アイベックスエアラインズ

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ファイル:CRJ700 room001.JPG
ボンバルディア CRJ700NG機内

アイベックスエアラインズ株式会社IBEXエアラインズとも表記、英称 : IBEX Airlines Co., Ltd.)は、日本リージョナル航空会社である。

社名は親会社の日本デジタル研究所が販売している会計システムのブランド「JDL IBEX」に由来している。

概要

  • 航空券の予約・販売・発券業務を全日本空輸 (ANA) に委託。
  • 業務提携している全日本空輸グループとの間でのみ乗り継ぎのための時間調整・手荷物継送を行っている。2010年9月30日搭乗分までは、運賃体系を全日本空輸のそれに合わせたものとしているが、同年10月1日搭乗分からは、独自の運賃体系で発売している[1]。なお、全便が全日本空輸とのコードシェア便となっており、2010年9月30日搭乗分までは原則として全日本空輸便としてのみ予約が可能であったが、同年10月1日搭乗分より、自社便としての予約も可能になった。
  • 過去にはANAマイレージクラブに加盟していたが、2010年9月30日をもって退会した[2]。同年10月1日以降はANAマイレージクラブ会員がANA便名で搭乗した場合に限りマイルが積算される。

歴史

  • 1999年1月29日 - 株式会社フェアリンク(英名 : The Fair Inc.)として設立。
  • 2000年
  • 2001年4月1日 - 仙台 - 広島西線、広島西 - 鹿児島線 就航。
  • 2002年
  • 2003年
  • 2004年
    • 3月 - 戸塚英明(元JDL総務部長、2001年から同社代表取締役副社長)が代表取締役社長に就任。
    • 4月1日 - 本社を東京都港区浜松町から東京都江東区新砂(現在地)へ移転。大阪/伊丹 - 庄内線 就航。
    • 10月1日 - アイベックスエアラインズ株式会社に、社名(商号)変更。大阪/伊丹 - 福島線 就航。
    • 11月1日 - 東京/成田 - 小松線 就航。
  • 2005年
    • 2月 - 森崎利直(元JDL取締役マーケティング本部長)が代表取締役社長に就任。
    • 12月16日 - 累計搭乗者数100万人を達成。
  • 2006年
    • 6月22日 - 浅井孝男(JDL取締役・企画・総務本部長・広報担当)が取締役会長に就任(2007年2月から代表取締役会長)。
    • 6月30日 - 大阪/伊丹 - 大分線 運休。
    • 7月1日 - 大阪/伊丹 - 秋田線 就航。
    • 12月1日 - ビジネスフライト便のサービス(早朝便で軽食提供、夜の便でビール提供)を廃止。これにより、日本の国内線普通席で軽食サービスを実施する航空会社は消滅。
  • 2007年2月28日 - 服部浩行(元航空自衛官・元スカイネットアジア航空代表取締役社長)が代表取締役社長に就任。
  • 2009年
    • 7月7日 - 5号機(新造機) (JA05RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 9月1日 - 仙台 - 小松線、仙台 - 広島線 就航。
    • 10月31日 - 大阪/伊丹 - 秋田線 運休。
    • 11月1日 - 仙台 - 福岡線 就航。
  • 2010年
    • 6月4日 - 6号機(新造機) (JA06RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 7月1日 - 仙台 - 札幌/新千歳線、大阪/伊丹 - 福岡線、大阪/伊丹 - 大分線 就航。
    • 9月30日 - ANAマイレージクラブから退会。
  • 2011年
    • 7月1日 - 名古屋/中部 - 大分線 就航。
    • 7月11日 - 7号機(新造機) (JA07RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 7月25日 - 名古屋/中部 - 仙台線 就航。
  • 2012年
    • 3月24日 - 大阪/伊丹 - 大分線 運休。
    • 5月28日 - 8号機(新造機) (JA08RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 6月30日 - 仙台 - 札幌/新千歳線 運休。
    • 7月1日 - 名古屋/中部 - 福岡線、大阪/伊丹 - 宮崎、福岡 - 宮崎線 就航。
  • 2013年
    • 2月27日 - 9号機(新造機) (JA09RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 3月30日 - 東京/成田 - 仙台線 運休。
  • 2014年
    • 3月29日 - 大阪/伊丹 - 宮崎線 運休。
    • 3月30日 - 大阪/伊丹 - 札幌/新千歳線、福岡 - 小松線 就航。大阪/伊丹 - 大分線、仙台 - 札幌/新千歳線 運航再開。
    • 4月1日 - 乗務員、整備士の制服をリニューアル[3]
    • 7月1日 - 大阪/伊丹 - 新潟線 就航。

