UC YMO

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UC YMO』(正式名称:Ultimate Collection of Yellow Magic Orchestra ユーシー・ワイエムオー - アルティメット・コレクション・オブ・イエロー・マジック・オーケストラ)は、2003年8月6日ソニー・ミュージックダイレクトよりリリースされたイエロー・マジック・オーケストラ(以下、YMO)のベストアルバム。

解説

  • 細野晴臣監修『YMO GO HOME!』(1999年)、高橋幸宏監修『ONE MORE YMO』(2000年)に続き、YMO結成25周年・散開20周年・再生10周年記念リリースのラストを飾るアルバムとして、坂本龍一が監修・選曲を担当した。
  • ボーナストラックとして、1982年に唯一出演した音楽番組「ミュージックフェア」で演奏された「恋人よ我に帰れ(Lover Come Back To Me)」、坂本のソロ曲として制作されたSEIKOのCMソング「BEHIND THE MASK(CM Version)」が収録されている。また、未CD化の「開け心-磁性紀-」(ステレオヴァージョン)[1]やアルバム未収録の「M-16」なども収録された。
  • Sony Musicの公式HPに掲載された坂本のインタビューによれば、選曲に際し「(特定の作曲者に)偏らないように気を配った」という。
  • 各収録曲には、曲に関する思い出を中心とした坂本の解説が掲載されている。
  • テッド・ジャンセンによりリマスタリングが施されている。
  • YMOとして初めて「SACD」でも発売された。
  • 一般ヴァージョンとプレミアムヴァージョンの二種類で発売され、プレミアムヴァージョンには1980年のワールドツアーでメンバーが着用したのと同仕様のシャツとバンダナが同梱された。
  • アルバム発売時の関連企画として、大村憲司松武秀樹クリス・モスデルなど、YMOに関わりのあったアーティストの旧譜が紙ジャケットで限定復刻された。

リリース履歴

No. 日付 国名 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 2003年8月6日 日本 ソニー・ミュージックダイレクト CDSACD MHCL-295〜6 (CD)・MHGL-1〜2 (SACD) 14位
2 2009年8月19日 日本 ソニー・ミュージックダイレクト ブルースペックCD MHCL-20032〜3 -

収録曲

テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist

曲解説

Disc1

  1. コンピューター・ゲーム“サーカスのテーマ” - COMPUTER GAME "Theme From The Circus"
    アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』より。
  2. ファイアークラッカー - FIRECRACKER
    アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』より。
  3. 東風 - Tong Poo
    アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』より。
  4. 中国女 - La Femme Chinoise
    アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』より。
  5. テクノポリス (Single Ver) - TECHNOPOLIS
    シングル「テクノポリス」より(オリジナルアルバム未収録)。
  6. インソムニア - INSOMNIA
    アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』より。
  7. ライディーン - RYDEEN
    アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』より。シングルとしてもリリース。
  8. ビハインド・ザ・マスク - BEHIND THE MASK
    アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』より。
  9. ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー - SOLID STATE SURVIVOR
    アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』より。
  10. ラジオ・ジャンク - RADIO JUNK (LIVE AT BOTTOMLINE IN N.Y.)
    アルバム『パブリック・プレッシャー』より。
  11. JINGLE "Y.M.O."
    アルバム『増殖』より。
  12. ナイス・エイジ - NICE AGE
    アルバム『増殖』より。
  13. タイトゥン・アップ - TIGHTEN UP (JAPANESE GENTLEMEN STAND UP PLEASE!)
    アルバム『増殖』より。シングルとしてもリリース。
  14. ジ・エンド・オブ・エイジア - THE END OF ASIA
    アルバム『増殖』より。
  15. シチズンズ・オブ・サイエンス - CITIZENS OF SCIENCE
    アルバム『X∞Multiplies』より。
  16. 開け心-磁性紀- (stereo ver.) - Hirake Kokoro - Jiseiki
    モノラルバージョンはスネークマンショーの『急いで口で吸え』に収録(オリジナルアルバム未収録)。ステレオバージョンは『ワールド・ツアー1980』LPレコード盤にボーナストラックとして収録されていた。

Disc2

  1. キュー - CUE
    アルバム『BGM』より。シングルとしてもリリース。
  2. バレエ - BALLET
    アルバム『BGM』より。
  3. ユーティー - U・T
    アルバム『BGM』より。
  4. 灰色の段階[2] - GRADATED GREY
    アルバム『テクノデリック』より。
  5. 体操 - Taiso
    アルバム『テクノデリック』より。シングルとしてもリリース。
  6. 恋人よ我に帰れ - Lover Come Back to Me feat.Mari Nakamoto
    1982年フジテレビ系の音楽番組「ミュージックフェア」で演奏された。テレビでは、CD収録よりも長く演奏されている。テレビ放映では他にジャズヴァージョン、フュージョンヴァージョンで演奏されている(オリジナルアルバム未収録)[3]
  7. 君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス- - Kimi ni Mune Kyun
    アルバム『浮気なぼくら』より。シングルとしてもリリース。
  8. カオス・パニック - CHAOS PANIC
    シングル「君に、胸キュン。」より(オリジナルアルバム未収録)。
  9. 音楽 - Ongaku
    アルバム『浮気なぼくら』より。
  10. ロータス・ラヴ - LOTUS LOVE
    アルバム『浮気なぼくら』より。
  11. 邂逅 - Kai-koh
    アルバム『浮気なぼくら』より。
  12. 過激な淑女 - Kageki na Shukujyo
    シングル「過激な淑女」より(オリジナルアルバム未収録)。
  13. マッドメン - THE MADMEN
    アルバム『サーヴィス』より。
  14. 以心電信 - Ishin Denshin (You've Got to Help Yourself)
    アルバム『サーヴィス』より。シングルとしてもリリース。
  15. パースペクティヴ - PERSPECTIVE
    アルバム『サーヴィス』より。
  16. エム・ジュウロク - M-16
    映画『A Y.M.O. FILM PROPAGANDA』のための制作曲。初CD化は書籍『Period』の付録。同書の解説によると、曲の原盤権をアルファではなく、ヨロシタミュージックが所有していた為に長くベスト盤等に収録されなかったとのこと。本アルバムの解説によれば、「M-16」のMとはMUSICのMであり、同映画収録曲のうち、最後に作られた16曲目だったために名づけられたという(オリジナルアルバム未収録)。
  17. ポケットが虹でいっぱい - Pocketful of Rainbows
    アルバム『テクノドン』より。シングルとしてもリリース。
  18. ビハインド・ザ・マスク - BEHIND THE MASK (Bonus Track:SEIKO QUARTZ 「品質のブランド」 CM Version)
    セイコーのCM曲として坂本がすべて手弾きで作成した曲。ヴォーカルがなく、テンポもアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』収録よりもゆったりしている(オリジナルアルバム未収録)。

外部リンク

出典

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テンプレート:イエロー・マジック・オーケストラ
  1. モノラルバージョンはアルバム『テクノ・バイブル』に収録。
  2. アルバムでは誤って「灰色の階段」と表記されている。
  3. YMOはテクノポップヴァージョンのみを担当。