拠地である蛇骨館へと潜入しようとする。
- 6.蛇骨館 過去への鍵をもとめて
- 蛇骨館に待ち受けていたのは、数々の罠。怪しい道化師。そして…。
- 7.ガルドーブ さざなみに誘われて
- 蛇骨館から脱出したセルジュ。だが、キッドが突然高熱を出し寝込んでしまう。
- 8.隠者の小屋 もうひとりの剣士
- 蛇骨たちを追い、古龍の砦へ向かおうとするセルジュ。そこにグレンが現れて…。
- 9.海の悪夢 亡者のうたう船歌か
- 深い霧の中、セルジュたちが出会ったのは不気味な幽霊船だった。
- 10.水龍の島へ 何処に眠る青の龍
- 死炎山の赤き力を抑えるため、セルジュたちは水龍の力を借りようする。
- 11.古龍の砦 古の龍たちが夢の跡
- ようやくたどりついた古龍の砦。最上階には過酷な運命がセルジュを待っていた。
- 12.次元の狭間 さまよえる魂たちよ
- カオスフィールドに飛ばされたセルジュは、スプリガンの助けを借り、そこから抜け出そうとする。
- 13.闇からの帰還 新たなる旅立ち
- 無事元の世界に戻ったセルジュ。もう一つの世界のヤマネコの動向を知るため、セルジュは次元を超えようとする。
- 14.失われた扉 孤立する世界と人と
- オパーサの浜の次元の揺らぎは消えていた。道を失ったセルジュはアルニ村へ戻ることにする。
- 15.テルミナ 竜騎士団の光と影
- 死海へ渡る方法をマブーレの亜人に聞くため、セルジュたちは船を入手しにテルミナを訪れる。
- 16.マブーレ 人外の者たちの村にて
- マブーレは廃村と化していた。住んでいた亜人たちは、今は海上歓楽街というところに住んでいるらしい。
- 17.血塗られた魔剣 グランドリオン
- 死の門は赤き剣グランドリオンに封印されていた。グランドリオンを退けるため、聖剣イルランザーを回収しなければならない。
- 18.死海 神に見捨てられた地にて
- 死海へと渡ったセルジュたちを待っていたのは、全てが停止した、滅びの世界だった。
- 19.復活した扉 世界よ震えて沈め
- 死海から戻ると、オパーサの浜の次元の揺らぎが復活していた。もう一つの世界ではヤマネコが反乱を起こしていた。
- 20.蛇骨館ふたたび! 囚われの敵
- 蛇骨館に人質にとられたリデル。彼女を助けるため、かつて敵対したゾア、カーシュと手を組むことになる。
- 21.急襲!! かなしみの追撃者
- リデルたちと隠者の小屋へと逃れるセルジュ。小屋を突然襲ったのは、離れ離れになったキッドだった。
- 22.神の庭へ 閉ざされた時を超えて
- 自分を取り戻すため、セルジュは禁じられた海域、神の庭へ踏み込むことを決意する。
- 23.時の審判 運命の女神のほほえみ
- 神の庭で、セルジュはこの世界や自分の秘密に触れることに。そして、キッドが捜し求めていた伝説の秘宝、「凍てついた炎」の存在がそこにはあった。
- 24.星の塔へ 時の木霊に縛られて
- 人間への復讐を始めた龍神。龍神を止めるため、セルジュは空に浮かぶ要塞、星の塔へ向かう。
- 25.クロノ・クロス 宿命の交わる時
- 星の塔は、別の時間軸から飛ばされてきた龍族の未来遺跡だった。数々の真実を突きつけられながら、セルジュは塔の最上階を目指す。
- 26.すべての夢みるものたちのために
- 新生命体「時喰い」、遠い未来で世界の時を止めるもの。全ての夢見る者たちのために、セルジュは星の音をつむいでいく。
キーワード
- 凍てついた炎(The Frozen Flame)
- エルニドに古くから伝わる、あらゆる願いを叶えるとされる秘宝。その正体は原始に飛来したとされる鉱物型地球外生命体ラヴォスの欠片の総称。前作の原始時代にて、赤い珍しい石「ドリストーン」として重宝されていたものと同種のものであり、太古の昔であるB.C.6500万年、ラヴォスがまだ空高く浮かぶ星であった頃からも存在が確認されていた。人類の祖先もこれに触れることで異常進化(作中では「進化」ではなく「変化」とも表現される)し、異常な速度で脳が三倍まで膨れ上がったとされる。その子孫はラヴォスの力とヒトの叡智を利用して古代魔法王国ジールを建国、繁栄を極めた。魔神器、サラのペンダント、グランドリオンなど、これによる産物は多岐にわたる。これらの中でもサラのペンダントは、次元の渦に飲まれて分身を作ったサラの手から一度離れ他者の手に渡った後、ガルディア王国に代々伝わり前作のマールのものになったとされ、劇中でもこの伝承の一部をカーシュが語っている[6]。
- 劇中の争点となる秘宝「凍て付いた炎」は、A.D.2,300のエルニドにおいて発見された、炎の中でもとりわけ強大な力を秘めた代物で、接触したもののDNAを書き換える力まであるといわれている。クロノポリス軍事研究センターでの時間研究に利用されており、それが作中世界でラヴォスにタイムクラッシュでクロノポリスが引き寄せられる原因となる。
- 死海
- ホームでは、クロノポリスがあるはずの神の庭は「死海」となっている。その姿はあらゆる時代が混在しながら時の止まった異様なものである。元々この海域は未来であるA.D.2400の時間が流れている。劇中でこの海域へと足を運んだ際は、セルジュが調停者としての権利を所持したまま生存し、且つ時喰いを開放しない可能性が高い状態であるために、遠い未来で時喰いが目覚めてしまう(時が止まり、世界が滅ぶ)ということを暗示している。また、死海のコンピュータ端末には地殻調査のレポートがあり、ラヴォスが世界を滅ぼすことを示唆する様な内容となっている。
- A.D.2400年の廃墟であるため、現実世界よりも近代的なビル群やハイウェイの廃墟があり、中心部にはタイムクラッシュの爆心地であり、同年代のあらゆる建造物が混ざり合ったような異質な建物「滅びの塔」がある。死海全域は残留思念や暴走したロボット類が徘徊する危険地帯となっている。
- 時間要塞・クロノポリス
- A.D.2400年の平和な時代に中央政権により設立された研究施設。クロノ達によりラヴォスが倒され、1999年の「破滅の日」が訪れなかった時間軸に存在し、セルジュ達の時代からは遥か未来の施設であるため、本島は「未来遺跡」とも表示される。正式名は「クロノポリス軍事研究センター」であり、表向きは軍事技術開発を行っているとされているが、実際には時間に関する研究を行っている。初代責任者はガッシュ。メーンコンピュータ「フェイト」が管理している。
- 凍てついた炎を用いた時間制御実験の果てに起きたタイム・クラッシュでB.C.10,000へと飛ばされてしまったが、星が過去に呼び出されたクロノポリスに対抗するために、別次元から竜人達の未来都市ディノポリスを招喚し、対応したが、クロノポリス側が勝利した。(クロノポリスが過去に飛ばされた事に関しては、違う時間軸で自らが滅ぼされる事を知ったラヴォスが自らの運命を切り開くためにクロノポリスを呼び出した事が示唆されている)。
- その後、クロノポリスとフェイトはエルニドに人工島を次々と作りだし、自然エネルギーを利用してエレメントを開発。運命の書の端末をエルニド中にばら撒いた後に研究員達の未来に関する記憶を消去し、エルニドで生活させた。
