中頓別町
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テンプレート:Infobox 中頓別町(なかとんべつちょう)は、北海道の宗谷地方南部に位置する町である。
町名の由来は、アイヌ語の「トー・ウン・ペッ(湖から出る川)」からであり、頓別川の中流に位置するため「中」が冠してある。
目次
地理
宗谷地方の南部に位置し、唯一海に面さない。 山間部に位置し、四方を山に囲まれた地形。 町面積の8割が森林。
- 山: ポロヌプリ山(841m)、知駒岳(529m)、パンケ山(632m)、ピンネシリ山(704m)
- 河川: 頓別川、平賀内川、兵知安川、間の川、イッチャンナイ川、笹野川(通称:ザリガニの川)、角田の沢川
- 湖沼:
気候
冬季は非常に寒冷で、しばしば-30度を下回る気温が観測され、全国一の冷え込みを記録する日も多い。
隣接している自治体
歴史
- 1909年(明治42年)10月 道徳安二氏が枝幸郡第10部(現在の中頓別町を区域とする)の部長となる。(この日を開拓の日とする。)
- 1921年(大正10年)4月 頓別村(現浜頓別町)から分村、中頓別村。
- 1949年(昭和24年)11月 町制施行、中頓別町。
行政
財政
平成22年度決算による財政状況
- 住基人口 1,993人
- 標準財政規模 26億1,795万円
- 財政力指数 0.10 (類似団体平均0.25)~非常に悪い
- 経常収支比率 70.6% (類似団体平均81.1%)~類似団体を下回り、財政の弾力性が高まっている
- 実質収支比率 4.2%(類似団体平均8.3%)
- 実質単年度収支 2,443万9千円~標準財政規模の0.9%の黒字額
- 地方債現在高 53億2,038万5千円(人口1人当たり266万9,536円)
- 普通会計歳入合計 38億2,842万5千円
- 地方税 1億6,107万5千円(構成比 4.2%)
- 地方交付税 23億8,469万3千円(構成比 62.3%)~歳入の50%以上を交付税に依存
- 地方債 3億1,155万7千円(構成比 8.1%)
- 普通会計歳出合計 37億978万2千円
- 人件費 4億7,341万6千円(構成比 12.8%)
- うち職員給 2億7,229万9千円(構成比 7.3%)
- 扶助費 1億9,465万7千円(構成比 5.2%)
- 公債費 9億4,039万7千円(構成比 25.3%)
- 人件費 4億7,341万6千円(構成比 12.8%)
基金の状況
- 1財政調整基金 2億1,419万円
- 2減債基金 5億8,382万3千円
- 3その他特定目的基金 10億1,955万8千円
- 合計 18億1,757万1千円(人口1人当たり91万1,977円)
定員管理の適正度(平成22年度)
- 人口1,000人当たり職員数 24.08人(類似団体平均23.79人)~平均的な職員数:類似団体平均の1.0倍
- 一般職員46人 (うち技能系労務職0人)、教育公務員2人、消防職員0人、臨時職員0人 一般職員等合計 48人
- ラスパイレス指数 97.1 (道内市町村平均96.6)~平均を上回り、財政健全化のため職員人件費削減など何らかの取り組みも必要では?
- 参考
- 一般職員等(48人)一人当たり給料月額 33万9,600円 (職員手当を含まない)
- 職員給(給料+手当)÷一般職員等(48人)=567万3千円~給料月額の16.7か月分
健全化判断比率・資金不足比率(平成23年度決算~確報値)
健全化判断比率
- (全公営企業会計で資金不足額がなく、比率が算定されず)
※ 平成20年度~平成21年度まで、 実質公債費比率(ピーク時28.3%)で財政健全化団体となった。
経済
産業
立地企業
- 森永乳業株式会社 宗谷支所
農協
- 中頓別町農業協同組合(JA中頓別町)
金融機関
- 稚内信用金庫中頓別支店
郵便局
- 中頓別郵便局(集配局)
- 小頓別郵便局
宅配便
公共機関
国の機関
道の機関
警察
- 枝幸警察署中頓別駐在所
姉妹都市・提携都市
国内
地域
人口
教育
- 高等学校
- なし
(北海道中頓別農業高等学校は2008年(平成20年)3月1日をもって廃校となった。)
交通
空港
鉄道・バス
- 町内にあった旧天北線の駅
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
登録有形文化財
- 旧丹波屋旅館和館
- 旧丹波屋旅館洋館
観光
- 中頓別鍾乳洞 - 北海道指定天然記念物
- ピンネシリ温泉
- 護国山大法寺(北海道三十三観音霊場23番札所)