テイルズ オブ ファンタジア
テンプレート:Infobox 『テイルズ オブ ファンタジア』(TALES OF PHANTASIA、略称:TOP / ファンタジア)は、1995年12月15日にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたスーパーファミコン(以下SFC)用RPG。ゲームボーイアドバンス版・PlayStation Portable版における公称ジャンル名は「伝説のRPG」[注釈 1]。
目次
概要
後に多数のシリーズ作品が発表される『テイルズ オブ』シリーズの第1作目。主人公クレスとその仲間たちが、復活した魔王ダオスを倒すための方法を探すため、時を越えて様々な時代を旅するRPG。世界観には北欧神話のキーワードが盛り込まれ、SF要素も加味されている[2]。作中には前述した北欧神話由来の単語のほか、小説「エターナル・チャンピオン」を想起させる設定、「ネクロノミコン」という名称の武器など、欧米系ファンタジーのファンを喜ばせるギミックが散りばめられている[3]。
SFC用作品でありながら、オープニングに歌を起用、声優による音声収録といったアニメのような作風であることが話題になった[4]。キャラクターデザインは藤島康介。戦闘システムは、当時人気を博していた格闘ゲームに影響されたと思われる[5]「リニアモーションバトルシステム (LMBS)」というアクションゲームのようなものとなっている。
SFC版の発売後も様々な機種で移植作品が発売されている。1998年に発売されたPlayStation版では「フェイスチャット」という、1997年に発売された次回作『テイルズ オブ デスティニー』で登場した、キャラクター同士が雑談をする「アクティブパーティウィンドウ」を改良したシステムが取り入れられており、以降のシリーズ作品で定番要素として採用されている[6]。2004年から2006年にかけてはOVA化、2008年から2009年にかけては漫画化された。
システム (SFC)
移植作品については#移植・リメイクを参照。
- 戦闘システム
- リニアモーションバトルシステム (LMBS)。詳細はこちらを参照。
- フードサック
- 「食料袋」の意。パンや肉、果物といった食べ物系のアイテムを使用するとフードサックに補充され、歩くごとにHPが回復する。
ストーリー
ある日、トーティスの村に住むクレスは、親友チェスターと一緒に村の南にある森へ狩りに行く。ところが、猪を仕留めた時に村で異変が起きていた。危急を告げる半鐘の音を聞いて帰って来たクレスとチェスターの目に映ったのは壊滅した村と何者かによって虐殺された村人達であり、瀕死のクレスの両親と事切れたチェスターの妹アミィの姿だった。そして2人は、村が襲われた原因が、クレスがかつて父親から誕生日のプレゼントとして貰ったペンダントにある事を知る。クレスとチェスターは2人で両親と村人達の仇を取ることを誓い、クレスはペンダントを手に、村人たちを埋葬するチェスターと一度別れ、父の遺言に従ってユークリッドの都に住む叔父の下へ身を寄せ、村を襲った連中の手掛かりを探す。しかし、逆に彼等に捕まってしまい、黒鎧騎士の隊長であるマルス・ウルドールにペンダントを奪われる。装備を奪われ地下牢に入れられたクレスは、同じように地下牢に囚われていた法術師の少女ミントの母親であるメリルの声に導かれ、彼女の形見のイヤリングの力を借りて牢を脱出し、ミントを救出。2人で地下牢から何とか脱出するも、魔物に不意をつかれたクレスがその毒を浴びてしまう。一方、村を襲ったマルス・ウルドールは奪ったペンダントを使って、地下墓地である儀式を行おうとしていた。クレスとメリルのペンダントは、伝説の魔王ダオスの封印を解く為に必要な物だったのだ。クレス達を助けてくれた、それぞれの両親の知人であるトリニクス・D・モリスンは、その事情を告げると単身地下墓地へ向かってしまう。マルスの企みを阻止しようと、モリスンの家で合流したチェスターを加えて地下墓地へ向かうクレス達だったが、間に合わず、ダオスは復活してしまった。復活したダオスはクレス達を殺そうとするが、チェスターが捨て身でダオスの詠唱を止め、間一髪でクレスとミントはトリニクスの法術で過去へ飛ばされる。
過去の世界で目覚めたクレスとミントは、転移直前に渡されたモリスンの本を頼りにダオスを倒すための旅に出る。まずユークリッド村に住む召喚術の研究者クラースを仲間に加え、彼の助力を得るため、風の精霊・シルフとの契約に挑戦するべくローンヴァレイへ向かう。ローンヴァレイに住む気象学者バートから契約の指輪をもらい、谷に入ったかもしれないという娘の捜索を頼まれた3人は、瘴気に侵された谷を元に戻し、シルフとの契約を果たして少女の不在を確かめた後、シルフの言葉に従い、精霊の森で世界樹ユグドラシルに宿る精霊・マーテルと話す。マナ枯渇の危機を訴えたマーテルの言葉に、自分たちの時代で枯れかけた大木を見たことを思い出すクレス。しかし、今は何も打つ手がないため、一行は新たな契約の指輪を求めてアルヴァニスタ王国へ向かう。しかし、その途中立ち寄ったハーメルの町は何者かの襲撃で壊滅しており、3人は唯一の生存者でリアと名乗る少女から事情を聞く。リアは襲撃者がデミテルという魔術師であること、彼がベネツィアの方へ去っていったことを告げ、クレスとミントは彼女を自分達と重ねて敵を討つことを決める。リアを加えてたどり着いたベネツィアで、デミテルが西の孤島に館を構えていることを突き止めた一行は、そこに乗り込みデミテルを討つ。その直後、リアの様子が急変。実はリアは既に死者であり、バートの娘で行方不明だったハーフエルフのアーチェが彼女を憑依させていたのだった。父に事情を話したアーチェが強引に同行を申し出、アルヴァニスタへ向かう連絡船に乗った一行は、船の中で「アルヴァニスタの王子が魔族に操られているために、開戦を前にして同盟者であるミッドガルズのために動けない」という不穏な噂があることを知る。そして入国後、ある計画を練り、王子を魔族から解放した一行は、王から「モーリア坑道の探索許可証」を発行してもらい、各地にいる精霊・ウンディーネ、ノーム、イフリートと契約し、モーリア坑道にいる精霊・マクスウェルとの契約にも成功。その後、王宮魔術師であるルーングロムの紹介状を手に、ヴァルハラ戦役のため各地を放浪している、この時代のモリスン家の者であるエドワード・D・モリスンと出会う。そして、モーリア坑道で見つけた指輪を、エルフの長・ブラムバルドの協力を得て、里の奥にあるトレントの森で修復した一行は、クラースの念願だった月の精霊・ルナとの契約にも成功し、ヴァルハラ平原の南にあるミッドガルズで、自分たちが関わったことで歴史が変わり、志半ばで倒れたエドワードの代わりにヴァルハラ戦役に加わり、ダオス城へ乗り込んだ。しかしダオスを追い詰めたところで、時間転移で未来へ逃げられてしまったため、一行は現代に戻るための術を探すことに。ルーングロムから渡された鍵を使い、エドワードの研究室を調べた一行は、ベネツィアの沖合いに沈むという超古代都市トールのシステムを使えばクレス達の時代へ戻れるのではという結論に達する。
だが一つ問題があった。クレス達の時代へ渡っても、ユグドラシルが枯れていればマナを必要とする召喚術や魔術は使えないのだ。そしてミントは、法術師の象徴・ユニコーンの力を借りてユグドラシルをよみがえらせることを思いつく。「ユニコーンは白樺の森に住み、清き乙女にしか会わない」という情報を得た一行は、ダオス城の近くにある白樺の森へ向かった。無事にユニコーンと出会えたミントだが、説得中に魔物が現れ、ユニコーンを襲う。危機に気づいて合流したクレス達によって魔物は倒されたが、ユニコーンは息絶える寸前だった。しかし、ミントの心に打たれたユニコーンはその角に自分の力を込め、杖としてミントに授ける。ユグドラシルをよみがえらせる術を得た一行は一旦精霊の森へ戻り、ユグドラシルに回復法術をかけた後、ベネツィア沖からウンディーネの力を借りて海底のトールへ向かい、マザーコンピュータを再起動させて都市を海面に浮上させる。そして「タイムワープ」というシステムを使ってクレス達の時代へ渡り、クレスとミントが過去へ飛ばされた直後の地下墓地にてダオスとの戦闘に突入した。ところがダオスを倒した時、突如地下墓地が崩壊し始め、ギリギリのところで脱出した一同は隕石が地下墓地に降りそそぐのを目撃。その後、未来からの使者・ハリソンと出会う。ハリソンは「ダオスが50年後の未来で生きている」ことを一同に伝え、チェスターを仲間に加えた一行は浮上したトールのシステムを利用して未来へ渡る。
ハリソンに導かれ、アルヴァニスタへ向かうためベネツィアまでやってきた一行だが、海上は既にダオスの勢力下にあり、連絡船が使えないと知らされる。そして、あることを思いついたハリソンによって一旦ユークリッドに戻り、この時代では既に滅んでいるミッドガルズの遺産「魔科学」を研究する国営の研究所へ。そこで飛行機械「レアバード」の存在を知るも、研究者・スタンリーに「アルヴァニスタまで行けるほどの能力はない」と言われ、強化のために雷の精霊・ヴォルトを探してきて欲しいと頼まれる。スタンリーから契約の指輪を受け取った一行は、モリスン邸の裏手にある洞窟へ向かい、ヴォルトと契約を果たす。ユークリッドへ戻った一行はヴォルトの力でレアバードとアーチェの箒を強化し、一路アルヴァニスタへ。そこでルーングロムと再会した一行は、彼とアルヴァニスタ王から「時間を操る魔剣」の存在を知らされ、魔術研究室で魔剣に必要な「三種の武具」の話を聞く。既に持っているダイヤモンドの指輪の他、かつてトールと並ぶ超古代都市があったフリーズキールの町と炎の塔、そこにはそれぞれ氷の剣と炎の剣が眠っているという情報を得た一行はそれらを集め、融合させるために再びエルフの里の奥にあるトレントの森を目指す。過去で指輪を修復した場所に着いた一行は精霊の王・オリジンとの戦闘を経て時間を操る魔剣「エターナルソード」を手に入れ、オリジンとも契約した。その後、アルヴァニスタの調査隊が闇に包まれた町・アーリィの鉱山跡で宙に浮くダオス城を目撃したという情報から、一行はアーリィを目指す。しかし、時間の狭間にあるダオス城へは普通の方法では入れない。エターナルソードの力で時間の狭間から引き出した城へ乗り込んだ一行は、最上階でまみえたダオスから彼の素性と目的を知らされるが、彼が復活する過程で亡くなった人たちのため最終決戦に挑む。
