中ノ沢温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年7月29日 (火) 16:48時点におけるShinji atsumi (トーク)による版
テンプレート:日本の温泉地 中ノ沢温泉(なかのさわおんせん)は、福島県耶麻郡猪苗代町(旧国陸奥国、明治以降は岩代国)にある温泉。
アクセス
- 鉄道:磐越西線・猪苗代駅よりバス約30分(磐梯東都バス)
- 車:磐越自動車道・磐梯熱海ICより県道24号線猪苗代方面へ約20分
- 車:磐越自動車道・猪苗代磐梯高原ICより国道115号線を福島方面へ約25分
泉質
- 酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
- 湧出量が毎分13,400リットル(単一の湧出口からの湧出量としては日本一)
- 酸性度はPH2.1。
- 飲泉すると胃腸病に効果があるが、まるで歯が解けそうな酸の味がする。
- 源泉は安達太良山の噴火口(沼ノ平)の近くにあり、そこから直線距離で約7㎞引湯している。源泉地付近には沼尻温泉が存在する。
効能
※ 効能は万人に対して効果を保障するものではない。
温泉街
- 安達太良山西麓、磐梯山との間にある静かな温泉街。東は安達太良山、西は磐梯山、北は吾妻山系の山々に取り囲まれた山の宿である。
- 火山性の強酸性の湯で、金属やプラスチックは長持ちしないので、風呂場は木や石が主体。また、露天風呂を売りにした旅館・ホテルが多い。
- 共同浴場・日帰り入浴施設は無い。日帰り利用は旅館・ホテルの外来入浴を利用する。
歴史
- 文禄年間(西暦1600年頃)に平近平氏によって安達太良山麓より発見されて以来、農閑期の湯治湯として利用。明治18年には遠藤勝吉氏を中心とした地元民により、源泉から中ノ沢まで約7㎞引湯された。当時より酸性の強い高温の薬湯として珍重された温泉は、明治19年の旅館開業(当時3軒)以来、多くの方々に親しまれ利用されてきた。