萩原健一

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:参照方法 テンプレート:Mboxテンプレート:ActorActress 萩原 健一(はぎわら けんいち、1950年7月26日 - )は、日本の俳優歌手。所属事務所はKR株式会社。埼玉県与野市(現:さいたま市中央区)出身。ニックネームは「ショーケン」。由来はデビュー前の不良仲間、ダイケン、チューケン、ショーケンから。元ザ・テンプターズPYGのリード・ボーカルPYG沢田研二とのツイン・ボーカル)。

来歴

鮮魚店で私生児として生まれる。本名は萩原敬三(はぎわら・けいぞう)。荒川区聖橋中学校・高等学校(現在は廃校)在学中、埼玉県大宮でスカウトされ、ザ・スパイダースの弟分バンドザ・テンプターズのヴォーカリストとして1967年に16歳でデビュー。「神様お願い!」「エメラルドの伝説」など次々とヒット曲を飛ばして人気を得る。

解散後井上堯之大野克夫、沢田研二、岸部一徳大口広司らでPYG(ピッグ)を結成する。各種ロックフェスティバルやテレビ出演などもこなしたが、音楽活動よりも映画監督を志すようになる。

1972年に製作された松竹映画約束』の製作現場に、助監督として参加。しかし元の主演俳優が降板してしまったことを受けて、代役に抜擢される。

約束』での岸惠子との共演は高い評価を得、これを機にPYGの活動を続けながら俳優へと本格的に転身。TVドラマ『太陽にほえろ!』の初代新人刑事=マカロニ役でその人気を決定付ける。

1972年12月をもって音楽活動を停止(これによりPYGは事実上解散)。1974年には名匠・神代辰巳 とのコンビによる映画『青春の蹉跌』でキネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞。続いて日本テレビ系テレビドラマ傷だらけの天使』、倉本聰脚本の『前略おふくろ様』と連続してドラマ作品に主演した。

1975年には初のソロアルバム『惚れた』をリリース。これをもって音楽活動を再開し、「お前に惚れた」「大阪で生まれた女」、柳ジョージ&レイニーウッドがバックを担当したライヴ盤『熱狂雷舞』を発表。また同年モデルの小泉一十三と結婚し女児をもうけるが3年で離婚している。

俳優としても脚本家・橋本忍の指名を受けての松竹映画『八つ墓村』(1977年)や黒澤明の『影武者』(1980年)などに出演。誘拐犯を演じた『誘拐報道』(1982年/モントリオール世界映画祭審査員賞)、作家・連城三紀彦が萩原をモデルにしたという直木賞作品を自身で演じた『恋文』(1985年/日本アカデミー賞優秀男優賞)などを受賞した。

1980年いしだあゆみと結婚、1984年に離婚発表。入籍については、萩原は2008年に自叙伝『ショーケン』のなかで、未入籍で事実婚の状態であった旨を告白している。しかし、「週刊新潮」2008年4月3日号では『「ショーケン自伝」いしだあゆみと「未入籍」はウソだった』と記事で報じている。

1983年大麻不法所持にて逮捕され、1年間に渡って全ての活動停止を余儀なくされる。復帰後も俳優業と平行して音楽活動を行い「愚か者よ」等のヒット曲を出す。また、インドカルカッタでチャリティコンサートを行った。1990年以降音楽製作とは距離を置き俳優業をメインに活動を行うようになる。サントリーモルツのCMや東芝日曜劇場『課長サンの厄年』、山口智子室井滋と共演した『居酒屋ゆうれい』(1994年/報知映画賞高崎映画祭主演男優賞)、ドラマ外科医柊又三郎』(1995年)に出演した。

2004年10月、交通事故を起こし業務上過失致傷罪現行犯逮捕される。また、監督・スタッフ・共演者への暴言・暴行を繰り返したため途中降板となった主演映画『透光の樹』の前払い分の出演料半額の返還を求められた際に「一方的に降板させられた」として拒否し、さらにプロデューサーに電話をかけて国税庁警視庁・実在する暴力団の名を挙げて、出演料全額の支払いを要求したことで、同年11月に製作側から恐喝未遂容疑で告訴され、翌年の2月に再び逮捕された。当初脅迫電話をしたことは否定していたが、証拠として録音された音声が出されると、これを認めた[1][2][3]