ダオスを倒し世界に平和を取り戻した一行は、世界樹にミントの法術をかけ、マナの流出を抑制した後、エターナルソードの力でそれぞれの時代に戻っていった。そして時が過ぎ、世界樹から「大いなる実り」が生まれた時、マーテルはそれにダオスの亡骸を乗せ、デリス・カーラーンへ送り出したのだった。
世界設定
本作には、北欧神話に由来する場所や物品が数多く登場する。ゲーム内では「イシュタル伝説」と呼ばれている事柄と密接な関係がある。
物語内では「アセリア暦」と呼ばれる暦が使われている(舞台となる年代は4200年頃から4350年頃まで)。また数千年前の昔には超古代文明(オーディーン、フェンリル、トール)が栄えており、そこでは作品の舞台となる惑星は「地球」と呼称され、「太陽暦」が使われていた。その三カ国による大戦は「ラグナロック」と呼ばれ、数千年を経ても語り継がれている。また本作は『テイルズ オブ シンフォニア』と同じ時間軸に存在することが公言されており[7]、共通する人物名や物が存在する。
歴史改変[注釈 2]に伴うタイムパラドックスの問題については明示されていない。ゲーム本編の描写は「一本の歴史の流れにおいてクレス達のタイムスリップの影響によって変化が生じたが、元の流れに大きな影響が生じるほどではない」といった雰囲気の「変更型」だが、小説版の一部では「タイムスリップの影響によって新たな分岐が発生し、クレス達は元の時代に戻ったのではなくその分岐上の同年代に時間移動した」という「分岐型」の解釈がなされている[注釈 3]。
また、本作で重要となる「時間転移」に関してだが、トリニクス・D・モリスンは「時間転移」のことを法術と言う。本編では、モリスンが使う「時空転移」は、法術よりの魔法として扱われており、ユグドラシルが枯れた(マナ枯渇)状態でもトリニクスが使用している。しかし、小説版『テイルズ オブ ファンダム 旅の終わり』でディオがダオスになりきってクレス達の「現代」へ時空転移する際、十分なマナを消費させる必要がある物として描かれており、ダオスの使う「時空転移」はモリスンの使う物とは異なる系統の魔法として描写されている。
用語・キーポイント
- 世界樹ユグドラシル
- 南ユークリッド大陸にそびえる大樹。精霊「マーテル」が宿る。魔力の源である「マナ」を供給する唯一の存在。これが枯れた時、世界から魔法・精霊は消滅し、世界そのものに多大な悪影響を及ぼす。ダオスはこの樹を「大樹カーラーン」と呼ぶ。元々は大昔にエルフが「デリス・カーラーン」からこの星に移住して来た時に植樹されたものが「大樹カーラーン」で「世界樹ユグドラシル」は「大樹カーラーン」の種子に当たる。ちなみに大樹の名前の由来は、本作より過去の話にあたる『テイルズ オブ シンフォニア』にて判明している。
- デリス・カーラーン
- ダオスの母星で総人口は約10億人。本作の続編外伝である『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』によると過去に大戦争があり、その戦争の結果マナと15万人の人命が失われたという悲しい歴史を持つ。なお、『テイルズオブシンフォニア』によると星自体がマナで出来た彗星とのこと。
- シルヴァラント&テセアラ
- この惑星の双子の衛星。フィールドマップでの戦闘時に見ることが出来る二つの月。大きい方がシルヴァラント(公転周期は約35日)、小さい方がテセアラ(公転周期は約42日)。本作より過去の話となる『テイルズ オブ シンフォニア』の舞台になった世界の名前が、二つの衛星に付けられた(月に互いの名前を潜在的につけていたことに由来)。
- エルフ
- この世界では人と同サイズの種族。耳が尖がっているため、判別は容易。例外なく美しい容貌の持ち主である。基本的に争いを嫌う穏やかな人々。寿命も長く、千年以上の時間を生きる。また、「マナ」を紡ぐ力を持ち「魔術」を行使することが出来る。"過去編"の十数年前までは人間社会で生活する者もいたが、現在はユミルの森に集住している。『テイルズ オブ シンフォニア』では、巨大彗星「デリス・カーラーン」から地球に移住した異星人、との設定が追加された。ファンタジアの世界ではハーフエルフが魔科学兵器の開発に協力したことに憤りを感じており、人間に対してはある程度友好的に接するが、一部のエルフはハーフエルフに対しては集落に入っただけで死刑を宣告するなど、嫌悪を抱いている。
- ハーフエルフ
- 人とエルフの間に生まれた者。混血第一世代のみを指す。外見的・能力的にはエルフに近しいが、傾向として内面の性格は人に近く、エルフと比べると遙かに闘争心が強い。また寿命もエルフほどではないが長く、150年以上経過しても外見が殆ど変わらない。なお、彼らと人との子孫は「マナ」を紡ぐ力を受け継ぐが、代を重ねるごとにその力は薄まっていく。
- ミッドガルズで魔科学が研究されはじめた"過去編"の十数年前にエルフが人とハーフエルフを見限り、ハーフエルフはユミルの森の出入りを禁止されている。しかし各地の街に彼らの姿を見受けることが出来るし、その高い能力から人の国で要職に就く者も少なくない。
- ドワーフ
- この世界では人よりも少し小柄な種族。手先が器用でモノを創り出す能力に長ける。もっとも大半が滅びてしまっているらしく、作中でその姿を見ることは出来ない。召喚術の扱いに長けていた様子だが、今は過去の遺跡を遺すのみである。
- 魔界
- この世界では魔界や悪魔などは実在のものとして認識されており、敵としても登場する。本作では瘴気によってダンジョン内に局地的に魔界と同等の世界が形成されている。
- 公式小説『テイルズ オブ ファンタジア 語られざる歴史』では、魔界には天界へ戦いを挑もうとする一大勢力があり、そのために通過経路となる人間界を掌握するため、魔族にとって毒となるマナを枯渇させるべく暗躍している。そのため魔族は表面上はダオスに協力する振りをしつつも、人間とダオスの関係を悪化させ、ミッドガルズの魔科学を発展させようとしていた戦争の黒幕である。
- 霊的存在
- この世界では霊魂は実在するものとして扱われている。クレスがメリルの霊に導かれる場面や、アーチェが親友の霊をその身に憑依させる場面がある。また、戦闘中にパーティキャラが戦闘不能になった場合、そのキャラの「幽霊」が現れる演出がされている。
- アルベイン流剣術
- クレス、ミゲールらが使う剣術。基本の技各種とそれらの技を組み合わせた「奥義」から成り、基本の技2つを体得しなければそれに対応する奥義は使えない。魔術以外では傷つかないとされるダオスにも通用すると言われる。道場はトーティスの村(未来ではミゲールの町)に存在する。
- 基本の技は一部を除き使用者の成長により習得していくが、奥義は各地に存在する奥義書を手に入れる事で習得していく。
- 魔術
- 世界のいたるところに大気のように存在している「マナ」を用いて超自然的な力を巻き起こす技術を指す。上述の通り、そのマナを「紡ぐ」ことが出来るのはエルフの血のみであり、人には不可能。主に各地に存在する魔術書を手に入れる事で習得していく。
- また、魔術の中でも空間や異界に関係し、普通の術者が耐えられないほどの大量のマナを消費する魔法は「禁呪文」と称される。
- 法術
- ユニコーンの力を借りることで主に治癒の力を引き出す術。公式小説『語られざる歴史』では術名に一文字の漢字が当てられ、カタカナでルビが振られている(「激」でシャープネス、「構」でバリアーなど)。マナがなくても使用することができるため(ただし、小説『魔剣忍法帖』では、ごく微量のマナが術の力を伝える役目を担う)、人間にも扱えるが、ユニコーンは「清らかな心をもつ乙女」にしか力を貸さない。マナの枯渇した時代でも使用できることから、ユニコーンは精霊とは異なる存在のようだ。法術を扱う法術師の大半は女性であるが、トリニクスのように男性でも法術を扱える者も存在する。主に術者の成長により新しい法術を習得していく。
- 本編中の過去(アセリア歴4202年)においては、まだ法術の存在が証明されておらず、現在(アセリア歴4304年)までの約100年間の内に証明されたとされている(過去アルヴァニスタ城内図書室とレニオスの話より。なお、ミントによれば技術体系が確立されたのはアセリア暦4210年頃)。
- 召喚術
- 万物に普く宿る精霊の力を借りて、魔法的な力を行使する技術。主にモーリア坑道の奥深くに住んでいるドワーフ族が使役していた神秘。ドワーフとエルフの合作である「ルーンリング」(「契約の指輪」)を媒介として精霊と直接契約する必要はあるが、エルフの血を受け継いでいない純粋な人間でも超自然的な現象を起こせるようになる(ただし『テイルズ オブ シンフォニア』では契約・召喚時に「マナ」を紡ぐ必要があるため、エルフの血を引いていないと召喚術は使えないとされる)。ファンタジア時代では既に実践者が絶えて久しく、机上の空論とされていたが、クラースが古文書を基にした独自の研究により技術を復活させた。
- なお、精霊以外のものにも応用は可能であり、クラースは魔界の住人や王などとも契約を結んでいた(ただし、魔界の存在を召喚することも「禁呪文」と分類される)。
- また、装備品としての「契約の指輪」はクラース専用であり、契約する精霊と同じ属性によるダメージを半減させるなどの効果を持つ。
- 魔科学
- 魔法と科学を融合させた技術。人でも魔法の力を扱えるようになることを目的とする。作中では飛行機械「レアバード」や、決戦兵器「魔導砲」などが見られる(後に未来アルヴァニスタでも秘かに「魔光砲」と呼ばれる兵器が造られるが、「大消失」という事件によって一発も撃つことなく破棄される)。兵器として利用する際は、基本的に魔法などと比べて「マナ」の消費量が桁外れに多いため、その枯渇と、ひいては供給元である「世界樹ユグドラシル」の枯死に繋がることとなる。
- メテオ
- 本編の現代で敗れたダオスが未来に逃げ、時空転移の応用で自分がいる「未来」からクレス達がいる「現代」へと発動させた禁呪文。メテオスォームの上級魔術。小説版『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』において、この術について少々語られていた。それによると、上級魔法といっても消費するマナが他の上級魔術(インデグニションなど)の比でなく、エルフの最盛期を以ってしても身体中のマナが根こそぎ消費されてしまい、発動する前に肉体と精神が崩壊し滅びるほどである。
