平岩駅
平岩駅(ひらいわえき)は、新潟県糸魚川市大字大所字平岩にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)大糸線の駅である。
蓮華温泉行きバスの乗換駅であり、白馬岳登山の入り口でもある。
姫川を挟んだ対岸にある姫川温泉入り口。
駅構造
地上駅。ホームは単式1面1線であるが、場内・出発信号機があり閉塞境界として機能しており、糸魚川駅からの折り返し列車も設定されている。また、ホームには列車接近警告機も設置されている。以前は島式1面2線であったが、駅舎寄りの線路が撤去された。
糸魚川地域鉄道部管理。かつては社員配置駅だったが2002年(平成14年)3月23日以降無人駅となっており、自動券売機も設置されていない。ただし、夏の登山シーズンのみ臨時で職員が派遣され、車内補充券発券機で乗車券を発売している。駅舎はホームより低い所にあり、階段を登って構内踏切を渡ることでホームへ入る形である。
駅の所在地は新潟県糸魚川市であるが、駅舎には長野県小谷村の有線放送電話機が設置されている。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。[1]
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2004 | 17 |
2005 | 14 |
2006 | 12 |
2007 | 10 |
2008 | 8 |
2009 | 9 |
2010 | 7 |
2011 | 6 |
2012 | 7 |
駅周辺
集落が形成されているものの、駅前には簡易郵便局と雑貨店がある程度である。駅周辺にはホテルもあるが、車窓からは廃屋も目立つ。
姫川温泉は、新潟県道375号(旧国道148号)を白馬大仏方面へ徒歩10分程の新潟県糸魚川市側と、釣り橋で姫川を対岸へ渡って徒歩10分の長野県側の両側に広がっている。どちらの旅館も湯量豊富な温泉宿である。
駅前の新潟県道375号は、白馬方面の葛葉峠付近が1995年(平成7年)の集中豪雨によって崩落したまま事実上放置された状態であり、復旧の見込みはたっていない。
駅前からは、糸魚川市、白馬村、小谷村など各周辺の観光スポットへ交通の便がある。特に夏場は、白馬岳へ抜ける登山口としても賑わう駅でもある。
北小谷は長野県小谷村、当駅は新潟県糸魚川市にあり、当駅から南(北小谷寄り)へ1キロ強のところで県境を越えるが、当駅から約500メートル北側(小滝寄り)で再び県境を越えて長野県に入り、鎌倉山トンネル(長さ2キロ弱)を抜けて新潟県に入る。
周辺の温泉
路線バス
歴史
- 1957年(昭和32年)8月15日 - 国有鉄道大糸線 中土駅 - 小滝駅間延伸と同時に開業。旅客・貨物の取扱。
- 1981年(昭和56年)11月20日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1995年(平成7年)7月12日 - 7.11水害により、駅構内および姫川に掛かる橋梁が流出。列車の運行が休止状態になる。
- 1996年(平成8年)1月16日 - 平行する国道148号の復旧に伴い、不通区間のバス代行輸送を開始。
- 1997年(平成9年)11月29日 - 全線復旧し運行を再開。
- 2002年(平成14年)3月23日 - 無人駅化。
- その後、駅舎寄りの線路が撤去され、ホームが1面1線の構造となる(時期未詳)。
脚注
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color大糸線