2005年6月に東京地裁で懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を受け[4]、事実上、活動休止。再婚相手との離婚を経て、2008年に自叙伝『ショーケン』、ボーカリストとしてゲスト参加した宇川直宏による音楽ユニット・UKAWANIMATIONのデビューシングル「惑星のポートレイト 5億万画素」(作曲・プロデュース:石野卓球)で本格復帰を果たす。5年ぶりの映画出演となった『TAJOMARU』(2009年/小栗旬主演)の将軍足利義政役で日本映画批評家大賞の審査員特別男優賞を受賞。2010年には東京・大阪で7年ぶりのライヴ(トーク&ミニライヴ)ツアーを行なった。

2011年2月7日に、モデルの冨田リカと結婚。現在は芸能活動の傍ら四国八十八箇所遍路する等仏教研究に取り組んでいる。

第三者からの評価

  • 約束』『雨のアムステルダム』で共演した三國連太郎は「彼は面白かった。なにせ彼は何するかわかんないですよ、演技で。毎回全部違う演技やってきてね、若手では彼ぐらいですかね」と評している。
  • 青春の蹉跌』でシナリオを、『アフリカの光』で助監督を務めた長谷川和彦は『青春の蹉跌』のリバイバル上映時に本作の大ファンである岩井俊二とトークショーを行った際、「ジュリーは演技の引き出しは1、2個しかなかったが、ショーケンは5個も6個も次から次に出てくる。格の違いを感じた」と述べている。

作品

アルバム

  • 惚れた(1975年8月)
  • Nadja〜愛の世界(1977年3月)
  • Nadja2〜男と女(1978年6月)
  • Nadja3〜エンジェル・ゲイト(1979年6月)
  • 熱狂雷舞(1979年10月)
  • Don Juan(1980年7月)
  • Don Juan Live(1980年12月)
  • White & Blue(1981年6月)ベスト・アルバム
  • D'erlanger (1982年3月)
  • Shanti Shanti(1983年)
  • Thank You My Dear Friends(1984年3月)
  • Andree Marlou Live(1985年)
  • Straight Light(1987年2月)
  • Shining With You(1988年5月)
  • Thank You My Dear Friends Live(1989年)
  • ANGEL or DEVIL〜2010 LIVE記念盤(2010年:ライヴ会場限定5曲入りミニ・アルバム)
  • ANGEL or DEVIL(2010年:全16曲入り通常盤)

シングル

  • ブルージンの子守唄 c/w 少年の魂(1972年7月)
  • お前に惚れた c/w 兄貴のブギ(1975年7月)
  • 別れの詩 c/w 雨のしおり(1977年)
  • 前略おふくろ c/w 酒と泪と男と女(1977年4月)
  • 時は流れて c/w 蜃気楼(1978年7月)
  • 大阪で生まれた女 c/w 本牧綺談(1979年5月)
  • ムーンシャイン c/w ルーシー(1980年6月)
  • ぐでんぐでん c/w 砂時計(1980年9月)
  • ラストダンスは私に c/w 泣くだけ泣いたら(1981年2月)
  • ホワイト&ブルー c/w フラフラ(1981年5月)
  • ハロー・マイ・ジェラシー c/w シャララ(1982年)
  • Ah!Ha! c/w ひとつぶの涙(1982年)
  • もう一度抱いて c/w セクシー・ロンリー・ナイト(1983年11月)
  • 九月朝、母を想い c/w 54日間、待ちぼうけ(1984年)
  • 愚か者よ c/w めぐり逢い(1987年1月)
  • See Saw c/w 友(1987年)
  • 桜子 c/w 今(1987年7月)
  • Angel c/w Ma いいかァ I Love You(1988年4月)
  • クリスマス・プレゼント c/w Shining With You(1988年11月)
  • Gambler c/w Angel(1992年9月)
  • 泣けるわけがないだろう c/w I Love Youさえ言えない(1996年1月)
  • 時代おくれ(2009年11月4日:配信およびライヴ会場限定)
UKAWANIMATION!(ボーカル&ハープでゲスト参加)

出演

ドラマ

映画

バラエティ番組

CM

書籍

新聞連載

関連項目

脚注

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外部リンク

テンプレート:ザ・テンプターズ

テンプレート:キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞
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