- ヴァルハラ戦役
- 過去の歴史において史上最も過酷な戦争。ダオスが「魔科学を破棄せよ」とミッドガルズに告げたことが原因で起こった。未来では既に滅びている「ミッドガルズ」と魔界の眷属を率いた「ダオス」の争い、それがヴァルハラ戦役である。このとき、ミッドガルズでは魔科学によって未来が開かれることを盲目的に信じていたため、ダオスから破棄を宣告されようと世界中のマナや自然界が滅びようとも国はそれから目を背けていた。
- その後、ミッドガルズは魔科学でダオスを滅ぼそうと考え、元々は対他国牽制用兵器としていた魔科学兵器「魔導砲」をダオス城へと向け、ヴァルハラ戦役終盤で2発(ゲーム中では1発)の魔導砲を発射する。一発目は見事ダオス飛空部隊の殲滅に成功したが二発目は暴発してしまい、ミッドガルズの都の大半を焼き尽くしてしまう。他では描かれていないが、ドラマCDでは、ミッドガルズが自分の忠告を無視し魔科学兵器を使用した結果、大量のマナが消失してしまったことに、ダオスが計り知れない悲しみを覚え怒り狂う様が描かれている。この戦争はダオスの敗北に終わるが、それから100 - 150年後の未来で、ダオスはミッドガルズを滅ぼしている。
- ゲーム内では敵陣を突破して指揮官打倒を目指す地上戦、クレス&アーチェの2人で空から襲撃する敵と連戦する空中戦、そしてダオス城への侵攻の3つのイベントがそれに該当する。
- 『語られざる歴史』ではアルヴァニスタが参戦できず、そんな状況下に最初の地上戦に勝利するも、ダオス城に瘴気の壁ができ攻めあぐねる間に5年に渡る戦役でミッドガルズは疲弊していく事になる。
- ダオス戦役
- クレス達が時空を超えてダオスと計3回(他にイベントで一度見られるが、とある理由によりダオスの方から退くので回数には入らない)対峙してきた争い。結果は、未来編でクレスがオリジンによってもたらされたエターナルソードにより、ダオスの時空転移を封じることで追い詰め、時を超えた争いはダオスの敗北によって幕を閉じる。
- 大消失
- 作中のエンディングでミントがユグドラシルに「バリアー」の法術を掛けることで引き起こされる未来の事件。これはクレス・ミント・チェスター・クラース・アーチェ・すずのダオス打倒の英雄六人の独断によって行われるもので、ユグドラシルからのマナの過剰な流出を抑え、魔科学兵器の様なマナを大量消費する技術による世界の破滅を防ぐことが目的。また、デリス・カーラーンを救うために最後まで孤独に戦い続けたダオスの信念を汲み、いつの日か産み出されるだろう「大いなる実り」をせめてもの手向けとする意図も込められていた。
- 未来になるにつれ、ミントのバリアーの効力が廃れると今度はアーチェがマナを制御するようになる。フレイランド大陸の近くにある「魔女の塔(正式名称は魔女っ娘の塔)」でマナを世界に一定量だけ残し(少なくとも精霊が生存できるだけのマナ量)、封印している。
登場人物
担当声優は特に記載のない場合各メディアで共通。担当者が不明な場合は記載しない。
パーティーキャラクター
未来で「ダオスを倒した英雄」と呼ばれることになるキャラクターたち。パーティーキャラクター達は非常に仲は良く、喧嘩をしたりすることは殆ど無い。また、イベントなどでキャラクターが離脱することも少ない。
ダオスを倒し、世界を平和に導いた後の彼らは『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』で描かれる。
- クレス・アルベイン (Cless Alvein)
- 声 - 草尾毅
- 17歳、身長170cm、体重59kg。
- 本作の主人公。アルベイン流剣術を駆使する剣士。剣、槍、斧と幅広く武器を使用する近接戦闘タイプ。初めは精神的にも肉体的にも未熟な剣士だったが、師匠であるトリスタンからは「大器晩成」と評されており、仲間達との冒険を続けるうちに類稀なる才能を開花させていく。エターナルソードを入手する過程で「次元斬」や「空間翔転移」といった時空剣技も習得し、名実共に時空剣士となる。
- トーティスの村に住んでいた青年で、ダオスの封印の鍵であるペンダントの片割れを15歳の時に引き継ぐが、それの由来と両親の過去は知らなかった。猪狩りのためチェスターと共に村を離れていたところ、ダオスに操られたマルスの襲撃で家族を失う。その後、父母の友人であるモリスンと出会ったことで、自分の数奇な運命を知ることとなる。
- 性格は極めて熱血的な正義漢だが、母親を失ったミントを気遣うなどの優しさも合わせ持つ。基本的に目上の相手には礼儀正しいが、年上でも歳が近い相手には自分と同等に接する。また、父であり、剣の師でもあるミゲールを尊敬しており、チェスターから「お前の実力は、もう親父さんを超えたんじゃないか?」と問われた時に「ぼくなんか、まだまだだよ」と話している。
- 時々ダジャレを言うことがあるが、ミントとアーチェからは厳しい評価を受けた。このダジャレは本編では話の流れで言ったものが結果としてダジャレになってしまったというものだったが、PS版以降のフェイスチャットでは自分の意思で言っており、関連作品ではこの「ダジャレ好き」という設定が誇張されて使用されている。
- 小説『魔剣忍法帖』では、アセリア暦4355年において、世界の安定を陰から支える「監視者」としてミゲールでミントやチェスターと暮らしている。老齢ではあるが、その暖かく力強い雰囲気は健在。
- OVA版では鎧の鋲や腰のベルトの数が少ない。
- ミント・アドネード (Mint Adnade)
- 声 - 岩男潤子 (PS、GBA、OVA、PSP) / こおろぎさとみ (SFC、GBA)
- 18歳、身長162cm、体重42kg。
- 本作のヒロイン。法術師。かつてダオスを封印した法術師の一人メリルの娘。ダオス復活を企むマルスに親子ともども捕らわれていたところをクレスに救われる。彼女の一族は代々神官の家系であり、母メリルが仲間と共にダオスを封印して以降はダオスの封印を守るという使命も課せられていたが、当初、彼女自身はその事を全く知らなかった。
- 物静かでおっとりとした性格で、年下であるチェスターやクレス相手にも「さん」付けをしている(SFC版とGBA版のみアーチェは呼び捨て)。聖獣ユニコーンに出会える清らかな女性とされている。SFC版では敬語こそ使うが言いたいことははっきりと言う積極的な性格であった。恋愛には疎く、サブイベント「ナンシーとエルウィン」では興味も手伝って首を突っ込む。PS版・PSP版で「ボインちゃん」という称号を得るほどの巨乳である。
- 術はすべて補助・回復技であり、攻撃手段は杖で殴るのみ。また、時間を停止させる「タイムストップ」という術を習得する。モリスンの言う「時を越える法術」という特性に連なったものとなっている。
- GBA版では「へんせいき」というアイテムで、こおろぎの声と岩男の声の切り替えが行える。
- 小説『魔剣忍法帖』では、ある人物に集められたミッドガルズ軍の後衛にいる法術師の1人として登場し、歳は取っていてもその暖かく芯の強い雰囲気は健在。その為問答無用ですずらを斬ろうした彼を止めようとする。また、クレスと結婚している。
- OVA版では衣装に目立つ変更はない。
- チェスター・バークライト (Chester Barklight)
- 声 - 伊藤健太郎 (PS、GBA、OVA、PSP) / 草尾毅 (SFC)[8]
- 17歳、身長175cm、体重62kg。
- 弓を得意とする狩人。同じトーティスの村に住むクレスの親友で、幼い頃に村の雑貨屋の店主に引き取られ、妹のアミィと共にアルベイン家の近くの一軒家で暮らしていたが、マルスの襲撃で村は全滅、唯一の肉親である妹も失う。
- 真っ直ぐな性格の持ち主で、熱血漢[9]。大人と渡り合って暮らしてきたことから皮肉屋な面も見せる[9]。ダジャレのセンスはクレスと同等[9]。
- クレスと同じ現代の人間だが、ストーリーの都合上長い間パーティから外れてしまうため、本格的な仲間になるのは未来編から。未来編で仲間になった時には現代で別れた時点のレベルで登場するため、他のメンバーとレベルがかけ離れてしまっているが、リメイク版では修行イベントを起こすことにより、一気にレベルを上げることができる。その際、チェスター自身、自分とクレスたちの実力差が大きく開いてしまったことを気にしていることを語る。
- 小説『魔剣忍法帖』では、老齢ながら弓の腕は健在でアーチェとの間に子供がいる。OVA版では、他のメンバーと比べて衣装の変更が目立つ。ただし、矢島版小説の挿絵の時点で既に変更されている。
- クラース・F・レスター (Klarth F Lester)
- 声 - 井上和彦
- 29歳、身長176cm、体重62kg。
- 学者。王立学院時代に「人が精霊を使って魔法を使うことができる」という論文を発表したが認められなかった。そのため、自分の論文の証明をすべく研究をしていた。全身に精霊を操るためのペイントを施し(本人曰く「最初は刺青にする予定だったが、ミラルドが嫌がったので1週間ほど定着するペイントにした」)、首と両手両足に鳴子を装着しているのが特徴。パーティでの中では最年長者であり、リーダーとして扱われる。
- 過去の時代のユークリッド村で助手のミラルド・ルーンと共に精霊の研究に勤しんでいたが、未来からやってきたクレスとミントの要望で旅に同行する事になる。
- 性格は気難しく偏屈で(とはいえパーティ加入後は気さくに会話をしている)、生活能力は殆ど無いらしい。だがそれなりに料理は出来る。ミラルドが好きであることを本人は隠しているが周囲にはバレており、旅中にミラルドを心配するシーンもあった。一人称は「私」だが、SFC版ではかしこまった場面以外では「オレ」であった。
- 戦闘では精霊を召喚して戦う。通常攻撃は本で殴るというもの(上空攻撃では、放り投げて敵にぶつけている)。防御にも本を用いる。
- 小説『魔剣忍法帖』では、自分の時代に戻ってから亡くなるまでの間に、召喚術や時間転移についての本「レスターズ・エヴォケイション」を数冊だけ遺した。また、時間の剣をユークリッド大陸のとある洞窟に封じたが、その際、侵入者対策として幾つものトラップを仕掛けたらしい。しかも、死後は高位の精霊となっている。