- ホームでは死海化しているため、アナザーにのみ存在し、現在では神の庭と呼ばれている。クロノポリス内に存在する青半透明の職員達はタイムクラッシュが起きた際に施設内で働いていた研究員達の残留思念である。
- タイムクラッシュ
- A.D.2,400のクロノポリスにおいて行われた、凍てついた炎を用いた時間制御実験の結果引き起こされた現象。これによりA.D.2,400に存在したクロノポリスがB.C.10,000へとワープすることになった。これが本作の時間軸の始まりである。ルッカは計画の一端であると指摘しているが、ガッシュ自身はこれを予期せぬ事態であったと弁明している。『アルティマニア』においてはルッカの意見の方が正解である、と記述されている[7]。
- 調停者
- 炎を通しその生命体とリンクし、星との間の調停を司る者。劇中ではセルジュのみがそう呼ばれており、サラもそれに近い存在であったとされる。
- 時を喰らうもの(時喰い)
- A.D.1,999に倒されたラヴォスが、無念を残して死んだあらゆる生命を取り込んでいくことで誕生した新種の生命体。これには龍神やサラも含まれている。時の闇の彼方に巣食い、目覚めた暁には時を止めてしまうと言われている。この存在(特にサラ)を察知したガッシュが、プロジェクト・キッドを立ち上げることとなる。
- 本作における真のラストボス。
- フェイト(FATE)
- "運命の書"を通してエルニドの人々を導く存在。その正体は、A.D.2,300設計の「マザー・ブレイン」を元に造られたマザーコンピュータで、時間要塞・クロノポリスの全てを管理するメーンコンピュータ。記録された歴史どおりに人々が行動するようアナザーのエルニド諸島のすべての事象を管理していた(歴史が変動するとタイムパラドックスによりフェイト自身が存在できなくなる可能性があるため。元々はホームのエルニド諸島も管理していたが、10年前の死海形成によりフェイトの介入が不可能になり、データ受信が精一杯となっていた)。A.D.2,400のエルニド海域において発見された凍てついた炎を用いて、人間と敵対する龍族・自然を弱体化させて6つに分け(これがエレメントの属性である)、管理していたが、いつしか炎の中に人間への羨望と歪んだ愛憎を抱き、己の目的のために炎を利用せんと考えるようになった。なお、フェイトのベースとなったマザーブレインは、(未来が書き換えられたために同一のものではないが)前作での荒廃した未来世界に登場する中枢コンピュータ「マザーブレーン」に当たる存在。
- 劇中より14年前、磁気嵐によりクロノポリスのシステムがダウン。この隙に漂流したワヅキが炎に導かれ、ワヅキが連れていた瀕死のセルジュが炎に接触。セルジュが抱いていた死のイメージ(ヒョウ鬼)がワヅキを変化させた。この際フェイトの意思が入り込んだと思われるが、その詳細はゲーム中では明言されていない。ただし、クロノポリスの研究員から、記憶の操作やすり替えが可能という話が聞けることから、そのような手段を用いたという線が濃厚である。またこの時、調停者としての権利がセルジュに移ると同時に、システム・プロメテウスが起動。これによりフェイトは炎へのアクセス権を失った。それから四年後、その権利を奪取すべく、完全にフェイトに精神を乗っ取られたワヅキ、つまりヤマネコは、セルジュを殺害。その後、ヤマネコと名乗りエルニド諸国で暗躍することとなる。
- 基本的にヤマネコのベースはワヅキであり、フェイトそのものとは異なる。後にセルジュへと憑依することで、フェイトの精神は更に複雑な感情を生み出し、その思想と行動は混迷を極めることとなる。彼は一貫して「生きる意味、理由」といったものをセルジュに対面するたびに問い続けるが、人としてその生を終える最期の時まで、その答えを見出すことは叶わなかった。
- 本作における黒幕。彼が倒されたことで、人類の守護者たる「運命」が倒れ、ディノポリスの封印が解かれて龍神たち(星)の復讐が始まった。
- 龍神
- エルニドで信仰されている、自然を司る龍の姿をした神々。ゲーム中のエレメントに対応した属性で構成されており、それがそのまま自然界のバランスを取っている。上級召喚エレメントは彼らの所有物であるほか、様々な形でストーリーにかかわることが多く、セルジュらに助言を与えるほか、力を貸してくれる場合も多い。いわゆる観念的な存在ではなく実体を持って生きている。そのため、ホームワールド・アナザーワールドともに死滅している龍神も存在する。
- その正体は古代にクロノポリスのフェイトによって分割された恐竜人の末裔としての龍族の都市ディノポリスの、生きた自然制御システムであり、星のエネルギーの集合体。龍の姿はあくまでも仮のものである。古代にフェイトに敗れて分割されたことで力を失っていた。セルジュらを利用してフェイトを打ち倒して凍てついた炎を手にし、人類に報復すべく時を喰らうものとなる。本作のラスボスに近い存在であるが、一概に悪といえる存在でもない。
- いずれも自身の司るエレメントのカラーを基本としているほか、とりわけホームワールドに生きる龍神たちはいわゆる「ドラゴン」「龍」という語句からは想像出来ないような、個性的なものが多い。
- 個体は以下の六種類。()内は生息域を指す。
- 龍族
- 恐竜から進化した生命体。またその総称。本編中では龍神も龍族の一種(あるいは強力な個体)と考えられているが、厳密には異なる。
- 一つは人類が繁栄したのとは別未来の知的生命体。「龍人」あるいは「龍の民」と呼ばれる場合がある。前述のクロノポリス同様過去に飛ばされ、熾烈な生存戦争を行った。その際の名残である龍族の遺跡は、彼らの建築物や施設である。彼らは作中に姿を見せることはないが、いくつかの遺跡を主人公たちは探索する場合がある。なお、彼ら龍の民は前作のアザーラら恐竜人が勝利した未来の種族であり、その末裔である。
- もう一つの龍族は、いわゆる「ドラゴン」あるいは「龍」のような生命体であり、恐竜が恐竜人への進化を辿らずにそのまま発達した種とされる[8]。物語開始時ではすでにエルニドでさえあまり見られなくなっており、その遺骸が見つかることはあっても、生きたものはほとんど目撃されない。パーティー参加キャラクターの龍の子や、その母親がこれに該当する。また、その亜種としてヒドラという生物も登場するが、こちらも両世界のエルニドで絶滅ないし絶滅寸前の状態にあり、目撃されることはほとんどない。アカシア龍騎士団でも飼育している騎乗用の龍が存在するが、これがいわゆる龍族と呼ばれるものと同一であるかは不明。
- エルニドにおいては身近であり、畏敬の念を抱く存在。
- グランドリオン(日本版:Grandleon、北米版:Masamune)
- かつて勇者が振るい魔王を打ち倒したと言われる、使い手によってその性質を変化させる剣。前作では聖剣としての面が表に出ていたのに対し、本作では呪われし赤き魔剣としてセルジュたちの前に立ちはだかることとなる。この剣に宿る精霊はグランとリオンの二人のみであるが、後に二人が目覚めた際、長姉ドリーンが加わることで「グランドリーム」と名を改めた。なお、このグランドリームとは、前作で新生グランドリオンと金の石を装備して繰り出す隠し三人連携技の名称と同じである。
- イルランザー