就航路線

全路線、全日本空輸とのコードシェア便(共同運航便)。東京/成田発着便の一部は、スターアライアンス加盟のユナイテッド航空オーストリア航空とコードシェアをしている。

現在の運航路線

2014年7月1日 現在

かつて運航していた路線

  • 仙台 - 大阪/関西 (2000年8月7日 - 2002年4月18日)
  • 仙台 - 広島西 (2001年4月1日 - 2001年12月1日)
  • 広島西 - 鹿児島 (2001年4月1日 - ?)
  • 仙台 - 東京/成田 (2002年4月18日 - 2013年3月30日)
  • 東京/成田 - 札幌/新千歳 (2002年4月18日 - ?)
  • 大阪/伊丹 - 東京/成田 (2002年4月18日 - ?)
  • 大阪/伊丹 - 松山 (2003年4月22日 - ?)
  • 大阪/伊丹 - 庄内 (2004年4月1日 - ?)
  • 大阪/伊丹 - 秋田 (2006年7月1日 - 2009年10月31日)
  • 大阪/伊丹 - 宮崎(2012年7月1日 - 2014年3月29日)

保有機材

ファイル:IBX-CRJ100LR-JA02RJ-01.jpg
ボンバルディア CRJ100LR
ファイル:IBEX JA06RJ 1.JPG
ボンバルディア CRJ700NG
機材 保有数 発注数 座席数 備考
ボンバルディア CRJ100LR 2 0 50 2015年度退役予定[4]
ボンバルディア CRJ200ER 2 0 50 2016年度以降退役予定[4]
ボンバルディア CRJ700NG 5 3 70 2016年まで各年1機導入予定[4]
9 3
  • 2014年7月現在

備考

表彰・事件

  • 2003年と2004年にボンバルディア CRJを運用する世界26社のオペレーター中で最高の定時出発率を記録し、カナダのボンバルディア社から表彰された[5]
  • 2014年も同様に、アジア地区CRJ700/900/1000部門における最高の定時出発率を記録し、表彰された[6]
  • 2010年11月21日、機長が仙台空港への着陸時に操縦席でデジタルカメラを使い写真撮影をしていたことが判明した。「退職を控え記念に撮った」と言う。国土交通省東京航空局は同社に対し文書で厳重注意した。同乗の副操縦士が操縦を行っていた。仙台空港でたまたま外部から撮影していた映像に機長が操縦席でカメラを構える姿が写っていたため、同社に指摘があって判明した[7]

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:日本の航空会社
  1. 2010年10月1日搭乗分より、運賃体系を一新! IBEXエアラインズ(2010年7月29日)
  2. ANAマイレージクラブの退会のお知らせ IBEXエアラインズ(2010年5月7日)
  3. テンプレート:PDFlink IBEXエアラインズ(2014年3月28日)
  4. 4.0 4.1 4.2 テンプレート:PDFlink IBEXエアラインズ(2014年4月15日)
  5. 定時出発率第1位の受賞 テンプレート:リンク切れ IBEXエアラインズ
  6. テンプレート:PDFlink IBEXエアラインズ(2014年5月14日)
  7. お詫び 運航乗務員の不適切な行為について テンプレート:リンク切れ IBEXエアラインズ(2010年12月10日)