- OVA版では前合わせの服のデザインが変更され、ペイントの一部や鳴子が省略されている。
- アーチェ・クライン (Arche Klaine)
- 声 - かないみか
- 17歳、身長157cm、体重39kg(自称)[注釈 4]。
- 魔法使い。ローンヴァレイ育ちのハーフエルフ。気象学者のバートとエルフのルーチェの間に生まれた娘で、過去の世界において親友・リアの敵を討ったクレス達に強引に同行する。
- 性格は天真爛漫そのものだが、ハーフエルフゆえ極めて長寿かつ博識な所もある[注釈 5]。意外に酒豪である(PS版では「うわばみ」なる称号を得る[注釈 6])。笑い方は「ウッシャッシャ」。また、忍者の里でチェスターに風呂を覗かれたことを根に持ち、仕返しに覗き返したことがある。
- 体型には自信がなく、ややコンプレックスを抱く。かつて彼氏がいたと語っており、清らかな乙女ではないと自覚している。
- 料理が壊滅的に下手で、サブイベントで称号「××料理人」を得るほど[注釈 7]。そのため、全ての料理の熟練度を最大にしても、得られる称号は他のキャラクターと異なり「グルメマスター?」となる。ただしデザート系(フルーツジュース等)は得意で、他のレシピと比べると習得が早い。
- 箒で空を飛んでいる状態で魔法を使い、戦闘を行う。そのため一部の術技は当たらない。通常攻撃は箒での斬撃のみ。またPS版以降では、彼女をプレイヤーキャラにして戦闘すると、上下キーで高度を調整できる。
- 小説『魔剣忍法帖』では、アセリア暦4355年の時点で、チェスターや息子とミゲールの町で暮らしていたが、ある日を境に家を飛び出し、各地を転々とした後アーリィの森にあった古い別荘で暮らしている(この時のやり取りで息子に「脳味噌スポンジ女」と言われている)。また、天才魔術師という自称は伊達ではないらしく、クラースが遺した「レスターズ・エヴォケイション」を紐解き、魔術師でありながら時間の剣を用いた時空転移を発動させ、精霊王となったクラースを召喚するなど、魔術とはマナの使い方が異なる術を使えるようになる。
- OVA版では首元のスカーフが異なる(薄紫の地に青や黄緑のストライプ → 薄緑の無地)。
- 藤林すず (Fujibayashi Suzu)
- 声 - 川田妙子
- 11歳、身長135cm、体重28kg。
- PS版以降に登場する新キャラクター。「伊賀栗流」という流派の忍法を使うくノ一の少女。ジャポン一族の末裔。トレントの森の奥深くにある忍者の里の現頭領である藤林銅蔵の娘(そのため事実上の次期頭領である)。里にやってきたクレス達が前頭領で彼女の祖父である乱蔵から「ダオスに攫われたすずの両親を探す」という依頼を受け、ある場所ですずの両親と遭遇した後再び忍者の里に行くと仲間になる。
- 忍びとして感情を殺すことを教わってきたため、真面目で冷静沈着な性格[10]。料理では和食系の習得が早いが、洋食は食べたことがなく、辛い物が苦手でカレーライスの習得ペースは若干遅め(ただしアーチェほどではない)。チェスターからは妹アミィと重ねて見られている。
- 戦闘では多彩な忍術を駆使して戦うが、属性付きの武器しか装備できず、そのうちの特に攻撃力の高い2本は闇属性。
- 小説『魔剣忍法帖』では主役。祖父から頭領の座を引き継ぎ、ある野望のために時間の剣を狙う一派から剣を守り抜くために各地を飛び回ることに。
- OVA版では衣装に目立つ変更はない。
- SFC版では『赤ずきんチャチャ』のお鈴をモデルとしたテンプレート:要出典「服部すず」という名のサブキャラクターだった[10]。
- 『シンフォニア』に登場するしいなと同じ”藤林”だが、関係は不明。
- ロディ / ロンドリーネ・E・エッフェンベルグ
- 声 - 喜多村英梨
- ?歳、身長160cm、体重49kg
- 『クロスエディション』にてパーティキャラクターに加わる。ダオスを探すため、時空の旅を続ける女性。
- 詳細はこちらを参照。
魔王一派
- ダオス (Dhaos)
- 声 - 塩沢兼人(ドラマCD、SFC、PS、GBA、モバイル) / 森川智之 (OVA、PSP)
- かつて封印された魔王で本作のラストボス。その正体は異星デリス・カーラーンよりやってきた異星人で、滅び行く母星を救うため大樹ユグドラシルが生み出すマナの結晶体“大いなる実り”を求めてこの星に来た。
- しかし降り立った星のマナは魔科学によって徐々に枯渇しており、大樹ユグドラシルも枯死の危機に陥っていた。そのためマナを浪費する魔科学に関係する勢力や人間に対して戦争を仕掛ける。この事から人間達より魔王として恐れられており、その目的は世界征服だと思われていた。
- 戦争をという道を選んでしまった経緯は公式小説『語られざる歴史』で語られており、自らミッドガルズ入りをして話し合いや、魔科学の危険性を説く、特異な能力を持つ自分を被験体とするなどしたが、人間が魔科学を捨てなかった為である(もっとも一番の原因は愛し、愛されたウィノナを傷つけられた事である)。
- ある事情から現代に時間転移した際、待ち受けていたトリニクス達によって封印されるも、10年の後に操ったマルスを利用して復活を遂げる(その際にもクレスの家族を始め多数の犠牲を出した)。目的のためなら手段を選ばず、他者を操ることも厭わないが、その一方で無関係の人間をなるべく巻き込まないようにしようとするという配慮もしていた。
- 時間転移能力を持ち、過去から未来へ飛び回ってクレス達を翻弄したが、未来での最終決戦において敗れ去る。その真意を知ったマーテルによって、彼の亡骸は“大いなる実り”とともに母星へと送られた。ちなみに過去に移動することも可能だが、本編では未来にしか時間移動を行なわない。その理由も公式小説『語られざる歴史』にて語られている。
- 徒手空拳での戦いを得意としているほか、強力な波動砲を放つ「ダオスレーザー」を使用する。また、一瞬で三つの魔法を放つ「テトラスペル」など、魔法の技にも長けている。真の姿であるフェザーダオスになると、赤黒い皮膚を持った巨大な怪物となる。拡散するレーザーや触手で攻撃するほか、「ヒドゥン」という技でパーティの攻撃全てを一時的に無効化する(ただし、ダオス自身も何も行動できなくなる)。
- PS版以降では、フェザーダオスを倒した後に更なる変身を見せる。デリス・カーラーンから力を授かり、ダオスの人間時の姿をベースに、純白のタイツと翼に身を包んだ形態となる。この形態は常に浮遊しており、徒手空拳での連続攻撃や翼から放つ光線を主体に戦う。
- 『テイルズ オブ エターニア』にはダオスに酷似した“時”の大晶霊「ゼクンドゥス」が登場。サブイベントで戦うことが出来るが、戦闘ではダオスのボイスが流用されており、ある条件の下でインディグネイションを使うことにより、本作の冒頭のワンシーンが再現される(ガイドブックなどでは「裏インディグネイション」と表記)。
- マルス・ウルドール
- 声 - 玄田哲章 (OVA、PSP)
- 元・ユークリッド独立騎士団長(ミゲールの後任)。封印されていたダオスに操られ、彼を復活させる過程でクレスやミントの家族を殺し、トーティスの村をも滅ぼした張本人。ダオスの封印を解くが、皮肉な事に用済みとされ、ダオスに殺害された。『テイルズ オブ ファンダム Vol.1』にて彼の部下の何名かはトーティスの村を盗賊の村だと騙されている事が判明する。
- 『魔剣忍法帖』では彼の子孫が存在する。
- デミテル
- 声 - 伊藤健太郎 (PS)[11] / 結城比呂 (PSP)
- かつてスカーレット夫妻に師事していたハーフエルフの魔術師。しかし、魔科学を葬ろうとするダオスに操られ、魔科学研究者であったスカーレット夫妻とその娘であるリアを殺して、孤島に隠れ住んだ。
- 公式小説『語られざる歴史』ではスカーレット夫妻の弟子として登場するが、終盤では、子爵の称号を持つ上級魔族であることが判明する。
- ジャミル
- 声 - 岩男潤子 (PS)[11] / 瀬那歩美 (PSP)
- 過去においてアルヴァニスタのレアード王子を操っていたダオスの配下。普段は鳥に化けているが、その正体は翼を持つ女悪魔。高圧的で人間を見下す傾向にある。レアードを人質に取ることでアルヴァニスタがミッドガルズに加勢できないようにしていた。
- 公式小説『語られざる歴史』では、本編同様レアードを人質に取りアルヴァニスタの参戦を大幅に遅らせるもエドワードに見破られ、その後エドワードの魔術に打ち倒される事になる。
- ジェストーナ
- 声 - 下和田裕貴 (PSP)
- ダオスの配下であるドラコケンタウロス。過去のミッドガルズにて、子供を人質に取り、クレス達とエドワードに自害を求める、かなり馬鹿な配下。子供はエドワードの活躍で救出された上に、エドワードと刺し違え、エドワードの捨て身の自爆魔法で共に死亡した。
- 公式小説『語られざる歴史』では、ミッドガルズで魔導砲の研究をする魔術師の1人であり、エドワードの知人として登場するが、終盤で上級魔族であることが判明する。
サブキャラクター
- トリニクス・D・モリスン
- 声 - 井上和彦 (SFC)[12] / 石塚運昇 (PS、PSP)[12]
- 36歳、身長170cm
- 現代におけるモリスン家の者で後述するエドワードの孫であり、ミゲール、マリア、メリルと共にダオスを封印した法術師の一人。祖父が残した本を元に時間転移の法術を完成させ、地下墓地のそばの館で暮らす。
- 村を焼かれたチェスターを匿い、魔物の毒に侵されたクレスを運んでいたミントを館へ連れ帰った人物。クレス達の話からマルスを操ったダオスが復活にむけて動いていると知り、監視していた地下墓地へ向かうも、ある事情から追いかけてきたクレス達を過去へ飛ばす。
- 未来には彼の子孫のハロルドがいる。
- ミゲール・アルベイン
- 声 - 増谷康紀 (PSP)
- クレスの父親。トーティスの村でアルベイン流剣術道場を開いていた。アルベイン流剣術はダオスに対抗する数少ない対抗手段であったらしい。
- ダオスの封印の鍵であるペンダントを守っており、2年前に何も知らせずに息子に託した。狩りから帰って来たら詳細を話すつもりだったようだが、マルス達の襲撃に遭い、マリアを人質に取られ、抵抗できずに殺害された。
- 後に彼の名は、未来の世界において復興したトーティスの村に冠されている。
- マリア・アルベイン
- 声 - 西原久美子 (PSP)