- アカシア龍騎士団の猛者たちが受け継いできた、その象徴である白き聖剣。古代の龍族によって鍛えられ、邪気を払う白の聖剣として人々に知られる。ホームワールドではダリオの死後行方知れずとなっているが、アナザーワールドではダリオや歴代のアカシア龍騎士たちの魂が眠る墓標に墓石代わりに突き立てられている。邪気を放つようになったグランドリオンに、唯一対抗出来るアイテムとして登場する。入手後、継承者らに所縁のあるグレンの武器としても使用可能であり、進行によってはホームワールド・アナザーワールド双方を入手して二刀流にすることも可能。
- 前作を出典元とするグランドリオンと異なり、『ラジカル・ドリーマーズ』に登場した同名の聖剣が由来。大まかな設定も(龍族に関わる部分を除いて)同一である。
- プロジェクト・キッド(Project-KID)
- 時喰いの覚醒を阻止することを目的として、ガッシュにより計画されたプロジェクト。具体的には、すべてが終了した後にキッドが時を超え、10年前に海でおぼれそうになるセルジュを救うことを指す。劇中にたびたび挿入される、海岸でキッドが微笑むムービーは、セルジュのこの事件での記憶である。調停者を生存させ、時喰いを解放させるために、アナザーからホームへの分岐は計画的に行われた。
登場キャラクター
仲間になるキャラクターは正式にパーティーに加わった時点で名前を変えられる。ただし、前作の主人公である「クロノ」という名には変えることができない。ここではデフォルト名を記す。
キャラクター名の後ろの括弧内に英語表記を記す。日本版と北米版で名称・綴りが異なるキャラクターは、攻略本『アルティマニア』に掲載されている日本版のラテン文字表記には「日本版:」、北米版での表記に「北米版:」を記す。
主なキャラクター
- セルジュ (Serge)
- 主人公である17歳の少年。エルニドにあるアルニ村で生まれ育つ。アナザーワールドでは10年前に海で溺死し故人となっているが、ホームワールドでは生存している。この生死分岐が、作品中で行き来できる二つの世界が誕生する原因となった。前作の主人公と同様にセリフをしゃべることはないが、代わりに選択肢がある程度彼の性格を感じさせる文章となっている。
- 尚、ヤマネコと精神を入れ替えられた際、セルジュの振りをしたヤマネコの一人称は「俺」。
- 実はセルジュが死んでしまったワールドこそが本当の時間軸であり、本来ならばセルジュは死ぬ運命であったという。しかしキッドによって助けられたため矛盾が生じ、それが二つのワールドを生み出すきっかけとなった。
- キッド (Kid)
- セルジュがアナザーワールドで出会った、16歳の勝気な少女。序盤から登場しセルジュをぐいぐいと引っ張っていき、時には蹴りを入れたりなど容赦がない。しかしカーシュに拉致されそうになったセルジュを救ったり、ヤマネコが放ったリデルを巻き添えにする攻撃から彼女を庇ったりと、根幹では強い正義感と犠牲神を持つ。
- 盗賊「ラジカル・ドリーマーズ」として恐れられている。一人称が「オレ」だったりと言葉遣いはまるで男の子。幼い頃ルッカの孤児院で育ち、彼女を姉のように慕っていた。そのため、孤児院を襲撃しルッカを連れ去ったヤマネコを憎んでいる(この際彼女は「未来の」セルジュによって救出される)。ヒロインではあるが、物語の中盤~ラストダンジョン出現までパーティーから外れてしまい、そのまま仲間にせずクリアしてしまうことも可能。
- ヤマネコを追うと同時に、伝説の宝である「凍てついた炎」を捜し求めている(「凍てついた炎」が人の手に渡ってはならないものだということを察知していたためでもある[9])。セルジュとヤマネコが入れ替わった際にはヤマネコ(ダークセルジュ)と共に行動し、ヤマネコとなったセルジュに刃を向ける。このことについては洗脳されていたらしく、フェイトが倒された後に正気に戻ったような秒がある。その後ヤマネコによって精神を悪夢(自身の過去)に囚われ、目覚めなくなってしまう。
- なお、エンディング後に彼女が名乗るフルネームは「サラ・キッド・ジール (日本版:Sarah Kid Zeal、北米版:Schala "Kid" Zeal)」であり、前作に登場した魔法王国ジールの王女サラと同一人物(分身)である(ただし本人に自覚は無い)。サラが身につけていたものと同じペンダントを所有しており、彼女の身が危機に瀕した時には時を巻き戻す力が作用する(この力によって彼女はヤマネコに刺されたことを全く記憶していなかった)。
- エンディングのルートによってはヤマネコを倒して見事仇討ちをなしとげ、蛇骨に代わってアカシア騎士団の長となるパターンもある。
- ヤマネコ (日本版:Yamaneco、北米版:Lynx)
- 猫の顔をした謎の亜人。アナザーワールドに迷い込んだセルジュの旅の行く手をあちこちでさえぎる。ホームワールド・アナザーワールドの両WORLDで名が知れ渡り、各地で悪行を働いている悪党でもあるが、その言動には謎が多い。
- 後にセルジュと精神が入れ替わり、セルジュの身体を操るヤマネコは「ダークセルジュ」として行動する。代わりにヤマネコの身体となったセルジュは、戸惑いつつもそのまま「ヤマネコ」としてしばらく行動することになる(ゲーム中の名前表示も「ヤマネコ」)。ヤマネコに姿を変えたセルジュの元からは、セルジュ時代の仲間全員が別離してしまう。
- ヤマネコの正体はフェイト(神)に精神を乗っ取られたセルジュの父ワヅキであり、凍てついた炎と接触したことで肉体が変質し、精神をも乗っ取られてしまった。10年前のアナザーワールドにてセルジュを殺害したのもこの人物である。ホームワールドでは、蛇骨大佐が死海へ遠征した3年前より消息不明となっていた。
- ツクヨミ (日本版:Tukuyomi、北米版:Harle)
- 道化師(ピエロ)のような姿をした謎の少女。自称18歳。最初はアナザーワールドでヤマネコの従者として現れるが、後にセルジュ(ヤマネコの肉体)に同行するようになる。セルジュに好意を抱きキッドを敵視するが、「月までぶっとばす」等彼女と似通った台詞を言うこともある。冒険途中にセルジュの元からいなくなり、その後帰ってこない唯一の仲間キャラクターである(ただしあるアイテムで再度仲間にすることもできる)。離脱前に星の子を仲間にしておくとあるイベントが追加される。
- 正体は、14年前に誕生した「7番目の龍神」である「月龍」。サラが分身であるキッドをこの時代に生み出した際のひずみの影響で、龍神の封印が弱まったのをきっかけに誕生した。本来はヤマネコやセルジュとは対立する立場に属しており、凍てついた炎を手にいれるという使命のために行動している。最終的にフェイトが倒れたことで龍族と共に人類への復讐を開始。7つに分かれた柳たちと結合し「時喰い」となった。
仲間キャラクター
上記のキャラクター以外にも計41名のキャラクターが仲間になり、仲間にしたかどうかでシナリオに多少の分岐が発生する場合もある。また選択されたストーリーや時期、特定の条件などにより仲間にならない場合もある。どちらの世界で仲間になるかはキャラクターごとに決まっており、もう片方の世界の同一人物は仲間にはならない。
パーティーメンバーの入れ替えは、キッドから貰えるアイテム「試作テレシフター」によって行える。前作とは違い、パーティーから外れたキャラクターは一ヶ所に集まるわけではなく、それぞれが元にいた場所に戻ることになる(一部、進行に合わせて居場所が変わるキャラクターもいる)。
