南方駅 (大阪府)
南方駅(みなみかたえき)は、大阪府大阪市淀川区西中島一丁目にある、阪急電鉄京都本線の駅。駅番号はHK-61。
すぐそばに大阪市営地下鉄御堂筋線の西中島南方駅があるが、地下鉄は「にしなかじま みなみがた」、阪急は「みなみかた」と、濁音・清音の違いがある。
目次
当駅からの接続鉄道路線
※注 堺筋線と阪急千里線(相互直通運転)の連絡乗車券は天神橋筋六丁目駅経由指定であり、当駅での乗り継ぎはできない。
新御堂筋沿いに約700m北に進むと新大阪駅があり、徒歩では15分ほどである。
駅構造
相対式ホーム2面2線のホームを有する地上駅。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は上下線別で、各ホームに対して西端と中央付近の2か所に設けられている。改札内で両ホームを連絡する通路はない。
売店(Lagare SHOP)は両ホームに設置されている。開業当初から長らくトイレは1号線ホームにしかなかったため、2号線ホームの乗客がトイレを利用する際は駅員の許可を得て、一旦改札を出て1号線ホームへ行く必要があり不便であったが、2009年(平成21年)10月以降2号線ホームにもトイレが設置された。
両ホームとも、中央付近の改札は平日のラッシュ時間帯に使用される臨時改札(出口専用)であったが、バリアフリー対応のため、2008年(平成20年)にエレベーターが設置された常設の改札口に改良された。
比較的狭い駅だが、新大阪駅近辺の開発が進み、オフィス街が構成された1970年代以降、駅の重要度は年々高まっている。2007年(平成19年)のダイヤ改正で準急が停車することとなったが、これは、一日を通して運転される基幹的な優等列車としては初めての停車である。
のりば
1 | テンプレート:Color京都本線(上り) | 京都(河原町)・烏丸・北千里・嵐山方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color京都本線(下り) | 大阪(梅田)・十三・神戸・宝塚方面 |
※長らくのりば番号が設定されていなかったが、2007年(平成19年)3月17日のダイヤ改正に伴い割り当てられた。
踏切
新御堂筋の側道との交差場所に踏切がある。いわゆる開かずの踏切である。線路の真上に地下鉄御堂筋線と新御堂筋本線の高架橋があり、さらに駅から東400m先には東海道本線(JR京都線)の高架もあるため高架化は困難である[1]。
利用状況
2011年(平成23年)の1日平均乗降人員(平日)は41,043人である[2]。阪急電鉄全体では、第18位。
近年の一日あたりの利用状況推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1995年 | 45,616 | 21,260 | [3] |
1996年 | 47,150 | 21,680 | [4] |
1997年 | - | - | [5] |
1998年 | 45,694 | 21,153 | [6] |
1999年 | - | - | |
2000年 | 42,744 | 20,474 | [7] |
2001年 | 42,618 | 20,088 | [8] |
2002年 | 41,121 | 19,473 | [9] |
2003年 | 39,899 | 18,779 | [10] |
2004年 | 37,794 | 17,875 | [11] |
2005年 | 37,799 | 17,813 | [12] |
2006年 | 38,118 | 17,792 | [13] |
2007年 | 40,520 | 19,059 | [14] |
2008年 | 41,095 | 19,161 | [15] |
2009年 | 39,608 | 18,774 | [16] |
2010年 | 40,238 | 19,187 | [17] |
2011年 | 41,043 | 19,633 | [18] |
駅周辺
駅周辺は700m北に隣接する新大阪駅から市街地が連坦しており、オフィスビル、ホテル、マンションのオフィス街や、居酒屋・風俗店などの歓楽街が雑然と入り混じっている。
- 日清食品 大阪本社
- キーエンス 新大阪ビル
- 類塾本部 類グループ本社
- 公文教育会館
- 大原簿記専門学校
- 大阪医療秘書福祉専門学校
- 東淀川税務署
- 西中島南方駅前郵便局
- 淀川西中島郵便局
- 淀川木川東郵便局
- りそな銀行新大阪駅前支店
- 三菱東京UFJ銀行新大阪駅前支店
- グルメシティ南方店
- ホテルコンソルト
- ホテルオークス新大阪
- 新大阪サニーストンホテル
- ホテルCity Villa R
- 淀川通
- 国道423号(新御堂筋)
- 淀川河川公園
- 大阪市水道局 水道記念館
バス路線
大阪市営バス 地下鉄西中島南方 停留所
歴史
- 1921年(大正10年)4月1日 - 北大阪電気鉄道十三駅 - 淡路駅 - 豊津駅間開通と同時に開業。
- 1923年(大正12年)4月1日 - 路線譲渡により新京阪鉄道の駅となる。
- 1930年(昭和5年)9月15日 - 会社合併により京阪電気鉄道十三線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 阪神急行電鉄との会社合併により京阪神急行電鉄(1973年に阪急電鉄に社名変更)の駅となる。
- 1959年(昭和34年)2月18日 - 十三線が京都本線に編入され、当駅もその所属となる。
- 1982年(昭和57年)11月27日 - ダイヤ改正により、平日朝ラッシュ時に準急の運転を開始(下りのみ)、準急停車駅となる(当時の準急の停車駅は、2007年以降の準急の停車駅とは異なる)。
- 2001年(平成13年)3月24日 - ダイヤ改正により、準急が廃止され、普通のみの停車駅となる。
- 2007年(平成19年)3月17日 - ダイヤ改正により準急停車駅となる。これに合わせて上り線ホームにLED式発車案内表示器を新設。
- 2010年(平成22年)3月14日 - ダイヤ改正で新設された快速の停車駅となる。
乗車券払戻しの特例
崇禅寺駅以東の阪急線各駅で発売されている大阪地下鉄への連絡きっぷは天六(天神橋筋六丁目)経由で利用することになっていて、梅田・南方でののりかえは出来ないことが各駅に明記されているが、誤乗した利用客に対応するための特例として天六経由の大阪地下鉄連絡きっぷを南方駅2号線の自動精算機に投入すると、収受額から阪急線内の運賃を差し引いた残額が払い戻される(この時発券される出場券には“払戻額”が明記される)
この場合当然であるが隣接する大阪地下鉄西中島南方駅から目的駅までの乗車料金よりも前述の払戻額のほうが低額であったとしてもその差額は追加負担となる
なおこの特例は今現在公式にアナウンスされていないものの、かつては精算機付近にその旨記述されていた
隣の駅
- 阪急電鉄
- テンプレート:Color京都本線
- テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color直通特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color通勤特急・テンプレート:Color快速急行
- 通過
- テンプレート:Color快速・テンプレート:Color準急
- テンプレート:Color普通
- 十三駅 (HK-03) - 南方駅 (HK-61) - 崇禅寺駅 (HK-62)
- テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color直通特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color通勤特急・テンプレート:Color快速急行
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 仮に立体交差化する場合は、地下化するか、地上より10m高い部分に高架橋を作る必要がある。淡路駅を高架化した場合は駅の高さが10mを超えるので、この高さを維持する高架化は物理的には可能だが、南方駅付近を高架化する予定はない。
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成24年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成8年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成9年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成10年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成11年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成13年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成14年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成15年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成16年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成17年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成18年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成19年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成20年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成21年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成22年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成23年)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成24年)