- クレスの母親。かつてトリニクス、ミゲール、メリルと共にダオスを封印した法術師の一人。
- 体を壊し、病床に臥せっていた所をマルス達によるトーティス襲撃で殺害された。
- メリル・アドネード
- 声 - 川村万梨阿 (OVA) / 速見圭 (PSP)
- ミントの母親。かつてトリニクス、ミゲール、マリアと共にダオスを封印した法術師の一人。片耳に法術師の象徴である「ユニコーンのイヤリング」をつけている。
- ミント共々マルス達に捕らわれ、ペンダントを奪われた上で惨殺されるが、彼女の魂はミントを励まし続け、後に牢に捕らわれたクレスを救いだした。
- クレスは彼女の死をミントに隠し続けていたが、実はモリスン邸で形見のイヤリングを落としたため気づかれていた。
- アミィ・バークライト
- 声 - 川田妙子 (PS)[11] / 根谷美智子 (PSP)
- チェスターの妹。おしゃまな性格で、将来クレスのお嫁さんになると息巻いていたが、マルスのトーティス襲撃に巻き込まれて死亡する。
- マーボーカレーを作れるのは、本作では彼女だけ。
- トリスタン
- 声 - 仲木隆司 (PSP)
- ミゲールの師匠で、同じアルベイン流剣術の使い手。クレスに奥義「魔神飛燕脚」を教える。トリニクスとも知り合いである。
- オルソン・ドロー
- ユークリッドの都に住むクレスの叔父。
- 村を焼け出されたクレスを匿うが、マルスに「街中の人間を殺す」と脅されクレスを売り渡してしまう。しかし、引き渡した後にオルソン自身もマルスによって殺された(この描写はPS版以降のみに追加される)。以降は妻・ジョアンともども行方不明者として扱われる。その後のチャットではドロー夫妻について心配するクレスと、「お前は秘密を知りすぎた」とドロー夫妻の末路をおどけて語るチェスターが描写されている。
- 夫妻が住んでいた家は、未来において王立の魔科学研究所となっている。
- ミラルド・ルーン
- 声 - 住友優子 (PSP)
- クラースの幼馴染で恋人。ユークリッドの村にてクラースの助手を務める女性。28歳。
- 王立学院をクラースに次ぐ次席で卒業している才媛。研究だけでなく生活面でもサポートしているようで、著書の印税を収入源にしている。近所の子供達に読み書きを教える先生でもある。
- エドワード・D・モリスン
- 声 - 石塚運昇 (PS[11]、PSP)
- 過去の世界におけるモリスン家の者で、トリニクスの祖先(祖父に当たる)。ハーフエルフである為に魔術を使うことができ、ダオスの時間移動の能力を元に時間転移について研究していた。世界中を旅して回っており、妻が第2子を妊娠していることを知らない。
- ダオスとは因縁のある関係で、本来は彼がヴァルハラ戦役でダオスと戦うはずだった。しかしクレス達の介入で歴史が変わったため、彼自身はダオスと戦う事なく死亡してしまう。ダオスとの関係は公式小説『語られざる歴史』において詳しく語られている。
- リリス(SFC版) / シフ(PS版以降)
- エドワードの妻。アルヴァニスタから少し離れた森の中にある一軒家に、子供と一緒に暮らしていた。この館は、未来では魔術研究所として登場する。
- ルーングロム
- 声 - 平川大輔 (OVA) / 島田敏 (PSP)
- アルヴァニスタにて宮廷魔術師を務めるハーフエルフ。エドワードの戦友で、彼のサポートに回っている。未来でも再登場し、パーティを国王に引き合わせる。
- ライゼン
- 声 - 島田敏 (OVA)
- 旧ミッドガルズの騎士団長。ダオスへの対抗手段として魔科学兵器の開発を推し進める。
- 公式小説『語られざる歴史』では、彼の言動がダオスが戦争をしかけることになる原因の最たるものである。
- ブラムバルド・ミレネー
- 声 - 辻谷耕史 (OVA) / 稲田徹 (PSP)
- 身長180cm
- ユミルの森の奥にあるエルフの里の族長で、契約の指輪の修復やダオスを倒すためのエターナルソードの生成などに手を貸す。弓と魔術の使い手。
- エルフの掟を厳格に守っている[注釈 8]が、未来では積極的に人間との交流政策を進めている(それでもハーフエルフが里に入ることは禁じている)。
- SFC版ではパーティーキャラクターとしての加入が予定されており、声は塩沢兼人が担当すると発表されていたが、カートリッジの容量が足りず削減された[13]。
- アーシア
- 身長166cm
- GBA版に追加されたイベント(PSP版にもこのイベントは引き継がれている)で登場。ユミルの森に程近い場所に一軒家を持つ。ブラムバルドの想い人で腕のいい彫刻師。
- ハーフエルフであるため、掟のせいで里を追い出された過去を持ち、ブラムバルドを呼び出すための人質として、ミントに魔術をかけ石化させて彫像に変えようとした。しかし、直前でアーチェが割り込んだため、実際に石化したのはアーチェである。
- ルーティ(SFC版) / ルーチェ(PS版以降)
- 声 - 堀越真己 (PSP)
- アーチェの母親。バートとの間にアーチェをもうけるが、人間とハーフエルフを見限ったエルフの長の命令により引き離される。その後はエルフの里の宿で受付をしているが、里に入って処刑されかけたアーチェを救ったこともある。
- バート
- アーチェの父親。ローンヴァレイでシルフの観察による気象観測を行っていた。ルーチェと引き離されてからはアーチェを男手一つで育てていた。
- 小説『真紅の瞳』では、ルーチェが残した書き付けを頼りに、谷に自生する植物を使った薬を作り、ハーメルの薬屋に売って生計を立てている。
- リア・スカーレット
- アーチェの親友。ハーメルの町に住んでいたがデミテルに両親・町の人共々殺害され、アーチェの身体を借りクレス達に同行する。クレス達がデミテルを倒した後に昇天。
- 小説『真紅の瞳』では両親共にハーフエルフの魔術師であるため、自身も魔術師としての素質を持ち、最後にはアーチェの箒で空を飛べるようになる。また、小説『語られざる歴史』ではウィノナとも知り合いとなるが、両親共々殺害される。
- アルヴァニスタ国王
- 声 - 秋元羊介 (PSP) / 金尾哲夫 (OVA)
- 過去では王子を人質に取られていたため、ミッドガルズと同盟しているにもかかわらず参戦できないことを悩んでいた。レアードが助け出されるとモーリア坑道の探索の許可だけでなく、契約の指輪やグーングニルなどもクレス達に快く与える。
- レアード
- 声 - 高城元気 (PSP)
- 過去の時代のアルヴァニスタの王子。ダオスの部下であるジャミルによって操られ、同国がダオスとの戦いに介入しないよう人質にされていた。
- メイアー
- アルヴァニスタ行きの船で出会う放浪の冒険者。酒好きなためクラースと意気投合し酒盛りをすることに。アルヴァニスタのレアード王子がダオスの手下に操られている事を知り、その情報を冒険者ギルドを通じて誰かに売ろうとしていた。そのため、自分も目をつけられ操られてしまう。
- なお、メイアーに取り憑いたダオスの手先は、彼を操って鎧を装着し、クレスと戦闘してメイアーごと倒された(操られた彼に負けると、口封じのため分離した手先が彼を殺害する)。
- レニオス
- 声 - 井上和彦 (PS)[11] /田口昂 (PSP)
- 後にトーティスの村となるベルアダムの村の村長を務めるハーフエルフ。現代では教会に名前がつけられていた。過去に飛ばされてやってきたクレス達に隣村のクラースを紹介する。ベネツィアの市長は彼の双子の兄である。
- 藤林乱蔵(ふじばやし らんぞう)
- 声 - 石森達幸 (PSP)
- すずの祖父にして忍者の里の元頭領。クレス達の腕を見込んですずの両親探しを依頼してくる。また、アルベイン流の奥義書の1冊を「異国の旅人」から預かっていた。
- 依頼を果たしてから再び忍者の里に行くと、PS版以降限定ですずをパーティーに加えられる。
- スタンリー
- 未来のユークリッド国にて魔科学技術を応用した飛行機械レアバードを開発していた科学者。「レアバードでアルヴァニスタへ行きたい」というパーティに、「このままでは出力が足りないので精霊ヴォルトの力で強化したい」と持ちかける。
- ハリソン
- 未来から、クレス達にダオス復活を伝えに来たアルヴァニスタの使者。
- ギース
- 離れ小島に暮らすドワーフの名工。高い技術力で高度な武具を多数作れるが、人嫌いで受付はもっぱら他人任せ。それゆえゲームで姿を現すことは無い。彼の店では強力な武器・防具を扱っている。
- 交易品「アイヴォリー」を持ち込むと、一定数の「じゃんぱい」を作ってくれる。
人外の存在
精霊
- マーテル
- 声 - 岩男潤子 (PS)[12] / 田中理恵 (PSP、OVA)
- 世界のマナを生み出す大樹ユクドラシルを守る精霊。気品のある女性の姿をしており、穏やかな性格。クレス達にマナが枯渇する危機を伝えてくる。
- 『シンフォニア』のエンディングにて、彼女とユグドラシルの誕生秘話が語られている。
- シルフ
- 声 - 綺田育子、中島裕美子、堀田あすか (OVA)
- ローンヴァレイに住む風を司る精霊。小柄な少女のような姿をしており、敵としては赤と青の二種がいるが、クラースが契約したのはシルフたちの長である。
- 谷に魔界の瘴気が噴き出すようになってから凶暴化してしまう。
- 攻撃方法はターゲット単体を包み込むように竜巻を起こして4回切り刻むもの。
- 契約の指輪はオパール。
- イフリート
- 熱砂の洞窟に住む炎を司る精霊。細身だが筋肉質な男の姿をしている。SFC版では人魂のような姿だった。
- クラースがマクスウェルと契約する過程で契約する事になる。
- 攻撃方法は多数の火の玉が降り注ぐもの。狙いはランダムであるため、ターゲットかすぐ後ろの敵に当たる事が多いが、ヒット数が15あり、うまく使えばコンボ数稼ぎに重宝する。
- 契約の指輪はガーネット。
- ウンディーネ
- 声 - かないみか (PS)[11] /住友優子 (PSP)
- 浸食洞に住む水を司る精霊。大剣を持った女性の姿をしている。喋り方は女王様のようで、プライドも高い。
- クラースがマクスウェルと契約する過程で契約する事になる。
- 攻撃方法は水流に乗って駆け抜けながら、対象を持っている剣で2度切りつけるもの。1度目はターゲットにヒットし、2度目は範囲内にいる敵全体にヒットする(SFC版では1度のみ。ただし画面内の敵全体にヒット)。