- レナ (日本版:Rena、北米版:Leena)
- セルジュの幼馴染で、明るく快活な16歳の少女。ホームワールドではセルジュと平穏な日々を送っていた。仲間にできるのは、幼い頃にセルジュと死に別れたアナザーワールドの方である。セルジュに想いを寄せているが、アナザーワールドでの占いによれば少なくとも当分はその恋は実らないらしい。弟のウーナと母、祖母がいるが、父親のミゲルは14年前から行方不明。
- 風鳴きの岬でキッドを仲間にしなかった場合のみ仲間にできる。
- ポシュル (Poshul)
- 大型犬に似たレナのペット。メス。人語を話すことができ、語尾に「でしゅる」とつける。全仲間キャラクターの中で唯一、ホームワールド・アナザーワールドの両WORLDで仲間にできる可能性がある。ただし、仲間になるのはどちらか一方のみ。また、どちらの世界のポシュルを仲間にしたかで台詞が異なる場面もある。首輪の鍵を外すと巨大化するため、首輪は厳重に封印されている。
- ラッキーダン (日本版:Luckydan、北米版:Mojo)
- アナザーワールドのアルニ村で、元漁師の男が幸運の使者として崇めていた藁人形が突然動き出したもの。語尾に「わらし」がつく。あるイベントで名前が「ハッピーダン」 (日本版:Happydan、北米版:Mojoy) へと変わる。ホームワールドには登場しないが、どこかに兄がいるらしい。
- アルフ (日本版:Alf、北米版:Guile)
- 26歳の流浪の魔術師。空中を滑るようにして華麗に振る舞い、仮面にその素顔を隠す。アナザーワールドで仲間にできる。ホームワールドには登場しないが、スネフからは「マヂックギルドのホープ」と呼ばれている。
- スラッシュ (日本版:Slash、北米版:Nikki)
- ヴィジュアル系吟遊詩人団「マジカル・ドリーマーズ」のリーダーを務める19歳の青年。ホームワールド・アナザーワールドの両WORLD共に、行く先々で人だかりができるほどの人気者。アナザーワールドでのみ仲間にできる。マルチェラの実の兄。昔は売れず、辞めてしまおうと思っていたがある女性の言葉に勇気づけられてヤル気をとりもどし、その影響で「マジカル・ドリーマーズ」というバンド名にしたらしい。ホームワールドでは彼のツアーがあるイベントに関わる。アナザーワールドの方は若干ナルシストな性格をしている。
- ピエール(Pierre)
- 23歳の“自称”勇者で、自分の力に過剰な自信を持っている。派手好きで見た目のみに金をつぎ込むため貧乏しており、アナザーワールドのザッパの家のカーシュの部屋に居候している。ホームワールドには登場しない。カーシュに毛嫌いされており、互いに嫌味を言い合う。
- 能力値自体は大したキャラクターではないが、勇者シリーズ装備をすべてそろえると、見違えるほどの強さを発揮する。
- アルフ・スラッシュ・ピエールの3名は、三択で誰か1名のみが仲間になる。
- コルチャ (Korcha)
- ガルドーブに住む16歳の少年。自作のボートで運び屋をやっている。釣り好きだが、腕はよくないらしい。キッドに好意を抱いている(キッド本人は好意に寒気を感じている)。また、やせ型ながらもテルミナからガルドーブまで海を泳いで(平泳ぎ)帰るタフネスを誇る。両WORLDで同じように暮らしているが、アナザーワールドでのみ仲間にできる。
- 釣り道具を武器として装備できる唯一のキャラ。
- ラズリー (日本版:Lazzuly、北米版:Razzly)
- ホームワールドのヒドラ沼でオクトガルに捕まっていたボク少女の妖精。水龍の島で暮らしていたが、風に流されてしまった。自然破壊や争いをする人間を嫌っているが、そうじゃない人間もいると信じている。彼女を仲間にしたかどうか、彼女をパーティーに加えてヒドラを倒したか、水龍の島に立ち寄ったかどうかなどで、姉・ロゼッタの生死、およびドワッフ一族の行末が変化する。なお、アナザーワールドでは風に流されたまま行方不明となっており、登場しない。
- メル (日本版:Mell、北米版:Mel)
- いたずら盛りな10歳の少女。絵を書くのが大好き。コルチャの義理の妹で、コルチャに淡い恋心を抱いている。そのためキッドに嫉妬してエレメントを盗み出すといういたずらをした。アナザーワールドで仲間にできる。ホームワールドではどこかへ出かけており、会うことができない。
- コルチャ・ラズリー・メルの3名はキッドを助けるルートで仲間にできる。
- ママチャ (日本版:Mamacha、北米版:Macha)
- 38歳の陽気なおばさん。コルチャの母で、メルの義理の母。息子と同様、テルミナからガルドーブまで海を泳いで(背泳ぎ)帰るタフネスを誇っている。両WORLDで同じように暮らしているが、アナザーワールドでのみ仲間にできる。
- グレン (日本版:Grenn、北米版:Glenn)
- アカシア龍騎士団所属の剣士。20歳。兄ダリオの許嫁リデルに恋心を抱いているが、そのことに罪悪感を抱いている。父、兄ともにアカシア龍騎士団四天王筆頭であったためやや劣等感も抱いており、短気なところもある。アナザーワールドで仲間にできる。「グレン」という名は、前作に登場した歴史に名を残す伝説の勇者の名にあやかって父から名付けられたものだが、血縁上などの直接的な関連はない。睡眠と蛇骨まんじゅうが好き。ホームワールドでは3年前から行方不明。
- 物理戦士系のキャラクターの中でも非常に強力な戦士であるが、多くのキャラクターが登場する本作でも特別な扱いが多数みられるキャラクター。ストーリー面ではパーティーに参加していると、いくつかのイベントに固有の会話が発生するほか、パーティーメンバーで唯一長剣二刀流を扱える人物となる。更に、聖剣イルランザーを装備できる唯一のパーティーメンバーでもあり、主人公であるセルジュ以外でこういったストーリー進行に関わるレアアイテムを専用装備とされているのは彼だけである。また、彼とセルジュの合体技「エックス斬り」は、前作の主人公と勇者の合体技と同じもの。
- ドク (Doc)
- 27歳でガルドーブの医師。過去に患者を死なせてしまったことがあるため、自分に自信がない。アナザーワールドでのみ仲間にできる。ホームワールドではオルハの妹・ティアを治療している。
- ママチャ・グレン・ドクの3名はキッドを見捨てるルートで仲間にできる。
- ジルベルト (日本版:Jillbert、北米版:Greco)
- アナザーワールドのテルミナで墓守をしている33歳の元プロレスラー。欲望のままに戦っていたが、親友のゲッツが命をかけて助けてくれたことで改心、ゲッツの妹アストラッドを養いながら自分の罪をつぐなう生活をしている。ホームワールドには登場しない。
- スカール (日本版:Skarll、北米版:Skelly)
- 元サーカスのピエロ。アナザーワールドで仲間にできるが、肉体は既に死んでおり、骨だけのアンデッドになっている。骨だけの体だが、生前は太っていたらしく、食事もとれるらしい。ちなみにゾウイカスミのパスタが大好物。テルミナに年老いた祖母がおり、スカールを溺愛していた。なお、ホームワールドでは徴兵されたまま消息不明となっている。
