群馬県道4号前橋赤城線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年6月11日 (水) 22:54時点におけるKara-pen (トーク)による版 (歴史: リンク修正)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Ja Pref Route Sign 群馬県道4号前橋赤城線(ぐんまけんどう4ごうまえばしあかぎせん)は、群馬県前橋市本町五差路から同市富士見町赤城山を結ぶ県道主要地方道)である。

概要

  • 起点:前橋市本町2(本町2丁目交差点)
  • 終点:前橋市富士見町赤城山

通称は「赤城県道」。また、前橋市富士見町小暮 - 同市富士見町赤城山までの間を赤城南面道路ともいう。車線数は起点部を除いてほぼ全線2車線である。

前橋市上細井町以南は前橋都市圏の南北幹線として終日混雑が激しく、また以北の南面道路に連なる区間も赤城山観光の表ルートとして機能しており、観光シーズンの混雑が著しい。赤城山上に(名目上でなく)実際に到達できる登山車道は県道ばかり3本があるが、通年通行可能なのは前橋赤城線のみである。

富士見地区内の区間は沿道に観光スポットが多い。前橋市富士見町小暮では赤城山頂の赤城神社「一之鳥居」として1965年昭和40年)に建てられた高さ21.3mの「赤城大鳥居」を県道がそのままくぐり抜ける。

歴史

  • 1920年4月1日 「黒保根前橋線」として群馬県道指定。
    • 指定経路自体は、勢多郡黒保根村水沼(現・桐生市黒保根町)から赤城山上に登り、勢多郡富士見村(現・前橋市富士見町)側へ下って前橋市街地に至るものであったが、黒保根側中途から赤城山上までの区間は未開通であった(2012年時点でもこちら側から山頂に至る車道はない)。
  • 1954年8月10日 指定区間と名称を見直し、現名称となる。
    • 当時、この道路の山岳区間は長い急勾配が続く未舗装の悪路であり、その過酷な条件から、1957年には著名な軽自動車スバル・360」の試作車を、オーバーヒート対策の登坂耐久試験にかけるテストコースとして利用されたという逸話がある。
  • 1965年11月30日 山岳区間が全面改良工事により、群馬県営の赤城南面有料道路としてルート改善・舗装化。

通過する自治体

  • 群馬県
    • 前橋市

交差する主な道路

関連項目

参考資料

  • 群馬県史 第4巻(1927年)群馬県教育会
  • 富士見村誌(1954年 復刻版2003年)富士見村誌編纂委員会