- 契約の指輪はアクアマリン。
- ノーム
- 声 - 山本圭一郎 (クロスエディション)
- 精霊の洞窟に住む地を司る精霊。大地から突き出したこぶのような姿をしているが、戦闘時には変形する。
- クラースがマクスウェルと契約する過程で契約する事になる。
- 攻撃方法は、ミサイルのような形に変化した複数のノームが上空へ飛び、そこから敵へ目がけて落ちるというもの。そこそこ攻撃範囲はあるものの、ヒット数は1。
- 契約の指輪はルビー。
- マクスウェル
- 声 - 井上和彦 (PS)[11] / 後藤史彦 (PSP)
- モーリア坑道に住む四属性を司る精霊。学生帽をかぶり杖を持った老人のような姿をしている。
- クラースが契約を願っていた精霊の一つ。
- 攻撃方法は自身がまとう球体を模した8つのエネルギー体を敵目がけて飛ばすというもの(SFC版では自身の分身)。その球体は地面に着いたり画面端に着くと、2度ほど跳ね返ってくる。
- また、PS版以降の追加イベントでは契約の折にグーングニルの力をわずかだが引き出してくれる。
- 契約の指輪はターコイズ。
- ルナ
- 声 - 川田妙子 (PS)[11] / 速見圭 (クロスエディション)
- 十二星座の塔に住む月を司る精霊。本来は争いを望まない性格。SFC版では、伝説として、過去・未来の各地で断片的に彼女と妖精の話を聞くことができる。
- ダオスを倒すために旅をするクレス達に共感して契約する。
- 召喚された際は三日月を模した椅子に乗って降臨、攻撃のときロゴが「LUNA」から「LASER」に変わって天からレーザーが降り注ぐという芸の細かい演出を見せる。ヒット数は複数だが、ターゲットに必ず当たる1発目以降はランダム。
- 契約の指輪はムーンストーン。
- ヴォルト
- ヴォルトの洞窟に住む雷を司る精霊。目の付いた雷球の姿をしており、古代の言葉を使うため、何を言っているのかわからない。
- レアバード完成のため、クレス達と契約することになる。攻撃時は接触している敵以外の画面内にいる敵にもヒットする。
- 契約の指輪はサードニックス。
- アスカ
- 本来は精神世界に住む光を司る精霊。四枚翼の鳥の姿をしている。
- 古代都市トールに捕獲され冷凍保存されていたが、クレスたちにより解放され、契約した。
- ストーリー後半では闇属性に強く光属性に弱い敵が多いため、重宝する精霊。
- 契約の指輪はトパーズ。
- シャドウ
- 闇の洞窟に住む闇を司る精霊。
- その名の通り、顔のような光が浮かぶ影のような姿をしている。話すときは接続詞を使わず、単語を並べていく(「我、闇、住人」など)ため、話している内容を理解するには接続詞を推測しなければならない。
- 仲間たちが洗脳されてしまい、目的を果たす(ダオスを倒すこと)と契約を解除することを条件に、クレス達に協力する。
- 攻撃時のエフェクトは複数ヒットに見えるが、ヒット数は1。
- 契約の指輪はアメジスト。
- オリジン
- 声 - 伊藤健太郎 (PS)[11] / 山本圭一郎 (PSP) / 関根直也 (OVA)
- 「根源」を意味する名を持つ、トレントの森奥深くにある石板に宿りし、精霊達の王。
- 四本の腕を持った人間の姿をしており、契約する前からも契約の指輪を修復するため石板を訪れたクレス達の前に姿を現す。
- 未来の世界でエターナルソードを作る際にクレス達と戦い、勝つとその力を認めて契約してくれる。エターナルソード生成の媒介となるダイヤモンドの指輪はオリジンと契約するための指輪でもある。
- 攻撃時は2人に分身し、画面の両脇から雷撃「カラップス」を放つ。
- グレムリンレアー
- モーリア坑道深部にある瘴気溢れる場所に現れた魔界の住人。
- 精霊ではないがクラースの口車に乗り、あっさり契約する。PS版では召喚されるのは3体で攻撃回数はランダム(8 - 11)。
- 契約の指輪はサファイア。
- カメレオン
- 魔界の住人。見かけによらず真剣なことをいう。魔界の住人は、瘴気に満ちた空間で生きているらしい。モーリア坑道深部にいる。
- 攻撃方法は長い舌を使い敵1体を丸呑みする(=即死させる)というもの。
- 契約の指輪はエメラルド(SFC、GBAのみ)。
- プルート
- PS版以降に登場。モーリア坑道深部にある瘴気溢れる場所に現れた冥界の王。マントを羽織った蛇のような姿をしている。
- クレス達に勝負を挑み、クレス達が勝つと契約してくれる。
- 闇の炎を放って攻撃する。1発の攻撃力は低いがコンボ稼ぎには重宝する。
- 契約の指輪はGBA版以外ではエメラルド。
- GBA版では、ドワーフの宝物庫からワープした先で登場する。また、必要な契約の指輪は、エメラルドからラピスラズリに変更された。
その他
- オズ
- 声 - 井上和彦 (PS)[11]
- 古代都市トールを管理する大型コンピュータ。都市が滅びた後も、地下の奥深くで稼動しており、クレス達の指示で彼らを未来へと送った。
- アルテミス
- 声 - かないみか (PS)[11]
- 12星座の塔でルナと共に住む妖精。悪戯好きな性格で、クレス達を意味も無く引っ掻き回す。同類に出会うことなく生きてきたため、寂しがりなところも。
- ヴァルキリー
- 声 - かないみか (PS)[11]
- オーディーンの使者。クレスがアルヴァニスタで手に入れたグーングニルを返却するよう要求してくる。
- ペガサス
- ヴァルキリーが乗る天馬。グーングニルの返還の代わりに空から来る魔物達の迎撃の手助けを頼まれる。
- フラムベルク
- 声 - かないみか (PS)[11] / 中村千絵 (PSP)
- 滅びた古代国家オーディーン跡地にある炎の塔に住む。三種の武具の一つフランベルジュの守護者。女性の姿をしている。
- フェンビースト
- 声 - 草尾毅 (PS)[11]
- 滅びた古代国家フェンリル跡地にあるフリーズキールの教会に中にある氷の洞窟に住む。三種の武具の一つヴォーパルソードの守護者。狼のような姿をしているが、人語を話す。
- オーディーン
- かつて存在した超古代国家オーディーンの神。その遺跡である炎の塔の一室にて自分を超えし者が現れるのを待っている。見事倒すと真の力が解放されたグーングニルを授けてくれる。
- PS版で試練に挑むと、ゴッドブレスなどの上級魔術を使ってくる。
- ワイヴァーン
- モーリア坑道下層のドワーフの遺跡を守る飛龍。SFC版ではユークリッド闘技場の八連覇の際に戦えるモンスターであったが、PS版以降はガルフビーストに差し替えられた。
- ユニコーン
- 白樺の森に住む一本角の聖獣で、清らかな乙女の前にしか姿を現さない。イーヴルロードに襲われて瀕死に陥るが、それまでの間に説得を試みていたミントの意思を汲み、自分の力を最大限に込めたユニコーンホーンを彼女に託す。
ゲストキャラクター
- リリス・エルロン
- 声 - 川田妙子 (PS)[11] / 沢口千恵 (PSP)
- 『テイルズ オブ デスティニー』の主人公スタン・エルロンの妹。PS版・PSP版において、未来のユークリッド闘技場で連覇を続けているとどこからともなく現れ、最後の対戦相手だったガルフビーストを秒殺する。そのため、クレスが勝負を挑むことに。特技はサンダーソードなど。
- 勝利するとS・D(ソーディアン・ディムロス)をくれる。このS・Dを装備しLv100以上の状態からレベルアップすると、クレスが奥義「殺劇舞荒剣」を習得する(他の技とは異なりコマンド入力技)。
- 吉田由香里(SFC・GBA)
- 未来にて全ての街に足を踏み入れるとアルヴァニスタ城内に登場し、話しかけると「うたいたいの〜!」と、オープニング曲をワンコーラス歌う。
- よーみ(PS・PSP)
- ある程度ストーリーを進めてから、未来アルヴァニスタの薬屋で2000ガルド以上買い物(厳密には2000ガルド以上消費)するか、マッハ少年とのレースに勝つともらえるチケットを冒険者ギルドで使うと発生するサブイベントで登場する。
- こちらもオープニング曲をワンコーラス歌うが、ライブとなっているため、ステージの最前列は親衛隊が固めている。また、すずを仲間にした後ではチケットを持っていてもイベントは発生しない。
- 開発者
- SFC版にのみ登場。未来フィールドのとある場所に入ると建物があり、そこにいる。
主題歌
- オープニングテーマ「夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜」
- 歌 - 吉田由香里(SFC版、GBA版) / よーみ(PS版、PSP版)
- エンディングテーマ「星を空に…」
- 歌 - 吉田由香里(PS版)
移植・リメイク
現在までにPS(2nd Edition)、GBA、PSP、携帯電話用アプリ、iPhone/iPad向け用アプリに移植、リメイクされている。また、2000年9月28日には PSベスト (The Best) 、2007年8月9日には PSPベスト (the Best) として廉価版が発売された。『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』は『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』に収録(『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』のPSP移植版と同時収録)。
なお、PSP版を除いて移植の際はすべてBGMに編曲が加えられている。
プレイステーション版
1998年12月23日にSFC版をリメイク。
- 戦闘システムの変更
- プログレッシブ・リニアモーションバトルシステム(P-LMBS)を採用。
- 詳細はテイルズ オブ シリーズ#各種システム参照。
- 料理システム
- フードサックから変更された。複数の食材を組み合わせ、HP・TPを回復する。毒や麻痺、石化を解除する効果を持つものも。なお、ほとんどの場合、料理の熟練度に応じて回復量が加算される。
- フェイスチャット
- フィールド画面でセレクトボタンを押すと、キャラクター同士が会話をする。PS版『デスティニー』の「アクティブパーティウィンドウ」を改良したものである。会話内容はストーリーの伏線やヒントが含まれている場合もあれば、まったく関係の無いキャラクター同士の雑談もある。