- 彼を仲間にするには、各地に散らばった骨をすべて集めるという長いイベントをこなさなければならない。
- ルチアナ (日本版:Lutianna、北米版:Luccia)
- 28歳の女性科学者。元はパレポリで研究していたのだが、ある実験の際に兄が死亡。その後、蛇骨館へと移り生物の研究をしている。マッドサイエンティストなところがあり、前作のメインキャラクターであるルッカとは知り合いだった。アナザーワールドで仲間にできる。ホームワールドでは3年前から行方不明。
- 改良種フィオ (日本版:Fio、北米版:NeoFio)
- アナザーワールドの蛇骨館でルチアナが作り出した、二足歩行が可能な植物「フィオ」の改良種。年齢は5歳。カブ夫と仲が良い。ホームワールドには登場しない。
- ツマル (日本版:Tumalu、北米版:Pip)
- アナザーワールドの蛇骨館でルチアナが作り出した新種の生物。何かに詰まりたがるために「ツマル」と名づけられた。進化の可能性を秘めており、使用したエレメントによって初期形態も含め全6種類の姿に変化する(第2形態:悪魔形態と天使形態、最終形態が魔獣形態、聖獣形態、神獣形態)が、成長に一部不具合がある。通常セルジュの時の仲間はヤマネコに変化したときは離脱して仲間にできないが、ツマルのみ再度仲間にすることができる。ホームワールドには登場しない。
- 最終形態ではレベル7の固有技が変動する。魔獣形態の「地獄乱舞」と聖獣形態の「ツマル砲」は物理攻撃に対し、神獣形態の「昇天」は魔法攻撃である。
- スプリガン (日本版:Sprigun、北米版:Sprigg)
- 魔族の老婆で、年齢は224歳と、仲間にできるキャラクターの中では最年長。どちらの世界にも属さない異空間「カオスフィールド」に暮らしており、そこで仲間になる。エレメントグリッドが特殊でほとんど配置ができない代わりに、モンスターの姿に変身する特殊能力「スタイルコピー」を持っており、様々なモンスターに変身してそれぞれの固有能力で戦える。特定のモンスターをスプリガンもしくは専用のアイテムを装備した仲間が倒すことで、新たなモンスターを覚えていく。
- ラディウス (Radius)
- ホームワールドのアルニ村の村長。62歳と純粋な人間に限れば最年長。若い頃はアカシア龍騎士団の四天王で、ガライの親友だった。ホームワールドでセルジュがヤマネコに変化している時に仲間になる。アナザーワールドのラディウスはアルニ村の村長ではなく、小島に隠居していてセルジュたちの旅を助ける。
- ザッパ (Zappa)
- テルミナにて夫婦で鍛冶屋をやっている、元アカシア龍騎士団四天王の一人。カーシュの父で年齢は52歳。ホームワールドではパレポリ軍進行により、鍛冶屋を閉めているが、アナザーワールドでは営業が続いている。ホームワールドでのみ仲間にできる。ホームワールドの方は少し優しい性格になっている。
- バンクリフ (日本版:Bancliff、北米版:Van)
- テルミナに住む14歳の少年。売れない画家の父をもち、貧乏ゆえに母を死なせてしまった過去を持つ。ホームワールドではそのまま貧乏生活が続き、その反動で極度の守銭奴になってしまった。アナザーワールドでは母親の死後に父親が絵を捨て商売を選んだため、メイド付きの豪邸で暮らす裕福な生活を送っているが、本人は満たされていない。仲間にできるのは、貧しい生活を送るホームワールドの方である。
- イシト (日本版:Ishito、北米版:Norris)
- パレポリ軍の特殊部隊“黒き風”の隊長。26歳で機工学の知識を持っている。凍てついた炎の情報を探っており、蛇骨館で調査をしている。アナザーワールドでは任務に忠実だが、ホームワールドでは軍に対して疑問を抱いている。ホームワールドでのみ仲間になる。
- ストーリー序盤から、彼と分かるわけではないがある場所で目にする機会がある。
- キノコ (日本版:Mash、北米版:Funguy)
- キノコ好きの男が得体の知れないキノコを食べたため、キノコ人間になってしまった。リサの父親で、人間だった頃はテルミナでエレメントショップを経営していた。ホームワールドでのみ仲間にできる。アナザーワールドでは人間の姿のままだが、ホームワールドでの変化を反映し寝込んでしまう。
- 龍の子 (日本版:Dragon child、北米版:Draggy)
- 古代の龍族の卵からかえった龍の子供。このため、年齢は0歳と最年少。肉親が生きていると信じており、探し出そうとする。卵はアナザーワールドで拾うことになるが、ホームワールドのどこかにある孵化器で卵を孵して仲間にできる。このため、出自はアナザーワールドではあるものの、パーティーにいない間はホームワールドに居ついている。アナザーワールドの溺れ谷には母龍の骨が巨大な化石となって横たわっているほか、ホームワールドの孵化器には兄弟と思しき卵が孵った跡がある。
- 「龍」という語句がよく出てくるゲームであるが、作中、純粋かつ本当の意味で龍族と呼べる生物はこのキャラクターとその母親(霊ではあるが)のみである。
- 星の子 (日本版:Star child、北米版:Starky)
- 何万年も前に他の惑星からやってきた宇宙人。乗ってきた宇宙船が海月海に墜落し、その際バラバラに壊れてしまう。その欠片である「星のかけら」を集めて修理しようとしている。ホームワールドで仲間になる。アナザーワールドには登場しない。
- スネフ (Sneff)
- ギャンブル好きの魔術師。53歳。ホームワールドのファルガに多額の借金をしているため、海上歓楽街ゼルベスの舞台で働かされている。得意な魔術は対象を猫に変える「ドッペルヘンゲー」。アナザーワールドにスネフは登場しないが、逆にアナザーワールドにのみ登場するアルフとはお互いに知り合いらしい。
- ジャネス (日本版:Jyaness、北米版:Janice)
- 22歳のウサギの亜人。ホームワールドの海上歓楽街ゼルベスの中にあるモンスター格闘場「グランド・スラム」の名トレーナー。人参が好物である。グランド・スラムで3回勝ち抜くと仲間にできる。アナザーワールドには登場しない。
- イレーネス (Irenes)
- 亜人が暮らす島「マブーレ」出身の人魚で、年齢は16歳。ファルガの妻だった人魚ゼルベスの妹にあたり、スラッシュとマルチェラの叔母である。ホームワールドで仲間にできる。アナザーワールドには登場しない。
- オーチャ (Orcha)
- ガルドーブ出身の料理人。44歳。料理の腕は天下一品。アナザーワールドでは蛇骨館で料理長をしている。また、飲んだ者の心の闇の部分を増幅させる作用があるボルクルスの実を飲まされており、特定の鈴の音を聞くと闇の人格が浮き上がり地獄オーチャに変貌する。その際に「ひゃぼぼぼぼ」と奇声を発する。拷問係としてパレポリ軍に利用されていたが、セルジュたちに助けられ仲間になる。ホームワールドでは故郷で酒場を経営している。ママチャの実の兄であり、弟がホームワールドのアルニ村にいる。
- ギャダラン (日本版:Gyadrun、北米版:Grobyc)
- ルチアナの兄に作られた人造人間。年齢は26歳。自分より強い者の命令しかうけない。アナザーワールドの蛇骨館でセルジュたちに倒された後、彼らの強さを認め蛇骨館からの脱出に協力、それからは仲間として共に行動する。ホームワールドには登場しない。
