宇治駅 (JR西日本)
テンプレート:駅情報 宇治駅(うじえき)は、京都府宇治市宇治宇文字にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の駅である。
駅構造
2000年8月までは単式・島式複合型2面3線のホームを持つ地上駅であったが、大幅に増加する利用客への対応と奈良線の部分複線化による列車増発、利便性向上のため、2000年8月に島式ホーム2面4線を持つ橋上駅に改築された。外観は平等院鳳凰堂をモチーフとしている。
この島式ホームを用いて、快速列車と普通との緩急接続が行われており、京都方面からの一部の普通が折り返している。
駅長が配置された直営駅であり、管理駅として奈良線のすべての中間駅を管轄している。ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | テンプレート:Color奈良線 | 上り | 京都方面 |
3・4 | テンプレート:Color奈良線 | 下り | 木津・奈良方面 |
1・3番のりばが待避線、2・4番のりばが本線である。快速列車を待避する普通は1・3番のりばに停車する。3番のりばは京都方面に発車することができ、当駅折り返し普通京都行は1番のりばに、回送列車は3番のりばで折り返す。
かつてはユニチカ宇治工場の専用線が分岐していて車扱貨物も取り扱っていたため構内は比較的広く、現在の南側ロータリー付近には数本の貨物側線が敷かれており、ユニチカ保有の青色の凸型ディーゼル機関車(D728「躍進号」日立製作所製)が貨車の牽引や入れ替えのために待機していた。
利用状況
宇治市西部を走る近鉄京都線の大久保駅の約14,367人や、同小倉駅の約8,934人より少ないが、宇治観光の玄関口としては当駅や京阪宇治駅が機能している。
京都府統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 5,828 |
2000年 | 5,773 |
2001年 | 6,241 |
2002年 | 6,438 |
2003年 | 6,645 |
2004年 | 6,753 |
2005年 | 6,975 |
2006年 | 7,173 |
2007年 | 7,361 |
2008年 | 7,737 |
2009年 | 7,578 |
2010年 | 7,658 |
2011年 | 7,743 |
2012年 | 7,684 |
駅周辺
京阪電気鉄道の宇治線にも宇治駅と称する駅があるが、宇治橋を渡り、道路上の距離で約890m北東に離れた場所にある。この両駅の名称が同様であるため、JR宇治駅と言うのが一般的となっている。
駅の南口には、休憩施設を備えた宇治市観光協会の案内所がある。また、2001年に宇治市制50年を記念して設置された茶壺の形をした風変わりな郵便ポストがある。
- 宇治市役所
- 宇治市民会館
- 宇治郵便局
- 平等院
- 縣神社
- 橋姫神社
- 宇治神社
- 宇治上神社
- 宇治武田病院
- 中村藤吉本店
- ユニチカ宇治事業所
- 任天堂宇治工場
- コーナンJR宇治駅北店
- 京都府警察宇治警察署本署(駅南東へ徒歩3分ほど)。宇治駅前交番(駅北東すぐ)。
バス路線
- 京都京阪バス
- 21系統:(近鉄大久保経由)京阪淀駅行
- 27系統:(城南荘経由)近鉄大久保行
- 22A系統:(近鉄大久保経由)久御山団地行
- 30系統 : 近鉄小倉行
- 30,40系統 : 宇治文化センター行
- 41,44,45系統:太陽が丘行 ※41,45系統は琵琶台3丁目経由
- 44A,45A系統:太陽が丘ゲート前行
- 180,180B系統:(太陽が丘ゲート前経由)維中前行 ※180B系統は琵琶台3丁目経由
- 184系統:(太陽が丘ゲート前経由)宇治田原工業団地行
- 182系統:(太陽が丘ゲート前経由)緑苑坂行
- 240,240A,250,250A系統:(琵琶台・植物公園経由)近鉄大久保行 ※240A,250A系統は立命館宇治高校経由
- 40,40A系統:明星町3丁目行
- 250A系統:(森本経由)黄檗駅行
- 41A系統:(森本経由)菟道高校行
- 臨時バスあじさい号:三室戸寺行 ※三室戸寺のあじさいの開花時期に臨時運行
歴史
- 1896年(明治29年)1月25日 - 奈良鉄道の桃山駅 - 玉水駅間延伸時に開業。
- 1905年(明治38年)2月7日 - 合併により関西鉄道の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が国有化。国鉄の駅となる。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物列車の設定廃止。
- 駅南側にあるユニチカ宇治工場に向けて専用線が分岐し、タンク車による化学薬品の輸送が行われていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1991年(平成3年)3月16日 - 奈良線の快速運転開始。当初、線内は当駅のみ停車であった。
- 2000年(平成12年)8月7日 - 橋上駅舎が使用開始する。
- 2001年(平成13年)3月3日 - 当駅から新田駅まで複線化[1]。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始[2]。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- テンプレート:Color奈良線
- テンプレート:Colorみやこ路快速
- テンプレート:Color快速・テンプレート:Color区間快速
- 六地蔵駅 - 宇治駅 - JR小倉駅
- テンプレート:Color普通
- 黄檗駅 - 宇治駅 - JR小倉駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 奈良線部分複線化及び新駅開業について(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2000年10月17日
- ↑ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日