- ゲーム本編中では出し切れなかったキャラクターの性格や個性が活かすことができ、本作以後のシリーズ作品では恒例となる(GBA版は例外)。
- モンスター図鑑とコレクター図鑑
- モンスター図鑑は遭遇したモンスターのデータを登録していく図鑑であるが、遭遇しただけではモンスターの名前のみが登録されるだけで、その他の項目を埋める為には「スペクタクルズ」を使う必要がある。PS版ではモンスターを倒して入手できるアイテムや盗めるアイテムも実際に入手しないと登録されない(のちのシリーズ作品では「スペクタクルズ」を使用するとアイテム情報も追加されるように改良された)。
- コレクター図鑑は入手したアイテムのデータを登録していく図鑑。
- 両図鑑とも全項目を埋める(コンプリートする)ことで称号が入手できる仕様は後のシリーズにも受け継がれている。
- ダンジョンの追加
- エクストラダンジョンとしてトレントの森の最深部、闇の洞窟が追加されている(洞窟自体はSFC版にもあったが、入ってすぐにシャドウがいた)。
ゲームボーイアドバンス版
2003年8月1日発売。SFC版をベースに新要素を加えた移植[14]。すずの加入や料理システムなど、いくつかの要素はPS版と同じものとなっており、モンスター図鑑やコレクター図鑑も導入。戦闘システムはSFC版とPS版を任意で切り替えることができ、戦闘中の技名・術名表示はなくなっている。
PSP版に引き継がれなかった要素として、モーリア坑道最下層の追加マップ、後日談を描いたマルチエンディングのミニシナリオ「LET'S GO ARCHE」がある。
PlayStation Portable版
フルボイスエディション版
2006年9月7日にPS版を移植、GBA版の追加要素も一部加えられている。『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』というタイトルが付けられ、メインシナリオがフルボイスになっている。
- ワイド画面に対応し2Dマップ及び戦闘中は表示される範囲が左右に広くなっている。ただし3Dフィールドは上下両端をカットしPS版より狭くなった。
- グレードシステム、グレードショップを追加。
- 戦闘時のキャラクターが3頭身になった。また、PS版とは一部の敵の攻略方法が異なる。
- PS版では「チャネリング」を手に入れたシーンが「アップルグミ」に差し替えられた。
- チェスターの武器「エルヴンボウ」獲得イベントがGBA版のものをベースにしたものに差し替えられた。そのため、アーシアも登場する。
- 一部キャラクターに称号を取得するイベントが追加された。
- エンディングが歌ではなくBGM(SFC版とは異なる)になっている。
初回特典DVDとして「ドラマチックDVD -アップルグミ篇-」が付属した。詳細はビバ☆テイルズオブを参照。
クロスエディション版
2010年には更に細かい点をブラッシュアップしたバージョン『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』が『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』に収録(『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』のPSPリメイク版と同時収録)。
主な変更点としては以下のようなものがある。
- パーティキャラクターとして、『なりきりダンジョンX』に登場するロンドリーネが参戦。それに伴い、シナリオに変更が加えられた。
- 戦闘システムを大幅に改良。
- 操作モード「マニュアル」が最初から選べる。これにより、装備するとマニュアル操作ができる「テクニカルリング」が「ステップリング」に変更。
- 戦闘中の移動がダッシュ移動のみになり、「ダッシュリング」の入っていた宝箱は「ライフボトル」に差し替えられた。
- 戦闘時のキャラグラフィック修正。
- 『エターニア』以降のシリーズ同様に中級以上の術技の同時発動が可能。
- バックステップ等の三種類のステップの追加。それに伴い、新たな装飾品が追加。
- 秘奥義を含む新技の追加。
- 上記に伴うイベントの追加。
携帯電話用アプリ
2010年3月17日より配信。GBA版をベースとした移植作品[15]。
iPhone/iPad版
2013年9月24日より、iPhone/iPad向け用のアプリとして移植配信されたが、諸般の事情により2014年5月29日をもって配信を終了する。
開発
まず、日本テレネットからナムコに『テイルファンタジア』の題名で企画が持ち込まれた[16]。開発段階では、パーティ編成も異なるなど現行の『テイルズ オブ ファンタジア』とは相違があった。その後、当初の16Mbitという予定を大幅に越える容量追加[17]、容量問題によるパーティキャラクターやシナリオの削減[13]、タイトルの変更などが行われた。
サウンドシステムとして、「フレキシブルボイスドライバー (FVD)」というものが採用されている。これにより声の長時間再生や明瞭化、主題歌の完全収録が実現している[18]。
当初の製作メンバーの一部は後にトライエースとして独立、「スターオーシャンシリーズ」などを制作していく。SFC版(選択式でGBA版にも)におけるL(ロング)レンジ、S(ショート)レンジによる技発動や大型魔法時の停止など、スターオーシャンシリーズとの共通点はその名残である。また、ゲーム内のドット絵とイラストが異なっているのも同様。(リメイク版以降はドット絵もイラストに準ずるようになった)
タイトルロゴ
SFC版にはタイトルロゴに竪琴を演奏する女神の背景が描かれているがPS版にはない。また、OFの文字サイズも前者は他の文字より小さいが後者は同じである。以降のリメイク作品でもベース作品に準しており、GBA版はSFC版、PSP版はPS版と同様。ちなみにOVAはSFC版のものが使われている。
スタッフ
- SFC版
評価
評価 | ||||||
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同時期に『ドラゴンクエストVI 幻の大地』が発売されたことから本作の売上は良くなかったが[20]、口コミで次第に評判が高まり[21]、一部ではプレミアム価格で取引された[21]。攻略本の売り上げは25万冊とゲームの売り上げを越え、2作目(『テイルズ オブ デスティニー』)制作のきっかけの1つとなった[22]。
iOS版は配信から5日で15万ダウンロードを達成した[23]。
関連作品
小説
- 著:矢島さら、イラスト:藤島康介(『はるかなる時空』上の表紙・口絵、および上下のキャラクター紹介) / 松竹徳幸(『はるかなる時空』下 - 『琥珀の回廊』) / 古賀誠(『瑠璃の夢』)、刊行:ファミ通文庫
- テイルズ オブ ファンタジア はるかなる時空(とき) 上・下
- 本編のノベライズ。展開はおおよそSFC版に準拠している。
- 上 ISBN 4-7577-0088-1
- 下 ISBN 4-7577-0116-0
- テイルズ オブ ファンタジア 真紅の瞳
- アセリア暦4201年。ハーメルの町を舞台としたアーチェとリアの出会い、ハーメルで出会った人々との交流を描く。楽しい日々を過ごすアーチェだったが、ある日、リアの両親の命がダオスの手先に狙われていることを知る。
- アーチェの昔の彼氏シノンが登場。なお、リアは「両親共にハーフエルフ」という少女として登場する。
- ISBN 4-7577-0089-X
- テイルズ オブ ファンタジア 紺碧の絆
- アセリア暦4292年。幼き日のクレスは両親を亡くした兄妹チェスター、アミィと出会った。初めは衝突していたクレスとチェスターだったが次第に友情が芽生える。
- ISBN 4-7577-0090-3
- テイルズ オブ ファンタジア 琥珀の回廊
- 戦いを終えて元の時代へと戻ってきたクラースは、ミラルドと平和な日々を過ごす。だが大学時代の友人の来訪により事件が起こる。未だに封印されていなかった「時間の剣」が旅へと導くことに。
- ISBN 4-7577-0118-7
- テイルズ オブ ファンタジア 瑠璃の夢
- トーティスの復興を目指すクレス、ミント、チェスター。だが故郷をもたないミントはわずかな疎外感を覚える。そんな中、ミッドガルズからやってきた大工の一団がトーティスの復興を買って出た。そして、ミントは夢を通じて母親の想いを知ることになる。
- ISBN 4-7577-0011-3
- 著:祭紀りゅーじ、イラスト:澁澤工房、刊行:電撃文庫
- テイルズ オブ ファンタジア 語られざる歴史
- 旅の奇術団に身をおくウィノナは、ヴァルハラ平原において謎の青年・ダオスと出会う。そのダオスをめぐって人々は争い、憎しみを生んでゆく。そして歴史に残る大戦乱のきっかけが作られる。
- ヴァルハラ戦役の模様が描かれる。ゲームのオープニングで登場する4人組のことが描かれており、戦争の原因・黒幕について語られているが、4人のうちゲーム本編に直接絡むエドワードを除いた3人の名前は、作者が映画俳優から取ったもの[24]。
- 1999年5月25日初版発行 ISBN 4-8402-1140-X
- 著:金月龍之介、イラスト:松竹徳幸、刊行:ムービック
- テイルズ オブ ファンタジア 魔剣忍法帖
- ダオスが倒され、世界が復興へと向かうアセリア暦4355年。藤林すずは、クラースが封印したはずの「時間の剣」捜索の任を依頼される。
- アーチェとチェスターの息子で魔術と法術の両方をある程度使えるファルケン、マルスの孫に当たる首切り役人アーレスが登場。
- ドラマCD『テイルズ オブ ファンタジア CHAPTER.1』および『テイルズ オブ ファンタジア CHAPTER.2』に収録のミニドラマ「ふじばやしすずのにんじゃにっき」を膨らませて小説化したもので、ドラマCDとリンクしたエピソードもある[25]。
- 2000年6月10日初版発行 ISBN 4-89601-464-2
ドラマCD
- テイルズ オブ ファンタジア CHAPTER.1
- テイルズ オブ ファンタジア CHAPTER.2
- テイルズ オブ ファンタジア CHAPTER.3
- テイルズ オブ ファンタジア 〜ANTHOLOGY.1〜 4192年の紙飛行機 / ミントのドキドキ大作戦!