- ファルガ (日本版:Farga、北米版:Fargo)
- 屈強な船長。40歳。恋人の人魚ゼルベスが死に、ホームワールドでは海上歓楽街ゼルベスを作り現実逃避し、アナザーワールドでは妻の死は蛇骨大佐一味の仕業だと思い込み、海賊船「天下無敵号」の船長となり蛇骨大佐に復讐の機会をうかがっている。アナザーワールドでのみ仲間になる。なお、スラッシュとマルチェラはファルガの子供である。アナザーワールドでは怪鳥らっしゅまるをペットにしている。
- 蛇骨大佐 (日本版:Jyakotu、北米版:General Viper)
- エルニド地方の領主。57歳。領民からの評判は非常に良い。昔、大陸で活躍した勇士で、当時の階級が呼び名に残る。アナザーワールドで仲間になる。
- ちなみに彼を含め、アカシア龍騎士団や蛇骨大佐に関係する者たちは、ホームワールドでは3年前に死海へ遠征した際に全員が行方不明となっている(これについてはヤマネコ、ツクヨミも例外ではない)。
- リデル (日本版:Riddle、北米版:Riddel)
- 蛇骨大佐の娘。24歳。控えめな性格をしている反面、パレポリ軍の詰問に屈しない強い芯の持ち主。婚約者のダリオと、カーシュ、グレンとは幼い頃からの友人。アナザーワールドで仲間になる。ホームワールドでは3年前から行方不明。『ラジカル・ドリーマーズ』のリデルとは異なり、竜胆色の髪である。
- キャラクターの中でも最もエレメントグリッド数が多い。また、参加することで一部イベントに専用の会話が発生するほか、ダリオ戦では外せない存在である。
- カーシュ (Karsh)
- アカシア龍騎士団四天王の一人である27歳の青年。ザッパの息子であり、シュガールとソルトンを部下にもつ斧の達人。父親譲りの短気さと母親譲りのルックスを兼ね備えている。猪突猛進且つ豪快な性格、良く言えば一本気。自分の名前に「様」を付けることが多い。リデルのことが好きだったが、その気持ちを伝えることはなかった。親友のダリオが死亡したある事件に関わっている。アナザーワールドで仲間になる。ホームワールドでは3年前から行方不明。
- ゾア (Zoah)
- アカシア龍騎士団四天王の一人である、仮面で顔を隠した28歳の屈強な男性。過去の戦いで傷を負い、それを隠すため仮面をつけている。非常に寝つきが良く、滅多なことでは起きない。アナザーワールドで仲間になる。ホームワールドでは3年前から行方不明。初期には「亡国の皇子であり、セルジュらを陰ながらバックアップする」などの設定が存在した。
- マルチェラ (日本版:Marcella、北米版:Marcy)
- 僅か9歳でアカシア龍騎士団四天王になった少女。9歳の年齢は純粋な人間に限れば最年少である。母ゼルベスはマルチェラを産んですぐに亡くなった。その後ルチアナに引き取られ、蛇骨館で育てられた。スラッシュの実の妹。外見は可愛らしいが、性格は無邪気で極めて残忍である。アナザーワールドで仲間になる。ホームワールドでは3年前から行方不明。
- ミキ (Miki)
- スラッシュの吟遊詩人団「マジカル・ドリーマーズ」の一員。19歳。踊り子で、男性から人気がある。「ナオン(女)」「ワンフー(ファン)」などの業界用語をよく使う。ホームワールドでのみ仲間にできるが、仲間になる方のスラッシュとミキはそれぞれ別世界同士となる。
- リーア (日本版:Leea、北米版:Leah)
- 約6,500万年前から大地の怒りによって、A.D.1,020年の地球のへそにタイムスリップしてきた6歳の少女。原始人なだけあり、幼いながらも物凄い怪力の持ち主。亡くなった父親が空の上にいると信じている。ホームワールドで仲間になる。アナザーワールドには登場しない。
- 将来生む子の名前を考えており、帰る際に原始語でつよい、おおきい名前「エイラ」に決める。後に、前作に登場するエイラの母親となる。
- スティーナ (Steena)
- ガルドーブの龍の社の巫女。24歳。アナザーワールドでは現在の長である巫女ディレアの傍らで後継者として仕えるが、ホームワールドではディレアは亡くなっているため、彼女が跡を継いでガルドーブの長になっている。ホームワールドでのみ仲間になる。
- オルハ (Orlha)
- アナザーワールドのガルドーブで酒屋を営んでいる女性。23歳。ガルドーブに来たパレポリ兵を一人で倒すなど格闘技の腕はなかなかのもの。セルジュが姿を取り戻した後、アナザーワールドで仲間にできる。双子の妹ティアがいたが、エルニドには双子を忌み嫌う風習があったため幼い頃に生き別れた。ホームワールドでは、あべこべにティアの方がガルドーブに残ったため、登場しない。
- カブ夫 (日本版:Kabu、北米版:Turnip)
- 謎のカブ人間。前世は騎士だったという。セルジュに戻った後、ホームワールドで仲間にできる。同じ植物仲間であるためか改良種フィオとは仲が良い。年齢は3歳であり、その誕生は3年前に蛇骨大佐たちが死海へ遠征して行方不明になった時期と一致する。アナザーワールドの蛇骨館には彼の前世らしき騎士が眠っている。
仲間にならないキャラクター
- マージ (Marge)
- アルニ村で暮らしているセルジュの母。ホームワールドでのみ登場。セルジュの姿がヤマネコとなったあとも変わらぬ態度で接する、広い心の持ち主。アナザーワールドではセルジュの死後すぐに亡くなっている。
- ワヅキ (Wazuki)
- セルジュの父。ヒョウ鬼に襲われ瀕死の重傷を負った3歳のセルジュを助けるため亜人の呪医がいるマブーレに向かったが、嵐により「神の庭」と呼ばれる領域に足を踏み入れ、後にセルジュと共に帰還。しかし精神に異常をきたし、消息を絶つ。
- ミゲル (日本版:Migel、北米版:Miguel)
- レナの父であり、ワヅキの友人。ワヅキとセルジュ共々マブーレに向かい、消息不明となる。時空の狭間に囚われた男。後に死海にてセルジュたちと対峙することになる。アナザーワールドには登場しない(アルティマニアの記述では、フェイトに消された可能性があると表記)。
- ダリオ (Dario)
- アカシア龍騎士団四天王筆頭で、リデルの婚約者、グレンの兄。26歳。ある事件で死亡したとされている。ホームワールドでは記憶をなくし小島で暮らしているところを発見される。作中でも屈指の強さを誇り、一度敵対する場合があるが、その強さは作中の敵の中でもかなり高いものとなっている。
- ガライ (Garai)
- ダリオとグレンの父で、ラディウスの親友だった。元アカシア龍騎士団四天王筆頭。ある事件が原因で既に亡くなっている。
- シュガール&ソルトン (日本版:Sugarl and Solton、北米版:Peppor and Solt)
- カーシュの部下。背が低くて太っているのがシュガール、痩せていて背が高いのがソルトン。シュガールの方が上司に当たるが、ソルトンの方が頭が良い。アナザーワールドではカーシュと共に、セルジュたちと何度か対峙する。ホームワールドでは記憶をなくし漫才師コンビとして暮らしているところを発見される。
- トマ14世 (Toma XIV)
