温田駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
温田駅(ぬくたえき)は、長野県下伊那郡泰阜村温田にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。
特急「伊那路」は、正月、盆のみの臨時停車だったが、2005年からは通年停車となった。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。天竜峡方面に警報機と遮断機の付いた構内踏切がある。
飯田駅管理の無人駅。下り線側にある駅舎は、JAみなみ信州に貸与されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color飯田線 | 下り | 天竜峡・飯田方面[1] |
2 | テンプレート:Color飯田線 | 上り | 中部天竜・豊橋方面[1] |
駅周辺
駅は泰阜村に所在するが、阿南町中心部への路線バスが発着し、実質阿南町の玄関口である。阿南高校の最寄駅で、生徒の利用が多い。
- 天竜川
- 阿南警察署
- 長野県立阿南病院
- 泰阜村役場南支所
- 温田郵便局
- 阿南高校
- 南宮峡
- 万古渓谷
- 南宮温泉
- 南宮神社 - 毎年8月に行なわれる国指定選択無形民俗文化財の榑木踊りの会場となる[2]。昔は、天竜川の中央に「南宮」と呼ばれる緑豊かな島があり、そこにあった。島の森の中には、諏訪社のお使いのヘビが棲んでいた。また境内に漆千本と朱千本が埋蔵されているという伝承があり、「朝日差し、夕日輝く木の下」にあると伝えられていた[3]。
路線バス
歴史
- 1935年(昭和10年)11月15日 - 三信鉄道が門島駅から延伸した際の終着駅として開業。一般駅。
- 1936年(昭和11年)4月26日 - 三信鉄道が満島駅(現・平岡駅)まで延伸し、途中駅となる。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 三信鉄道線が飯田線の一部として国有化され、国鉄の駅となる。
- 1984年(昭和59年)1月16日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1984年(昭和59年)2月24日 - 飯田線南部CTC化に伴い、業務委託開始。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年)3月31日 - 無人化。
- 2003年(平成15年)6月2日 - 駅舎を農協に貸与開始。
- 2005年(平成17年)10月1日 - 特急「伊那路」が通年停車になる。
- 2013年(平成25年)9月 - 台風18号の影響により、平岡駅 - 天竜峡駅間は運休となり、バスによる代行輸送となる。また、当駅を停車する特急「伊那路」は全区間で運休となる。
- 2013年(平成25年)10月10日 - 天竜峡駅 - 平岡駅間および特急「伊那路」の運転を再開。
隣の駅
- 東海旅客鉄道
- 飯田線
- テンプレート:Color快速(上りのみ運転)・テンプレート:Color普通
- ※普通列車の一部は為栗駅と田本駅に停車しない。
- ※ 1943年(昭和18年)7月31日まで、為栗駅との間に我科駅が存在した。