- テイルズ オブ ファンタジア 〜ANTHOLOGY.2〜 レイニーデイ・ブルー
- キャラトークCD テイルズ オブ ファンタジア 〜パニック・ワールド〜(仮)
OVA
『テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION』のタイトルで、第1巻:2004年11月25日、第2巻:2005年2月25日、第3巻:2005年5月25日、第4巻:2006年2月24日にそれぞれ発売。DVDでコレクターズ・エディション、ユグドラシル・エディション、通常版の3形態が発売。VHSでも通常版が発売された。
声優はほぼ原作と同じ。長大なRPGゲームのシナリオをわずか30分の4話にまとめる方法として、原作のテーマ部分(異種族の対立と融和)に焦点を当てて物語が再構成されている。原作にある各種イベントの再現性は低く、登場人物の設定はかなり異なる。全4巻で累計5万本超の売り上げ実績を残したテンプレート:要出典。理由は不明だが延期が多く、初期発表時の発売日とはかなりずれて発売された。
2007年8月24日にDVD「テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION」ファンディスク(初回限定版・通常版)が発売された。
2008年9月26日にBlu-ray Disc BOX、スペシャルプライスDVD-BOXが1年間限定生産商品として発売。
スタッフ(OVA)
- 原作 - 株式会社ナムコ
- 監督 - 冨永タクオ (#1 - 3) 、茂木信二郎 (#4)
- キャラクター原案 - 藤島康介
- キャラクターデザイン - 松竹徳幸
- レイアウト総作画監督 - 松竹徳幸 (#1) 、茂木信二郎 (#3)
- 脚本 - 金月龍之介
- キーアニメーター - 茂木信二郎 (#1・#2)
- 美術監督 - 小濱俊裕 (#1・#4) 、吉原俊一郎 (#2) 、岡部順 (#3)
- 色彩設計 - 原田幸子
- 撮影監督 - 佐藤正人
- 編集 - 田熊純
- 音楽 - 埜邑紀見男
- 音響監督 - 平光琢也
- プロデューサー - 中村誠
- アニメーション制作 - アクタス
- 製作 - フロンティアワークス、ジェネオンエンタテインメント、GENEON ENTERTAINMENT [USA] INC.
主題歌(OVA)
- オープニングテーマ「夢の果て」
- 作詞 - tomo / 作曲 - 渡辺美佳、野口郁子 / 編曲 - 西脇辰弥 / 歌 - 鈴木真仁
- エンディングテーマ「Priere」
- 作詞 - tomo / 作曲 - 渡辺美佳、野口郁子 / 編曲 - 河越重義 / 歌 - 鈴木真仁
各話リスト
巻数 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | 冨永タクオ | 茂木信二郎、山下将仁 | |
2 | 竹内一義 | 江上潔 | 茂木信二郎 |
3 | 冨永タクオ | 林直孝 | 島澤範子、江原康之、津田崇 |
4 | 茂木信二郎 |
関連商品(OVA)
- 書籍
- テイルズ オブ ファンタジア ジ アニメーション アートグラフィ ISBN 4-7580-1055-2
- サウンドトラック
- 「TALES OF PHANTASIA THE ANIMATION」ORIGINAL SOUNDTRACK
- ドラマCD
- テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第1巻 クレス・アルベイン編
- テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第2巻 ミント・アドネード編
- テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第3巻 クラース・F・レスター編
- テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第4巻 アーチェ・クライン編
- テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第5巻 チェスター・バークライト編
- テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION 第6巻 藤林すず編
漫画
角川書店が刊行していた『テイルズ オブ マガジン』にて2008年8月7日に発売された創刊号から最終号まで連載された。SFC版発売から12年9か月の歳月を経ての漫画連載となった。作者は『テイルズ オブ デスティニー2』の漫画版も担当したMAKOTO2号。作品そのものが原作の過去編で終わるため未来編の登場人物の出番はカットされている。
- テイルズ オブ ファンタジア
- 作画:MAKOTO2号 テイルズ オブ マガジン
関連商品
書籍
- スーパーファミコン ナムコ公式ガイドブック テイルズ オブ ファンタジア ISBN 4-19-826013-3
- テイルズ オブ ファンタジア オフィシャルガイドブック ISBN 4-7577-0080-6
- ナムコ公式ガイドブック テイルズ オブ ファンタジア 上巻 メインストーリー編(書店売り無し)
- ナムコ公式ガイドブック テイルズ オブ ファンタジア 下巻 サブクエスト&データ編(書店売り無し)
- GBA版 テイルズ オブ ファンタジア オフィシャルガイドブック ISBN 4-7577-1596-X
- テイルズ オブ ファンタジア-フルボイスエディション-オフィシャルガイドブック ISBN 4-7577-3020-9
- テイルズ オブ ファンタジア イラストレーションズ ISBN 4-7580-1011-0
- テイルズ オブ ファンタジア ドラマCDシナリオワークス ISBN 4-89601-447-2
- 本編ドラマCD「Chapter1」から「Chapter3」のシナリオ、演出メモ、未収録分脚本などを収録。
サウンドトラック
- 「テイルズ オブ ファンタジア」オリジナル・サウンドトラック完全版
他のゲーム作品との関連
- テイルズ オブ デスティニー / 1997年12月23日発売
- マザーシップタイトル第2作。サブイベントにクレスとアーチェが登場し、SFC版の本作に関するクイズを出す。全問正解すると主人公スタンが技「紅蓮剣」を習得する。
- テイルズ オブ エターニア / 2000年11月30日発売
- マザーシップタイトル第3作。クレスとアーチェが闘技場の対戦相手(アーチェは戦闘ランクがハード以上)として、ミントが2周目以降の「レイズデッド」詠唱時の背景に、クラースがサブイベント「テイルズクイズ中級編」の出題者として登場する。また、条件を満たすと術「シューティングスター」使用時にアーチェが現れ彼女を操作することができる。
- テイルズ オブ ファンダム Vol.1 / 2002年1月31日発売
- シリーズキャラクター共演作品。パーティキャラクター6人などが登場。
- テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 / 2002年10月25日発売
- シリーズキャラクター共演作品。パーティキャラクター6人がプレイヤーキャラクターとして、ダオスが敵キャラクターとして登場。この7人およびアミィとミラルドのなりきり服が登場。
- テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3 / 2005年1月6日発売
- シリーズキャラクター共演作品。パーティキャラクター6人がプレイヤーキャラクターとして、ダオスが敵キャラクターとして登場。この7人およびアミィのなりきり服が登場。
- テイルズ オブ ブレイカー / 2005年1月31日配信
- 携帯電話用作品。闘技場にクレスとアーチェが登場。
- テイルズ オブ ジ アビス / 2005年12月15日発売
- マザーシップタイトル第8作。ミントが闘技場の団体戦・エキシビジョンマッチにて『テイルズ オブ エターニア』のリッド、『テイルズ オブ デスティニー』のフィリア、『テイルズ オブ デスティニー2』のナナリーとパーティを組んで登場し、他のメンバーを法術で援護する。
- テイルズ オブ ヴァールハイト / 2006年6月15日配信
- 携帯電話用作品。闘技場にクレスとアーチェが登場。
- テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー / 2006年12月21日発売
- シリーズキャラクター共演作品。チェスターとアーチェがプレイヤーキャラクターとして登場。
- テイルズ オブ ファンダム Vol.2 / 2007年6月28日発売
- シリーズキャラクター共演作品。パーティキャラクター6人が登場。
- テイルズ オブ ヴェスペリア / 2008年8月7日(Xbox 360版)、2009年9月17日発売(PS3版)
- マザーシップタイトル第10作。ミントの帽子がアイテムとして登場する。闘技場ではダオスが「時を駆ける男」として登場、PS3版ではリタの秘奥義「インディグネイション」の発動条件にも関わっており、初回の発動時にオープニングのシーンを再現することができる。同作から、OVAや本作PSP版と同様に森川智之がダオスの声を担当することになった。また、PS3版ではクレスの衣装がフレンのコスチュームとして登場し、装着時にスキットでフレンがクレスの真似をするが、何故か一人称が「俺」になっている(クレス・フレンともに一人称は「僕」)。
- テイルズ オブ ハーツ / 2008年12月18日発売
- マザーシップタイトル第11作。貴重品「サドル付きのホウキ」を入手すると戦闘中にアーチェを援護キャラクターとして呼び出せる。呼び出すと「GROOVYアーチェ」を使用する。
- テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2 / 2009年1月29日発売
- シリーズキャラクター共演作品。クレス・ミント・チェスター・アーチェ・すずがプレイヤーキャラクターとして、ダオスが敵キャラクターとして登場。
- テイルズ オブ バーサス / 2009年8月6日発売
- シリーズキャラクター共演作品。クレス・ミント・チェスター・アーチェ・ダオスがプレイヤーキャラクターとして登場。本作より全員が秘奥義を使用可能となる。ミニゲーム「テイルズ オブ ウォールブレイカー」ではクレス・すず・ダオスがプレイヤーキャラクターとして登場。
- ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊 / 2010年3月4日発売
- 『ケロロ軍曹』のメディアミックス作品。同作のドロロ兵長とクレスをどちらも草尾毅が演じていることから、予約限定クリアファイルにクレスが登場している。ゲームではある条件を満たすとドロロがクレスの技を覚える。また、武器に「にんとうちざくら」が登場する。
- ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜(PSP版) / 2011年1月20日発売
- バンダイナムコゲームスのRPG。登場キャラクターがクレス・ミント・すずの技を習得可能。
- テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3 / 2011年2月10日発売
- シリーズキャラクター共演作品。クレス・ミント・チェスター・アーチェ・すずがプレイヤーキャラクターとして、ダオスが敵キャラクターとして登場。
- テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ / 2012年2月23日発売
- シリーズキャラクター共演作品。クレスとチェスターがプレイヤーキャラクターとして登場。
- テイルズ オブ ザ ワールド タクティクス ユニオン / 2012年7月2日配信
- シリーズキャラクター共演作品。クレスがプレイヤーキャラクターとして登場。
脚注
注釈
出典
外部リンク
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- ↑ 『テイルズ オブ 大全 1995-2011』40頁。
- ↑ 『GAME SIDE Vol.13』34頁。
- ↑ 『テイルズ オブ クロニクル』12頁。
- ↑ 『GAME SIDE Vol.13』35頁。
- ↑ 『GAME SIDE Vol.13』58頁。
- ↑ 『テイルズ オブ シンフォニア イラストレーションズ』60頁。
- ↑ 『テイルズ オブ クロニクル』16頁。
- ↑ 9.0 9.1 9.2 『ビバ☆テイルズ オブ マガジン 2013年11月号』「『テイルズ オブ』キャラクター大攻略!」40-45頁。
- ↑ 10.0 10.1 『テイルズ オブ クロニクル』18頁。
- ↑ 11.00 11.01 11.02 11.03 11.04 11.05 11.06 11.07 11.08 11.09 11.10 11.11 11.12 11.13 11.14 2周目突入時のサウンドテストより。
- ↑ 12.0 12.1 12.2 『テイルズ オブ クロニクル』17頁。
- ↑ 13.0 13.1 『テイルズ オブ クロニクル』253頁。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 『テイルズ オブ 大全 1995-2011』485頁。
- ↑ 『テイルズ オブ クロニクル』190頁。
- ↑ 「夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜(吉田由香里)」ブックレット。
- ↑ 『テイルズ オブ クロニクル』254頁。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 21.0 21.1 『Tales of 大辞典』3ページより
- ↑ 引用エラー: 無効な
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」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite book
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