- 前作に登場したトマの子孫で、やはり冒険家。ホームワールドに登場し、各地を探検して回っている。あるイベントを行うと、極度の恥ずかしがり屋の人魚と結婚する。なお、前作ではA.D.600(中世)にトマ・レバインが、A.D.1,000(現代)にトマ13世が登場していた。
- リサ (Lisa)
- レナの幼馴染で、テルミナのエレメントショップの看板娘。顔グラフィックが存在し、彼女がメインで登場するエンディングもあるが仲間にはならない。キノコ好きの女の娘でもある。また、友人であろうと商売上の内容には一切おまけをつけないなど、徹底した商売人根性も持っている。
- ティア (Tia)
- オルハの双子の妹。ホームワールドでは生き別れたオルハの代わりにガルドーブで暮らしていたが、重病に掛かりドクの治療を受けている。
- フェイト (FATE)
- アナザーワールドでエルニドの人々を操り予定調和の世界を作り上げているクロノポリスの管理コンピュータ。ホームワールドではセルジュが生き残り、滅びの未来の可能性が強まっているので未来から来たフェイトの存在が消滅しているため、介入が不可能となっている。ベースとなっているのはマザーブレイン(未来が変わっているために同じ物ではないが、前作のA.D.2,300に登場したマザーブレーンに当たる存在)。なお、マザーは女性人格だったが、フェイトは男性人格である。
- プロメテウス (Prometheus)
- ルッカが発案したコンピュータの暴走防止用セーフティ・プログラム。ラヴォスを倒す旅の仲間だったロボに思いを馳せてのものであり、その名称も彼の本名「プロメテス」に由来する。発明当時は特定の目的のために作られたわけではなかったが、未来においてガッシュによりクロノポリスのフェイトに実装された。ただし『アルティマニア』において、この回路はロボに使用されていたシステムそのものではないと解説されている[8]。
- ガッシュ (日本版:Gash、北米版:Belthasar)
- 古代の魔法王国ジールの3賢者のひとり「理の賢者」。クロノたちがラヴォスを倒したことにより、前作の滅びの未来とは別の時間軸にある平和な未来に漂流し、時間要塞クロノポリスの前身を築く。アナザーワールドの蛇骨館で登場し、「時の預言者」と名乗る。シルバードの改良版とも言うべきネオ・シルバードを作った(本編での使用は不可)。
- ルッカ・アシュティア (Lucca Ashtear)
- 前作のメインキャラクターのひとり。天才発明家の女性で、パラレルワールドの存在にいち早く気付いた人物。孤児院ルッカハウスを経営しており、キッドを拾った育ての姉でもある。その後、襲撃してきたヤマネコに誘拐され消息不明となる。
- 後に彼女はクロノ・マールらと共に子供の姿の幻影で登場し、「(彼女たち自身は)この時間軸には存在しない」と発言している。『アルティマニア』では、これらは既に彼らが故人であることの暗示とされる[10]。
- なお、前作の移植版のエンディングムービーにて彼女が赤ちゃんを拾うシーンがある[11]が、『アルティマニア』によれば、ルッカがキッドを拾ったのはガルディア王国崩壊より2年後、A.D.1,007年頃とされる[12]。
- クロノ (日本版:Chrono、北米版:Crono)
- 前作の主人公。マールと結婚した後、ガルディア王国の王になる。幼い子供の姿をとった幻影が登場する。本作の時間軸においては死亡している可能性が高いが、何時頃どのようにして亡くなったかは定かではない。前作では全く喋らなかったが、本作では子供の口調ながらセリフが存在する。
- マール (日本版:Marl、北米版:Marle)
- 前作のメインキャラクターのひとり。ガルディア王国の王妃マールディア。他の2人と同様、子供の姿の幻影が登場する。彼ら3人により、全ての真相と想いはセルジュたちへと伝えられた。
- サラ (日本版:Sarah、北米版:Schala)
- 古代の魔法王国ジールの王女。魔法王国崩壊の際に消息不明となる。14年前セルジュが死に瀕した際に、時空の狭間を彷徨っている時に、セルジュの泣き声に惹かれ、その時間軸に接触し自らの分身を生み出す。その後、自身は時喰いに飲まれ、一縷の希望となる半身はキッドとなる。なお、前作では青色の髪だったが、本作では髪の色が金髪に変化している。
- グラン (日本版:Gran、北米版:Masa)
- 古代魔法王国ジールより存在する精霊三姉弟の長男。かつての聖剣グランドリオンに宿ったまま、眠りについていた。
- リオン (日本版:Leon、北米版:Mune)
- 精霊三姉弟の次男で末っ子。風が好き。グランと共にグランドリオンに眠る。前作では兄のことを「グラン兄ちゃん」と慕い、一人称もグランと同じ「ボク」だったが、本作では「グラン」と呼び捨てで呼び、一人称も時々「俺」に変わることがある激しい性格に変わっている。
- ドリーン (Doreen)
- 精霊三姉弟の長女で、グランとリオンの姉。夢が好きで、前作でも夢の研究がされていたエンハーサを彷徨っていた。前作では兄弟が力を合わせて「グランドリオン」となったが、今作ではドリーンも加わり「グランドリーム」となる。
- ギル (日本版:Gil、北米版:Magil)
- クロノポリスに記録された手記にて、別世界のセルジュ、キッドと共に名前が記されている人物。本作中に姿は登場せず、同名の人物もいない。実は本作の前身である『ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石-』に登場していたキャラクター。
- ラヴォス (Lavos)
- 原始に宇宙より飛来した鉱物生命体。原始語で「大きい火」の意味。前作のラスボス。地下深くで星のエネルギーを喰らい、地上に誕生した生命の遺伝子を収集して自己を進化させ、星を滅ぼしてから子を産んだのち、新たな星を求めて宇宙へ旅立つとされる。A.D.1,999年においてクロノたちにより倒されたことで、本作の世界を含めた無数の未来が生まれることとなる。
- スペッキオ (Spekkio)
- 次元の狭間に登場する戦の神。見る者によって姿を変えると言われる。前作にも登場したキャラクターだが、本作ではストーリー本編には直接関係しない。
- 三魔騎士(ビネガー&ソイソー&マヨネー) (日本版:Vinegar, Soysau, and Mayonnai、北米版:Ozzie, Slash, and Flea)
- 前作に登場した魔王配下の3人組。2周目以降の次元の狭間で戦える。前作から姿は多少変化しているが、個性的な技の数々は今作でも健在。彼らと戦って習得することで、スプリガンが三魔騎士の姿に変身し、その能力を使用できるようになる。
開発
経緯
もともと、『ゼノギアス』が『クロノ・トリガー2』という企画から発足しており、『ゼノギアス』制作後にチームが再編成して、改めて『クロノ・トリガー』の続編を作るべく発足したのが『クロノ・クロス』の制作チームである[4]。そのため本作には『ゼノギアス』との類似点が多々存在し、戦闘システムなども『ゼノギアス』のものを発展させた形となっている[4]。
また、『ゼノギアス』のデモムービーで使われていた、
- さあ、愛に血を流させてやろう!地獄の海のように、紅く……深く……!
という台詞も、『ゼノギアス』本編ではなく、『クロノ・クロス』本編で使われている。
仲間キャラクターについて
当初の企画では短いシナリオを予定していたため、町の住人全員を誰でも仲間にできるというシステムが予定されていたが、さすがに多すぎたためメンバーを絞り込むことになり、最終的に製品版での45名に減らされることになった[13]。開発中は、仲間になるキャラクター全員にそれぞれ独自のエピソードを盛り込むことが予定されていたが、メインシナリオが長くなったため開発期間が足りず、製品版に入らなかったイベントもいくつか存在したとされている[14]。
ストーリーの変更
当初は前作に登場したサラとジャキ(魔王)のアフター・ストーリーとして本編シナリオが展開されることになっていたが、パーティーメンバーが総勢45人という仕様になった時点でこれを諦め、結果としてゲーム中で描かれることはなかった[15]。終盤のイベントで、ルッカが遺した手紙をキッドが受け取るイベントがあり、その文中の一節に、パーティメンバー中の誰かの正体がジャキであるという推測を示唆しているものがあるが、これはジャキがパーティにいるという設定の元で開発初期に書かれたものであり、パーティに必ずしもジャキがいると断言するものではないため、あえてそのまま残されたもの[15]。
なお、『クロノ・クロス』の雛形である『ラジカル・ドリーマーズ』では、ギルと名乗る人物がセルジュ、キッドと行動を共にしている。このギルは、メインストーリーの「Kid 盗めない宝石編」においては、正体は『クロノ・トリガー』の魔王ジャキそのものである。『クロノ・クロス』にギルは登場しないが、どこかにその面影が存在するとされる[16]。
体験版からの大幅な仕様変更
テンプレート:出典の明記 初回版の『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』には『クロノ・クロス』の体験版が付随していたが、本作とは処理速度などの基本性能から、ロード時間、キャラクターの移動およびバトル時のポリゴンモデルからモーション、はたまたエレメントのエフェクトまで大きく異なっている。特に、後に製品版では見直したとされるプログラムによるロード時間は比較にならないほど遅く、敵キャラが行動する毎にロードが発生していた。のちに公式サイトのトピックで急遽「体験版を出すのが早過ぎた。あの後すべてがパワーアップした。こんなことなら体験版を出さなければ良かった。」というメッセージが載せられた。
また、敵の回避率が異様に高かったが、これも敵側の基本回避率の撤廃などを通して改善されることとなった。ただし、製品版にもごく一部ではあるが、例外的に回避率を有する敵が存在する。
なお、体験版ではキッドの顔グラフィックが異なる他、バトルのチュートリアルや体験版限定の特殊イベントなど、製品版にはない要素も存在した。また、体験版をクリアした際の予告ムービーデモに登場する演出や台詞は、製品版の本編とは一部内容が異なるものとなっていた。本編には採用されなかった演出の一部は、製品版のオープニングデモやマルチエンディングなどで登場している。
主なスタッフ
職制 | 担当 |
---|---|
監督・脚本・演出 | 加藤正人 |
プロデュース | 田中弘道 |
キャラクターデザイン | 結城信輝 |
モンスターデザイン | 相場良祐 |
音楽 | 光田康典 |
エンディングテーマ | みとせのりこ(歌・作詞) 光田康典(作曲・編曲) 吉良知彦(ギター) |
メインプログラム | 吉井清史 |
バトルプログラム | 樋口勝久 |
イベントプラン | 千葉広樹 |
美術監督・アートコンセプト | 本根康之 |
フィールドマップデザイン | 新井考 |
キャラクターモデリング | 内山博 |
モンスターモデリング | 佐藤範一 |
ムービーディレション | 高見典宏 |
開発協力 | 北瀬佳範 河津秋敏 高井慎太郎 |
評価
開発者自身が10ではなく9と評価されるゲームと語ったようにテンプレート:要出典、国内ではそれなりに高い評価を受け全部門にノミネートされるがすべて受賞には至らず、巨匠クリエイターによる企画と大々的に宣伝された前作の国内200万本以上に比べて、本作は60万本以上と売上を大幅に減らす結果となった。海外ではミリオンには至らなかったものの、高い評価を受け複数の賞を受賞するなどし、大手ゲームサイト「Gamesport」では10.0と非常に高いスコアを誇っている[17]。
移植版『クロノ・トリガー』
本作発売の2週間前である1999年11月2日に、『クロノ・トリガー』のPlayStation移植版が発売された。特定の条件を満たすと『クロノ・クロス』に繋がる時間軸への分岐を描いたアニメーションムービーが流れるようになっているが、『クロノ・クロス』本編との矛盾点が存在する。
その後、2008年11月20日にはニンテンドーDS移植版『クロノ・トリガー』も発売された。前述のPS版にあったアニメーションムービーの他、『クロノ・クロス』本編との関連を思わせる新イベント、新エンディングが追加されている。
『クロノ・ブレーク』
続編の企画があったと思われる痕跡として、「クロノ・ブレーク」「CHRONO BRAKE」という商標が2001年11月5日に出願、2002年7月26日に日本で商標登録されている。この商標は、更新がなければ2012年7月26日まで存続する[18]。
また米国でも、「CHRONO BREAK」として一定期間は登録はされていたものの、現在では「CHRONO BREAK」の商標は更新されることなく破棄されている[19]。
英字のつづりは、日本での登録は「brake」(ブレーキの意)であり、米国での登録は「break」(壊す、休憩、などの意)となっている。
脚注
関連商品
- 書籍
- 『クロノ・クロス -パラレルナビゲーター- (Vジャンプブックス ゲームシリーズ)』 ISBN 4-08-779043-6 / 集英社、1999年11月
- 『クロノ・クロス設定資料集 “Missing Piece”』 ISBN 4-925075-72-1 / デジキューブ、1999年12月
- 『クロノ・クロス アルティマニア』 ISBN 4-925075-73-X / デジキューブ、2000年1月 - スクウェア・エニックスより、2004年7月に再発売(ISBN 4-7575-1249-X)
- サウンドトラック
- 『クロノ・クロス オリジナルサウンドトラック』 デジキューブ、1999年12月18日 - スクウェア・エニックスより、2005年6月29日に再発売
外部リンク
- クロノ・クロス |SQUARE ENIX
- スクウェアミレニアムコレクション第3弾 クロノ・クロス |SQUARE ENIX
- PS one BOOKs クロノ・クロス |SQUARE ENIX - ディスク枚数が「1枚」となっているが誤植
- アルティメットヒッツ クロノ・クロス |SQUARE ENIX
- ゲームアーカイブス クロノ・クロス |SQUARE ENIX
灡汰
- ↑ 現在では、ハード自体が同様の処理と算出を行っている形式が主流。
- ↑ 粒子の意。霧や水しぶきなどを表現する。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』76頁。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 『クロノ・クロス アルティマニア』482頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』101頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』464頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』480頁。
- ↑ 8.0 8.1 『クロノ・クロス アルティマニア』467頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』478頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』466頁。
- ↑ 『クロノ・トリガー アルティマニア』581頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』463頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』470頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』471頁。
- ↑ 15.0 15.1 『クロノ・クロス アルティマニア』481頁。
- ↑ 『クロノ・クロス アルティマニア』465頁。
- ↑ http://www.gamespot.com/ps/rpg/chronocross/index.html?tag=result%3Btitle%3B0
- ↑ 特許電子図書館 商標広報DBにて、出願情報は 種別4(商標公開) 登録番号2001-99135、商標登録情報は 種別T(商標公報) 登録番号4590164、で閲覧可能。
- ↑ 米特許商標庁(USPTO)の商標登録情報